耶麻郡川西組

陸奥国 耶麻郡 川西組
大日本地誌大系第32巻 17コマ目

この地府城の東北に当り本郡の東により酸川の西にあり。(ゆえ)に號く。
東は川東組の諸村に交わり、西は塩川組に続き、南は湖水を限り会津郡原組に対し、北は磐梯山を隔て檜原村の地に連なる。
また未申(南西)は河沼郡代田組に隣り日橋川を界とす。

東西2里余(東は川東組松橋村の界より、西は会津・河沼両郡の界十六橋に至る)。
南北2里余(南は湖水より、北は磐梯山に至る。檜原村の地に界へども山深ければ境明ならず)。

東南は平衍にて田畠多く、西北は広原にて層巒(そうらん)を負い村里多く相並べり。
大寺・本寺・布藤・源橋等の諸村は大抵山野相交わり地形漸高く、中にも大寺・本寺は居平に近ければ諸村に比すれば暖もまたやや早し。薪樵に便よく網罟(もうこ)の利あれども、多くは瘠地にて米穀味美ならず。

この組の諸村みな郷名を失う。更級荘と称す。
凡38ヶ村あり。








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