耶麻郡大谷組高目村

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  • 耶麻郡大谷組高目村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 高目(たかめ)村 大日本地誌大系第32巻 149コマ目 府城の西北に当り行程7里。 家数26軒、東西5町50間・南北5町。 山の半腹に散居す。 東17町43間三方村の界に至る。その村まで31町40間余。 西5町14間吉田組平明村の界に至る。その村は未(南南西)に当り25町。 南12町40間漆窪村の界に至る。その村まで14町40間余。 北11町40間吉田組大船沢村の界に至る。その村まで23町。 また 辰巳(南東)の方23町34間小土山村の界に至る。その村まで1里6町50間余。 亥(北北西)の方11町20間吉田組小綱木村の界に至る。その村まで21町30間余。 もと大蘆村といいしが、寛永中(1624年~1645年)今の名に改む。 端村 中野(なかの) 本村の南8町10間にあり。 家数3軒、東西1町20間・南北1町。 東...
  • 耶麻郡大谷組
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 大日本地誌大系第32巻 147コマ目 この地府城の西北に当り本郡の西にあり。 東は木曽組に隣り、西は吉田組に接し、南は揚川を限り河沼郡野沢組に界ひ、北は木曽・吉田両組に交われり。 東西1里31町(東は木曽組舘原村の界より、西は吉田組橋立村の界に至る)。 何北2里17町(南は野沢組利田村の界揚川より、北は吉田組大船沢村の界に至る)。 村落みな山中に住し広平の地なく、渓水の便につき田圃(たんぼ)を闢けり。 小布瀬郷に隷する村11(大谷村・小土山村・三方村・赤岩村・中山村・大蘆村・利田村・荻野村・西海枝村・黄檗村)、野尻郷に隷する村6(高目村・漆窪村・戸中村・橋屋村・八重窪村・井谷村)あり。 共に新宮荘と称す。 凡て17ヶ村あり。 大谷村 小土山村端村:早坂、立岩 三方村小名:若宮 端村:栃窪、長窪、地割、塔窪、 高...
  • 耶麻郡大谷組漆窪村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 漆窪(うるしくほ)村 大日本地誌大系第32巻 150コマ目 この村旧塩村とて平明村の端村なり。本郡に同名ある故(ゆえ)天正中(1573年~1593年)今の名に改む。何の頃よりか分て1村となる。 府城の西北に当り行程7里。 家数9軒、東西1町20間・南北40間。 東は山繞(めぐ)り西南北に田畠あり村際を渓水流る。 東3町15間・北2町4間、共に高目村の界に至る。その村は北に当り14町40間余。 西2町6間・南9町45間、共に吉田組平明村の界に至る。その村は西に当り12町10間余。 端村 向山(むかひやま) 本村の西平明村の境内を隔て16町40間にあり。 家居1軒。 北は山林に傍ひ三方僅かに田圃(たんぼ)を開く。 東南は共に平明村に界ひ、西北は共に吉田組原村に接す。 地面東西3町40間・南北1町30間余。 山川 笹川...
  • 耶麻郡大谷組小土山村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 小土山(こつちやま)村 大日本地誌大系第32巻 148コマ目 府城の西北に当り行程7里。 家数15軒、東西2町39間・南北3町。 大谷川に傍ひ山間に住し四方に田畠を開く。 東6町52間大谷村の界に至る。その村まで13町余。 西21町高目村の山界に至る。その村は戌亥(北西)に当り1里6町50間余。 南5町利田村の界に至る。その村は午未(南~南南西の間)に当り1里1町。 北4町27間三方村の界に至る。その村まで12町余。 端村 早坂(はやさか) 本村の西5町20間余にあり。 家数10軒、東西4町14間・南北50間、山間に住す。 立岩(たていは) 本村の西15町20間にあり。 家数9軒、東西1町20間・南北1町40間。 陣峯の麓に住す。 山川 立岩山(たていはやま) 端村立岩の西にあり。 高46丈余。 そばだちた...
  • 耶麻郡大谷組三方村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 三方(みかた)村 大日本地誌大系第32巻 149コマ目 府城の西北に当り行程7里。 家数3軒、東西20間・南北1町30間、山中に住す。 辰(東南東)の方7町木曽組舘原村の界に至る。その村まで21町。 西31町28間高目村の界に至る。その村まで1里11町10間余。 南13町2間大谷村の界に至る。その村まで19町余。 丑(北北東)の方19町18間木曽組中反村の界に至る。その村まで28町10間余。 未(南南西)の方25町28間小土山村の界に至る。その村まで29町50間余。 この村に沼3ある故(ゆえ)村名とす。 また「味潟」或は「味方」とも書しという。 小名 若宮(わかみや) 本村の戌(西北西)の方11町20間にあり。 家数2軒、東西20間・南北30間。 東北は山に傍(そ)ひ西南の方田畠なり。 端村 橡窪(とちくほ) ...
  • 耶麻郡大谷組黄檗村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 黄檗(きはた)村 大日本地誌大系第32巻 154コマ目 府城の西北に当り行程6里10町。 家数6軒、東西1町・南北50間。 北は山に連なり東南は揚川に臨み、その間に田圃(たんぼ)あり。 東1町30間大谷村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り14町。 西6町利田村の界に至る。その村まで24町。 南3町西海枝村の界に至る。その村まで11町。 また 未(南南西)の方2町30間西海枝村の界に至る。その村まで9町30間。 もとこの村薬師堂の境内に黄檗(*1)の大木あり。因て村名とせしとぞ。 山川 揚川 村東3町にあり。 大谷村の境内より来り、6町余未申(南西)の方に流れ西海枝村の界に入る。 水利 堤 村より戌(西北西)の方5町にあり。 周110間。天明6年(1786年)に築く。 神社 日月神社 祭神 日月神?...
