ゴーカイシルバー/伊狩鎧

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ゴーカイシルバー/伊狩鎧 - (2020/07/18 (土) 02:34:34) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/23(金) 09:48:05
更新日:2024/04/25 Thu 09:35:36
所要時間:約 11 分で読めます




※推奨BGM:次~回!!



次ィィィィィィ回!第17話!!

俺の名は伊狩鎧!スーパー戦隊を愛する男です!

何だそれ?

ゴーカイジャーは、もっと素晴らしくなります!


第17話

凄い銀色の男


俺の力を、見てて下さ~い!!





俺の名は鎧!伊狩鎧!

誰よりもスーパー戦隊を……愛する男です!!


ゴーカイシルバー/伊狩(いかり)(がい)とは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する人物の一人。

演:池田純矢



【概要】

途中からゴーカイジャーに登場した追加戦士で、メンバーの中で唯一の地球人。後述する理由から1989年以降生まれで20代と思われる。

劇場版『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』ラストに変身後の姿で初登場し、本編には第17話「凄い銀色の男」から登場。

交通事故に合いそうだった子供を庇って生死の境を彷徨っていた時、謎の世界でドラゴンレンジャータイムファイヤー、アバレキラー/仲代壬琴と出会う。
己の危険を省みず人を助けた行動を認められ、彼らからゴーカイシルバーのレンジャーキーとゴーカイセルラー、そして三つの大いなる力を授けられた。

当初、マーベラス達からは仲間になるのを拒否されていたものの、地球を守るためにザンギャックを倒す心意気を示し、正式にゴーカイジャーの一員となる。

懸賞金:Z100,000→Z300,000
新入りなのにドンさんことハカセの百倍近い懸賞金が掛けられていたが、ダマラス戦後に漸くハカセが同額になった。


【人物・性格】

明るく終止ハイテンションな性格で、本人も落ち着きがないことを自覚している模様。この性格は下記の家庭事情が原因とのこと。
一方で物腰は低く、他のメンバーやレジェンド戦士は元より、ナビィや後輩戦士にも敬語で話しかけるほど。

正義感も強く、比較的落ち着いたメンバーが多いゴーカイジャーの中ではかなり熱い。

ヒーローらしさにこだわるあまり、目の前で転んだ子供を見捨てようとしたマーベラス達を引き止め、わざわざ助け起こさせようする場面も(一応マーベラスには「ちょっと転んだなら自分で起きりゃいいだろ」という考えがあったが)。
だが当の子供には迷惑がられ、しまいには不審者と誤解されてしまった。

自称「誰よりもスーパー戦隊を愛する男」であり、その憧れは本物。
ただ、超獣戦隊ライブマン等、自分が生まれる前の戦隊には詳しくないらしい。
だがそれでもスーパー戦隊の知識はかなり豊富で、戦隊知識0のマーベラス達をサポートする。

ややイメージに没頭しがちな癖があり、きれいなゴーカイジャーや、黒騎士ならぬゴーカイシルバーにチェンジするヒュウガや、ゴーオンウイングスの合体キー等は彼のイメージから生まれた。
イマジネーションキラメンタルに覚醒できてもおかしくないかもしれない。

ゴーオンジャー走輔、ボンパー、炎神スピードル&ベアールVゲストの回では「ヨロイくん」と呼ばれていた。

好物は酢豚で、パイナップルは入れる派。


彼を語る上で欠かせないのが、その特ヲタっぷりである。
前述した特撮知識の豊富さは勿論の事、

「ゴセイジャーの大いなる力は、ゴセイヘッダーか。いいな~!他のも早く見たいなー…」

  • マーベラス達が追加戦士にチェンジした際は「オール追加戦士キター!」と再び大興奮。

  • ↑これに限らず、大いなる力orレジェンド戦士が出る度に大興奮。
    結城凱の姿が見えなかった時はかなりガッカリしていた。

  • ドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、アバレキラーを知っている事は基本中の基本。

  • ナビィの曖昧なお宝ナビゲートから、 どの戦隊の事を言っているのか即座に看破。

  • 全スーパー戦隊を網羅した辞典『スーパー戦隊大百科』を自作する。

  • やたらとレジェンド戦士達にサインをせがむ。
    ボウケンレッド/明石暁からは本当にサインを貰い、滅茶苦茶嬉しがっていた。

  • スーパー戦隊のOPの歌詞や、決めセリフを所々に挟む。

……と、数えあげればキリがない。

また、レジェンド戦士を常にリスペクトしているが、自分の意見はかなりはっきりしており、

  • ヒュウガにゴーカイセルラーを渡すよう言われても「自分がヒュウガさんの分までこの星を守ります!」と自分の「星を守りたい」という意志を貫く。

  • マーベラス達を認めず、レンジャーキーを返すよう要求したハリケンジャー三人に「マーベラスさんがいなかったら、レンジャーキーは今ここに無かった」と反論。

  • 正体を現したバスコに、真っ先に戦いを挑む。

  • バスコにへし折られた腕が完治していないにも関わらず、豪獣ドリルでゴーカイオーに加勢する等、

只の特ヲタでは終わらないだけの真っ直ぐさも秘めている。

それ故に、彼がメインのエピソードでは「ヒーローとはなにか?」「ヒーローとはどうあるべきか?」といったヒーローとしてのあり方を問うエピソードが多い。

なお、幼い頃は引っ越しばかりで全国を転々としていたらしく、各地に友達が大勢いるらしい。



そして……





ゴーカイチェンジ!


