ダウンタウン熱血物語

【だうんたうんねっけつものがたり】

ジャンル ドタバタ格闘RPGアクション(アクションゲーム)
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対応機種 ファミリーコンピュータ
PCエンジン スーパーCD-ROM2
X68000
発売・開発元【FC】 テクノスジャパン
発売元(FC以外) 【X68k】シャープ
【PCE】ナグザット
開発元(FC以外) 【X68k】SPS
【PCE】KID
発売日 【FC】1989年4月25日
【PCE】1993年12月24日
定価 【FC】5,900円
【PCE】8,800円(共に税別)
配信 バーチャルコンソール(FC版)
【Wii】2007年10月23日/500円
【3DS】2012年11月28日/500円
【WiiU】2015年8月5日/514円
判定 良作
ポイント ダウンタウンシリーズの処女作
くにおくんシリーズリンク


概要

熱血硬派くにおくん』『熱血高校ドッジボール部』でおなじみのくにおくんシリーズの三作目。
それまで敵キャラクターとして登場していた「りき」が初めて「くにお」と共闘した作品である。

これまでアーケードで展開されていたシリーズだが、本作は家庭用ソフトとして開発された為、前二作に比して色々と意欲的な試みがなされた。
システム面での大きな特徴としては、RPGの要素を取り入れた作風となっていることである。
ビジュアル面ではキャラクターが2.5頭身にデフォルメされて世界観含めてコミカルになり親しみやすさが増した他、熱血高校、花園高校以外の様々なキャラクターや高校等の設定等が用意され、世界観に深みが増した。

暴走族、スケ番、ヤクザなどとも戦っていた一作目と異なり、本作は高校生の喧嘩、不良の抗争を徹底しており、学園モノの様相となっている。
しかしコミカルなグラフィックや演出のおかげで不良系漫画のような殺伐さはほぼ無いに等しく、そう言ったものが苦手な人でも手を出しやすい。
この作風は後にくにおくんシリーズ内の中でも「ダウンタウンシリーズ」として独立し、一作目のような作風は「熱血硬派シリーズ」としてそれぞれ違った世界観・方向性で続いていく事となる。
そして本作の設定・ゲームデザインは以降の「ダウンタウンシリーズ」に継承されていった。

ストーリー

『熱血硬派くにおくん』から数か月後。冷峰学園の転校生ダブルドラゴン兄弟*1は学園の近辺に存在する高校を次々と支配下に置いて行った。
花園高校の番長りきは能天気にも恐れるに足らずと楽観視していたが、あろうことが、彼女であるまみをダブルドラゴン兄弟に拉致されてしまう。
届けられたダブルドラゴン兄弟からの挑戦状を手に怒りに震えるりきの前に、永遠のライバルくにおが現れ、助力を申し出る。

