砲撃地点から一定高度で爆発する榴弾砲
空中で炸裂するため、遮蔽物の影響を受けずに広範囲へダメージを与えられる
撃ち出した砲弾が空中炸裂する榴弾砲。使い方は
榴弾砲系統と全く同じ。
着地点にはキーンという甲高い音と専用の着弾予告が表示される。
榴弾砲系統と同じ使用感を持つこの系統の最大の特徴は、
爆発高度が10メートル前後(アーケード準拠)に設定されていること。
着弾で爆発する榴弾砲系統と違い
地形の凹凸に左右されずダメージを与えやすいという特徴がある。ボーダーブレイクの爆発に対する遮蔽の判定は非常にシビアなので、火力としての信頼性は大きく向上したと言える。
また地上数メートルに設置されることが多い敵センサーや自動砲台に対しても
榴弾砲系統より安定して火力を発揮することができる。
さらに系統通して
重量が榴弾砲系統よりも軽く設定されており、ブラストの足回りに優しくなっている。
欠点としては榴弾砲系統と比較して消費SPが重く弾数が少ないわりに一発あたりの火力が低めに設定されていることが挙げられる。
また上空で炸裂する仕様上、ほとんどの場合距離減衰が掛かってダメージが低くなりがち。位置の関係でまず間違いなく上半身ヒット扱いになるので、上半身が硬いブラスト(いわゆるゴリラアセン)相手だと、さらにダメージが落ちることになる。
総評として、
榴弾砲系統と比べ重量、安定性とダメージをトレードしたような性能になっている。
エアバスター系統 効果:遠距離砲撃 属性:爆発100% |
名称 |
型番 |
重量 |
威力 |
発射弾数 |
爆発半径 |
射程距離 |
チャージ |
着弾時間 |
着弾誤差 |
性能強化 |
エアバスターT10 |
T10 |
740 703 |
10300 10712 |
4 |
28m 29.1m |
350m |
65秒 |
4.2秒 |
15m |
①重量 703 ②爆発半径 29.1m ③威力 10712 |
エアバスターT25 |
T25 |
920 874 |
14700 15288 |
1 |
45m 46.8m |
260m |
55秒 |
6.5秒 |
0m |
①重量 874 ②爆発半径 46.8m ③威力 15288 |
エアバスターT30 ※1 |
C-T30 |
690 655.5 |
8200 8528 |
2 |
34m 35.4m |
400m |
38秒 |
6秒 |
10m |
①重量 655.5 ②爆発半径 35.4m ③威力 8528 |
エアバスターXHR |
XHR |
960 912 |
7100 7455 |
9 |
30m 31.5m |
300m |
75秒 |
6.5秒 |
30m |
①重量 912 ②爆発半径 31.5m ③威力 7455 |
エアバスターTSL |
TSL |
1000 950 |
8200 8692 |
4 |
35m 37.1m |
240m |
46秒 |
5秒 |
20m |
①重量 950 ②爆発半径 37.1m ③威力 8692 |
エアバスターT60A |
T60A |
1030 978.5 |
9700 10379 |
3 |
42m 44.9m |
280m |
35秒 |
5.5秒 |
15m |
①重量 978.5 ②爆発半径 44.9m ③威力 10379 |
※1 イベント配布
+
|
調整履歴 |
調整履歴
エアバスターT10
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 威力
9800 → 10300 10192 → 10712
エアバスターT25
- 2022/12/20(Ver.3.18)
- 威力
14000 → 14700 14560 → 15288
エアバスターXHR
エアバスターTSL
|
エアバスターT10 |
エアバスターT25 |
エアバスターXHR |
エアバスターTSL |
