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陸奥国 [[会津郡]] 原組
&blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202} 19コマ目
#image(27-3.jpg,width=500)
この地府城の東北に当たり、本郡の東北端にあり。
東は湖水を限とし西は[[南青木組>会津郡南青木組]]に界ひ、南は本郡福良組（福良組は安積郡に隷すれどもその他本郡に跨る）諸村の山に連なり、北は[[河沼郡代田組]]に接し、辰巳（南東）の方は安積郡に続き[[福良組>安積郡福良組]]に並ぶ。
東西1里余（東は湖水の岸より、西は[[南青木組湯本村>会津郡南青木組湯本村]]の山界に至る）。
南北4里余（南は[[福良組>安積郡福良組]]諸村の山界より、北は[[代田組強清水新田村>河沼郡代田組強清水新田村]]の界に至る）。
三面に山を負い東に湖水を擁し、その間は&ruby(やち){谷地}とて水溜り水草多く生ずる処なり。
土地&ruby(やせ){瘠}て&ruby(たんぼ){田圃}多からず。
諸組に&ruby(くらべ){較}れば地勢もっとも高く、風烈くして寒気強く盛夏といえども朝夕は&ruby(あわせごろも){裌衣}を服せり。分て原村は雪深くして、年に因っては人家を埋め昼夜となく燈を用いる事あり。
&ruby(のうげき){農隙}には「クク」と云う草を採り、&ruby(みの){蓑}を製して府下及び他邦に&ruby(ひさ){鬻}出し、或は薪を採り&ruby(むしろ){筵}を織る者多し。
また東田面・崎川・中田等の村々は湖浜に臨み&ruby(もうこ){網罟}の利あり。
田代・高坂（原の端村）は山中にある故、炭を焼き生計の資とす。
皆郷名を失う。共に門田荘と称す。
昔は瀧澤組の内なりしが寛文七年(1667年)割て原組とせり。
-[[原村>会津郡原組原村]]
--小名：&ruby(よしがたひら){吉平}
--端村：高坂、田代
-[[西田面村>会津郡原組西田面村]]
--小名：原治郎屋敷
-[[上馬渡村>会津郡原組上馬渡村]]
-[[下馬渡村>会津郡原組下馬渡村]]
-[[赤井村>会津郡原組赤井村]]
--小名：下窪新田、&ruby(まはとしんでん){廻戸新田}
--端村：桂沢新田
-[[原新田村>会津郡原組原新田村]]
-[[篠山村>会津郡原組篠山村]]
-[[中田村>会津郡原組中田村]]
--端村：&ruby(うのうら){鵜浦}、松崎
-[[崎川村>会津郡原組崎川村]]
-[[東田面村>会津郡原組東田面村]]
--端村：&ruby(せきば){堰場}
-[[経沢村>会津郡原組経沢村]]
--端村：石田、&ruby(おほへさわ){大経沢}（廃）
----
参考
-&blanklink(湊町のたから){https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2014041400017/}
--&blanklink(湊町ガイドマップ){https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2014041400017/files/gaidomapura.pdf}（PDF）
陸奥国 [[会津郡]] 原組
&blanklink(大日本地誌大系第31巻){https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1179202} 19コマ目
#image(27-3.jpg,width=500)
この地府城の東北に当たり、本郡の東北端にあり。
東は湖水を限とし西は[[南青木組>会津郡南青木組]]に界ひ、南は本郡福良組（福良組は安積郡に隷すれどもその他本郡に跨る）諸村の山に連なり、北は[[河沼郡代田組]]に接し、辰巳（南東）の方は安積郡に続き[[福良組>安積郡福良組]]に並ぶ。
東西1里余（東は湖水の岸より、西は[[南青木組湯本村>会津郡南青木組湯本村]]の山界に至る）。
南北4里余（南は[[福良組>安積郡福良組]]諸村の山界より、北は[[代田組強清水新田村>河沼郡代田組強清水新田村]]の界に至る）。
三面に山を負い東に湖水を擁し、その間は&ruby(やち){谷地}とて水溜り水草多く生ずる処なり。
土地&ruby(やせ){瘠}て&ruby(たんぼ){田圃}多からず。
諸組に&ruby(くらべ){較}れば地勢もっとも高く、風烈くして寒気強く盛夏といえども朝夕は&ruby(あわせごろも){裌衣}を服せり。分て原村は雪深くして、年に因っては人家を埋め昼夜となく燈を用いる事あり。
&ruby(のうげき){農隙}には「クク」と云う草を採り、&ruby(みの){蓑}を製して府下及び他邦に&ruby(ひさ){鬻}出し、或は薪を採り&ruby(むしろ){筵}を織る者多し。
また東田面・崎川・中田等の村々は&ruby(こひん){湖浜}に臨み&ruby(もうこ){網罟}の利あり。
田代・高坂（原の端村）は山中にある故、炭を焼き生計の資とす。
皆郷名を失う。共に門田荘と称す。
昔は瀧澤組の内なりしが寛文七年(1667年)割て原組とせり。
-[[原村>会津郡原組原村]]
--小名：&ruby(よしがたひら){吉平}
--端村：高坂、田代
-[[西田面村>会津郡原組西田面村]]
--小名：原治郎屋敷
-[[上馬渡村>会津郡原組上馬渡村]]
-[[下馬渡村>会津郡原組下馬渡村]]
-[[赤井村>会津郡原組赤井村]]
--小名：下窪新田、&ruby(まはとしんでん){廻戸新田}
--端村：桂沢新田
-[[原新田村>会津郡原組原新田村]]
-[[篠山村>会津郡原組篠山村]]
-[[中田村>会津郡原組中田村]]
--端村：&ruby(うのうら){鵜浦}、松崎
-[[崎川村>会津郡原組崎川村]]
-[[東田面村>会津郡原組東田面村]]
--端村：&ruby(せきば){堰場}
-[[経沢村>会津郡原組経沢村]]
--端村：石田、&ruby(おほへさわ){大経沢}（廃）
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参考
-&blanklink(湊町のたから){https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2014041400017/}
--&blanklink(湊町ガイドマップ){https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2014041400017/files/gaidomapura.pdf}（PDF）