こうして、くにおとりきは、協力してりきの彼女を救い出すべく、冷峰学園へと殴り込みをかけに行くのだった。

特徴

  • 熱血硬派くにおくん』同様、ベルトアクションゲームだが、ステージクリア式ではなく、複数のマップが繋がっており、登場するザコ敵を全滅させる事で現れるボスを倒すのが一連の流れになっている。
    • ボスを倒してもステージクリアするわけでもなく、ストーリー進行フラグが立つだけなので引き続きゲームは続行する。
    • また、やられそうな時や相手にしたくない時などは敵を一切無視してマップの端(出口)に行く事で逃げる事が出来る。
    • 単純に先に進むだけでは行き止まりになるので情報をしっかり聞き、時には戻らないといけないマップ探索の要素もある。
  • 二人同時プレイが可能、プレイヤーは「くにお」か「りき」かのどちらかを担当してストーリーを進める。
    • 一人プレイでも「りき」を選択する事は可能。ゲーム中のセリフ等が変わる。また、「りき」ばかりを狙うといった敵のアルゴリズムも存在する*2
    • その他のオプションとして難易度の設定も可能、敵のステータスに補正がかかる。
  • 操作方法も改められ、方向に応じてアクションが変わる事はなくなった、Aボタンでパンチ、Bボタンでキック、A+B同時押しでジャンプ、進行方向2通しでダッシュとなっており、これらの組み合わせで様々な格闘アクションを繰り出すものとなっている。
    • マップには時折、チェーンや木刀、小石といった小物が落ちており、拾って投げつけたり武器として殴る事が出来る。
      • 武器アイテムは種類にもよるが威力が高く、リーチも長いが、持っている間はガードが出来なくなる為、一長一短である。
      • 倒れたキャラクターも「武器」として扱われるので、拾い上げて投げつけるといったハチャメチャな格闘も出来るようになった。
    • 敵キャラクターを倒すとお金を落とし、消えるまでに接触する事で所持金を増やす事が出来る。
  • 通常マップの他に商店街と呼ばれるマップが存在する。RPGにおける町的な存在で、ここでは敵は出現しない。
    • 「くにお」と「りき」はここでは一切の暴力はふるわず(攻撃が出来ない)、健全な不良として振る舞う。買い物する時もスマイル全開で不良とは思えない振る舞いをしている。
      • 商店街では女子生徒達が歩いているが、当然彼女達に暴行を働く事は不可能。ダウンタウンの「くにお」の方が後年の「熱血硬派」時代よりも硬派と言う事に。*3
    • 町には喫茶店、ファーストフード、本屋、魚屋、銭湯といった様々な店があり先ほど敵キャラクターからカツアゲ入手したお金を使って買い物をする事が出来る
      • 食べ物を食べたり買ったアイテムを使う事で「ぱんち」や「きっく」などのパラメーターが上がり、プレイヤーキャラクターを強くする事が出来る。どのパラメーターが上がるかは決まっているので、効率のよい物を探そう。
      • 本屋で必殺技の本を買う事で「まっはぱんち」「まっはきっく」といった必殺技アクションを使えるようになる。
      • また、プレイヤーが全員力尽きた場合、お金は半分になり、一つ手前の商店街からの再開となる。
  • メニュー画面から「ぱすわーど」を選ぶ事で、現時点のパラメーターと所持金のパスワードを確認する事が出来る。
    これをメモしておき、「ぱすわーど」画面で入れる事でパラメーターと所持金を引き継いだ状態で再開する事が可能となる。
    • 注意点として進行状況と持ち物は引き継がれない為、リセットする度にやり直しになる。幸い、ゲーム自体はそれほど長くはないのでパラメーターさえ足りていれば一度のプレイでクリアする事も難しくない。
      • この為、繰り返しプレイし、少しずつパラメーターを上げて先に進むのがセオリーとなっている。*4
      • どんなパスワードを入れてもイベント進行に影響はないため、たとえ間違っていても強引に通すことすら可能なのでメチャクチャなパスワードでプレイすることも出来る。パスワードは17文字(5・7・5に区切られている)なので、俳句を入れて遊ぶことも可能。FC版の取扱説明書にも「たまには俳句でも入れてみよう」といった旨が記載されている。
      • パスワードの構造は、1つの文字が1つのパラメーター(体力と所持金は1文字が1ケタ)に対応している単純なもの。「あ」だけのパスワードで始めた結果と「い」だけのパスワードで始めた結果を比べるだけでも、ある程度の法則が分かるようになっている。これを利用すれば比較的簡単にパラメーター調整ができる。
  • 本作の特徴的な仕様として「きりょく」のパラメーターがあり、攻撃を受けて「たいりょく」が0になってダウンしても「きりょく」が32以上ある場合は「きりょく」の一部が「たいりょく」に還元され、死なずに立ち上がる事ができる。
    • 気力を消費する際には立ち上がるまでが遅かったり、立ち上がり後に息切れ動作が入るようになり、「だんだんと弱ってきているが根性で持ちこたえている」感じがよく出ている。
    • 本作は全体的に攻撃力のバランスが高く、数度攻撃を受けるとすぐに「たいりょく」が切れるが「きりょく」を保っていれば死んでしまう事はなく慎重に対処する事が出来る。
      • ボスはなかなか倒れにくいが、同様にプレイヤーがダウンした後に連続してハメられても理不尽に死なないといった双方にメリットがあるシステムになっている。

