概要

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町にある遺跡。
1970年代から開発により掘り起こされていく最中に出土品が見つかるなど兆候があった中、工業団地建設のための発掘調査を行ったところ非常に広範囲にわたり遺跡があることが判明。弥生時代の集落や生活跡を知ることができる貴重な遺跡として大きく話題となった。
その後、国の主導で遺跡公園として整備。多数の遺構を元に復元された住居や櫓、高床倉庫など弥生時代当時の集落が再現されている他、出土品の展示が行われている歴史公園センターなどがある一方、園内には遊具やバーベキューが楽しめるスペースなど普通に大規模な公園としても訪れることができる。

アクセス

  • JR長崎本線 吉野ヶ里公園駅・神埼駅

クロノス概要

登場回

  • 卑弥呼伝説

概要

逃走中に1度登場。

教科書にも載るような歴史ある舞台での逃走中は畏れ多いが、実際は前述の通り大規模公園として整備されているため割と寛容な模様。

エリアは園内の環濠集落ゾーン内。ちなみに公園スペースなどがある他のエリアの境界には柵があるため弥生時代の風景を壊すことはないものの、オープニングゲームは歴史公園センターに繋がる「夢の浮橋」で行われているためそこだけ弥生時代から浮いている。
西側が主なメインエリアとなっており、北の村・西の村と大臣が住まう内郭(番組では「内かく」と表記)、小高く見通しの良い緑の丘がある。
中門を通り東側には小さな東の村と卑弥呼の屋敷がある。
広さは東京ドームおよそ7個分。

これまでの逃走中でも時代としては最古の舞台となる弥生時代とだけあって背の高い物はほとんどなく見通しはトップクラス。それ故に見つかったら自力で撒くのは非常に難しい。が、柵や倉庫のある内かくや住居が点在する村を上手く利用すればハンターを撒けないわけではない。
ゲーム中盤までは卑弥呼の屋敷には果物の種・ワラを持ってくるか黒い服を着なければ入れないため実質封鎖エリア状態。中盤で解放されようやく全エリア逃走可能となるが、最終盤ではハンター3体がスカイダイビングで投入されるというこれまた逃走中史上大胆な投入が。ここで中門を閉じ「ハンター5体と西側で戦う」か「ハンター1体と東側で戦う」かの選択を強いられる。
多くの逃走者も「ハンター1体と東側で戦う」という選択をしたが、実は東側エリアはほぼループ状となっており、身を隠せるような建物もわずかしかないためこれまで以上に「見つかったら終わり」なエリア。逆にハンター5体は確かに多いものの、脚力や隠れ場所の判断力さえあれば撒くことができる西側の方が実はまだ可能性があるという罠でもある。

ちなみにゲーム内では「卑弥呼が治めている村」とされ、実際に発掘当初も邪馬台国の一部ではないかと大きな話題となったが、現在は九州地方にあったクニの一つが有力という見解となっている。

尚、次回「大統領暗殺計画」ではこの1800年後にその村の跡地に遊園地「卑弥呼ランド」が建設されたという設定となっており、卑弥呼ランドのマスコットキャラクターには実際の吉野ヶ里歴史公園のマスコットである「ひみか」と「やよい」が使われている。

ノベルス版第9作では「吉野ヶ里遺跡をモデルとした架空の弥生時代」として登場。エリアはほぼ当時と変わらないが、東側エリアには「祭りの広場」が追加され本家よりも広くなっている。本家同様難関ミッションや決断が問われるミッションもさることながら、一応は現代の言葉も通じた本家に対しほぼ完全に弥生時代との意思疎通が難しいという本家ではまたできない隠れた難易度の高さも大きなポイントとなる。

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最終更新:2024年09月25日 23:18