  • 耶麻郡吉田組小綱木村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 小綱木(こつなき)村 大日本地誌大系第32巻 160コマ目 府城の西北に当り行程9里。 家数31軒、東西8町・南北7町、山腰に散居す。 東7町大船沢村の山界に至る。その村まで20町。 西1町真箇沢村の界に至る。その村まで13町。 南23町平明村の界に至る。その村まで1里1町。 北5町計宮野村の山に界ふ。 また 巳(南南東)の方10町14間大谷組高目村の山界に至る。その村まで21町30間。 山川 花立坂(はなたてさか) 村東にあり。 登ること7町。 大船沢村にゆく路なり。 高坂川(たかさかかわ) 村より辰(東南東)の方8町にあり。 大船沢村の境内柳原堤の下流なり。南に流るること20町平明村の界に入る。 広5間。 清水4 みな村中にあり。 一は宇津野清水(うつのしみず)という。 一は向清水(むかひしみず)と...
  • 耶麻郡大谷組井谷村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 井谷(いたに)村 大日本地誌大系第32巻 150コマ目 府城の西北に当り行程8里。 家数13軒、東西1町34間・南北1町46間。 四方に層巒(そうらん)連なり、渓水に傍ひ山間に水田を開く。 東5町50間赤岩・中山両村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り26町20間。 西17町35間吉田組橋立村の界に至る。その村まで1里3町10間。 南1町58間八重窪村の界に至る。その村まで7町30間余。 北13町吉田組樟山村の界に至る。その村まで14まち50間。 また 未(南南西)の方10町20間橋屋村の界に至る。その村まで30町50間余。 小名 馬場野(ははの) 本村より亥子(北北西~北の間)の方14町余にあり。 家居1軒、山間に住す。 山川 俵置場山(たはらおきはやま) 村西1町にあり。 高70間計。 松樹・雑木多し。 ...
  • 耶麻郡大谷組大谷村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 大谷(おほたに)村 大日本地誌大系第32巻 148コマ目 府城の西北に当り行程6里18町。 家数14軒、東西3町・南北2町。 四方田圃(たんぼ)にて山間に住す。 東9町40間木曽組舘原村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り32町10間余。 西6町25間小土山村の界に至る。その村まで13町余。 南12町30間黄檗村の界に至る。その村まで20町。 また 未(南南西)の方9町利田村の界に至る。その村まで26町。 この村、昔大木(おほき)といいしが、何の頃にか今の名に改む。 山川 大名曽根山(たいみやうそねやま) 村より丑(北北東)の方1町にあり。 高60間計。 松樹・雑木多し。 大木原山(おほきはらやま) 村西1町余にあり。 松樹・雑木あり。 この村旧大木といいしも、この山名によるという。 高50間計。 ...
  • 耶麻郡大谷組橋屋村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 橋屋(はしや)村 大日本地誌大系第32巻 151コマ目 この村もと熊野・八幡・富士等の八社鎮座し給う故(ゆえ)八社村という。何頃にか今の名に改む。 府城の西北に当り行程8里。 家数22軒、東西3町・南北1町。 東南北に揚川廻り北は山に傍ふ。 東3町河沼郡野沢組小島村に界ひ、西9町野沢組芹沼村に界ひ、南1町54間野沢組芝草村に界ひ、共に揚川を限りとす。芝草村まで13町。 北6町戸中村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り8町40間余。 また 寅(東北東)の方19町54間八重窪村の界に至る。その村まで32町余。 丑(北北東)の方20町32間井谷村の界に至る。その村まで1里30間余。 山川 揚川 村南にあり。 八重窪村の境内より来り、未申(南西)の方へ流れ北に転じ17町余流れ戸中村の界に入る。 小船を以て野沢組の諸村に通す...
  • 耶麻郡大谷組戸中村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 戸中(とちゆう)村 大日本地誌大系第32巻 151コマ目 府城の西北に当り行程8里18町。 家数9軒、東西1町・南北1町50間。 東南北に山繞(めぐ)り西は揚川に傍ふ。 東8町・南7町45間、共に橋屋村の界に至る。その村は巳午(南南東~南の間)に当り8町40間余。 西1町20間河沼郡野沢組上野尻村に界ひ揚川を限りとす。その村は亥(北北西)に当り17町10間余。 北15町吉田組橋立村の界に至る。その村まで20町20間余。 山川 揚川 村西1町余にあり。 広90間計。 橋屋村の方より来り、1里余北に流れ橋立村の方に注ぐ。 小船を以て野沢組の諸村に往来す。 井谷川(いたにかわ) 村北橋立村の界にあり。 井谷村の方より来り、山間をすぎ西に流るること1里計揚川に入る。 関梁 橋 村北10町、橋立村の境井谷川に架す。 長...
  • 耶麻郡大谷組西海枝村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 西海枝(さいかち)村 大日本地誌大系第32巻 154コマ目 府城の西北に当り行程6里。 家数12軒、東西1町20間・南北3町20間、散居す。 東3町河沼郡野沢組塩坪村に界ひ揚川を限りとす。 西2町2間吹屋村の界に至る。その村まで5町20間余。 南は吹屋・荻野両村と入逢の山に界ひ界域詳ならず。 子丑(北~北北東の間)の方7町黄檗村の界に至る・その村まで9町30間。 この村東は揚川に傍ひ西北は山に近く東南に田畠あり。 端村 樟野(くぬぎの) 本村より辰巳(南東)の方1町50間余にあり。 家数4軒、東西40間・南北29間。 東は揚川に臨み四方に田圃(たんぼ)あり。 山川 馬坂(うまさか) 村の申(西南西)の方3町余にあり。 荻野村に通る径路なり。 蛇抜山(しやぬけやま) 村の戌亥(北西)の方にあり。 登ること...
  • 耶麻郡吉田組大船沢村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 大船沢(おほふねさは)村 大日本地誌大系第32巻 161コマ目 昔いつの頃にか矢部宮内という者ここに来り、山上なれども清水多く湧出し養水の便あれば新田を墾発し家居を営みしといい伝う。 今の地より5町計戌亥(北西)の方にあり。慶長の頃(1596年~1615年)ここに移すという。 府城の西北に当り行程9里。 家数20軒、東西2町10間・南北1町50間。 高山の頂より少し下りて家居し、連山西に出てみな眼下にあり。 東16町・北20町、共に宮古村の山に界ふ。その村は寅(東北東)に当り20町。 西17町小綱木村の界に至る。その村まで20町。 南11町20間大谷組高目村の山界に至る。その村は未(南南西)に当り23町。 端村 越戸(こえと) 本村より戌亥(北西)の方13町にあり。 家数2軒、東西2町・南北2町50間、山間に住す。 ...