評価点

  • シンプルな操作ながら白熱したケンカアクション
    • AやBを押すだけで目の前を攻撃し、ドカッバキッ!と派手な音でダメージを与える事が出来る。また敵に攻撃されてもタイミング良くボタンを押せば敵の攻撃を防御する事が出来る。
      その為、単純に敵の近くでAやBを連打するだけでも、攻防のアクションが完成し、見た目にも白熱するケンカアクションになる。
    • 単にボタンを連打していれば敵にガードされてばかりになるが、それを崩すためにあえて武器を拾わせてガードを封じるといった駆け引きも存在する。
    • ジャンプキックで吹き飛ばしたり、倒れている敵を持ち上げて落とし穴に捨てるといったアクションの自由度は高い。同時プレイでは片方を持ち上げて一緒に進む事も可能。一緒に穴に落ちて二人共々力尽きる事も可能
      • 飛んでくる小石を木刀で叩き返す野球のような遊び方も可能。後のシリーズで定番化するドタバタアクションの土台はすでに出来上がっている。
    • 全体的にアクションにアドリブがよく効き、あらゆる動作はキャンセルが可能。例えばダッシュしながら「マッハキック」を当てつつ、即座に動作をキャンセルして「すくりゅう」で吹き飛ばすといったコンボも出来る。
      • 今では攻撃アクションをジャンプでキャンセルして隙を消すという事はよく見られるが、この時点で実装していたのは特筆すべき点であり格闘アクションとしての完成度の高さが伺える
    • 商店街以外では特にアクションが制限されないのでボスが口上を喋っている間にいきなり殴りかかる、倒れた相手を蹴りまくるといった外道プレイも可能。
  • 買い物が楽しい
    • 商店街での買い物は非常に種類が豊富で様々な効果がある為、一つ一つ試していく楽しさがあり、どの商品も現実世界に近い値段設定なので感情移入もしやすい。
    • 機種によっては注文した「おれんじじゅうす」や「かれーらいす」を皿ごと食う
      • ファーストフード店では現実さながらにお持ち帰りをする事が出来、ボス戦で体力が減った時に食べる事も可能。また、「すまいる」が0円で売っていたりと元ネタがある商品も…。
    • アイテムを使用した時のメッセージもコミカルな物が多く、色々なアイテムを試してみたくなる
      • 例:くにおはささにしきをだきしめ ひざまずき、のうかのひとびとにふかくかんしゃした。
      • 例:くにおはまぐろのさしみをにぎりしめた!くにおのてはなまぐさくなってしまった。
    • ゲームショップで「ふぁみくにお」「ふぁみどっじ」「ふぁみどらごん」といったゲームが定価で買えたり、本屋では何故か「ざいんどすりいな*5」が買える等、テクノス関連のセルフパロディも存在する。
  • キャラクターが個性的
    • 登場するキャラクターは高校ごとに性格が設定されており、戦闘中にすぐに逃げ出したり、武器を好んで使う、プレイヤーとの間合いの取り方の違いといった特徴が付けられている。
    • 雑魚キャラクターも含めてキャラクターがよく喋る。全体的にコミカルなセリフばかりだが、キャラクターが怒った時や逃げる時などの状況に応じたセリフを喋るので全く意味が無いわけでもない。
      • また、ボスキャラクターを倒した時は次に向かう所などの重要な情報をいう事がほとんどである。たまにメタ発言をするヤツもいるが*6
    • 「にしむら」など異様に個性的な言葉遣いのボスもいる。「ぴゅ ぴゅ ぴゅのぴゅーにしてやるぜ!」
    • 一度倒したボスとの再戦等、セリフのシチュエーションも豊富である。
  • 難易度自体はゲームプレイ中にも調整する事が可能なので、プレイヤーの腕に応じて臨機応変に楽しめる。
  • 2Pプレイモードが2種類あり、互いの当たり判定のありなしが変わる。協力プレイも対戦プレイも可能な作りとなっている。
  • BGMが良質
    • 曲数はそれほど多くないが、いずれも耳に残る名曲となっている。常に流れるメインテーマも熱く、人気の高いBGMとなっている。
      • 「ダブルドラゴン兄弟」との戦いでは「ダブルドラゴン」のタイトル画面のBGMのアレンジが使用され、こちらも人気が高い。

