「わたくしの愛と狂気が、
おまえを虜にするのよ」
人類からは"狂気"を司る暗黒の
女神として信仰されている。
おまえのような女神がいるか!
草食恐竜エフラアシアの体とコブラのような頭部を持つ(アクションフィギュアでは「Cobrasaur Efraasia」と記載)が、
その正体は、自身の世界を征服し終えて、さらなる侵略の手を伸ばして異次元から大昔の地球に出現した
邪悪な魔女。
彼女は中世風異世界ではなく
中生代風異世界の
魔女なのである。
わけがわからないよ
しかし彼女の存在が宇宙のバランスに悪影響を与えることを懸念した偉大な魔法使いバルサファスもまた異次元から出現。
バーティゴは様々な魔法がぶつかり合う壮絶な対決に敗れ、月に封印されていた。
*1
だが、未来の地球URTHにおいて巨大隕石がもらたらした天変地異で封印が緩み、どうやら
根性で地球に舞い戻ってきたらしい。
・・・・すごい根性だ。
……尤も、「根性で」というのは日本語版の説明書に載っているものであり、この説明書自体
色々と遊んでいるので、
それに基づいた脚色である可能性が高い(冒頭の台詞も説明書にあるもので、他のキャラのページに記載されているのも同様)。
ステージ背景はかつて「ストーン・ヘンジ」と呼ばれていた遺跡で、彼女は石化させた敵の埋葬地として使っているという。
ちなみに、前述の説明書にて明確に「女神」と表記されているのは彼女のみであり、
『プライマルレイジ』界の
紅一点と思われていたが、お蔵入りになった続編『プライマルレイジ2』を見るに、実は
もう一柱女神がいた模様。
エンディングでは大陸全土を支配し、人類を奴隷にしている様子が描かれている。
上記の『プライマルレイジ2』を原案とする小説『Primal Rage: The Avatars』では、最後にNecrosan
*2の卵を持ち去っていった。
また、『プライマルレイジ2』には彼女が生み出した人間態の化身(
ただしサイズは据え置き)「Malyssa」が登場。
年齢は700歳。中生代で暴れていたにして若すぎるが、これは化身が本体とは独立した意思と生命を持っているため。
ゲーム中の設定では慈悲深い女王とされている一方、『The Avatars』では神々を共倒れさせて
ニューリーダーになることを企む野心家になっている。
原作での性能
長い首や尻尾で攻撃するのでリーチに優れている。
尻尾による引き寄せや相手を
気絶させるリング状の光線、
テレポートや
口から毒液を吐いたりなどトリッキーな技を使う。
流石異次元から来ただけの事はある。
彼女の「
天罰」は相手に光線を当てて石に変えて崩す…ものはまだしも、
縮めた敵をそのまま食ったり更には
牛(ホルスタイン種)に変えてしまったりするのはいかがなものかと
思わざるを得ない。
まあ、バーティゴに限った話ではないのだが……。
MUGENにおけるバーティゴ
Lord Sinistro氏によって製作されたものが存在。
氏は2021年に引退されたが、サイト自体は「Brazil Mugen Team」にて補完されているのでそちらから入手可能。
なお、同氏の
ディアブロや
タロンと違い
MUGEN1.0以降専用となっている。
基本的な仕様は同氏のディアブロを参照。
もちろん同氏の他の『プライマルレイジ』キャラとの
特殊イントロや天罰、
食糧信者の召喚も完備している。
なお、他の二体と違い、
超必殺技の一つと立ち
通常技にしか削り効果が無いという特徴がある。
原作同様の長いリーチとトリッキーな技の数々で攻めていくキャラで、隙の少ない無敵移動技「Teleport」を駆使した撹乱戦法が強力。
……が、真に恐るべきは尻尾で相手を引き寄せて一定時間行動不能にする「Come Slither」。
これは3キャラ分ほど離れていても届く驚異のリーチを持つ
下段判定技で、
発生こそ遅く、ハメ防止のために連続して当てる事も出来ないのだが、
立ちPチェーンから繋がるので容易に
永久が成立してしまうという恐るべき仕様となっている。
一応投げ技を持っていないという欠点もあるが、それを補ってあまりある素敵性能と言えよう。
+
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技解説(技名はリードミー原文/プレステ版) |
必殺技
口から毒液を吐く 飛び道具。
硬直が長めなので牽制には不向きだが、立ちPチェーンの〆に使える。
相手の足に尻尾を巻き付けて引き寄せる。下段判定。
発生が遅くダメージは極少だが、引き寄せた相手はしばらく行動不能になるので追撃可能。
リーチが非常に長く3キャラほど離れていても届くが、 攻撃判定は尻尾の先端部分のみにしかないので注意。
永久パーツにもなる主力技。
目からリング状の怪光線を発射して相手を気絶させる。
