ルギア

     
  • 分類:せんすいポケモン
  • タイプ:ひこう・エスパー
  • 高さ:5.2m
  • 重さ:216kg
  • 特性:プレッシャー
             (相手が使用した技のPPを1多く減らす(バトル時)
                 先頭にすると自分よりもレベルの高いポケモンが出やすくなる(フィールド時))
  • 隠れ特性:マルチスケイル(自分のHPが満タンの時、受けるダメージを半減する)


任天堂のRPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。
アだと『クイズマジックアカデミー』のキャラか『BLEACH』のキャラになるので注意。

第2世代(『金・銀』)においてホウオウと対をなす伝説のポケモンであり、
『金・銀』発売に先駆け、1999年に公開された映画『幻のポケモン ルギア爆誕』にて初登場したアニメオリジナルポケモンである
(アニメ先行登場ではなく、正真正銘の逆輸入)。
上記の通り、見た目に反してドラゴンタイプではないし、後述の設定に反してみずタイプでもない。当時の少年達の大半が勘違いしたのではないだろうか。*1
当初シルエットで発表された際は「ポケモンX」の仮称が付けられていた。ウェポンXとかサムライXとかじゃないよ

海の神と讃えられているポケモンで、人間の手のような翼が特徴的。
あまりにも強い力を持っている事から、普段は海底に潜んでいる。
その力は羽ばたくだけで40日間、が続くとされる。

初登場の『金銀』ではうずまき島の深部にいるのだが、うずまき島は入口が4つあり、
その中の1つ(右上の島)からしかルギアに辿り着けない構造になっているため、
迷った初見プレイヤーも多いのではないだろうか。

専用技「エアロブラスト」は設定上は高出力の空気の砲撃なのだが、
メディアミックスなどではビーム風に演出されることが多い。

アニポケでも度々登場しており、初出の『ルギア爆誕』での担当声優は 山寺宏一 氏。
なお、上記の台詞は予告編でのもの及びキャッチコピーで、本編では言っておらずサトシ達と戦ってもいない
ミュウツーに続く敵役かと思ったら 別にそんなことはなかったぜ! まあ劇場版ポケモンアニメにはよくあることだし
なお、映画公開から6年後の2005年にチュンソフトが開発した『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』では、
同作に登場するルギアがこの台詞を使うというまさかのサプライズが挿入されていた。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』でも2章イエロー編で金銀編に先駆けてシルエットのみ登場。
人を排除したポケモンの楽園の創造を目論むワタルにより、増幅器からエネルギーを吸収させてカントージムリーダーのバッジの影響下に置いて、
人間からポケモンを解放する最終兵器として使われる予定だったが、ピカが放った「100まんボルト」でエネルギーを吹き飛ばされたためこの目論見は失敗し、
ワタルの敗北後は西へと飛び去って行った。
そして3章金銀編で物語の根幹に関わるポケモンの一体として再び登場。
セレビィ捕獲を目論む「仮面の男」に目を付けられており、住みかのうずまき列島で襲撃を受け、その結果我を忘れて暴れ回った。
最終形態に進化した図鑑所有者の持つ御三家の奮戦とゴールドの機転で動きを止められたところでクリスに捕獲されたかに思われたが、
一瞬早く「仮面の男」に捕獲されてしまう。
その後はホウオウと共にセキエイ高原で仮面の男の手先として暴れるが、
最終的にウバメの森で全国から転送されて来たトレーナーのポケモン達の温かい思いに触れ、ホウオウ共々仮面の男の支配から解放された。
本作では「エアロブラスト」が呼吸の一吹きによる空気弾である設定が強調されており、大気が供給されない水中では使用不能という欠点が語られた他、
口の開閉を封じられると発射できないという欠点も描写され、劇中ではゴールドにビリヤードのキューをつっかえ棒のように口にはめられて無力化されていた。
なお、過去の時点で仮面の男が「ぎんいろのはね」を所持していた事や、ルギアを追っていたワタルとシルバーの会話などから、
ホウオウと同時期に一度「仮面の男」に捕獲されていた事が示唆されているが、
ホウオウがスイクンライコウエンテイの手で支配を脱したと判明しているのに対して、
いかにしてルギアが「仮面の男」の支配から逃れたのかは今なお判明していない。

