河沼郡代田組

陸奥国 河沼郡 代田(よだ)
大日本地誌大系第33巻 83コマ目、90コマ目

この地府城の北に当り本郡の東端にあり。
東は耶麻郡川西組に界ひ日橋川を限りとし、西は笈川組に隣り、南は会津郡高久滝沢両組に交わり、北は日橋川を隔て川西組と耶麻郡塩川組に界ひ、また辰巳(南東)は会津郡原組に連なる。
東西3里28町余(東は川西組戸口村の界日橋川より、西は笈川組王領村の界に至る)。
南北1里16町余(南は滝沢組下居合村の界より、北は塩川組落合村の界日橋川に至る)。

東は山野相雑はり村落稀に、北は日橋川に()ひ、西南は平衍(へいえん)の地にて人煙(しげ)く水田多し。用水の便よく旱損(かんそん)なしといえども土地多くは肥僥ならず。中に就て東偏の地は猪苗代湖に近くまた磐梯山に對する(ゆえ)風は常に激しく草木茂らず曠野(あらの)多し。

この組及び青津村にて節分の夜種子浸し(たねひたし)という事をなす。
またこの組にて大晦日に神主飯(みたまのめし)を歳徳神に供す。
(共に大沼郡高田組の条下に詳なり)

この組の諸村みな郷名を失う。河沼荘と称す。
凡て40ヶ村あり。




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