ギニュー

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ギニュー - (2015/03/16 (月) 00:10:33) の編集履歴(バックアップ)



「チェーーーーーンジ!!!」

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズの登場人物。「フリーザ編」にて登場した。
フリーザ配下の特務部隊であるギニュー特戦隊の隊長。
全隊員が突然変異で生まれた超天才戦士であり、並のサイヤ人やナメック星人を遥かに凌ぐ力を持つ。
その他、ギニュー特戦隊の詳細については、こちらのページを参照。
名前の由来は「牛乳」。隊長が牛乳であり、他の特戦隊のメンバーの名前は全て乳製品に由来している。
CVはTVアニメ版では『魁!男塾』の剣桃太郎、『キン肉マン』のウォーズマンなどを演じた氏だが、アニメ版171話のみ野沢雅子女史(後述するギニューの特殊能力のため)。
『ドラゴンボール改』では『天元突破グレンラガン』のカミナ、『聖闘士星矢Ω』の子獅子座の蒼摩などの小西克幸氏が演じる。
何気にこの変更前後のキャスト、『聖闘士星矢 冥王ハーデス編』のフェニックス一輝と同じだったりする。

他の特戦隊メンバー達がジース以外やられた後に孫悟空と戦い、善戦するが、界王拳を使用した悟空に圧倒される。
だが自分の体に傷を付けた後に、特殊能力「ボディチェンジ」を披露し、戦況を逆転した。
これは全身から光線(?)のような物を発し、触れた相手と自分の肉体を交換してしまうというかなりの反則技。
その姿を利用して孫悟飯クリリンに接近するが、スカウターをつけっぱなしにしていたためにあっさりばれてしまう。
おまけに新しい体に慣れていなかったため、本来の戦闘力では大幅に上回るはずの上述の2人に圧倒されてしまい、
ジースを粉砕したベジータにもボコボコにされてしまった。(悟空に対する若干の恨みもあったであろう。)*1
なお、『ドラゴンボールZ』では体に慣れてくるにつれて戦闘力が上昇する描写も見られた。
その後、ベジータの肉体を乗っ取ろうと再度ボディチェンジを仕掛けるが、悟空に割り込まれ元の姿に戻ってしまう。
さらにもう一度チェンジを試みるが、
今度は悟空が放り投げたカエルに当たってしまい、そっちと肉体を交換するハメになってしまった。
その肉体ではしゃべれない(「チェンジ」と言えない)ため、もうボディチェンジで体を乗っ取ることも出来ない。
最終的には、ベジータに踏みつぶされそうになったところを悟空に助けられ、泣きながら逃げて行った。

アニメ版ではもう少し出番が増えており、カエルになった後の描写もある。
翻訳機を作ってくれたブルマの体を乗っ取った後、ピッコロの体を乗っ取ろうとするが結局元のカエルに戻ってしまった。
その後、ドラゴンボールによって地球に転送されてしまい、以後はカプセルコーポレーションの温室にいるようである。
人造人間編ではパオズ山の孫家宅付近にいて、魔人ブウ編では何故か天下一武道会の会場にいた。
『ドラゴンボールGT』の後半では、ギニュー特戦隊を含む歴代の悪役が地獄から復活するというエピソードがあったが、
ギニュー隊長が暴れている姿は確認されていない。*2

何気にフリーザ一味では唯一生存したキャラクターである。
ただ、原作漫画では地球に飛ばされて助かったかどうかは不明。

フリーザの部下の中では最も戦闘力が高く、12万という数値を誇る。
悪党にしては珍しく正々堂々とした戦闘を好み(ボディチェンジがフェアなのかどうかはともかく)、部下思いでもあり信頼は厚い。
ギニュー特戦隊全員に共通することだがユニークな趣味をしており、スペシャルファイティングポーズを考えていたのもギニュー隊長らしい。
彼の紫色のボディは本来自分のものではなく、上記の「ボディチェンジ」によって交換されたものらしい。
ジースがボディチェンジの素振りに気づいている描写があるため、少なくとも一回は隊員の前で体を入れ替えていると思われる。