  • 耶麻郡大谷組荻野村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 荻野(おきの)村 大日本地誌大系第32巻 153コマ目 府城の西北に当り行程6里。 家数8軒、東西2町10間・南北24間。 北は山に倚り三方田圃(たんぼ)にて南は揚川に近し。 東は吹矢村と境界相接して町数詳ならず。 西1町利田村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り8町。 南4町河沼郡野沢組漆窪村に界ひ揚川を限りとす。 北2町10間吹矢村の界に至る。その村まで6町30間余。 この村もと下濕(かしふ)の地にて、蘆・荻生茂れるに田畝を開きし故(ゆえ)名くという。 山川 揚川 村西4町にあり。 吹矢村の境内より来り、未申(南西)の方に流るること9町利田村の界に入る。 岩窟 村西にあり。 横6尺・高5尺計・深5尺余。 昔この所に観音堂あり。相伝て、大同中(806年~810年)の草創という。慶長中(1596年~1615年...
  • 耶麻郡大谷組大蘆村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 大蘆(おほあし)村 大日本地誌大系第32巻 152コマ目 府城の西北に当り行程7里。 家数7軒、東西1町20間・南北1町40間。 山中に住し西南に田圃(たんぼ)あり。 東5町利田村の界に至る。その村は辰巳(南東)に当り28町20間余。 西13町・南8町、共に中山・赤岩両村の山界に至る。両村は共に未(南南西)に当り8町余。 北4町28間吉田組平明村の山に界ふ。 里人の説に、旧この地に周100間余の池ありしが、上林村(今木曽組に属す)の住福地越後という者水をさぐり田畝を闢かんとせしに、池中に蛟(みずち)住みて殃(わざわい)をなしければ、水辺に舞台を構え児童をして遊舞(ゆうぶ)せしめ、その隙に水を引いて終にこの地を闢きしという。大蘆と名けしは池辺に蘆多くありし故によるとぞ。 端村 橋沢(はしさは) 本村より未(南南西)の方9町にあ...
  • 耶麻郡大谷組吹屋村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 吹屋(ふきや)村 大日本地誌大系第32巻 154コマ目 府城の西北に当り行程6里。 家数7軒、東西2町・南北59間。 東3町16間西海枝村の界に至る。その村まで5町20間余。 西2町利田村の界に至る。その村まで9町。 南2町10間荻野村の界に至る。その村まで6町30間。 北8町20間利田村の山に界ふ。 また 辰巳(南東)の方12町32間野沢組塩坪村に界ひ揚川を限りとす。その村まで20町30間余。 この村東南に山林繞(めぐ)りわずかに田圃(たんぼ)を闢き、西北は山に連なる。 端村 一竿(ひとさほ) 本村より巳午(南南東~南の間)の方12町20間余にあり。 家数2軒、東西25間・南北12間。 北は山に倚り東南は揚川に臨む。 昔何人にか越後国より来り、この村の住田代丹波が弟樋口佐(村の戌亥(北西)の方4町に樋口佐が屋敷跡...
  • 耶麻郡大谷組利田村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 利田(かかた)村 大日本地誌大系第32巻 153コマ目 府城の西北に当り行程6里。 3区に住す。 東を清水(しみつ)という。家数15軒、東西1町36間・南北1町8間。 その西6町に1区あり。関野(せきの)という。家数20軒、東西2町・南北1町40間。 関野より未(南南西)の方1町に1区あり。滝下(たきした)という。家数2軒、東西7間・南北35間。 北は山に傍(そ)ひ南は揚川に臨み東西に田圃(たんぼ)あり。 東7町吹屋村の界に至る。その村まで8町。 西14町中山・赤岩両村の界に至る。両村まで21町。 南2町河沼郡野沢組利田村に界ひ揚川を限りとす。その村まで8町。 北15町小土山村の界に至る。その村は子丑(北~北北東の間)に当り16町20間余。 また 辰(東南東)の方7町荻野村の界に至る。その村まで8町。 戌(西北西)の方14町大...
  • 耶麻郡大谷組赤岩村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 赤岩(あかいは)村・中山(なかやま)村 大日本地誌大系第32巻 152コマ目 この両村は田圃(たんぼ)相雑(まじ)り地界を分(あか)たず。 赤岩村は府城の西北に当り行程7里、家数9軒、東西4町・南北3町。 中山村は赤岩村の辰巳(南東)の方に続き小渓を隔つ。家数9軒、東西1町・南北3町。 共に西北は山を負い南は揚川に傍い、山腰に住し1村のごとし。 東7町利田村の界に至る。その村まで21町。 西21町20間井谷村の界に至る。その村まで26町。 南4町河沼郡野沢組尾登村に界ひ揚川を限りとす。その村まで7町。 北1町大蘆村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り8町余。 また 申(西南西)の方25町八重窪村の界に至る。その村まで38町。 赤岩村 端村 中村(なかむら) 本村より未(南南西)の方5町にあり。 家数5軒、東西1町・...
  • 耶麻郡大谷組八重窪村
    陸奥国 耶麻郡 大谷組 八重窪(やへくほ)村 大日本地誌大系第32巻 151コマ目 この村何の頃にか葦名氏の臣武藤摂津守と(諱を伝えず)いう者この地を開き領知せしという。 府城の西北に当り行程8里。 家数9軒、東西1町14間・南北1町16間。 山間に住し四方に田圃(たんぼ)を開く。 東8町45間赤岩村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り1里2町。 西12町7間橋屋村の界に至る。その村は申(西南西)に当り32町余。 南6町44間河沼郡野沢組小島村に界ひ揚川を限りとす。その村は未(南南西)に当り27町。 北45間井谷村の界に至る。その村まで7町30間余。 端村 上島(かみのしま) 本村の未(南南西)の方6町余にあり。 家居1軒。 北に山連なり南は揚川に臨み、野沢組の諸村一矚(*1)にあり。 山川 戸屋峠山(とやたふけやま) 村東12町計...
