大沼郡大石組

陸奥国 大沼郡 大石組
大日本地誌大系第33巻 67コマ目

この地府城の西に当り本郡の西北隅にあり。
東は大谷組に連なり、西北は共に越後国蒲原郡上條組に界ひ、南は野尻組に接し、東北の隅は滝谷組に隣る。

東西7里計(東は大谷組大谷村の山界より、西は上條組室谷村の山界に至る)。
南北5里18町(南は大谷組間方村の山界より、北は滝谷組大石田村の山界に至る)。

人家みな山間に住し、多くは川に()ふ。
道路険しく駄馬を通せず。常に牛を用しこれに代ふ。
霜雪の候大抵野尻組に同く冬月は居民往来に困む。
また漁猟・薪樵の便あれども平田まれにして米穀乏し。因て紙を製し布を織り多く府下に出して諸品に易へ生計を資く。また山中の諸木を伐り、春夏の間水かさ増りし頃筏に積て越後国蒲原郡小川荘の方に出す。

この組の諸村川口郷と称す。
凡て17ヶ村あり。

  • 大石村
    • 端村:下井草(したいくさ)
  • 河口村
    • 端村:栗牧(くりのまき)上井草(うはいくさ)
  • 西谷村
    • 端村:白沢(しらさは)
  • 本名村
    • 小名:舟戸(ふなと)夏井(なつい)
    • 端村:湯倉(ゆくら)三條(さんてう)
  • 小栗山村
    • 小名:大穴(おほあな)
    • 端村:間瀬口(ませくち)箕輪田(みのわた)牧場(まきは)後沢(うりそさは)
  • 八町村
  • 中井村
    • 端村:上中井(かみなかい)
  • 玉梨村
    • 端村:西中井(にしなかい)湯上(ゆのうへ)袖山(そてやま)(廃)
  • 多良布村
    • 端村:上沼沢(かみぬまさは)
  • 沼沢村
  • 福沢入新田村
  • 三更村
  • 大栗山村
  • 板下村
  • 宮崎村
    • 小名:荻付(おきつく)
  • 水沼村
    • 端村:上田(うはた)上大牧(かみおほまき)下大牧(しもおほまき)高倉(たかくら)
  • 早戸村
    • 端村:滝原(たきはら)




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