トーボーズ
見ての通り昭和 ガメラのパチモン怪獣。元のカードの別名は「亡霊怪獣」。
説明書によるとパチモン墓場出身で、パチモンだったため怪獣界で亡霊扱いされた悲劇の怪獣で、
今回のパチワンで本物の怪獣になって他の怪獣を見返そうとしているらしい。
4足歩行なので食らい判定は低いが、どの怪獣も攻撃判定が広いのでそこまで有利ではない。
消費ゲージ無しで連射可能な飛び道具は普通の格ゲーなら強いはずだが、
こちらもほぼ全キャラに標準装備+ステージが狭いので遠距離戦になりにくいためメリットにはならない。
ちなみに攻撃中は食らい判定が頭部だけになる。
ゲージ技の連続フライングプレスは3連続でヒットし、使用中も無敵。
ただし横方向への移動速度が遅く、距離がある場合は人操作なら後退し続けるだけで簡単に回避されてしまう。
使う時は至近距離で使って確実にヒットさせたい。
ラコ
モヒカン刈りの ケムラーという強烈なビジュアルで悪名高いパチモン怪獣。
元絵には正面しか無く、横向きは手描きだと思われる。
説明書によると甲羅と尻尾が無いため身軽でカエルのような跳躍力を持つ。
人懐っこい性格らしく、パチワンで本物の怪獣になったらカエルになろうと思っているらしい。
別名はカードの時点で「怪獣」とのみ記載されているが、名前と別名が妙に右に寄っていることと、
ラコの顔がすぐ側にあるので「○怪獣(改行)○ラコ」だったのが、ラコの顔で一番左側の文字が隠れている可能性もある。
ゲージ消費無しの飛び道具が珍しく搭載されておらず、代わりにジャンプして押しつぶす攻撃を搭載している。
このゲームではかなり珍しい対空攻撃だがぶっちゃけジャンプさえないゲームなので対空として機能することは稀。
ジャンプ中も食らい判定は消えないので注意。普通のキャラと戦わせる時にはジャンプ代わりや対空に使えるだろう。
他にも回避技使用時に相手に向けて接近する性質があり、ダッシュや移動技代わりに使えるなど、移動能力が高い。
ゲージ技はトサカを相手に向けて アイスラッガーのように飛ばすトサッガーで飛び道具技。
やっぱり使用中は無敵。
このようにバランスのいい性能で、他のパチモン怪獣に比べるとかなり一般キャラ寄りな性能をしていると言える。
ジャンプ時とKOされた時に元絵を意識するかのように無理やり正面を向く姿が何とも微笑ましい。
ダイゴラス
大悟第五コンビナートのCM用に作られたパチモン怪獣らしい。別名「大怪獣」。
元ネタの エレキング同様放電能力を有している。生物ではなく半有機体で、自分を開発した大悟博士の命令には忠実。
パチワンで有名になってコンビナートを繁盛させたいらしい。
眼からの斜め下方向への光線が遠距離攻撃だが充分リーチはある。ただし背の低い四足怪獣に隣接されると当たらない。
他にも腕からの電撃で近距離を攻撃する。
ゲージ技はどこからともなく取り出した神戸タワーっぽいものをへし折って破片で攻撃する技で、
遠くまでしかも2つの破片が飛ぶので当てやすく威力もある。やっぱり使用中は無敵。
回避技でバリアーを張るが、このゲームの回避技としては普通な性能であり、このゲームの中では平均的なキャラと言える。
2013年11月22日にカーベィ氏のAIが公開された。また、2015年1月10日にはAIの更新とおまけの追加カラーパレットも公開された。
サイハタリ
西の方に生息している由緒正しきパチモン一家の一人息子で甘やかされて育ったお坊ちゃんらしい。別名「大怪獣」。
人間の車のことをミニカーのように気に入っているが、飽きっぽいのですぐに投げ捨てて破壊してしまう。
一族の英雄である ギガス(元ネタである「冷凍怪獣」)を探して旅をしている。
説明書によると萌えキャラ枠らしい。…実際に性能はある意味萌えキャラと言える。
このゲーム中では文句無しの最弱キャラ。技のリーチがあまりにも短くかなり接近しないと相手に当たらない。ゲージ技もリーチは短い。
他のキャラの平均的な性能を一回り弱くした感じの弱さ。
こいつでパチワンモードに挑戦すると他のキャラに比べて難易度が格段に跳ね上がる。慣れてきたらこのキャラでクリアに挑戦してみよう。
キュラドロス
今回のパチワンの主催者「Ms.H」によって作られた半有機生体兵器で複数存在しているらしい。
旧型なので他の生物から吸血してエネルギーを得ないと活動できない。
元ネタは怪獣トランプの「吸血怪獣キュラドロス」。
サイズと食らい判定が小さく、技もかなり癖が強いトリッキーなキャラ。
攻撃技の噛みつきは背の低い相手にはまず当たらず、リーチも短い。
その代わりに遠距離技の高周波触覚ブレードが非常に強力で、攻撃範囲が広い上隙も殆ど無い。
ゲージ技は頭部が分離して飛行、光線で攻撃と一見強力だが、胴体の食らい判定はそのままで無敵もなく、
分離中は威力の低いパンチしかできないので強くない。というより高周波触覚ブレードの方が強力。
なお分離に時間制限は無く、分離中は頭を操作できるが胴体は操作できないのでそのままの位置である。
頭を胴体の上に乗せれば分離解除となる。
ちなみに回避技が自分で自分を飲み込むというカオス極まるものになっている。
2013年11月22日にカーベィ氏のAIが公開された。
ドイラー