持続は長く攻撃判定も見た目以上に大きいが、射程距離が短い上に使用中は動けないのが難点。
ちなみに天罰の発動条件にもなっているため、この技でトドメは刺せない。
- Scorpion Sting/スコーピオンスティング
尻尾の先端から針を出して相手を一突きする。
尻尾を構える動作があるので発生は遅めだが、Come Slitherに匹敵するリーチを誇る。
コンボに組み込む事も可能。
空中でも使用可能なワープ技。
移動方向は前方のみで、相手との距離が近いと頭上から出現。技中無敵。
終了時の隙が非常に少ない。
超必殺技
- Hiper Venom Splits(1ゲージ消費)
Venom Splitsの強化版。
通常版とは違い放物線を描いて飛ぶ毒液を6つ吐き散らす。
立ち通常技以外ではこの技のみ削り効果がある。
Come Slitherで相手を引き寄せてから多段ヒットするScorpion Stingで追撃。
ただし、Come Slitherとは違い立ちガード可能。
- Sequencia\Sequence(3ゲージ消費)
Vodoo Spellを放ち、ヒットしたらコンボを叩き込んでCome and Stingで〆。
威力5割超と強力だが、初動がVodoo Spellというのが問題。Come Slitherから繋ぐのが安全か。
+
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天罰を与えよ |
天罰
決着ラウンドにてライフ100以下の相手をVodoo Spellで気絶させ、その間に特定の技をヒットさせる事で発動。
(「Petrify」のみ気絶が解けた後で対応する技を当てる必要有り)。
ただし、Lord Sinistro氏製作の『プレイマルレイジ』キャラに対してのみ発動可能となっているので注意。
()内は対応している技。
- La vache qui rit
(Vodoo Spell)
Vodoo Spellで相手を縮めて牛(ホルスタイン)に変える。
牛になった相手はそのまま逃げていくので、天罰の中でも有情な部類。
- Shrink and Eat/シュリンク&イート
(Engolir humanos)
Vodoo Spellで相手を縮めてそのまま丸呑みにする。
発動条件になっている「Engolir humanos」とは、信者を食べる攻撃判定有りの特殊動作(プレステ版では「お食事」)の事。
- Petrify/ペトリファイ
(Come Slither)
Come Slitherで引き寄せた相手をVodoo Spellで石化させ、Scorpion Stingで木っ端微塵に粉砕する。
前述の通り気絶が解けてから発動条件になっている技を当てる必要があるため、他の天罰より決めるのが難しい。
なお、一度条件を満たしていればCome Slitherが当たった時点で発動する。
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AIはデフォルトで搭載済み。
他の2体と同じく3段階に調整可能な旧AIと、MUGEN1.0以降専用キャラとなったのに伴い新たに搭載された新AIの2種類が存在し、
defファイルの記述を変更する事で切り替える事が可能(デフォは新AI)。
新AIは簡易的なものなのかあまり強くはないが、旧AIは起動すると
ゲージが自動増加するようになり、
人操作では不可能なテレポートを駆使した
喰らい抜けまで使ってくるのでかなり手強い。
一応前述の永久は2セットほどで許してくれる事が多いが、それでも3割超は減らされる上、
ゲージが溜まっていると容赦無く3ゲージ消費超必に繋いでくるという凶悪さを誇る。
出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
|
出演ストーリー
プレイヤー操作
*1
バルサファスには彼女を滅ぼすほどの力は無く、封印するしかなかった。
ちなみに彼女が出現したのは中生代の終わり(白亜紀の末)頃の地球のようである。
6600万年前頃に起きた大絶滅は、バルサファスが彼女を月に封印するため大きな魔法を行使した事で地球のバランスが乱れたのが原因。
さらにこの影響で弱った他の神々もバルサファスは封印した。
地球では世界のバランスが崩れて大絶滅が起きてしまったが、宇宙規模で見れば封印によってむしろ世界のバランスが保たれたらしい。
しかし、遠い未来で神々が復活することを予知したバルサファスは、
封印が何千万年か程度の一時しのぎにしかならないことに絶望しながら自分の次元に帰っていった。
*2
ゲームの
ラスボスとして登場する予定だったキャラで、お蔵入りになった続編『プライマルレイジ2』ではラスボスを務める。
ちなみに、本作の発端となった巨大隕石の正体こそNecrosanの卵である。
最終更新:2024年08月30日 20:55