エアバスターT60A |
T10 |
T25 |
XHR |
TSL |
T60A |
 |
 |
 |
 |
 |
エアバスターT30 |
|
C-T30 |
|
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©SEGA |
図鑑外性能(赤字は最大強化時の性能を表示)
名称 |
連射速度 |
連続射撃時間 |
撃ち切り火力 |
非撃ち切り火力 |
エアバスターT10 |
50/min |
3.6秒 |
41200 42848 |
30900 32136 |
エアバスターT25 |
- |
- |
14700 15288 |
- |
エアバスターT30 |
60/min |
1.0秒 |
16400 17056 |
8200 8528 |
エアバスターXHR |
150/min |
3.2秒 |
63900 67095 |
56800 59640 |
エアバスターTSL |
600/min |
0.3秒 |
32800 34768 |
- |
エアバスターT60A |
120/min |
1.0秒 |
29100 31137 |
19400 20758 |
エアバスターT10
砲撃地点から一定高度で爆発する榴弾砲。
空中で炸裂するため、遮蔽物の影響を受けずに広範囲へダメージを与えられる。
バリアユニット+10と非常に軽量仕様のエアバスター。
最速に迫る着弾時間4.2秒に加え威力10712と爆風が7メートル広がった41型強化手榴弾の空爆を重火力に与えたような兵器。
射程が350メートルあるため開幕のプラント空爆から敵陣地奥に設置されたセンサーの破壊までマルチに活躍する。
SPを切らさないように運用するとすれば、
榴弾砲系統と比べ総火力に不安の残る数値ではあるが、10秒強で射程350メートルの41空爆、必要次第でそれを最大4発連射と十分な火力を誇る。
☆1装備としては非常に優秀でマルチに活躍できる装備になっている。
最長射程とエアバスターの特性が相まって、複数撃てる榴弾の中で敵センサーを破壊するのに最も向いている。
これを積んでいる味方がいたら偵察機で敵のセンサーを積極的に照らすといいだろう。
榴弾砲で出来る事をしたいけど機動力を落としたくない、センサー破壊用に控えておきたいけど重火力を使い捨てにはしたくない……そんな
ボーダーの要求に応えてくれる装備である。
もちろんそういったつもりで積むのであれば、撃った後にはしっかり前線仕事をこなすように心がけたい。
AバスターT10/CV
オリジナルのエアバスターT10を所持していないと使用不可で、性能や強化段階はオリジナルのものが直接適用される。
エアバスターT25
炸薬の量を増やすことで、威力や爆風範囲を向上させた空中炸裂式榴弾砲。
砲撃地点一体に多大な損害を与えられるが、砲身への負担も大きく使用回数は限られる。
威力重視の単発打ち切り型。
エア能登
エアバスター版のギガノトと言える存在だが、重量的にはタイタンが最も近い。
爆発半径は45mの超高範囲となっているので、罠をはじめとした設置物除去に関しては大得意。
着弾地点が多少ズレてもセンサーを除去できるのが嬉しい。
しかし、戦闘面では威力の関係で、
N-DEF持ちの標準ブラストは着弾地点直下でも撃破が出来ない。
一発打ち切りなので複数発撃ち込んで安定化を図るといったことも不可能。
射程距離が260mと短いくせに、着弾迄の時間が長いというのも気になるところ。
MAPに敵センサーが映っていても、いざ撃ち込もうとしたら届かないということもしばしば。
ギガノトの代替品というより、継戦能力を捨ててダメージの安定化を図ったタイタンといった印象を受ける。
エアバスターT30
エアバスター系統の幻のクラシックモデル。
軽合金製の砲身を使用し、軽量化したエアバスター。
総合火力は低めに抑えられているが、射程に優れ、軽量機体でも運用しやすく汎用性に優れる。