問題点

  • 進行度合いの保存ができない為、一度にクリアしなければならない。
    • 持ち物の保存も出来ない為、必殺技を持ち越せないのも欠点。大枚をはたいて技を買った後のパスワードで再開して唖然とするプレイヤーが続出した。
      • パスワードの再現にも難があり、体力の上限だけは再現されず上げ直す必要がある。その為、復帰後に食事をすると体力が減るといった珍現象が発生する。
    • FC版の場合、ターボファイルによるキャラセーブが可能だが、そこまで普及していなかった。
      • また、ターボファイルによるセーブでも必殺技や持ち物、進行状況はセーブできず、セーブできる内容は体力の上限をセーブできる点以外はパスワードと同じ。せっかくのセーブ機能なのに中断要素が不完全である事に変わりがない。
  • アイテムの効果は使うまで分からない。
    • 効率の良いアイテムを探すと言う楽しみは確かにあるのだが、店もアイテムもかなりの数であり、名前や値段から効果が推測できるものも殆どない。実際に買ってそれを使用する瞬間までどれだけ回復するのか、どのパラメーターがどれだけ上がるのかは一切分からない。
    • しかしアイテムで強化をしなければ進めない為、最初のうちは少ない所持金で総当たりをしなければならない。強化できていない為にやられやすい序盤では回復も強化も追いつかずジリ貧になりやすい。また、効率的に強化するならメモが必須である。
    • 後述のパスワードのズルをすれば楽に総当たりが可能だが…。
  • 攻撃力のバランスが悪い
    • 全体的にキャラの攻撃力が高く、複数回攻撃を受けるとあっという間に体力がなくなる。その為、お金稼ぎをしていても受けたダメージを回復するための出費がかさみ、結果として収支がマイナスになる事が多くなってしまう。
      所持金が少ない序盤、高難易度でのプレイでは顕著。
  • アクションが若干固く、通り抜けるのに苦労する場所がある。
    • 「マルカ運送廃倉庫」や「冷峰学園体育館」等は地形が入り組んでいるため、キャラクターが引っかかり先に進みづらい。
    • 「小林産業工場跡」は一度、地面に降りてしまうと右側にあるトンネルからしか登る事が出来ず、左側に戻るのが難しい。
      • 地面部分を右端からダッシュ・最大ジャンプで左側に戻ること自体は可能。"死なないと戻れない"と紹介されることもあるが誤り。
  • カメラワークも良くない。
    • 画面のかなり端に近付かないとスクロールしない為、出会い頭に攻撃を受けやすい。『ワイワイワールド』に似た問題である。
    • 特に本作は敵が画面外から武器を投げてきたり、ダッシュ攻撃を繰り出して来る事が多く、慎重にプレイしているつもりでもダメージを受けてしまう事が多い。
  • 協力プレイに穴がある
    • 互いの攻撃が当たらなくなる協力プレイだが、投擲武器に関しては容赦なく当たる上にダメージが大きいため、武器が近くにある際は注意する必要がある。
  • 敵雑魚がガードしているときに攻撃を当て続けてると稀に画面がバグった後フリーズすることがある。
    • 「ごだい」や「ダブドラ兄弟」が出現する、冷峰学園校舎内の場合奇妙な色の制服を着たボスが現れフリーズする。
  • ボスキャラクターの個性が薄い
    • たいていのボスキャラクターは少々ステータスの高い敵キャラクターでしかなく、固有の必殺技を持つキャラクターはダブルドラゴン兄弟と一部のボスに留まっており、没個性的。
      • 必殺技によるキャラクター付けは次作以降に持ち越される事になる。
  • 「ごうだ」や「ごだい」を倒した際にお金を取ると何故か所持金が減るバグがある。
  • パスワードによるズルが可能。
    • やられそうになった時などに「パスワード」を入れる事でパラメータが復帰されるため、体力を回復できる。無論、使うか否かはプレイヤー次第ではあるが。
    • 必殺技や薬などを買い込んだ後にパスワードでお金を買い物前の状態に戻すといったズルも可能。
    • パスワードを移す、終わるを繰り返すだけで所持金がバグって大金持ちになってしまう。
  • ストーリーの展開について
+ ネタバレ
  • 「りき」の彼女「まみ」は助けなくてもクリアが可能。何しに殴りこみに行ったのか…。
    • 「まみ」は通り道にはおらず、居場所を喋ってくれるのも序盤に出てくる「はせべ」のみなので、うっかり忘れたままクリアする事が多々ある。
      • 「まみ」を助けるためにはダブルドラゴン兄弟を倒さなければならないが、彼らを倒した時にも「えんでぃんぐはおくじょうでやる」としか言わない。
      • さらには屋上へ行くと唐突に「やまだ」が現れ、よくわからずに倒すと「やまだ」の野望を挫いたというエンディングになる。結局、助けようが助けまいが、まみの「ま」の字も出てこないひどい扱いである。
      • OPで「くにおはかつての仲間に会うため」(りきに同行する)とあるがそれが「やまだ」である、という描写は本人が登場するまで一切ない。
  • その「やまだ」もやけに弱い。直前のダブルドラゴン兄弟がラストボスに相応しい強さの為、拍子抜けする。
    • ステータス自体は高いのだが、ダブルドラゴン兄弟が固有の必殺技を持ち、かつ二人で挑んでくるのに対し、何の必殺技も持たず*7に一人である為、完全にラストボス(笑)状態。
      • さらには難易度を「むずかしい」にすると「やまだ」の体力がオーバーフローを起こし、1ダウンで息切れするという醜態をさらす事になる。気力は残っているので一撃死はしないが…
    • 会話のコミカルさから意図的に弱くした可能性もあるが…。
  • エンディングも非常に簡素。シリーズの他作品と比較しても特に寂しいものになっている。
    • ラストボス戦後は倒れた「やまだ」の僅かな台詞の後に暗転。以降は真っ暗な画面で「やまだは冷峰学園を去り、街に平和が戻った」と言った内容のナレーションとスタッフロールが入るだけ。BGMもメニュー画面のものの使い回しである。

