ADKの格闘ゲーム『
ワールドヒーローズ』に登場した女子高生柔道家。「リョウコ」と片仮名で表記されることが多い。
モデルとなったのは
田村いや
谷…………漫画『YAWARA!』の主人公・猪熊柔である。
『
ファイターズヒストリー』の
嘉納亮子とモロ被りで、登場時期もほぼ同じ。……シンクロニシティという奴だろうか?
色々な過去の時代から武闘派の英雄偉人がタイムマシンでやってきている本作だが、彼女は現代に生きる少女である。
真の格闘家を目指し旅に出ていたが、「闘いの意味」というものがどうしても分からずにいた。
そんな時、ストリートファイトにて
ハンゾウに敗北を喫する。
彼から『ワールドヒーローズ』と言う格闘大会への参加を誘われ、二つ返事で承諾。
真の格闘家になるため、ハンゾウに近づくため、彼女は世界の英雄たちに戦いを挑むのだった。
また、今でこそ
レインボー・ミカや
きら様のような女の子の投げキャラはいるが、
当時では投げキャラといえば
ザンギエフのようなガチムチ系プロレスオッサンキャラだったので(まあ今でもそうではあるが)、
投げキャラが小さい女の子というのは当時はなかなか斬新だった。
小さい少女が倍以上の体格差があるような巨大キャラをブン投げる様は見るものを興奮させた…とか。
ゲーム中の性能は、柔道家らしく投げ技が多く、「出雲流受け流し投げ」という
当て身技もある。
「戊殺掌」という両掌から気みたいなものを出して相手を挟み込む柔道なんだか何なんだかよく分からん技も持っているが、
これは『
痛快GANGAN行進曲』の
李海權(イー・ハエクン)の暴殺掌を盗んだもの。
盗んだわりにEX版の「真・戊殺掌」には「イーさんじきでん!」という台詞が入る。さらに「真・暴殺掌」は
レオンハルトの技だったりするが気にしたら負け。
さらに「首切り投げ」と言う移動投げの元祖のような技もあるが、これが結構なネタ技。
移動速度自体はそこそこなのだが、ご丁寧なことに始動時に「
首切り投げ!」と宣言しつつ一礼するためバレバレというレベルじゃない。どうしろと言うのだ。
究極奥義(超必殺技)の「出雲流鬼ぐるみ」は状況次第で相手の体力を一気に6~8割ほども奪う強力な
コマンド投げ。
WHPの仕様上、体力50%以下なら何度でも使えるうえ、投げスカリポーズが存在しないため、ミスを恐れずガンガン狙っていける。
ただ、WHPのリョウコの強さを支えているのはそこだけでなくお手軽永久が存在しているという点である
そのレシピは「(ダッシュ→しゃがみ中パンチ)×n」というもの。これで固めて超秘をたたきこむなんて悪夢も可能である
GGで例えるなら
スレイヤーを相手にしているようなものとまで評されている。しかも初代の
投げろ