およそ1年半もの間、仮説上の存在にすぎないと考えられていた「重力」を司る妖精が実際に確認されたのは、ほんの数か月前のことでした。重力精は妖精の星で起こっている特異な物理現象について非常に博識であり、空間歪曲を使用した物質変換技術を我々に教えてくれました。宇宙人類はまた一歩アーカーシャの世界に近づいたのです。 —— 妖精研究所

v23で追加された妖精の家系のユーティリティー。


樹液取り職人スプルーツァの家と並ぶブロックで、多くの仕様が共通する。

似ているところ

  • 妖精の家の一種であること
    • そのため、同じ木に一緒に配置することはできない。
  • 妖精の木を必要とすること
    • したがって、建設に当たっては工場の他の設備との日照権の奪い合いになる。
  • 見た目
  • レシピ

似ていないところ

  • GUIがあること
  • 内部に作業を行う妖精を入れるスロットがあること
  • アイテムの搬入出がホッパーで出来ること
  • スプルーツァの家は純粋に樹液を生産するだけだったが、グラヴィーチャの家は加工を行うこと

材料にグラビティロッドを使用する。

  • 他の家と同様、材料に中間素材として妖精武器を使うので製作コストが重い。
  • 家の「正面入り口」の上にグラビティロッドの渦巻き状の何かが描かれている。

使い方

使い方が非常に独特で、GUIを開き、上部に材料、中央の妖精スロットに妖精を配置し、しばらく待つと加工が行われる。

  • 加工自体は一瞬で完了するが、「加工速度」によって加工の頻度が変わる。

錬金術全体の加工速度は、3体の妖精の加工速度の最も小さい値を取る。

個々の妖精の加工速度は「ノルマ÷スコア」である。

妖精のスコアは、妖精スロットの上部に表示されているステータスによって決まる。

  • エルグはマナに対して2倍の影響力を持つようになった。
  • スロットにカーソルを合わせると妖精の上にスコアがオーバーレイ表示される。

つまり、錬金術の加工速度を上げるには妖精スロットの上部に表示されているステータスが高い妖精をはめればよい。

  • スコアの計算にどのステータスを使うかはレシピごとにまちまちであり、最適な妖精も変わる。
  • そのステータスを持っていない妖精を配置すると加工速度は0になってしまう。
  • マナが満遍なく高い時精ティーミャなどは、どのレシピもそこそここなすことができる。

加工速度とは別に「幸運値♥」が計算される。

幸運値は個々の妖精の幸運値の合計を取る。

個々の妖精の幸運値もスコアに従って決まる。


つまり、速度特化でも幸運特化でもとにかくスコアを上げればよい。

ただし、速度に特化する場合はボトルネックになっている妖精以外を強化しても加速はしない。

幸運が有効かどうかはレシピの出力枠ごとに異なる。

妖精の木

葉に埋まった状態で樹液が出力される樹液の家とは異なり、GUIには下面からもアクセスできるため正面を葉で塞いでも問題ない。


300Foliaで上限になり、それ以上伸ばしても無意味になる。

自動化

ホッパーやAE2の各種バスでの自動化に対応している。

  • 小さな窓が描かれている面が入力用で、大きな窓が描かれている面が出力用である。
  • この表示はGUIスロットに表示されているアイコンに対応している。
  • 窓の大きさは接続可能なAE2のバスの形状と同じ。

妖精MODで初めてホッパーに対応したブロック。


材料のスロットは9スロットあるが、ホッパーで搬入する場合は同じアイテムは1スロット分にしか入らない。

  • これは材料の一部が枯渇した際に大量に確保している材料がスロットを埋め尽くさないための仕様である。
  • 例えば樹液からオイルを作る場合、3つある入力面のそれぞれに樹液用のホッパー・辰砂用のホッパー・空き瓶用のホッパーを付けて材料を大量に入れ、樹液の家の排出部を接続するだけでよい。この仕様により入力スロットは最大でも3枠までしか使われないため、9枠の入力スロットがすべて辰砂になって新たな樹液が入らず処理が止まるという状況が発生しない。