ファクトリーアウトレットイベントで入手可能なクラシックモデル。
重量やリチャージ速度など、取り回しの良さを限界まで追求した榴弾砲系の武器の中でも特に異色の存在。
特に重量は全バリアユニットよりも軽く、
重火力兵装特有の広範囲への制圧力を持ちつつも他兵装からの乗り換えも無理がないというアセンが可能になる。
エアバスター系統最終段だったアーケード時代と比較しても、基本スペックはほぼ変わらないまま完凸時の威力は300ほど底上げされているので、同じような感覚で使用していけるだろう。
ただ軽いだけではなく、あの
当たらんとアトラントに次ぐ超長射程も維持しつつ着弾誤差も10m、爆風範囲も標準値に収まっている。
……と、ここまで見ていれば激ヤバ性能に見えるのだが、そんな美味しい話はなく、SPフルから発射できる弾はたったの2発。
またギガノトやT25のような1射撃ち切りのモデルを除けば、1発撃つために必要なチャージ時間も、またチャージ時間当たりに吐き出すことのできる火力量も、榴弾砲・エアバスター両系統中で最も効率が悪い。
更に、連射するとしてもT10並に遅い発射間隔と6秒という微妙な着弾時間がネックになり、一発が同程度の威力のコロッサスやXHRのような波状攻撃も出来なければ、ネフィリムやTSLのような絨毯爆撃もできない。
では完全に重量調整用の武器なのか?と言われるとそうでもない。
超長射程+低誤差+エアバスター系統の空中発破による広範囲ダメージ……そう、
敵センサーの狩人となりうるのだ。
前線の味方偵察がなくとも、とりあえずテンプレ位置に一発ずつ落としてヒットマークを確認するだけでもよし、
マップで視認してから確実に破壊してもよし。
特に、今流行のトラッカー系統は大きく迂回しなければいけないエリア外や通常では絶対に届かない屋根のなど上に置かれていることが多く、格好の餌となる。
更に、2発しかない弾数も、実は1射につきSPを約50%しか消費しないので、SP武器という特性を活かすと
①SPフルから1発撃つ
②一旦武器を持ち替えて一呼吸待つ
③SP50%+ミリ残りのSPで2発連射
とすることで、発射間隔は広いながらも合計3発をピンポイントで落とし続けるといった芸当も可能。
1発の威力の軽さも、見方を変えればギガノトやT25を分割しているようなもの、と捉えることも出来る。
精度と弾数を活かしてNDEFや最近流行りのエナバリを1射目で剥がしつつ、残りの2連射で中軽量の機体ならノックバックから撃破、あわよくば大破まで狙えるかもしれない。
ただし、これはあくまで擬似的な運用であり、それだけの用途であればネフィリムやTSLの方が間違いなく有効なので、選択肢の一つとして捉えておきたい。
総合的に見て、少々クセはあるものの優秀な補助砲撃手段であり、アウトレット☆1とはいえ無視できない性能でまとまっている完成度の高い武器と言える。
エアバスターXHR
新型給弾機構を搭載することで、驚異的な高速連射を実現した空中炸裂式榴弾砲。
単発の威力は抑えられているものの、広範囲に無数の爆風を発生させ敵を殲滅する。
弾数重視のエアバスター版コロッサス。
爆発半径は30mと広いが、着弾誤差も30mに拡大してしまった。
着弾時間も6.5秒と長いため、コロッサス榴弾砲のように見えている激戦区に発射して撃破を取るのが難しい……というよりほぼ不可能。
代わりにカス当たりはものすごく簡単にできるようになっている。
広範囲に回避困難な密度で攻撃するため、削りと行動阻害能力が高く接敵前の敵集団への先制攻撃の手段としては優秀。
似た性能ながらコロッサス榴弾砲と違い、広い爆発半径と射程を生かした戦い方が求められる。
発射弾数と広い爆風の関係で予想が多少外れたところで問題ないので、6.5秒後の敵の位置を予測して打ち込もう。
被害範囲と連射力の高さから使い所を誤ると味方のよろけを連発させ顰蹙(ヒンシュク)を買うことがあるので注意されたし。
