東を鶴沼川流れ中央を宮川流れ、西に僅かに小山あり。
村里皆広平の地にあり。田圃多く農隙に筵を織り、縄を綯い草鞋を作り、婦女は木綿を織りて売り出す。
中荒井村・二日町村・東麻生村・下荒井村・蟹川村・真渡村は多く菜疏を種て府下に鬻ぎ、和泉村・台村は宮川に傍ひ二日村・蟹川村・真渡村は鶴沼川に臨み漁網の利多し。また、下荒井村・真渡村より歳首出て、東国仙道諸郡を廻る。
大沼郡の村々は気候習俗高田組に同じ。
この組の諸村みな郷名失い、本郡の諸村は共に門田荘と称す。
参考
最終更新:2020年03月08日 08:37