『ポケモンコロシアム』の続編である『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』では、
ダークポケモンとしてOPムービーで暴れ回り、最終決戦で戦う看板ポケモンとなった。
外見も特別な姿になっており、専用のダーク技「ダークブラスト」を使用できる。
一方で、対決時には主人公は既にマスターボールを所持してる為、
『コロシアム』のこいつ同様、バトル開始早々速攻で捕獲されて見せ場無く終わってしまう事も多く、
バトル後のラスボスの「ルギアー!」という叫びに哀愁が漂う。
まあその直後のポケモン界屈指の問題発言である「死ねい!」が衝撃過ぎてどうでもよくなるけど
捕獲後、特別なやり方で「リライブ」することで、元の普通のルギアに戻すことが出来る。
ダーク・ルギアのままのが格好いいとか、ダークブラストをそのまま使わせろとか言ってはいけない

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは『DX』から登場。モンスターボールから出現するアシストキャラとなっている。
空へ飛んでいった後、画面奥からエアロブラストを放つ。
『for』以降はマスターボールからも出現する。


原作中の性能

HP:106
攻撃:90
防御:130
特攻:90
特防:154
素早さ:110

攻撃的な見た目とは裏腹に高い耐久値が持ち味。
火力面は禁止級の中では低い方だがそれでも平均は越えており、
加えて耐久向けのポケモンの中ではトップクラスに素早さが高く、主に初手「めいそう」で積む型がメインになる。
とりわけ、隠れ特性が解禁されてからはさらにタフネスに磨きがかかった。
とはいえ、「プレッシャー」も耐え抜いて相手をPP切れに持ち込めるため、これはこれで有用だったりする。
ただし、ひこうタイプ故に弱点にメジャーなタイプが多いのが難点。
回復はタイプ変更で撹乱できる「はねやすめ」が望ましい。
攻撃面はメインウェポンの「エアロブラスト」「サイコキネシス」に加えて、
サブウェポンも「ハイドロポンプ」「10まんボルト」「れいとうビーム」「ギガドレイン」「りゅうのはどう」など、
特殊に偏っているものが多いため、特殊技をメインにして育てるのが基本となる。
初出の第2世代では技のタイプごとに物理特殊が決定されていた関係で「エアロブラスト」は物理技判定だったため噛み合いが悪く、
本格的にポテンシャルを発揮できるようになったのは第4世代からである。
ただし、耐久の基本型にしてしまうとクレセリアという強力な対抗相手の前に霞んでしまうので、
やはり差別化のために攻撃技をある程度揃えておく必要がある。


MUGENにおけるルギア

ELMANIC_GAMER16氏(ElManic16氏)によるMUGEN1.0以降専用キャラが公開されている。
操作方法は6ボタン方式で、ボタン1つで必殺技を繰り出せるアクションゲームの様な操作性となっている。
周囲に放つ衝撃波や、相手を凍らせるブレス等、飛び道具中心の技構成。
ボスキャラとして製作されており、常時ハイパーアーマーかつジャンプ不可能。BGMも固定される。
AIも搭載されているが、上記した仕様もあってAI殺しな性能のため、プレイヤー操作で挑むボスキャラとして使うのが望ましいと思われる。


出場大会

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*1
このタイプ構成になった理由について、任天堂ドリーム2009年11月号によれば、
ルギアは羽根が生えていて飛んでいるグラフィックなので1つ目のタイプとしてひこうタイプが決まり、
強いポケモンの象徴としてエスパータイプが2つ目のタイプに加えられた。
羽根を持っていて飛んでいるグラフィックからひこうタイプは外せなかった。
との事。
ちなみに第3世代以降は「特性」の概念が追加され、
ひこうタイプでなくともじめんタイプのわざの効果を受けなくなる「ふゆう(浮遊)」が存在し、
羽を持ってるのにひこうタイプではないスピアー等がこれを持っているが、
ルギアの基本の特性は一貫して「プレッシャー」であり、コイルプリンなどのようにタイプや特性を変更されていない。
なお、ひこうタイプとふゆうを同時に備えたポケモンとしてはスピンロトムが存在する
(効果が被ってるせいで死に特性になってしまってはいるが)。


最終更新:2023年08月16日 13:51