なお、ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズは幼少時の孫悟飯の心に大きな衝撃を与えたようで、
後年になって彼がグレートサイヤマンを名乗って自警活躍を始めた際の極めて独創的な決めポーズに、ギニュー特戦隊の多大なる影響が見られる。
これを受けてか、『Sparking!』シリーズでは、グレートサイヤマンとギニュー特戦隊の各メンバーが戦う場合には特殊イントロが発生するようになっている。
ギニュー隊長の場合、自ら「お前は我が隊6人目のメンバーだ!」と勧誘を仕掛けている。断られているが。


また、『舞空闘劇』ではまさかのifストーリーが制作されている。
隊長の人柄の良さも存分に発揮されており、全般的にコミカルで楽しめる。
オチも……一応ハッピーエンドと言って良いのではないだろうか。
フリーザ様も自分で言いだした事なので八つ当たりしないように。

一方でフリーザ様のストーリーでは……明らかに噛ませ犬扱いされている。隊長は泣いていい。

ゲーム『ドラゴンボールZ3』では上記のボディチェンジによって
孫悟空はもちろんから明らかに格上な面々まで、
挙句の果てには自分の上司部下とまでもチェンジするという暴挙もとい快挙を成し遂げた。
気にいったぞ!いい体だ!

だが、さすがにやり過ぎた感があったのか後のゲームでは悟空やその仲間に変身する程度になった
……のだが、『舞空烈戦』ではチェンジした悟空の体でかめはめ波を撃ったりしている……すごい隊長だ。

ちなみに一部のゲームではギニュー隊長の隠しコスに悟空の道着があったりする。
ギニュー隊長のこのコスは元の身体に戻れなかった悟空とかボディチェンジの際この道着を気にいったギニュー隊長とか言われるが
真相は不明。
元ネタは原作にて悟空がギニュー隊長とボディチェンジしてしまった次の回の扉絵で描かれた道着を着たギニュー(in悟空)だろう。
ちなみにこの扉絵の悟空、「身体は変わっちまったけどこれからもよろしくな!」と本編での困惑っぷりとは真逆のノリノリっぷりに
悟飯がドン引きしていた。

MUGENでは



stig87氏によるギニュー隊長が存在する。やっぱり超神氏の仕様に合わせて作ってある。
「ボディチェンジ」も使用可能であり、相手に強制的に超必殺技を撃たせた後に
ライフとゲージをそっくり交換するという仕様になっている。
さすがにキャラクターの交換は不可能である上、stig87氏と超神氏のキャラにしか対応していないが、なかなかに面白い技である。
AIも搭載されており、なかなかに良い動きを見せてくれる。

出場大会

出演ストーリー


*1
本人やジースの発言から、ギニュー隊長は過去にもボディチェンジを繰り返してきたと推測できる。
にも関わらず、「悟空の体を得たことでかえって戦闘力が落ちてしまった」事実に激しく動揺しているため、
体に慣れていないからと言って極端に戦闘力が落ちることなど、通常では考えられないことのようである。

悟空本人からも指摘されているように、
「気」の概念や界王拳の使い方を知らなければ最大パワーを発揮できない体は、
ギニュー隊長にとって、あまりにも特殊で扱いづらいものであったのだろう。

『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』の攻略本では、この能力に気づいたのは少年時代で、
クラス一の金持ちの少年と体を交換したが、アホらしくなってすぐにやめた事が本人の口から語られている。

*2
「他の特戦隊のメンバーはベジータに殺されたが、ギニュー隊長だけはカエルとして生き残ったため」と考えられた。
しかし、『GT』で最終的に地獄に戻ることになった悪人たちの列の中には、他の特戦隊のメンバーと共にギニュー隊長らしき後ろ姿が確認できる。

ちなみに、魔人ブウ編で地球が破壊されたため、地球に住む生命の殆どは一度死亡している。
彼らはドラゴンボールで生き返ったが、「極悪人以外を生き返らせる」という条件が付いたため、ギニュー隊長は死んだままだったのかもしれない。