ここでは、『ダブルドラゴン(アーケード)』とFC移植版、続編『ダブルドラゴンII・ザ・リベンジ』とFC移植版を紹介する。
【だぶるどらごん】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | アーケード | |
販売・開発元 | テクノスジャパン | |
稼動開始日 | 1987年 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ可) | |
判定 | 良作 | |
ダブルドラゴンシリーズリンク |
前年に稼動されたアーケード版『熱血硬派くにおくん』の流れを受け継ぎつつ、ベルトスクロールアクションというジャンルを確立したゲーム。
功夫道場を営む、双截拳使いの双子の兄弟ビリー・リーとジミー・リー。
誘拐されたマリアンを救出するため、暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」 の本拠地へと殴り込む。
多彩な方法で相手を叩きのめす、バイオレンスな爽快感が人気を集めた作品。
ベルトスクロールアクションのジャンルを確立した一作である。
【だぶるどらごん】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | ファミコン | |
販売・開発元 | テクノスジャパン | |
発売日 | 1988年4月8日 | |
定価 | 5,800円 | |
プレイ人数 | 1~2人(交代プレイ) | |
判定 | なし | |
ポイント |
シングルドラゴン化 経験値でレベルアップ |
アーケード版をFCへと移植したもの。ゲームハードの性能差から完全移植ではなく
様々なアレンジが施されたアレンジ移植となっている。
+ | ジミーの扱いについて、ネタバレ |
【だぶるどらごんつー・ざ・りべんじ】
上記『ダブルドラゴン』から2年後に発売された続編。
前作で助けた「マリアン」が早々オープニングデモで前作のラストボス「ウィリー」に殺害されて、「リー兄弟」が復讐へ赴くストーリーとなっている。
+ | ネタバレ |
元々は海外で先行発売するために作られており、キャラクターやマップパターンなどは前作の使いまわしが大多数であった。
「肘打ち一本でクリア」、「最終面の尖った難易度」といった前作の粗は概ね修正されており、
よく練られた敵のアルゴリズムをかいくぐって様々な技を決める、爽快感あふれるベルトアクションに仕上がっている。
しかし、最初のステージを除いてはほぼ全てが前作の流用なので手堅い作品ではあったが新鮮味に欠ける点は否めず、
そのため国内では今ひとつマイナーな評価で終わってしまった。
【だぶるどらごんつー・ざ・りべんじ】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | ファミコン | |
販売・開発元 | テクノスジャパン | |
発売日 | 1989年12月22日 | |
定価 | 5,900円 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント | アーケード版を大きく超えた良アレンジ |
前作に引き続き、ファミコンへと移植されたが、移植にあたってほぼ一から作り直したと言える程、変更点が多く、アレンジ移植となっている。
しかし、前作ではオミットされた2人同時プレイが可能になったり、ステージ間の演出が加わるといった要素があり、大きなパワーアップを遂げた作品と言える。
+ | エンディングでは…、ネタバレ |
前作の焼き直し感が強かったアーケード版に大幅にアレンジを加えた事により、
アーケード版からの劣化を補うどころか大幅に改善、追加を加えた良作と言える。
完成度は非常に高く、当時のファミコンソフトから見ても頭一つ抜けた出来であるといえる。