パラセクト

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パラセクト - (2017/10/06 (金) 23:33:03) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/30(月) 01:20:11
更新日:2024/04/26 Fri 12:46:03
所要時間:約 7 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


図鑑No.47
分類:きのこポケモン
英語名:Parasect
高さ:1.0m
重さ:29.5kg
タマゴグループ:虫/植物

タイプ:むし/くさ
特性:ほうし(接触技を受けた時に各10%の確率で相手を麻痺眠りのいずれかの状態にする)
  /かんそうはだ(技を受けるとHP1/4回復。雨時にHP1/8回復。技の被ダメージ1.25倍。晴れ時に毎ターンHP1/8ダメージ)
隠れ特性:しめりけ(互いに爆発技と特性「ゆうばく」が無効になる)

HP:60
攻撃:95
防御:80
特攻:60
特防:80
素早:30

パラスがレベル24で進化


■概要


巨大なキノコを背負うセミの幼虫みたいな姿をしたポケモン。
その背中のキノコから強力な毒を持つ胞子を飛ばす攻撃を得意とし、キノコが育つ程その毒の威力が高くなる。
木等に集団で集まり養分を吸い付くして枯らしてしまう樹木の天敵。


実は進化する事により身体を完全にキノコに乗っ取られており虫部分の意識は全く無い
パラス時代はまだ命令こそしてたものの普通に共存してたのに……キノコマジ外道……

名前の由来はもちろんパラサイト(寄生)+インセクト(虫)。
元ネタはセミの幼虫等に寄生する冬虫夏草と呼ばれるキノコ。

暗くて湿った場所を好むのもキノコの意思によるもの。
中国ではこの恐ろしいキノコを漢方薬の材料にするらしい…冬虫夏草自体は高級漢方薬として重宝されているがこいつのキノコはどうなのだろうか…


■ゲームでのパラセクト


進化前のパラスは「おつきみやま」で入手出来る他、パラセクトは「サファリゾーン」や「ハナダのどうくつ」等で出現する。

少々扱い辛いが「キノコのほうし」で捕獲要員としてそこそこ人気。
後の世代では「みねうち」も覚える。

ちなみに何故か鳴き声がミュウツーそっくり。
というか彼らに限らず初代のポケモンは鳴き声が似ているものが多い(データ容量の関係)。


■対戦でのパラセクト


そこそこ攻撃が高いがそれ以外の能力は少し低めか平均程度。特に素早さはかなり鈍足。

100%で眠り状態にするというチートな専用技「キノコのほうし」が最大の強み。
しかし、後にドーブルキノガッサモロバレルマシェード等が「キノコのほうし」を使用可能に。
対戦では元祖であるパラセクトが最もマイナーになってしまった。パラセクト哀れ……。

他の胞子使いとの比較を抜きにしても鈍足さや炎四倍、飛行四倍を筆頭とした弱点の多さがかなり痛い。
相手を眠らせる前に沈む事も多いため戦力とはかなり微妙。

しかし弱点こそ多いものの地面1/4や水、格闘半減等、抵抗も地味に優秀だったりするので相手を選べばそこそこ戦えるかも。
特にDPtからは新特性「かんそうはだ」による水技吸収で上手くやれば雨パを止める事も出来る。
「かんそうはだ」のおかげで炎技が五倍となってしまうが四倍の時点で既にオーバーキル気味なのであまり気にならない。
まあそのせいで炎技の火力の高さを示すのを「レベル1のパラスを何体倒せるか」で表されたりするんだけれども。

もっとも「れいとうビーム」「ストーンエッジ」等のサブウェポンで軽く落とされる可能性が高いのでやはり無茶は禁物。
半減実等で上手く対策さえ出来れば輝くか?

耐性面の問題もあるが、シリーズ通して攻撃技が乏しいのも悩み所。
特に初代ではまともな一致技が「メガドレイン」程度で、当時のチート技「きりさく」ですら鈍足さが災いして急所率が半分以下という有様だった。
現在の主力技は受けた草タイプを狩るための「きゅうけつ」と、威力が低めの通常攻撃だが水や地面に対して役割を持てる「タネばくだん」。
サブウェポンとしては対の「かわらわり」、半減されづらい「おんがえし」の汎用性が高い。
その他、「キノコのほうし」から逃げる相手に有効な「おいうち」、「きあいのタスキ」と相性の良い「じたばた」、4倍狙いの「つばめがえし」等。

