大沼郡高田組

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陸奥国 [[大沼郡]] 高田組 &blanklink(大日本地誌大系第33巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179220} 9、18コマ目 #image(74-4.jpg,width=500) #expand(500){{{ この地府城の西に当り本郡の東北にあり。 東は宮川を隔て[[会津郡中荒井組]]に隣り、西は山を越えて[[滝谷組>大沼郡滝谷組]]に界ひ、南は[[永井野組>大沼郡永井野組]]に並び、北は[[中荒井組>大沼郡中荒井組]]に続く。 また東南は[[橋爪組>大沼郡橋爪組]]と[[冑組>大沼郡冑組]]に交わる。 東西3里8町余(東は[[会津郡中荒井組十二所新田村]]の界より、西は[[滝谷組田代村>大沼郡滝谷組田代村]]の界西勝峠に至る)。 南北2里2町余(南は[[永井野組永井野村>大沼郡永井野組永井野村]]の界より、北は[[中荒井組沢田村>大沼郡中荒井組沢田村]]の界に至る)。 東に宮川流れ西に衆山連なり、土地肥えて五穀豊なり。ただ竹原・上中川・西勝等の諸村は養水の便悪く常に旱損に苦しむ。軽井沢・逆瀬川の両村は山中に住し、雀林・米沢・根岸・中田・立行事等の村々は山麓にあるゆえ寒暑の候府下に比すれば10余日の差あり。 また5、6月の際に日を択び高田村伊佐須美神社にて御田植祭あり([[高田村>大沼郡高田組高田村]]の条下に詳にす)。その時遠近より高田村に来たり詣る者郡集あり。 この組及び中荒井組にて正月15日若木に団子をさす時その湯を家居に四面に灌で悪虫を避く。 同月15、16両日家中に塵芥多ければその年&ruby(たんぼ){田圃}に草多しとて度々座中を掃除す。 節分の夜&ruby(たねひたし){種子浸}とうことあり。茶碗に水を盛り大豆数粒を諸穀に擬え1粒づつ水に浸しその年の豊儉を占う。沈む者は実入りよく浮かぶ者は実入り悪しという。 またこの組及び中荒井・永井野・東尾岐・冑・滝谷・大谷・野尻・大石・大塩組にて大晦日に&ruby(みたまのめし){神玉飯}とて団飯12を作り大麻の幹を挿み歳徳神に供え、その後蓄置いて明年大麻の種子を蒔く時これを食う。 この組の諸村皆郷を失う。 凡32ヶ村あり。 -高田組 上 --[[高田村>大沼郡高田組高田村]] --[[竹原村>大沼郡高田組竹原村]] --[[西勝村>大沼郡高田組西勝村]] --[[富岡村>大沼郡高田組富岡村]] ---端村:&ruby(しんやしき){新屋敷} --[[上中川村>大沼郡高田組上中川村]] --[[境新田村>大沼郡高田組境新田村]] --[[屋敷村>大沼郡高田組屋敷村]] ---端村:&ruby(てんしんたう){天神堂} -高田組 下 --[[安田村>大沼郡高田組安田村]] --[[佐布川村>大沼郡高田組佐布川村]] ---端村:&ruby(こひらきしんでん){古開新田}、&ruby(なかしんでん){中新田}、&ruby(てんまんしんでん){天満新田} --[[境野村>大沼郡高田組境野村]] ---端村:&ruby(にけんさかひの){二軒界野}、&ruby(でしんでん){出新田} --[[寺崎村>大沼郡高田組寺崎村]] ---端村:&ruby(しもむら){下村} --[[雀林村>大沼郡高田組雀林村]] --[[檜目村>大沼郡高田組檜目村]] ---端村:&ruby(ひのめしんでん){檜目新田} --[[米沢村>大沼郡高田組米沢村]] --[[根岸中田村>大沼郡高田組根岸中田村]] --[[沖中田村>大沼郡高田組沖中田村]] ---端村:&ruby(なかおしんでん){長尾新田}(廃) --[[阿久津村>大沼郡高田組阿久津村]] --[[新屋敷村>大沼郡高田組新屋敷村]] --[[新屋敷新田村>大沼郡高田組新屋敷新田村]] ---端村:&ruby(むかひしんでん){向新田} --[[立行事村>大沼郡高田組立行事村]] ---端村:&ruby(でしんでん){出新田} --[[逆瀬川村>大沼郡高田組逆瀬川村]] ---小名:&ruby(まつさかしんでん){松阪新田} ---端村:&ruby(ほとけさは){佛沢} --[[軽井沢村>大沼郡高田組軽井沢村]] ---小名:&ruby(ぎんざん){銀山} ---端村:&ruby(いちの){市野}、&ruby(うはたひら){上平}、&ruby(おほやち){大谷地} }}}