  • 耶麻郡吉田組
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 大日本地誌大系第32巻 155コマ目 この地府城の西北に当り本郡の西端なり。 地形丑寅(北東)より未申(南西)に長く、辰巳(南東)より戌亥(北西)に短し。 東は木曽組に隣り、辰巳(南東)は大谷組につづき、戌亥(北西)は越後国蒲原郡鹿瀬組に隣り山を界とす。また丑寅(北東)は地形漸々に狭く鹿瀬組と木曽組の間に介まり飯豊山の麓につづき、未申(南西)は揚川を隔て河沼郡野沢組に対す。 東西3里20町余(東は木曽組中反村の界より、西は蒲原郡鹿瀬組馬取村の界に至る)。 南北4里30町計(南は大谷組戸中村の界より、北は飯豊山の麓に至る)。 畳嶂(じょうしょう)連て、平地少なく村落山間にあり。 奥川郷に隷する村20(吉田新田村、平岡村、向原村、杉山村、下町村、道目村、新町村、中町村、塩村、山浦村、出戸村、中沢村、極入村、小屋村、梨平村...
  • 大沼郡大谷組大成沢村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 大成沢(おほなりさは)村 大日本地誌大系第33巻 61コマ目 府城の西に当り行程7里8町余。 家数18軒、東西1町13間・南北1町38間。 山間に住す。 西は中川に臨み南北に田圃(たんぼ)あり。 東3町45間漆峠村の界に至る。その村まで10町40間余。 西15間芋小屋村に界ひ中川を限りとす。 南21町琵琶首村の界に至る。その無rあまで35町余。 北3町7間芋小屋村の界に至る。その村まで6町10間余。 また辰(東南東)の方24町滝谷組高森村の界に至る。その村まで1里4町。 山川 博士山(はかせやま) 本村より辰(東南東)の方32町にあり(本郡の条下に詳なり)。 中川 琵琶首村の境内より来り、村西を過ぎ北に流るること20町芋小屋村の界に入る。 関梁 橋 村より3町余亥(北北西)の方、中川に架す(芋小屋村の条下に詳な...
  • 河沼郡野沢組漆窪村
    陸奥国 大沼郡 野沢組 漆窪(うるしくほ)村 大日本地誌大系第33巻 170コマ目 府城の西北に当り行程6里12町。 家数16軒、東西1町5間・南北2町16間。 東北は揚川に近く西南は山廻れり。 東2町10間塩坪村の界に至る。その村まで15町30間。 西15町利田村の山に界ふ。 南14町池原村の界に至る。その村は辰巳(南東)に当り22町。 北5町38間利田村の界に至る。その村は戌亥(北西)に当り11町40間余。 また 丑(北北東)の方12町耶麻郡大谷組吹屋村に界ひ揚川を限りとす。その村まで19町。 山川 白(しろ)はけ山 村西19町にあり。 頂まで15町。麓には雑木繁茂し半腹より以上巉岩(ざんがん)にして樹木生せず。故に名とす。 揚川 村より丑(北北東)の方12町にあり。 塩坪村の境内より来り、戌(西北西)の方に流るること9町余利田村の界に...
  • 耶麻郡吉田組原村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 原(はら)村 大日本地誌大系第32巻 161コマ目 府城の西北に当り行程9里7町。 家数12軒、東西2町・南北1町。 西北は山に連なり東南は田圃(たんぼ)なり。 東54間平明村の界に至る。その村まで1町30間。 申(西南西)の方14町56間滑沢村の界に至る。その村まで25町。 南10町樟山村の界に至る。その村まで11町14間。 亥(北北西)の方4町道目村の界に至る。その村まで1里4町40間。 巳午(南南東~南の間)の方32間新村の界に至る。その村まで3町20間余。 寅(東北東)の方3町大谷組漆窪村の端村向山に地に界ふ。 山川 上台山(うへのたいやま) 村より未(南南西)の方10町にあり。 高70丈計。 西偏は樟山村に属す。 笹川(ささかは) 村南にあり。 平明村の方より来り、西に流るること7町20間余樟山村の界に入...
  • 河沼郡野沢組
    陸奥国 河沼郡 野沢組 大日本地誌大系第33巻 151、160コマ目 大日本地誌大系第34巻 6コマ目 この地府城の西北に当り本郡の西端にあり。 東は坂下組に隣り只見川を限りとし、西は海道組に接し、南は牛沢組・大沼郡大石組に交わり、北は耶麻郡大谷組・吉田組に界ひ揚川を限りとす。 東西5里5町(東は坂下組東羽賀村の界只見川より、西は海道組白坂村の界に至る)。 南北3里8町(南は大石組水沼村の界より、北は大谷組橋屋村の界揚川に至る)。 民居多くは山中に住しひとり原町本町の四方すこし開けて平地なり。東西南に高山連なり北は揚川流る。 また東偏の諸村は只見川に傍て住す。俗に新郷という。山川の利多く土地肥饒(ひじょう)なり。 相伝ふ。この地往古揚川の水道塞がりその水数理の外に洋溢(よういつ)して遂に一大湖となり、平衍(へいえん)の村落民業を失い漸々に山陵に登り...
  • 河沼郡野沢組芝草村
    陸奥国 大沼郡 野沢組 芝草(しはくさ)村 大日本地誌大系第34巻 9コマ目 もと柴草に作る。寛文中(1661年~1673年)今の文字とす。 府城の西北に当り行程7里32町余。 家数9軒、東西1町22間・南北55間。 越後街道に住し四方田圃(たんぼ)なり。 また戌(西北西)の方5町に1区あり。新田(しんでん)という。 家数3軒、東西1町・南北1町。 東は松林にて三方は田圃なり。 東3町20間・南1町、共に野沢原町の界に至る。原町は辰(東南東)に当り4町40間。 西6町30間芹沼村に界ひ安座川を限りとす。その村は戌(西北西)に当り7町30間。 北6町30間耶麻郡大谷組橋屋村に界ひ揚川を限りとす。その村まで7町40間。 山川 松林 村より戌(西北西)の方2町にあり。 東西2町30間・南北2町。 原の南端に壇12あり。野沢原町との境壇なり...