投入した材料が複数のレシピに対応する場合、左に入れた方ではなくレシピごとに設定された優先順位に従って加工を行う。

対応レシピ

一部明らかに錬金術でないものも含めて、様々なレシピが登録されている。


瓶入りの液体は瓶の増殖対策か、すべて幸運が無効になっている。

エキス・オイル製造

ミラージュフラワーの葉や種、もしくは樹液から、エキスやオイルを抽出する

  • ミラージュフラワーの葉を刈り取らなくてもエキスが作れるようになった。
  • 燐灰石の粉や辰砂の粉は要求量が2個になり、より効率的になった。

MOB素材の生成

蜘蛛の目

  • スピデーリャIIが必要なので、相当余っていないと使いにくい。

ウィザースケルトンの頭

  • ウィザスケ精IIのほかにもっと希少なスケルトンの頭が必要であり、ぶっちゃけ何のために存在するのか分からないレシピ。
  • ウィザスケの頭のレシピを作りますという公約を守るために嫌々追加した感が拭えない。

シュルカーの殻

  • 貴重な資源をラブラドライトしか消費しないが、シュルカー精を要求するので結局エンドにはいかなければならない。

ネザースター

  • 材料が完全にウィザーの召喚費用+αなので、普通に殴って倒した方が早い。

土や砂利の分離

土の分解

  • 砂利の分解と合わせて、砂がそこそこ得られるのが利点。
  • 荒い土や粘土も得られる。
  • おまけ程度にミラージュフラワーの種も出て来るが、この時点では誤差であろう。

砂利の分解

  • 火打石が確定で手に入る。
  • 砂や安山岩・閃緑岩・花崗岩が手に入る。
  • 告知には無いが、サーバーではケルタスクォーツが2%の確率で得られる。
    • 幸運が有効であり、実はかなりの量生産できる。
  • 地味に磁鉄鉱が5%でドロップする(幸運有効)ので、ケルタスクォーツ狙いで大量に分解していると鉄には困らなくなるかもしれない。
  • 0.1%の確率で金インゴットが出る(幸運有効)。

分解系

鉄の剣・金の剣

  • 塊が固定で17個手に入る。

マグマクリームの分解

  • コンクリートパウダーや雪ブロックと組み合わせることで、2個で1個原料を取り出せる。

妖精合成レシピ

妖精の血からマンドラーキャ・ヴェロページャが作れる。

ドリンク

妖精のシロップから各種ドリンクが作れる。

その他

グロウストーン×10=金×3


硫黄×3+赤石×10=辰砂×6


ネザーラック×4+ネザーウォート×16+ミラジウムウォーター=赤石

  • 幸運が有効

エンドストーン×4+ブレイズパウダー×16+溶岩=硫黄

  • 幸運が有効
  • レシピ的に上記の赤石のレシピと対になる存在だが、溶岩を食うのが重い。

石炭の粉×64+火打石×8+黒曜石=ダイヤモンド

  • このレシピはIC2の工業ダイヤのレシピと完全に同じである

古代の偉大な錬金術師たちは、安価な鉛から贅沢品である金を作り出すことを目指し、何度も失敗しました。鉛と金は本質的に異なる物質であり、変換できるようなものではなかったのです。しかし、妖精は空間歪曲のエルグを巧みに操ることで未知の作用により黒鉛と他少しの素材から金剛石を作ることができます。これは不可能と思われていた錬金術の完成と呼べるのではないでしょうか。 —— 妖精研究所


樹液からシロップを作るレシピ

  • シロップは焼き妖精の効率が20%上昇する。

樹液から砂糖を作るレシピ


樹液からプラスチックと妖精入りプラスチックを作るレシピ

  • プラスチックは幸運が有効なのもあり、妖精入りを狙うと使い切れないほど入手できる。
  • 妖精入りプラスチックは幸運が無効で1%の確率で得られる。

金インゴットからクッキーを64枚作るレシピ


葉ブロックから緑染料を作るレシピ

余談

v23の時点ではレシピの工程ごとに工程名が表示されていた

  • 多くのレシピは「ろ過」や「蒸留」と言ったありきたりなものであったが、「歪縮」や「オーラ破壊」のような聞きなれない名前の工程もあった。

v24まで、公式サイトには300Foliaが上限とあるにもかかわらず、実際には120Foliaまでしか適用されないバグがあった。


古いバージョンではマルチサーバーで使用するとGUIのFoliaの部分が負になるバグがあった。

  • 32.767Foliaを超えるとオーバーフローして-32.768Foliaにループしてしまう。
  • 通信時にビット数を切り捨てているためらしい。
  • シングルでは発生しない。

 

最終更新:2022年10月24日 12:44