会津郡高野組

陸奥国 会津郡 高野組
大日本地誌大系第31巻 108コマ目



この地府城の南に当り本郡の中程にあり。
東は田島組に界ひ、西は古町組に隣り駒戸峠の頂を限りとし、南は河島組に接し、北は大沼郡野尻組に連なる。
東西3里10町計(東は田島組永田村の界より、西は古町組入小屋村の界駒戸峠に至る)。
南北2里20町余(南は河島組藤生村の山界より、北は野尻組大芦村の山界に至る)。

村落多くは檜沢村に()ひ南北に山を擁し平衍の地多く田圃(たんぼ)少なからず。
また養水の便よし。故に里民専ら耕耘を事とし余業を假らずして糧食に足りる。
ただ高野・針生両村のみ高山の麓にあり。
寒暑(やや)遅速あれども伊南・伊北の諸組に比すれば霜雪遅く降て早く消ゆ。
山中にシメジを生ず味美なり。

この組の諸村針生郷に属し長江荘と称す

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