大沼郡滝谷組

陸奥国 大沼郡 滝谷組
大日本地誌大系第33巻 50コマ目

この地府城の西に当り本郡の北にあり。
東は高田組に隣り、西は大谷組に接し、南は冑組に交わり、北は河沼郡牛沢組に界ひ、西北の端屈曲して大石大谷牛沢3組の間に挿入す。

東西5里15町計(東は高田組軽井沢村の界西勝峠より、西は大石組水沼村の山界に至る)。
南北5里30町計(南は冑組観音村の山界より、北は牛沢組郷戸村の山界に至る)。

東南に明神嶽・博士山(そばだ)ち、戌亥(北西)の方には蒲萄倉山(そび)ゆ。
村里山谷に住し、寒強く暑弱く雪最深し。農務の候も種るは遅く収るは早し。
里民大抵蚕を養い紙を漉き産業贍はせり。

この組の諸村金山郷と称す。
凡て15ヶ村あり。




最終更新:2020年04月19日 22:01
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