会津郡中荒井組

陸奥国 会津郡 中荒井組
大日本地誌大系第31巻 40コマ目

この地府城の西に当たり、本郡の東北にて大沼郡の地に跨り、宮川その間を限れり。
東は高久組に界ひ、西は河沼郡鵜井沢組に接し、南は本郡橋爪組・大沼郡高田組に続き、北は河沼郡坂下組・牛沢組に隣る。
東西3里(東は高久組鍛冶屋敷村の界より、西は牛沢組大野村の山界に至る)。
南北1里(南は橋爪組西麻生村の界より、北は牛沢組茅津村の界に至る)。

東を鶴沼川流れ中央を宮川流れ、西に僅かに小山あり。
村里皆広平の地にあり。田圃(たんぼ)多く農隙(のうげき)(むしろ)を織り、縄を()い草鞋を作り、婦女は木綿を織りて売り出す。

中荒井村・二日町村・東麻生村・下荒井村・蟹川村・真渡村は多く菜疏を種て府下に鬻ぎ、和泉村・台村は宮川に傍ひ二日村・蟹川村・真渡村は鶴沼川に臨み漁網の利多し。また、下荒井村・真渡村より歳首(さいしゅ)出て、東国仙道諸郡を廻る。
大沼郡の村々は気候習俗高田組に同じ。

この組の諸村みな郷名失い、本郡の諸村は共に門田荘と称す。

凡三十二ヶ村あり(九ヶ村は大沼郡に載す)。




参考
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