光を操るパチモン。侍のように義理がたい性格でいつもは小さな町で人間と暮らしている。
どんな仕事をしているのかは謎だが、人間にも仕事ぶりを認められており、人間に友好的。
パチワンへの出場理由も街への恩返しというとにかくイイ奴。おにぎりが好物。
こぜに氏のサイトのストーリーでも主人公格である。
ベースは ゴロザウルスだと思われるが、後述するように技と能力は別物で派手な光線技を得意としている。
元ネタはヤマプロの「光熱怪獣ドイラー」だが、説明書では肩書が「高熱怪獣」と記載されている。
とにかく角から光の刃を出して斬りつける高熱角刃が強力。発生も早く攻撃範囲とリーチにも優れ威力も充分。しかも格好いい。
口からの光線で攻撃する飛び道具も充分な性能のはずなのだが、高熱角刃の使い勝手が良すぎて、
弾速が遅めの飛び道具をあまり使う必要は無い。
これだけでも強力なのにゲージ技の高熱鰭剣も高性能で、突進技なので当てやすい+使用中無敵+攻撃範囲が広い+威力高めと
抜群の性能。しかも異常に格好いい。大事なことなので2回言いました。
回避技がゲージを消費してしまうのが欠点とも言えるが、攻撃が強力なのでそこまで気にならない。
また回避技にはゲージ消費の代わりに飛び道具反射の性能があるという微妙な特徴もある。
WatchだとAIが無く回避技でゲージを無駄使いするので他のパチモン怪獣に負けることも多いが、
人操作ならかなり強力だろう。お手軽に強く、見た目も8体の中では正統派なので多分初心者向け。
ヒムラー
ガスを操るパチモンで気性が荒くいつも暴れている。常に体からガスを放出しており、日産マーチが好きらしい。
ベースが レッドキングだが元カードでの別名は「毒ガス怪獣」で、それを元に作られたようである。
因みにこいつの専用BGMは何故か 影山ヒロノブの「Heats」になっており、無駄に熱い。
車を投げつける飛び道具は放物線軌道を描き軌道がランダム。そのため飛距離が安定しないが近距離なら強力。
車はもし相手に当たらなくても地上に残って時間経過で爆発するというオマケ付きで、
飛び道具の性能はこのゲーム内ではかなり独自で強力。回避技、近接技はこのゲーム内では平均的な性能。
ゲージ技では車を三つ投げつけた後全身からの毒ガスで攻撃する。攻撃範囲の広い毒ガスもさることながら
投げつけた車が毒ガスに触れるか、時間差でも爆発するのも地味に厄介。
ちなみにガスは車を爆破させるための判定か味方にも当たる。かぶってる相方の体力をごっそり持ってくことも。
全体的には攻撃をばらまくような戦い方を得意とするキャラである。
ウオー
体の中で半永久的に水を生み出す能力を持つ肉食性のパチモン。別名「大魚竜」(ただし、厳密にはこれはジプテスのもの)。
説明書によると幼体は船の姿をしているらしい。
ベースはデボン紀に生息していた実在の古代魚ダンクルオステウス(当時的にはディニクチス)。
というよりこの古代魚がほぼそのまま書かれたジプテスというパチモン怪獣カードが存在し、
これの絵柄をさらに改変した、(なぜか海原のど真ん中にある)国会議事堂を襲撃する名称不明のパチモン怪獣が元ネタである。
両者を同一と見ている人も多く『さらば!怪獣VOW』『怪獣魂VSメカ怪獣魂』などでは両方ジプテスということで紹介されている。
元絵に頭部しか写っている箇所が無いので、頭部パーツの切り貼りで胴体を作っているらしく、
よく見ると頭部のパーツのコピペが体のあちこちにある。
上記のようにこのゲームの怪獣たちは基本的に「近接攻撃・遠距離攻撃・ゲージ技・避け」という技構成だが、
ウォーのみ「遠距離攻撃1・遠距離攻撃2・ゲージ技1(近接攻撃)・ゲージ技2(飛び道具)」という変則構成になっている。
画面半分を埋め尽くすというすさまじい巨体の上、回避技無し、移動不可というまさに 砲台キャラ。この性能でプレイヤーキャラである。
回避技が無い代わりにゲージ技が2つあり、通常攻撃も低威力だが早い波で攻撃する技、遅いが強い波で攻撃する技と使い勝手は悪く無い。
ゲージ技としては「相手の現体力の半分+40ダメージ」というギガバイト(かみつき)が目立つが、本体が動けず攻撃範囲も狭いので
相手が近づいてこないと当たらない(おまけに通常攻撃の波が相手を押し戻すので相手からも近づきにくい)というのが欠点。
使い勝手なら船を呼び出して突っ込ませるゲージ技の方が当てやすく強力。
ただしこちらは時間経過での船の爆発が大きなダメージなのだが、船が進んで行くので
画面端かある程度遠くの相手にしか爆発のダメージが入らないのが欠点。
また、自分にも当たってしまう(巨体と避け技なしのためほぼ回避不可)ので使うときは自分の残り体力と相談すること。
このようにゲージ技の高ダメージを活かすのが難しく、総合火力に欠けて慣れるまでは使いにくいだろう。
とはいえ間合いをはかって使いこなせば充分な性能と言える。
ただ、ゲージ技が使いにくい代わりに通常技で戦うと、どうしても速い波の連発でハメるプレイになりやすい。
上手く色んな技を盛り込むようにすると、弱くなるけど面白い戦いができるので、腕に自信のある人は挑戦してみよう。
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