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ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」を以下のとおり復元します。
*ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー
【どらごんくえすと もんすたーばとるろーどびくとりー】
|ジャンル|カードバトル|&amazon(B003H9LKYG)|
|対応機種|Wii|~|
|メディア|12cm光ディスク 1枚|~|
|発売元|スクウェア・エニックス|~|
|開発元|ロケットスタジオ、界グラフィックス、エイティング|~|
|発売日|2010年7月15日|~|
|定価|6,090円|~|
|プレイ人数|1~4人|~|
|周辺機器|携帯電話又はニンテンドーDSi(LL)でAC版のカードをスキャン可能&br()(『専用カラーコードスキャナ』のダウンロードが必要)&br()ヌンチャク、クラシックコントローラ/同PRO対応|~|
|通信機能|ニンテンドーWi-Fiコネクション対応(対戦、有料サービス)|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|>|>|CENTER:''[[ドラゴンクエストシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/269.html]]''|

**概要及び特徴
-アーケードの『[[ドラゴンクエスト モンスターバトルロード>ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズ]]』の家庭用移植版。AC用のカードも使う事ができる。
--ニンテンドーDSiや携帯が専用のアプリでカラーコードを読み取るスキャナーになる。前者はニンテンドーDSiウェアとして配信されており、価格は200DSiポイント(200円相当)。
--読み込んだカードは登録され、さらにデッキはアルバムに登録し一発でチーム編成が可能に、スペシャルカードはWiiリモコンの十字ボタンにショートカット登録しておく事が可能。
--そのスキャナーでサントリーの『ドラゴンクエスト とろとろスライム ホイミサイダー味!?/メラトロピカル味!!』、ホリの『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードコントローラ(後述)』とコラボした。
--Wii版ではAC版にいなかった、『IV』の女勇者・ソフィア、『I』のローラ姫、Wiiの『ソード』のセティアが参戦。
--またAC版では『剣神』のデザインだった『I』の勇者が、特定の演出のみであるが原作の鎧を纏うようになった。
--『IX』のロクサーヌが、Wi-Fiショッピングの担当している。更にWiiポイント必須の有料である。
---平均300~100ポイント(円で換算すると300円~100円)
--『IX』のレジェンドモードが追加された。
--主人公のとおしゃれ着の追加。後者は戦闘に影響が起こる。

-操作方法はWiiリモコンの場合は赤ボタンはAボタン、青ボタンはBトリガー、ゆうきスロットルはWiiリモコンをひねる、つばぜり合いの際はWiiリモコンを振るという動作となっている。
-ストーリーモードではキャラクターを移動させる場面があるので、ヌンチャクまたはクラシックコントローラが必要。


#region(店頭ムービー・ローラ、ソフィア、セティア参戦。おしゃれ着。有料ショッピング。)
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm11292080)
#endregion