  • 河沼郡野沢組尾登村
    陸奥国 大沼郡 野沢組 尾登(おのぼり)村 大日本地誌大系第33巻 171コマ目 府城の西北に当り行程7里9町。 家数37軒、東西3町・南北1町30間。 東南に山繞(めぐ)り北は揚川に近く西は田畠なり。 東6町利田村の山界に至る。その村は寅(東北東)に当り17町40間。 西14町16間小島村の山界に至る。その村は申(西南西)に当り29町余。 民美亜14町松尾村の山に界ふ。 北3町耶麻郡大谷組赤岩村に界ひ揚川を限りとす。その村まで7町。 山川 尾登峠 村より寅卯(東北東~東の間)の方4町20間にあり。 登ること1町40間利田村にゆく路にてその村と峯を界ふ。 形円岡の如し。丸山ともいう。 満山松樹茂れり。 揚川 村北3町にあり。 利田村の境内より来り、西に流るること19町小島村の界に入る。 水利 堤2 一は村より巳(南南東)の方12町に...
  • 耶麻郡木曽組
    陸奥国 耶麻郡 木曽組 大日本地誌大系第32巻 137コマ目 ※国立公文書館デジタルアーカイブ「新編会津風土記68」より この村府城の西北に当り本郡の西にあり。 東は五目組・慶徳組に接し、西は吉田組・大谷組に交わり、南は河沼郡坂下組に界ひ日橋川を限りとす。北は米沢領出羽国置賜郡に隣る。 東西3里18町(東は慶徳組宮在家村の界より、西は吉田組大船沢村の界に至る)。 南北5里18町(南は河沼郡坂下組宮月村の界日橋川より、北は米沢領の界飯豊山に至る)。 本組及び大谷組・吉田組は重山(ちょうざん)の間に開ける民居なれば、俗に山三郷を以て惣称とす。 深渓狭隘(きょうあい)の地に散居し平衍(へいえん)の地少なく耕耘(こううん)に便悪ければ、多く堤を築き渓水を貯え田地の養水とす。田畠多く五穀乏しからず網罟(もうこ)の利あり。 小布瀬郷に隷する村17(木曽村...
  • 耶麻郡木曽組舘原村
    陸奥国 耶麻郡 木曽組 舘原(たてのはら)村 大日本地誌大系第32巻 138コマ目 府城の西北に当り行程6里。 家数34軒、東西3町10間・南北1町5間。 南は大川の断崖に臨み北は山に倚る。 東3町52間木曽・広野両村の界に至る。両村共に丑寅(北東)に当り広野村まで9町余、木祖村まで11町余。 西22町32間大谷組大谷村の界に至る。その村まで32町10間余。 南は村際にて河沼郡坂下組宮月村に界ひ大川を限りとす。その村まで6町50間余。 北2町54間三山新田村の界に至る。その村まで7町余。 また 戌亥(北西)の方14町大谷組三方村の界に至る。その村まで1里1町20間余。 山川 三山(みつやま) 村北12町にあり。 3峯相並び形状同き故(ゆえ)名くという。 杉山(すきやま) 村より戌(西北西)の方9町にあり。 頂きまで100丈計。 雑木多し。...
  • 耶麻郡吉田組新村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 新(しん)村 大日本地誌大系第32巻 162コマ目 旧新町村という。本組に同名あるにより萬治中(1658年~1661年)今の名に改む。 府城の西北に当り行程9里8町。 家数11軒、東西1町20間・南北1町。 東は山に倚り西は笹川に傍ふ。 寅(東北東)の方3町20間平明村の界に至る。その村まで4町50間余。 西2町・北3町、共に原村の界に至る。その村は亥子(北北西~北の間)に当り3町20間余。 南15町計大谷組井谷村の山に界ふ。 山川 笹川 村北2町にあり。 平明村の方より来り、未申(南西)の方に流るること5町原村の界に入る。 神社 稲荷神社 祭神 稲荷神? 相殿 伊勢宮    山神 草創 不明 村東、山腰にあり。 鳥居あり。 神職 鈴木伯耆 五世の祖を備中行重という。 正徳元年(1711年~1716年...
  • 河沼郡野沢組利田村
    陸奥国 大沼郡 野沢組 利田(かかた)村 大日本地誌大系第33巻 170コマ目 もと加賀田に作る。寛文中(1661年~1673年)今の字に改む。 府城の西北に当り行程6里24町。 家数9軒、東西1町14間・南北50間。 北は揚川に近く三方は山廻れり。 東6町11間漆窪村の界に至る。その村は辰巳(南東)に当り11町40間余。 西1町48間尾登村の山界に至る。その村は申(西南西)に当り17町40間。 南8町漆窪村の山に界ふ。 北5町耶麻郡大谷組利田村に界ひ揚川を限りとす。 端村 合瀬(あはせ) 本村より寅(東北東)の方3町20間余にあり。 家数10軒、東西1町3間・南北48間。 北は揚川に臨み三方は田圃(たんぼ)なり。 山川 尾登峠(おのぼりとうげ) 村より未(南南西)の方8町にあり。 登ること3町尾登村と峯を界ふ。 揚川 端村合...
  • 大沼郡大谷組
    陸奥国 大沼郡 大谷組 大日本地誌大系第33巻 56コマ目 この地府城の西に当り本郡の中央にあり。 東北は共に滝谷組に隣り、西は大石組に界ひ、南は野尻組に接す。 東西3里計(東は滝谷組牧沢村の山界より、西は大石組沼沢村の山界に至る)。 南北3里18町計(南は野尻組小野川村の山界より、北は滝谷組湯八木沢村の山界に至る)。 畳山乱峙ち中に2条の谷あり。東の谷を中川流れ、西の谷を大谷川流る。 人家多くはその両岸に住し、土地薄く田畠少なし。常に麻を殖、蚕を飼て生計の資とす。 この組の諸村皆金山郷と称す。 凡て16ヶ村あり。 大谷村小名:中居(なかい) 端村:鳥海(とりのうみ) 河井村 大登村 宮下村 桑原村 浅岐村 間方村端村:入間方(いりまかた) 小野河原村 砂子原村小名:上湯(かみのゆ) 五畳敷村小名:下湯(しものゆ)、荒湯(あらゆ) 黒沢...