陸奥国 [[大沼郡]] 高田組 &blanklink(大日本地誌大系第33巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179220} 9、18コマ目 #image(74-4.jpg,width=500) この地府城の西に当り本郡の東北にあり。 東は宮川を隔て[[会津郡中荒井組]]に隣り、西は山を越えて[[滝谷組>大沼郡滝谷組]]に界ひ、南は[[永井野組>大沼郡永井野組]]に並び、北は[[中荒井組>大沼郡中荒井組]]に続く。 また東南は[[橋爪組>大沼郡橋爪組]]と[[冑組>大沼郡冑組]]に交わる。 東西3里8町余(東は[[会津郡中荒井組十二所新田村]]の界より、西は[[滝谷組田代村>大沼郡滝谷組田代村]]の界西勝峠に至る)。 南北2里2町余(南は[[永井野組永井野村>大沼郡永井野組永井野村]]の界より、北は[[中荒井組沢田村>大沼郡中荒井組沢田村]]の界に至る)。 東に宮川流れ西に衆山連なり、土地肥えて五穀豊なり。ただ竹原・上中川・西勝等の諸村は養水の便悪く常に旱損に苦しむ。軽井沢・逆瀬川の両村は山中に住し、雀林・米沢・根岸・中田・立行事等の村々は山麓にあるゆえ寒暑の候府下に比すれば10余日の差あり。 また5、6月の際に日を択び高田村伊佐須美神社にて御田植祭あり([[高田村>大沼郡高田組高田村]]の条下に詳にす)。その時遠近より高田村に来たり詣る者郡集あり。 この組及び中荒井組にて正月15日若木に団子をさす時その湯を家居に四面に灌で悪虫を避く。 同月15、16両日家中に塵芥多ければその年&ruby(たんぼ){田圃}に草多しとて度々座中を掃除す。 節分の夜&ruby(たねひたし){種子浸}とうことあり。茶碗に水を盛り大豆数粒を諸穀に擬え1粒づつ水に浸しその年の豊儉を占う。沈む者は実入りよく浮かぶ者は実入り悪しという。 またこの組及び中荒井・永井野・東尾岐・冑・滝谷・大谷・野尻・大石・大塩組にて大晦日に&ruby(みたまのめし){神玉飯}とて団飯12を作り大麻の幹を挿み歳徳神に供え、その後蓄置いて明年大麻の種子を蒔く時これを食う。 この組の諸村皆郷を失う。 凡32ヶ村あり。 -高田組 上 --[[高田村>大沼郡高田組高田村]] --[[竹原村>大沼郡高田組竹原村]] --[[西勝村>大沼郡高田組西勝村]] --[[富岡村>大沼郡高田組富岡村]] ---端村:&ruby(しんやしき){新屋敷} --[[上中川村>大沼郡高田組上中川村]] --[[境新田村>大沼郡高田組境新田村]] --[[屋敷村>大沼郡高田組屋敷村]] ---端村:&ruby(てんしんたう){天神堂} -高田組 下 --[[安田村>大沼郡高田組安田村]] --[[佐布川村>大沼郡高田組佐布川村]] ---端村:&ruby(こひらきしんでん){古開新田}、&ruby(なかしんでん){中新田}、&ruby(てんまんしんでん){天満新田} --[[境野村>大沼郡高田組境野村]] ---端村:&ruby(にけんさかひの){二軒界野}、&ruby(でしんでん){出新田} --[[寺崎村>大沼郡高田組寺崎村]] ---端村:&ruby(しもむら){下村} --[[雀林村>大沼郡高田組雀林村]] --[[檜目村>大沼郡高田組檜目村]] ---端村:&ruby(ひのめしんでん){檜目新田} --[[米沢村>大沼郡高田組米沢村]] --[[根岸中田村>大沼郡高田組根岸中田村]] --[[沖中田村>大沼郡高田組沖中田村]] ---端村:&ruby(なかおしんでん){長尾新田}(廃) --[[阿久津村>大沼郡高田組阿久津村]] --[[新屋敷村>大沼郡高田組新屋敷村]] --[[新屋敷新田村>大沼郡高田組新屋敷新田村]] ---端村:&ruby(むかひしんでん){向新田} --[[立行事村>大沼郡高田組立行事村]] ---端村:&ruby(でしんでん){出新田} --[[逆瀬川村>大沼郡高田組逆瀬川村]] ---小名:&ruby(まつさかしんでん){松阪新田} ---端村:&ruby(ほとけさは){佛沢} --[[軽井沢村>大沼郡高田組軽井沢村]] ---小名:&ruby(ぎんざん){銀山} ---端村:&ruby(いちの){市野}、&ruby(うはたひら){上平}、&ruby(おほやち){大谷地}

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