**改善点
-キャラクターの表情に若干の変化がつき、一撃の背景にキャラクターが追加されるなど、演出面が強化された。
-DQIVキャラのとどめの一撃時に、キラーパンサーが曳いていた馬車を、原作通り馬が曳く様になった。
-一度見たスペシャルカードととどめの一撃を、鑑賞モードで好きなときに見ることが出来る。
-配信されるレジェンドクエストモードは新規作り直しで、アーケードとは別物。様々な演出が強化されたほか、新キャラや新モンスターの追加で、より原作に準じた内容となった。
-読み込みに時間が掛かるようになったものの、読み込んだ後の処理落ちが発生しにくくなっており、ゆうきボタンを押すタイミングなどは取りやすくなった。
**問題点
-移植要素で大きく外している印象こそ無いが、様々な箇所で細かなストレスを感じる部分が多く、残念ながら快適性が低い。
--8秒程度の長いロード画面が頻繁に挿入される。
--カード図鑑が見辛い。本作にはバージョン違いの同じカードが複数存在するのだが、それらが一つのリストに一緒くたに表示されるために整合性が感じられないほか、表示自体も小さく分かり辛いためである。
--おしゃれ着の着替えが大会モードでしか出来ない。おしゃれ着はチームの能力に直結する要素で、他のモードなどでも当然効果が反映される。が、全モードで着替えたり、着替えをチームごとに保存したりすることが出来ないため、いちいち着替えの為に大会モードに移行する必要がある点が面倒。
-ニンテンドーDSi等でカードのカラーコードを読み込む事ができるのだが、ゲーム中に随時読み込んで使用するものではなく、一度読み込んだら登録され、今後読み込む必要がなくなってしまう…。
--他のデータともカードアルバムが共有されるが、先にカードを読み込んでから始めるとスムーズにゲームを進行できる一方でゲーム内でカードを集める楽しみがなくなるとの批判点もある。
--さらにPC等ネット環境が整っていればオークションサイトの画像やカラーコードを公開している個別サイトも存在しており、そこからも読みとれてしまうため、人によっては実物のカードが使用できる意味が感じられない。
-Wi-Fi対戦の仕様に不満点が多い。
--勝率や階級等プレイヤーの実力が考慮されてない為、階級の低い初心者のプレイヤーがいきなり階級の高い熟練プレイヤーに平気にマッチングすることもよくあり、そうなるとまるで勝負にならない。
--とどめの一撃をだされた等、負けそうになった際の切断行為が横行した。切断行為が発生した場合は無効試合となり切断した側には負け数が1増える。一応、切断回数も対戦相手の情報に載ってはいるが切断回数が多いからといって対戦拒否できるわけでもないので特に意味をなしてない。とどめの一撃の際はカードノースキャンでやらないと相手プレイヤーのモラルにもよるが高い確率で切断行為をくらう。
--上記の似たような状況がDQMJ2でも発生していた。この事を反省してかDQMJ2プロフェッショナルでは相手モンスターのランクを指定したりして相手の強さをある程度指定できるようになった他、切断対策においてもAIプレイに自動的に切り替わるようになりバトル続行できるようになった。
--特定の条件下で回線が切れると''BPが0になる''バグの存在。2011年9月現在、公式ではこのバグの存在を否定しており公表していない。
-一部のおしゃれ着の入手方法が非常に困難
--最大でBP''700000''要求する物もあり、おまけにBP70000以降はWi-Fi対戦でしか増やすことができず、BP70000以降は負けるとBPが下がるのを含め、切断も横行していることからコンプリートを諦めた人もいるだろう。おまけにおしゃれ着目的でBPを稼ごうとするとさらに作業感が増してしまう。((階級にもよるが一度の勝利につき増えるBPは数百程度。特定の階級以上になるとBP上昇値が少なくなってしまう。))
--期間限定のオフィシャル・バー「LUIDA'S BAR」やお台場合衆国限定のおしゃれ着もあった。
--現在、期間限定のおしゃれ着は公式サイトにて再掲載されている。
-Wi-Fiショッピング有料に非難が出始めている。又、Wi-Fiショッピングでコンテンツを購入すると更にセーブブロックを圧迫する欠点まである。
--レジェンドクエストは1タイトルごとに300ポイント(1ポイント=1円)。追加スペシャルカードは1枚200ポイント。追加おしゃれ着は1着100ポイント。これから配信予定のコンテンツも含め、全てを購入した際の総額は''7700ポイント''と、''本作の新品を定価で購入するよりも高額''である。因みに、レジェンドクエストモードで高評価を得るには、追加スペシャルカードが必須である。
-推定三十万本と言われる出荷本数に比してあまりにも売れなかったため、あっという間に値崩れしてしまった。
--メディアクリエイトランキングでは『ファイアーエムブレム 新・紋章の謎』が1位((但し、13万6367本とこの作品と差は無かった。))、この作品は2位で13万5783本からスタートした。
--2010年9月末に、ヨドバシカメラでは期間限定で新品3,980円、11月末に期間限定で新品1,980円、2011年4月には期間限定で新品580円。ソフマップでは期間限定で新品2,580円、10月頭には新品1,980円まで落ちて完売。ビックカメラでは2010年10月末に期間限定で新品2,980円、2011年1月には新品980円まで落ちた。
-ホリからもACの操作感を模した[[専用コントローラ>http://www.hori.jp/items/detail.php?id=921]]が発売された。
--クラシックコントローラとして使用できる。しかし画面に表示されるボタンがACと同様になるわけではなく、クラコンと同様のボタン表示。
--価格も12,800円と、とんでもなく高く超マニア向けの商品。これを出すよりもいっそ随時カードスキャンが可能な専用カードリーダーを出した方がよかったのではないだろうか。&br()手でカードスキャンするのも本作だけでなくコンピュータTCGの魅力のひとつでもあるので…。

**総評
-手に持ったカードを随時スキャンして使用するという、カードゲームとしての魅力は少々薄れはしたものの、原作自体が良作であるゆえ、普通にドラクエの世界観を利用したバトルゲームを楽しむ事はできる。
-カードは現在入手困難であるもののゲームストーリー中でも入手できるゆえ、収集もゲーム内で楽しむと考えるとよい。
-ACではじっくりと楽しむ事のできなかったビジュアルも家庭でほぼそのまま楽しむ事もできる。腰をすえてキャラクターたちの動きやコスチュームを楽しむのもいいだろう。
-発売して間もなく稼働終了した''アーケード版の墓標などと言ってはいけない''。

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