エアバスターTSL
マズルブレーキの強化によって4発一斉発射を実現させた空中炸裂式榴弾砲。
射程や着弾精度は犠牲になったが、砲撃地点に対する瞬間的な損傷力は非常に高い。
4発一斉射のエアバスター版ネフィリム。
エアバスター化に当たって重量とチャージ時間以外の殆どが悪化してしまったからか、代わりに装弾数が1発増えている。
ギガノトやネフィリムを超える超広範囲に安定したダメージゾーンを作れるので、設置物の除去や中古ブラストの作成能力が非常に高い。
リチャージも撃ち切りのSP武器としてはかなり早いので、高SP胴なら2射目が期待できる充填速度になっている。
弱点は射程がワースト1位の240mしかないこと。
出撃直後に撃とうとしてもお隣のプラントに砲撃するのが精一杯なので、せっかくの設置物除去能力が生かせないことが多々ある。
重量も未強化でピッタリ1000と、エアバスターらしからぬ重さになっているのが悩みどころ。
ちなみにうまくエリア移動や
要請兵器の要請を使うと全弾撃ちきらずに砲撃を止めることができる。
エアバスターT60A
排熱板の採用により給弾機構が改良され、高頻度の発射を実現した空中炸裂式榴弾砲。
最大3連射可能な榴弾は起爆時の爆発半径が広く、安定した砲撃を可能とする。
2022/7/24に追加された★4武器の一つ。
★4としてのハイバランスモデルに相応しく、爆発半径・ダメージ・リチャージ効率が高いレベルでまとまっている。
T10とT30の間の子のようなデザインとなっており、一度に最大3発しか撃てない欠点を差し引いても、非常に汎用性が高い。
ナルムクトセのエアバスター版と捉えてもらっても問題ないだろう。
爆風45m威力1万の空中発破される榴弾が12秒待たずに1発補充されるため、前線へ高ダメージを間断なくバラ撒き続けることができる。
総弾数は3発ながら一度に消費されるSPがおおよそ1/3なので、T30を3連射するテクニックの応用により(SP枯渇前提ながら)擬似的な4連射による瞬間的なキルゾーンを生み出すことも可能。
着弾誤差は広めなものの、圧倒的な爆発半径&高威力&リチャージ速度により敵の設置物を焼き払うことも比較的得意としている。
エアバスター系統の持つ強みが最大限強化されたモデルと言えるだろう。
…と、長所だけ抜き出すと非の打ち所がない兵器に見えなくもないが、それが霞むほどの欠点が多数あり、安易に持ち出すと痛い目を見る危険性が高い。
まず第一に、重量が系統最重を更新してしまったこと。
エアバスター系統(特に調整元であるT10やT30)といえば、榴弾砲ながら本体は軽くアセンに影響が少ない点が長所の一つであったのだが、この重さでは最早通常の榴弾砲と大差ない。というか★4先輩のナルムクトセより重い。
いくら連射できるとはいえ、系統内のT25やTSLのような殺意もないのにこの重さではなかなか厳しいものがある。
更に射程距離と着弾誤差も中途半端であり、いくら設置物破壊性能が高くても一番焼きたいであろう敵陣深くのセンサー系になかなか手を出し辛い。
また、そこそこの威力の広範囲爆風は裏を返すと中途半端な削りと味方への誤射量産に直結し、安直に前線付近にばら撒いてもエアバスター系統の特徴である空中発破が仇となって、敵を倒すどころか気付けばポイントマイナスばかり…なんてことも。
そして何より致命的なのは、最大の長所であるはずのリチャージ速度と総弾数。
この武器の長所を最大限活かすには頻繁に砲撃姿勢を取る必要があるため、
榴弾砲系統共通の欠点として挙げられる「足が止まる」「プラントの占拠に直接寄与できない」という2点を殊更に悪化させてしまう。
プラントを踏みながら前線を押し上げるという重火力の本業の一つがおろそかになりやすいため、ナルムクトセ同様立ち回りには十分意識した上での運用を心がけたいところ。
最終更新:2024年02月08日 09:25