河沼郡牛沢組

陸奥国 河沼郡 牛沢組
大日本地誌大系第33巻 129、135、143コマ目

この地府城の西に当り本郷の西南にあり。
東より北に回て坂下組に連なり、西より北に回て野沢組に隣り、南は大沼郡高田組に続き、西南の隅は大沼郡滝谷組に交われり。
東西6里余(東は坂下組上金沢新田村の界より、西は野沢組野沢村の界に至る)。
南北3里(南は高田組軽井沢村の界より、北は野沢組藤村の界に至る)。

東は地面ひらけて水陸の田圃(たんぼ)多し。されど養水の便悪く旱魃の患あり。俗に二里郷と称す。中に上茅津・中茅津両村は本組の地に続かず坂下組の境内を隔て東にあり。
西は衆山重畳し只見川その間を流れ村落大抵その左右に()ふ。(ゆえ)に山郷と称す。水田少けれども山林菜圃(さいほ)多く生産乏しからず。雪早く降り寒気強し。

柳津郷に隷するもの24ヶ村あり(大沢村・和泉村・平井村・朝立村・八坂村・細越村・椿村・小巻村・柳津村・阿久津村・野老沢村・麻生村・持寄村・小野川村・中野村・出倉村・郷戸村・長倉村・塩野村・猪鼻村・黒滝村・小柳津村・大野村・大野新田村)。
その余は郷名を失う。

この組の諸村共に蜷川荘と称す。
凡て40ヶ村あり。







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