総評

BGM、グラフィック、アクションの三拍子が揃い、二人でプレイすることでより楽しめるアクションRPG。
全体的にカジュアルな作りとなっておりハードルが低く、難易度を落とせばアクション初心者でも十分に楽しめる作品となっている。
また、ダウンタウン特有のコミカル路線は間口も広く、硬派な一作目とはまた違う新たなファン層も開拓する事が出来た。
本作における2.5頭身のキャラグラフィックは定番化し、くにおくんのイメージといえば本作のグラフィックを想像する人も多い。

移植

  • PCエンジン スーパーCD-ROM2版:グラフィックがパワーアップし、BGMのアレンジ、及びイベントに声優によるボイスが加わるなどの強化がされている。
  • X68000版:イベントシーンにキャラクターのスチルが使用される他、追加マップやボス等の追加要素が存在する。
    PCE版同様にイベントシーンにボイスが入っているが、そちらとは異なる社員声優になっており、演技に問題がある。
+ ネタバレ
  • ラストボスの「やまだ」が、オリジナル版とは比べものにならない程に強化された。高能力で、さらに4つの必殺技を持つ。
  • バーチャルコンソール:Wii、3DS、WiiUの3機種に対応。
  • 「ニンテンドークラシックミニ」:30タイトルの内の1タイトルとして収録された。同シリーズでは続編の『熱血行進曲』も収録されている。
  • 3DS『くにおくん熱血コンプリート ファミコン編』:移植としては初めてターボファイルの機能が名前を変えて使用可能になっている。
  • ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』にファミコン版が収録されている。

その後

  • 前述したように、本作の設定や世界観、ゲームデザインはダウンタウンシリーズとしてくにおくんシリーズ内でも独立したシリーズとして継承されていった。
    • 本作のストーリーは『熱血行進曲』に続く。本作で登場したキャラクターも以後ダウンタウンシリーズのレギュラーとして様々なゲームに登場する事となる。
    • 新作もコンスタントに作られ、一時期はくにおくんシリーズ=ダウンタウンシリーズと言うほどの勢いがあった。その所為で本流であるはずの熱血硬派シリーズに属する『初代熱血硬派』や『くにおたちの挽歌』の方が異色作と捉われたり、シリーズの区別のつかない人もたまにいるが…*8
      • 現在では『熱血硬派シリーズ』と言われる作品でもダウンタウンシリーズのグラフィックが使用されたり、シリーズの垣根を越えてキャラクターを出演させたり、シリーズの特徴や世界観を折衷する作品も存在する。
    • 実はダウンタウンシリーズ内では純然たるアクションゲームは少なく、スポーツ系作品の方が多い。本作以外では『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』と後年配信された『熱血魔法物語』ぐらいしか無く、どちらも世界観が違う為、不良同士の抗争を描いたのは本作とそのリメイクだけだったりする。
      • Wii用ソフトとして『ダウンタウン熱血物語2』の発売が予定されていた事もあったが中止となっている。
  • ゲームボーイアドバンスで本作をリメイクした『ダウンタウン熱血物語ex』が発売されている。
    こちらは本作を更に深く掘り下げた物となっており、キャラクターやイベント、必殺技などが大幅に追加されている。
    しかし、ウリである2人同時プレイがオミットされていたり、追加要素が足かせになる部分もあり、賛否両論を呼ぶ作品にもなっている。
  • 更にニンテンドー3DSにて、『ダウンタウン熱血物語SP』のタイトルで再びリメイクされた。
    要素の追加だけではなく、時間経過の概念やマルチエンドなどを導入し、ゲーム内容自体も大胆にリニューアルされている。
  • NESでは、『River City Ransom』の題名で発売された。
    Renegade』ではストリートギャングの抗争だったが、本作では国内版と同様に高校生同士の抗争となり、
    キャラクターの見た目も学ランからTシャツへ変更されている他、商店街などのグラフィックが外国風となっている。ちなみに欧州のタイトルは『Street Gangs』と直球。
    • ターボファイルが存在しないため、パスワードが長めになっており、その分、ストーリーの進行度合いや必殺技の保持まで保存されるようになったため、精度が上がっている。
    • 一応、主人公は高校生であるが、パッケージにはとても高校生に見えないおっさん達が描かれており、ロックマンと同じく、ゲーム画面とのイメージギャップが激しいものになっている。
    • そして2017年にSteamで海外版としての続編『River City Ransom Underground』が配信された。
      日本語にも対応、くにおくんシリーズのファンサービスや他作品のゲームのパロディもあり。これを機に遊んでみるのもいいだろう。