  • 耶麻郡熊倉組
    陸奥国 耶麻郡 熊倉組 大日本地誌大系第32巻 70コマ目 この地府城の北に当り本郡の中程にあり。 東は小沼組に界ひ、南は塩川組に接し、西は小荒井・小田付両組に交わり、北は小田付組に隣る。 東西32町(東は小沼組高柳村の界より、西は小荒井組清治袋村の界に至る)。 南北29町(南は小沼組中目村の界より、北は小田付組関栄村の界に至る)。 諸村平衍(へいえん)の地に住し、中央を姥堂川流れ養水の便よく田圃(たんぼ)多し。 この組の諸村凡17ヶ村あり。 みな郷名を失う。 新宮荘と称する村4あり(上高額村・下高額村・太田村・源太屋敷村)。 熊倉村端村:八町、舞台田、柳原、中谷地(廃) 下吉村 平林村端村:姥柳、地理、信濃、長於佐、新屋敷、羽賀屋敷(廃)、原(廃) 上勝村端村:松島新田 京出村端村:田中、畠中 東中明村 上高額村小名:沢田 端村:百目 ...
  • 耶麻郡吉田組橋立村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 橋立(はしたて)村 大日本地誌大系第32巻 163コマ目 府城の西北に当り行程10里22町。 家数6軒、東西50間・南北1町3間、散居す。 東北は山に連なり西は揚川に近く、南は田圃(たんぼ)なり。 東17町35間大谷組井谷村の山界に至る。その村まで27町50間余。 西2町45間河沼郡野沢組上野尻村に界ひ揚川を限りとす。 南5町28間余大谷組戸中村の界に至る。その村まで20町20間余。 亥(北北西)の方4町30間余柴崎村の界に至る。その村まで5町40間余。 山川 揚川 村西2町40間余にあり。 戸中村の境内より来り、北に流るること10町40間柴崎村の界に入る。 井谷川(いたにかわ) 村より未(南南西)の方5町20間余にあり。 井谷村の境内より来り、山間を西に流るること5町15間計揚川に入る。 原野 ナギノ原 村より...
  • 耶麻郡木曽組中反村
    陸奥国 耶麻郡 木曽組 中反(なかそり)村 大日本地誌大系第32巻 146コマ目 府城の西北に当り行程7里16町。 家数21軒、東西3町・南北5町。 西南は山に連なり北は宮古川に傍ふ。 東6町船引村の界に至る。その村まで10町。 西20町計宮古村の山に界ふ。その村は戌亥(北西)に当り1里8町10間余。 南9町大谷組三方村の界に至る。その村は未(南南西)に当り32町余。 北4町堂山村の界に至る。その村まで5町30間余。 小名 椈山(ふなやま) 本村の東5町40間にあり。 家数2軒、東西5間・南北10間。 四方田圃(たんぼ)なり。 山川 松手山(まつてやま) 村より辰巳(南東)の方5町にあり。 頂きまで180丈計。 鳥屋峠(とやとうげ) 村南8町計にあり。 ここを越て三方村にゆく。 笹峠(ささとうげ) 村西10町計にあり。 吉田...
  • 耶麻郡
    大日本地誌大系第31巻 146コマ目 ※国立公文書館デジタルアーカイブ「新編会津風土記48」より 【倭名鈔】この郡の下に分会津郡と註あればもと会津郡と一部なりしを、後日橋川の北を割て置れしと見ゆれども何れの頃なること詳ならず。 仁明天皇 承和七年(840年)三月庚辰『陸奥国琊磨郡大領外正八位上勳八等丈部人磨戸一煙に姓を上毛野陸奥公と賜ふ』と続日本後紀に見ゆれば、それより前の事なるべし。 この郡は東西北三方皆山にてその間に村落あれば郡名これに依て起りしならん。されば【倭名鈔】にも山の字を以て註せしにや。慶徳組新宮村熊野宮・暦應四年(1340年)の神器にも山郡と彫附あり。琊磨・耶麻は音が假(か)れるのみにて、その実は山の字の假字(かな)なるべし。 應永の頃(1394年~1428年)の文書には訛て那摩橋と称するあり。【拾芥抄】【節用集】もこの謬(あやまり)を承けしと見え...
  • 河沼郡野沢組上野尻村
    陸奥国 大沼郡 野沢組 上野尻(かみのしり)村 大日本地誌大系第34巻 9コマ目 もと今の地より南8町40間にあり。延寶2年(1674年)ここに移す。 府城の西北に当り行程9里余。 家数98軒、東西1町28間・南北5町41間。 西は山に倚り三方は田圃(たんぼ)にて東は揚川に近し。 越後街道駅所にて村中に官より令せらるる掟条目の制札あり。 野沢駅より1里29町3間この駅に継ぎ、ここより8町13間下野尻村駅に継ぐ。 東39間耶麻郡吉田組橋立村に界ひ揚川を限りとす。その村は寅(東北東)に当り11町30間余。 西6町30間下野尻村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り5町20間余。 南19町52間芹沼村の界に至る。その村まで25町40間。 北4町吉田組柴崎村に界ひ揚川を限りとす。その村は丑(北北東)に当り8町余。 また 巳(南南東)の方11町5間耶...
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    モバイル版はこちらから メニュー トップページ 陸奥国 + 若松 若松 府城 郭内 郭外 町分 + 会津郡 会津郡 滝沢組 原組 高久組 中荒井組 橋爪組 南青木組 小出組 弥五島組 松川組 楢原組 田島組 河島組 高野組 熨斗戸組 古町組 和泉田組 黒谷組 大塩組 + 耶麻郡 耶麻郡 猪苗代 川東組 ...
  • 大沼郡大谷組浅岐村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 浅岐(あさまた)村 大日本地誌大系第33巻 59コマ目 府城の西に当り行程10里35町。 家数26軒、東西55間・南北1町7間。 大谷川を挟み山間に住す。 東28町黒沢村の山に界ふ。 西11町50間間方村の界に至る。その村は申(西南西)に当り35町余。 南18町間方村の山に界ふ。 北4町12間大谷村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り26町50間余。 山川 高堂畑山(たかたうはたやま) 村南1町50間にあり。 頂まで3町。 雑木多し。 大谷川 間方村の境内より来り、北に流るること19町大谷村の界に入る。 関梁 橋2 共に大谷川に架す。 一は村中にあり。長10間、丸木橋なり。 一は村北4町10間余、大谷村に往く道にあり(大谷村の条下に詳なり)。 神社 伊豆神社 祭神 伊豆神? 相殿 山神 鎮座 不明 ...