HGSSからは新たな遺伝技として「こうそくいどう」も習得。最速で使用すると一回で110族まで抜ける。
130族が抜けないから微妙と感じるか、110族抜きの素早さで胞子を撒けて強いと感じるかは人次第。

持ち物は上述のように最低1回は耐えて「きのこのほうし」や「じたばた」等が使える「きあいのタスキ」が無難。
鈍足な催眠使いという意味では「せんせいのツメ」とも相性が良いが、効果が発動してもファイアローには無力なので注意。


■ポケダンでのパラセクト


本編での微妙な扱いとはうって変わり、赤・青の救助隊では多くのポケモンを戦慄させた恐怖のキノコ。

なんとポケダンでは「キノコのほうし」が部屋全体に効果があるというチート効果で、さらに能力値も何故かかなり高い。
その広範囲の「キノコのほうし」で確実に相手を追い詰め、その高い能力から繰り出される「きゅうけつ」や「ひっかく」でガリガリ攻めてくる。
特性「ほうし」もかなり厄介で、倒そうとしたのに眠って返り討ちにされたり、毒を盛られて次のフロアにたどり着く前に体力が尽きたりもする。
本編同様弱点こそ多いもののポケダンでは弱点を突かれる事が本編程痛くないのも大きい、というかレベルが低いと突いたとしても一撃で倒せるかどうか…。

特にあのポケダン版もっと不思議のダンジョンである「清らかな森」に登場するパラセクトは恐怖。
出現階層がラストフロアまで網羅されているのでまず間違いなく出遭う羽目になる。
「ふみんスコープ」や特性「ふみん」無しでの接近戦とかそれだけで死亡フラグ。
まさに「清らかな森最凶の敵」。対策無しで進むと死ねる。

だが逆に仲間にするととても頼もしい。
技もかなり優秀で上記の技の他に技マシンで「タネマシンガン」等を習得させると通常のダンジョンでは軽く無双状態となる。
純粋な能力だけでなくダントツで手に入りやすいグミである、わかくさグミとみどりグミが両方大好物。
わかくさグミかみどりグミのどちらかが「好物」なだけで優遇とされる中、
両方「大好物」でみどりグミは草の弱点で更に効果が高いのはあまりに魅力的な要素。
本編クリア後に育てたいキャラ筆頭である。

ちなみにLv1ダンジョンでもレベルさえ上がれば強く、そのレベルアップが中盤以降早いので正面からの強行突破すらこなせる資質を秘めている。
代償としてタイプ相性が「草/悪」とか「草/エスパー」等に匹敵して悪く、弱点を突かれない階層はまずないため、防御面は数値や想像以上に劣悪である。
エアームド狩りが命がけだったり、終盤はプテラの「つばさでうつ」で3桁喰らってHPドーピングの上から即死したりするあたりでお察しください。

その強さのせいか続編の時・闇・空の探検隊では能力値が大幅に弱体化したが「キノコのほうし」の恐怖は未だ健在。
技自体も前作同様優秀なので仲間にしてドーピングを繰り返せば前作の雄姿を取り戻してくれるだろう。
ちなみに初登場ダンジョンでは「モルフォン」や「プテラ」も出てくるあたり前作経験者を明らかに狙っているとしか思えない。

その後マグナゲートでは登場しなかったが超不思議のダンジョンで復帰。
ダンジョンでの台詞が異様に黒いと評判。


ポケスペでのパラセクト


クリスの手持ちで捕獲に欠かせない「ねむりごな」「みねうち」を修得している。

また進化前のパラスは二部の理科系の男がガラガラとのコンビで使ってくる。








■パラスに似たヒロイン(一応)の登場。


2014年夏アニメにて月刊少女野崎くんのヒロイン佐倉千代の髪の色合いと赤いドット柄のリボンがパラセクトの進化前のパラスに似ていると、
8月中旬ごろより話題になっている。
画像検索サイトなどで「パラス」と検索すると「佐倉千代」が、「佐倉千代」と検索すると「パラス」が検索結果にあがる。

「佐倉千代」で検索すると高確率でもしかして「佐倉千代、パラス」が出てしまう。
アニメ自体、話題になるほど良い出来だったので波及効果が凄いことになっている。





パラセクト「……あれ……? ……進化……した途端……だんだん……意識……が……と……ぎれ……て…………


かゆ うま」


パラセクト「ぼくキノコ! 追記・修正完了です!」

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