花畑組町

陸奥国 若松 郭外 花畑(はなばたけ)組町
大日本地誌大系第30巻 177コマ目

※国立公文書館デジタルアーカイブ『新編会津風土記21』より

前の士屋敷の西南にあり。
足軽同心の居にて通数条あり。

河原(かはら)

晒屋町の西に続き黒川の岸に傍て石塚向河原丁に通す。
長3町45間余・幅2間、家数21軒。
東の方に士屋敷3軒ありて大通に出る小路あり。
(東黒川材木町分・南町分の地雑れり)

角場

この通の南頬黒川の岸にあり

的場

この通の末にあり

(うら)

川原通の北に並ぶ小路なり。
長2町23間余、家数31軒(士屋敷雑れり)。
ここより河原通に通ずる小路4条あり。
また北の方大通に出る小路あり。
(材木町分・南町分の地雑れり)

一番丁

花畑大通の西に続き、長55間・幅4間、家数4軒。
石塚向丁に通す。

二番丁

一番丁の北に並び、東の端は北に折れて三番丁に通し、西は石塚向丁に出つ。
長56間余・幅1間、家数10軒。

三番丁

二番丁の北に並び、東は西通に通ず。
長52間・幅1間、家数13軒。
西端に横通あり。
北は四番丁より、南は石塚向丁に通す。

四番丁

三番丁の北に並び、東は西通より西は石塚向丁に通す。
長1町33間・幅2間、家数9軒。

五番丁

四番丁の北に並び、長1町36間余・幅2間、家数21軒。
末は石塚向丁に至る。
(材木町分の地雑れり)

片頬(かたがは)

五番丁より北にゆく通にて、長1町14間の小路なり。
家数15軒。
末は外郭の(ほり)につきて石塚向丁に通す。
昔は片頬に住せし(ゆえ)この名あるにや。
(材木町分の地雑れり)

石塚向河原(いしづかむかひかはら)

川原通の西に続き黒川の岸に傍て東西の通なり。
長50間・幅2間、家数16軒
(材木町分の地雑れり)

石塚向(いしづかむかひ)

河原丁の末に続き南北の通にて末は中河原町に至る。
南の方は西に黒川を受けて家居東に連なり、北の方は東に外隍ありて西頬に家居す。隍端(ほりばた)と唱ふ。
長3町50間・道幅広狭齊からす、家数38軒。
(材木町分の地雑れり)



最終更新:2020年09月30日 22:21