佐原家文書は下記の3点を総称したものです。
- 1.牛沢組郷村万改帳
- 寛文5年(1665年)6月成立
- 賢帳 1冊 紙本墨書 表題は「稲河領牛澤組郷村萬改帳」
- 会津藩保科正之の命令で、「会津風土記」の基礎資料として作成された帳簿で、牛沢組に属する44の村の状況が書き記されています。
- 2.牛沢組絵図
- 寛文7年(1667年)10月成立
- 大型の絵地図(197センチメートル×269.5センチメートル)
- 牛沢組の山・川(沢)や道、各村の耕地(田・畑)の状況が描かれています。
- 3.牛沢堰絵図
- 明暦4年(1658年)完成
- 牛沢組の佐原氏が開削した牛沢堰(牛沢新堀)の状況を描いた絵図で、蛇行しながら流れる堰の区間の長さや工事個所・人足数などの貼紙が詳細に示されています。
平成23年1月28日に佐原次郎氏より県立博物館に寄贈されました。
画像の一部は文化遺産オンラインでも公開されています。
最終更新:2025年06月30日 17:28