安積郡福良組

「安積郡福良組」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

安積郡福良組」(2020/10/06 (火) 21:56:19) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

陸奥国 [[安積郡]] [[福良組>安積郡福良組]] &blanklink(大日本地誌大系第34巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179230} 18コマ目 &image(98.jpg,width=500) この地府城の東に当り、本郡の西南隅にありて会津郡の地少くこれに属す(布引山の峯より南、鶴沼川に至るまでの地をいう)。 東は本郡守山領に界ひ諏訪峠を限りとし、西は[[会津郡原組]]に隣り黒森峠を限りとす、南は布引山を越えて白川領岩瀬郡に界ひ鶴沼川を限りとし、北は湖水を限りとす。 また、東南の方は守山領岩瀬郡に接し勢至峠を限りとす。 東西3里16町余(東は守山領岩瀬郡勢至堂村の界勢至峠より、西は[[原組原村>会津郡原組原村]]の界黒森峠に至る)。 南北4里18町計(南は白川領岩瀬郡の界鶴沼川より、北は湖水に至る)。 高山南に&ruby(そばだ){峙}ち湖水北に浸して、村落&ruby(たんぼ){田圃}多くは山間に闢く。 府下に&ruby(くらべ){較}れば寒強く暑弱くして、春雪遅く消え秋霜早く降る。これに因て&ruby(おくて){晩稲}熟らず。 &ruby(のうげき){農隙}には常に江戸に運送する米を駄し、或は莚を織り炭・山灰を焼き、&ruby(ししたけ){鹿茸}を採り&ruby(かちぐり){搗栗}を製し、&ruby(もうだ){望陀}の皮を剥ぎ熊・&ruby(のじし){野猪}を猟て生産の資とする者多し。 赤津村は布引山に近き故、仲秋の頃村民6、7日の糧をつつみ布引山に入り山竹を伐るに、竹林&ruby(しんすい){深邃}にして脊負い帰ること叶わざれば所々大樹の下に積置き冬雪積るを待ち、仲春の頃また雪舟にて山を引下し府下に&ruby(ひさ){鬻}ぎ出す。 浜坪村及び福良の端村浜・赤津の端村秋山の3村は&ruby(こひん){湖浜}に臨める故&ruby(ぎょもう){漁網}の利多し。 この組の諸村みな郷名を失う。 共に菱潟荘(古文書或は菱潟を菱縣に作る者あり)と称す。 凡6ヶ村あり。 -[[福良村>安積郡福良組福良村]] --端村:山崎、筧口、中沢、伊羅沢、大窪、入宇田、一本木、弥陀内、栗生、禰宜内、大将地、打越、余江新田、畠、境、峯崎、浜、穴尾、片岸 -[[馬入新田村>安積郡福良組馬入新田村]] -[[浜坪村>安積郡福良組浜坪村]] --端村:葛田内 -[[赤津村>安積郡福良組赤津村]] --小名:千貫石、富永 --端村:小枝町、北向、東岐、小倉沢、山根、秋山 -[[三代村>安積郡福良組三代村]] --小名:中入新田、北沢 --端村:唐沢 -[[中地村>安積郡福良組中地村]] --小名:岩崎 ---- -参考 --[[ぐるっと湖南伝承会>http://guruttokonan.jp]] ---月形、中野、三代、福良、赤津について案内あり
陸奥国 [[安積郡]] [[福良組>安積郡福良組]] &blanklink(大日本地誌大系第34巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179230} 18コマ目 &image(98.jpg,width=500) この地府城の東に当り、本郡の西南隅にありて[[会津郡]]の地少くこれに属す(布引山の峯より南、鶴沼川に至るまでの地をいう)。 東は本郡守山領に界ひ諏訪峠を限りとし、西は[[会津郡原組]]に隣り黒森峠を限りとす、南は布引山を越えて白川領岩瀬郡に界ひ鶴沼川を限りとし、北は湖水を限りとす。 また、東南の方は守山領岩瀬郡に接し勢至峠を限りとす。 東西3里16町余(東は守山領岩瀬郡勢至堂村の界勢至峠より、西は[[原組原村>会津郡原組原村]]の界黒森峠に至る)。 南北4里18町計(南は白川領岩瀬郡の界鶴沼川より、北は湖水に至る)。 高山南に&ruby(そばだ){峙}ち湖水北に浸して、村落&ruby(たんぼ){田圃}多くは山間に闢く。 府下に&ruby(くらべ){較}れば寒強く暑弱くして、春雪遅く消え秋霜早く降る。これに因て&ruby(おくて){晩稲}熟らず。 &ruby(のうげき){農隙}には常に江戸に運送する米を駄し、或は莚を織り炭・山灰を焼き、&ruby(ししたけ){鹿茸}を採り&ruby(かちぐり){搗栗}を製し、&ruby(もうだ){望陀}の皮を剥ぎ熊・&ruby(のじし){野猪}を猟て生産の資とする者多し。 赤津村は布引山に近き故、仲秋の頃村民6、7日の糧をつつみ布引山に入り山竹を伐るに、竹林&ruby(しんすい){深邃}にして脊負い帰ること叶わざれば所々大樹の下に積置き冬雪積るを待ち、仲春の頃また雪舟にて山を引下し府下に&ruby(ひさ){鬻}ぎ出す。 浜坪村及び福良の端村浜・赤津の端村秋山の3村は&ruby(こひん){湖浜}に臨める故&ruby(ぎょもう){漁網}の利多し。 この組の諸村みな郷名を失う。 共に菱潟荘(古文書或は菱潟を菱縣に作る者あり)と称す。 凡6ヶ村あり。 -[[福良村>安積郡福良組福良村]] --端村:山崎、筧口、中沢、伊羅沢、大窪、入宇田、一本木、弥陀内、栗生、禰宜内、大将地、打越、余江新田、畠、境、峯崎、浜、穴尾、片岸 -[[馬入新田村>安積郡福良組馬入新田村]] -[[浜坪村>安積郡福良組浜坪村]] --端村:葛田内 -[[赤津村>安積郡福良組赤津村]] --小名:千貫石、富永 --端村:小枝町、北向、東岐、小倉沢、山根、秋山 -[[三代村>安積郡福良組三代村]] --小名:中入新田、北沢 --端村:唐沢 -[[中地村>安積郡福良組中地村]] --小名:岩崎 ---- -参考 --[[ぐるっと湖南伝承会>http://guruttokonan.jp]] ---月形、中野、三代、福良、赤津について案内あり

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: