会津郡南青木組

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会津郡南青木組 - (2020/03/16 (月) 23:09:05) のソース

陸奥国 [[会津郡]] 南青木組
&blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202} 54コマ目、62コマ目、73コマ目
#image(32-7.jpg,width=500)

#expand(500){{{
この地府城の東南を続き本郷の東北にて[[大沼郡>大沼郡南青木組]]の東端に跨る。
東は[[原組>会津郡原組]]に隣り、西は本郷[[橋爪組>会津郡橋爪組]]に界ひ、南は[[小出組>会津郡小出組]]に連なり、北は府城及び[[滝沢組>会津郡滝沢組]]に接す。
東西2&ruby(い){醫}((「里」の記入ミスか?))余(東は原組[[原村>会津郡原組原村]]の山界より、西は橋爪組[[下小松村>会津郡橋爪組下小松村]]の界に至る)。
南北3里余(南は小出組小塩村の界闇川橋より、北は滝沢組[[滝沢村>会津郡滝沢組滝沢村]]の界に至る)。

村落多くは山に&ruby(よ){倚}り、平地に住し、&ruby(たんぼ){田圃}多く&ruby(ようすい){養水}・&ruby(しんしょう){薪樵}の便よく&ruby(かんそん){旱損}の患なし。

中島・飯寺・中野等の村々もっとも&ruby(へいえん){平衍}の地にあり。その上&ruby(さいほ){菜圃}に宜し。多く煙草・紅花を種え、府下及び他邦まで売出し。河渓・大巣子・一渡戸・酸漿・二幣地・黒森・闇川の七ヶ村は山中にあるゆえ山郷と称へ、民族&ruby(やや){稍}鄙朴なり。

寒強く雲((「雪」の記入ミスか?))降ること早し。水田稀にして多く&ruby(さいほ){菜圃}を開けり。&ruby(ようすい){養水}はみな山間の冷水を用いるに因り、秋実を得ざること多し。常に炭をやき山灰を製し薪を伐出し&ruby(ししたけ){鹿茸}・&ruby(ぜんまい){紫萁}の類を採り、熊&ruby(かもしか){羚羊}を猟り生産の資とす。
大沼郡の村々は気候産業橋爪組に異ならず。

みな郷名を失う。
本郷に属するもの門田荘と称す。

この組三十七ヶ村あり(中四ヶ村は大沼郡の部に出す)

-南青木組 上 五ヶ村
--[[南青木村>会津郡南青木組南青木村]]
--[[北青木村>会津郡南青木組北青木村]]
--[[小田村>会津郡南青木組小田村]]
--[[天寧村>会津郡南青木組天寧村]]
--[[慶山村>会津郡南青木組慶山村]]
---端村:水尾
-南青木組 中 九ヶ村
--[[院内村>会津郡南青木組院内村]]
--[[湯本村>会津郡南青木組湯本村]]
--[[河渓村>会津郡南青木組河渓村]]
--[[大巣子村>会津郡南青木組大巣子村]]
--[[一渡戸村>会津郡南青木組一渡戸村]]
--[[酸漿村>会津郡南青木組酸漿村]]
--[[二幣地村>会津郡南青木組二幣地村]]
---端村:中湯川、西湯川(廃)
--[[黒森村>会津郡南青木組黒森村]]
--[[闇川村>会津郡南青木組闇川村]]
---端村:&ruby(すがぬま){菅沼}、&ruby(いりごや){入小屋}
-青木組 下 十九ヶ村
--&ruby(まめた){大豆田}村
--&ruby(かしほ){香塩}村
---端村:山田
--南原村
--&ruby(かみあまや){上雨屋}村
--宮内村
--下雨屋村
--石村
--&ruby(おもがは){面川}村
---端村:&ruby(もとはぐろ){本羽黒}、&ruby(やまのかみ){山神}、根岸、松倉、沢村
--&ruby(おもかはざは){面川沢}村
--堤沢村
--御山村
--中野村
--&ruby(いて){井出}村
--中島村
---端村:&ruby(あらやしき){荒屋敷}
--花坂村
--松原新田村
--&ruby(いちのせき){一堰}村
---端村:本羽黒
--徳久村
--&ruby(にひでら){飯寺}村



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