  • 耶麻郡吉田組柴崎村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 柴崎(しはさき)村 大日本地誌大系第32巻 163コマ目 府城の西北に当り行程10里22町。 家数24軒、東西1町15間・南北3町。 東は山に倚り西は揚川に傍ひ、南北に田圃(たんぼ)あり。 東17町35間大谷組井谷村の山に界ふ。 西48間河沼郡野沢組下野尻村に界ひ揚川を限りとす。 南1町12間橋立村の界に至る。その村は巳(南南東)に当り5町10間余。 北5町34間滝坂村の界に至る。その村まで15町10間余。 また 丑(北北東)の方12町3間滑沢村の界に至る。その村まで19町40間余。 山川 石坂山(いしさかやま) 村より丑寅(北東)の方12町20間にあり。 高60丈計。滑沢村との入逢なり。 虚空蔵坂 村東にあり。 元禄中(1688年~1704年)岩を割て岪道をつくり滑沢村の通路とす。 揚川 村西にあり。 橋立...
  • 耶麻郡吉田組樟山村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 樟山(くぬきやま)村 大日本地誌大系第32巻 162コマ目 府城の西北に当り行程9里18町。 家数12軒、東西50間・南北1町40間。 東は山に倚り西は笹川に傍い、南北は田圃(たんぼ)なり。 東16町新村の山界に至る。その村は寅(東北東)に当り6町40間。 西1町46間滑沢村の界に至る。その村まで11町50間。 南1町50間大谷組井谷村の界に至る。その村まで15町。 北1町14間原村の界に至る。その村まで11町10間余。 山川 笹川 村西1町にあり。 原村の境内より来り、未申(南西)の方に流るること8町40間滑沢村の界に入る。 松倉川(まつくらかわ) 村東3町30間余にあり。 源2あり。堂明沢(たうみやうさわ)・滝沢(たきのさわ)という。 共に新村の境内より来り2水合し松倉沢となり、南に流れ西に転じて滑沢村の界に入り笹...
  • 大沼郡大谷組黒沢村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 黒沢(くろさは)村 大日本地誌大系第33巻 60コマ目 府城の西に当り行程7里5町余。 家数31軒、東西24間・南北1町55間。 西は山に傍ひ三方に菜圃(さいほ)あり。 東24町52間滝谷組牧沢村の山に界ふ。 西13町52間大谷村の山界に至る。その村は戌(西北西)に当り30町余。 南4町8間冑中村の界に至る。その村まで11町50間余。 北2町45間砂子原村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り5町。 山川 入山(いりやま) 村より申(西南西)の方17町50間余にあり。 頂まで6町。 大谷村と峯を界ふ。 中川 村より辰(東南東)の方3町にあり。 冑中村の境内より来り、11町40間北に流れ砂子原村の界に入る。 関梁 橋 村より未(南南西)の方5町、中川に架す。 長9間・幅3尺。 隣村の通路なり。 神社 赤...
  • 大沼郡大谷組河井村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 河井(かはい)村 大日本地誌大系第33巻 57コマ目 府城の西に当り行程8里18町。 家数27軒、東西2町3間・南北1町12間。 東は山に傍ひ三方に田圃(たんぼ)あり。 東13町8間滝谷組檜原村に界ひ駒鳴峠を限りとす。その村は丑(北北東)に当り29町30間。 西3町33間・南33間余、共に大登村の界に至る。その村は南に当り6町40間余。 北5町32間余滝谷組名入村に界ひ只見川を限りとす。その村まで7町。 山川 猪嶽(いのたけ) 村より辰(東南東)の方16町40間余にあり。 頂まで8町計。 小野河原村及び滝谷組湯八木沢村と峯を界ふ。 駒鳴峠(こまなかせとうげ) 村東7町余にあり。 登ること6町。 檜原村と峯を界ふ。 只見川(たたみかわ) 村北5町30間余にあり。 大登村の境内より来り、東に流れ北に折れ、総て1町4...
  • 大沼郡大谷組漆峠村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 漆峠(うるしたふけ)村 大日本地誌大系第33巻 61コマ目 府城の西に当り行程6里32町余。 家数8軒、東西46間・南北33間。 山間に住す。 南は渓流に臨み三方に菜圃(さいほ)あり。 東8町滝谷組沢中村の界に至る。その村まで35町。 西7町大成沢村の界に至る。その村まで10町40間余。 南2町沢中村の山に界ふ。 北3町大成沢村の山に界ふ。 神社 山神社 祭神 山神? 鎮座 不明 村東50間余山麓にあり。 鳥居あり。村民の持なり。 Google Map漆峠地区 漆峠 現在の地理院地図に漆峠の記載はありますが、風土記本文にはありません。村名を見る限り漆峠自体はあったと思うのですが、江戸時代にはメジャーな道ではなかったのかもしれません。なお、明治時代の旅行地図に大成沢から四谷(沢中・高森地区)の南、岳山の北を経由し...
  • 大沼郡大谷組五畳敷村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 五畳敷(こてふしき)村 大日本地誌大系第33巻 60コマ目 府城の西に当り行程6里13町。 家数17軒、東西2町30間・南北1町12間。 東南は山に傍ひ西北に菜圃(さいほ)あり。 東8町滝谷組田代村の界に至る。その村まで8町10間余。 西5町砂子原村の界に至る。その村は申(西南西)に足り17町10間余。 南11町滝谷組牧沢村の界に至る。その村まで12町余。 北8町滝谷組湯八木沢村の界に至る。その村まで14町。 小名 下湯(しものゆ) 本村より亥(北北西)の方7町にあり。 家数2軒、東西7間余・南北19間。 山間に住し西北は中川に臨む。 荒湯(あらゆ) 本村の北8町にあり。 家数2軒、東西21間・南北6間。 山間に住し北は東川に臨む。 山川 中川 砂子原村の境内より来り、小名下湯の西北を過ぎ北に流るること9町滝...
