会津郡弥五島組

陸奥国 会津郡 弥五島(やごしま)
大日本地誌大系第31巻 84コマ目

この地府城の南に当り本郡の東端にあり。
東は白川領岩瀬郡に界ひ、西は楢原小出両組に隣り、南は松川組に接し、北は小出組に連なる。

東西2里計(東は岩瀬郡湯本村の山界五輪峯より、西は小出組大沢村の山界に至る)。
南北1里18町計(南は松川組水門村の山界より、北は小出組桑原村の山界に至る)。

村落多くは鶴沼川の傍ひ皆山間にあり。
土地(のぎ)麦に宜く水田少し。
又多く煙草を種て(ひさ)ぎ出し、葛粉を製し蚕を養て生産の資とす。

この組の諸村湯原郷に属し共に長江荘と称す。

最終更新:2020年02月08日 20:35
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