余談

  • 日本版のパッケージイラストは実際の設定と異なる部分がある。
    • はせべとまみの制服の色が逆だったり、ごうだらしき人物が金髪でチェーンを持っている等。
    • なお、隅にいるサングラスをかけた人物は当時のテクノスジャパンスタッフの斉藤伸一から来ており、雑魚キャラクターの一人のモデルで、次作のパッケージ等にも登場している。
      • モデルとなった雑魚キャラクターの名前に「さいとう」というキャラクターがおり、ドッジボール部の「しんいち」もサッカー編から同様の顔で登場している。
  • ダブルドラゴン兄弟は公式イラストではダブルドラゴンのリー兄弟よろしく凛々しい顔立ちだが、ゲーム中では糸目のキャラとして表現されており、イラストとの差が激しい。
    • これは同時期に発売されていた『ダブルドラゴン』のFC版における主人公グラフィックのデフォルメに影響されたと思われるが、本作以後も使用され続けたため、ダブルドラゴン兄弟と言えば黒髪で糸目の双子キャラというのが定着していた
      しかし、例外的にSFCの『べーすぼーる物語』のみ、公式イラストと同様の端正な顔立ちに変更されたが評判がよくなく、以後の作品では再び糸目キャラに戻された(例外としてDSで発売された「くにおくんの超熱血!大運動会」ではキャラクターがポリゴン化した影響で凛々しい顔立ちになっている。)。
  • かつてコロコロコミックで連載されていた穴久保幸作の漫画『おれは男だ!くにおくん』の登場人物は、その大半がダウンタウンシリーズからの出典である。
    • 熱血硬派シリーズや『ドッジボール部』に登場する「ひろし」、「こうじ」がレギュラーである一方、それ以外は「やまだ」、「ごだい」、「ごうだ」、「ダブドラ兄弟」、「とうどう」などのダウンタウンキャラをメインに据えている。
      • ちなみに女性キャラクターはゲームからは一切登場していない。「みすず」、「みさこ」*9などは勿論、本作ヒロインにあたる「はせべ」、「まみ」すらも登場しない。
    • ただし、同作者の『ポケットモンスター』同様、キャラクター設定などは半ば意図的とも言える相違・矛盾点が多い。
      • 例として、本来「りき」の必殺技であるはずのマッハパンチをもっぱら「くにお」が放っている、「やまだ」が硬派な男になっている、など。
  • 制服の色が変わるバグもあり、又川工業高校の制服(茶)が本来、ザコの登場しない影村学園の制服(紫)に、冷峰学園の「ダブドラ兄弟」の制服(赤)が又川工業高校のものになる。
    • 極めてレアな現象で発生条件は不明。
  • 本作には没要素が多く、全滅した際にボスキャラクターが喋るセリフや町の人のセリフ、いくつかのBGMなどが使用されずに残っている。中には銭湯で使用予定だった女性のヌード(!)も。
    • サッカー編』のエンディングBGMは本作の没BGMのアレンジであったりと、後のシリーズやリメイク版で使用されている例もある。