  • 大沼郡大谷組間方村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 間方(まかた)村 大日本地誌大系第33巻 59コマ目 府城の西に当り行程12里。 家数22軒、東西42間・南北2町30間、山間に住す。 東は大谷川に臨み南北に菜圃(さいほ)あり。 東23町12間浅岐村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り35町余。 西21町野尻組野尻村の山界に至る。その村は申(西南西)に当り2里2町。 南34町琵琶首村の山に界ふ。 北30町浅岐村の山に界ふ。 端村 入間方(いりまかた) 本村の南9町にあり。 家数4軒、東西36間・南北47間、山間に住す。 山川 志津倉山(しつくらやま) 村より未(南南西)の方22町にあり。 頂まで8町。 この山に巨岩あり。高100間計・横80間計。屏風を立るが如し。岩の中腰に周10間計の池あり。また傍の巌に狛犬の形あり。旱歳に雨を祈る所とす。 琵琶首村・野尻組下中...
  • 大沼郡大谷組宮下村
    陸奥国 大沼郡 大谷組 宮下(みやのした)村 大日本地誌大系第33巻 58コマ目 府城の西に当り行程9里14町。 家数44軒、東西3町50間・南北1町23間。 南は山に傍ひ北は只見川に近く東西に菜圃(さいほ)あり。 東1町26間大登村に界ひ大谷川を限りとす。その村まで9町50間余。 西7町・南16町、共に桑原村の界に至る。その村は南に当り5町20間余。 北2町40間滝谷組名入村に界ひ只見川を限りとす。その村まで24町余。 山川 大曽根山(おほそねやま) 村南14町にあり。 頂まで7町50間。 松樹雑木多し。 束末山(たはねまつやま) 村より未申(南西)の方21町にあり。 頂まで8町。 雑木多し。 左靭坂(ひたりうつほさか) 村より申(西南西)の方10町、大石組沼沢村に往く道に屏風岩とて大岩あり。ここを鑿て(*1)道を通す。この邊2、3町...
  • 耶麻郡川東組中目村
    陸奥国 耶麻郡 川東組 中目(なかのめ)村 大日本地誌大系第31巻 171コマ目 府城の東北に当り行程5里。 家数16軒、東西1町18間・南北3町28間。 二本松裏街道に住す。 東は酸川に傍(そ)ひ三方田圃(たんぼ)なり。 東1町38間曲淵村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り11町。 西3町相名目村に界ふ。 南48間松橋村の界に至る。その村まで5町20間余。 北6町20間川西組西館村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り10町。 また 辰巳(南東)の方56間夷田新田村に界ひ酸川を限りとす。その村まで8町。 山川 酸川 村東50間にあり。 西館村の境内より来り、南に流るること12町松橋村の界に入る。 水利 上山下堰 西館村の方より来り田地の養水とし松橋村の方に注ぐ。 古蹟 館跡 村より戌(西北西)の方11町餘、右近谷地という処...
  • 耶麻郡吉田組平明村
    陸奥国 耶麻郡 吉田組 平明(へいめい)村 大日本地誌大系第32巻 161コマ目 府城の西北に当り行程9里2町。 家数17軒、東西4町10間・南北2町。 東南は山に連なり西は高坂川に傍ひ北は端村呼乎に連なる。 寅(東北東)の方10町8間大谷組漆窪村の山界に至る。その村まで12町10間余。 西36間原村の界に至る。その村まで1町30間。 南は大谷組井谷村の山に連なり界域分ち難し。 北20町計小綱木村の山界に至る。その村まで1里1町。 亥(北北西)の方18町新町村の界に至る。その村まで1里余。 戌亥(北西)の方1町45間漆窪村の端村向山の地に界ふ。 申(西南西)の方1町30間新村の界に至る。その村まで4町50間余。 端村 呼乎(よはるか) 本村の北に連なる。 家数28軒、東西2町・南北3町30間。 西は高坂川に傍ふ。 山川 泥浮山(とろふやま...
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    会津風土記について 会津風土記は『寛文6年(1666年)に完成』とあります。編者は友松氏興。 新編会津風土記は再編集し『1803年(享和3年)から1809年(文化6年)にかけて編纂され、江戸幕府に上進された』とされています。編者は田中玄宰。全国の風土記の先駆けとなるものでした。 明治26年(1893年)以降各出版社より活字版が出版されています。 現在、国立国会図書館と国立公文書館で風土記の内容をデジタル化したものを公開しています(万翠堂版は90-98巻が非公開ですが)。左側のリンクから見ることができるのでご覧になってみてください。 本wikiでは雄山閣出版大日本地誌大系及び国立公文書館で公開している新編会津風土記の内容元に記事を作成しています。 新編会津風土記の巻数と内容 大日本地誌体系30巻巻之一   総論 巻之二   古器図、家士古文書 巻之三   ...
  • 総論
    大日本地誌大系第30巻 15コマ目 ※万翠堂出版 会津藩地誌局編「新編会津風土記」より会津総図 郡数 郡数:8 陸奥国 会津郡 耶麻郡 大沼郡 河沼郡 安積郡 越後国 蒲原郡 魚沼郡 下野国 塩屋郡 郷数 郷数:37 会津郡 黒川郷 湯原(ゆのはら)郷 九九布(くくふ)郷 楢原郷 田島郷 針生郷 関本郷 立岩郷 伊南郷 伊北郷 耶麻郡 百木(ももき)郷 小布施(こふせ)郷 野尻郷 奥川郷 大沼郡 尾岐(おまた)郷 金山郷 野尻郷 川口郷 河沼郡 柳津(やないつ)郷 野沢郷 魚沼郡 吉谷郷 大井田郷 吉田郷 羽根川郷 上川郷 広瀬郷 宇賀地(うかち)郷 赤石郷 美佐島郷 大巻郷 番場郷 留実(とめさね)郷 早川郷 木六郷 関郷 石白郷 塩屋郡 三依郷 荘数 荘数:14 会津郡 門田(もんでん)荘 長江(ながえ)荘 耶麻郡 更級荘 月輪荘 岩崎荘 加納...
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