\ゴォォォ―――カイジャー!!/


真っ赤な太陽背に受けて!
青き心に正義は宿る!
黄色い歓声あびまくり!
ぷにぷにほっぺをピンクに染める
緑の若葉のニューヒーロー!

銀輝く、その名も…!


ゴォォォォォカイ!シルバーッ!!



ゴーカイシルバー


スーツアクター:佐藤太輔
テーマソング:「鋼の心 ゴーカイシルバー」

ゴーカイセルラーを使って鎧が変身した姿。
下っ端船員がモチーフとなっており、他のゴーカイジャーとはややデザインが異なる。
専用武器のゴーカイスピアを使用し、スピアモードとガンモードを使い分けながら戦う。
鎧に元々センスがあったのか、戦闘経験の浅さを感じさせない戦闘能力を持つ。
ジョーに褒められ、ハカセには疎まれるといったお話である。

デザイン的には襟とブーツの折り返しが長く重力下方に伸びており、
水しぶきで着衣に海水の流入を防ぎたい外洋船員として基本の5人よりも装備的な考証が正しい。

名乗り口上は『秘密戦隊ゴレンジャー』のOP「進め!ゴレンジャー」からのオマージュ。

スピアモード時の必殺技はスピアモードのゴーカイスピアを敵に向かって投げつける『ゴーカイシューティングスター』。

ガンモードの必殺技は強力なエネルギー弾を発射する『ゴーカイスーパーノヴァ』。

基本的に歴代の追加戦士に変身して戦う。その為、追加戦士が存在しないレジェンド戦隊メインの回では、変身シーン再現等でハブられる事になる。
また、追加戦士には冷静な人物や皮肉屋、ツンデレキャラが多い為、鎧の礼儀正しい素振りに何人か違和感のある戦士もいる。
一番違和感の無いのはシンケンゴールドだが、こちらは腹回りに妙な違和感が……
追加戦士が二人のゴーオンジャーになる場合、二本のキーを融合させた二人で一人のゴーオンウイングスになる。

ゴーカイセルラーの形状から追加戦士にしか変身出来ないと思われていたが、セルラーにボタンの無い戦士にも変身は可能で、黒騎士、キリンレンジャー、アオレンジャー、デカレッド、ダイナピンクにも変身した。


更に……



ゴーカイチェーーンジ!!


ゴォォォーカイシルバー!!
ゴールドモォォォーード!!


ゴーカイシルバーゴールドモード


第19話「15戦士の鎧」でお披露目の強化形態。
ゴールドアンカーキーを使い、追加戦士15人の顔が貼り付けられた黄金の鎧を纏った姿。
ウオーリアン「シルバー!?ゴールド!?…銀か金かどっちだ!!」

ゴーオンウイングスの合体キーを見たハカセの提案により、精神世界で追加戦士達の説得を試みる鎧。
彼らが2人の戦いを見て力を集結させた事で変身可能となった。

5人のアバレンジャーはアバレキラーが追加戦士であるが、同じく5人のゲキレンジャーはゲキバイオレット及びゲキチョッパーがレギュラーキャラであり、判断基準がよく分からない。
あまりにもシュール過ぎるデザインから、またの名を三代目遺影フォーム(実際にドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、シュリケンジャー(?)、アバレキラーは殉職している為リアル遺影である。)、もしくは縁日のお面屋さん。
デザインの方はもう少し何とかならなかったのだろうか。

ゴーカイスピアはアンカーモードになり、マスクもバンダナの部分が下がりゴーグル状に変化する。

必殺技は追加戦士15人のエネルギー態と共に攻撃する『ゴーカイレジェンドリーム』と『ゴーカイレジェンドクラッシュ』


更に更に……



ジングルベ~ルジングルベ~ル……出来たぁー!!


メリィークリスマァース!!


ゴーカイクリスマス


クリスマス回である第44話「素敵な聖夜」にて披露した姿。
ウイングスキーの要領でゴーカイレッドゴーカイグリーンのキーを一つにした、クリスマス限定の変身。
地味に額のエンブレムが金色になっている。

「お前はなんでもありだな……」

「アハハハ」と笑いながら敵をボコボコにする姿は色々な意味で怖い…

必殺技は『ゴーカイクリスマススラッシュ』。
通常のファイナルウェーブと変わらないが、エネルギー波の色が赤と緑になっている。


テレマガオリジナルDVDでは、とうとうマーベラスと合体してしまった。
詳細はこちらから。


【専用ロボ】

豪獣ドリル
豪獣レックス
豪獣神

説明不要のロマンの塊。
詳細は大いなる力と該当項目にて。


【顛末】

第50話にて、マンモスレンジャー/ゴウシからスーパー戦隊達の意志を伝えられるも、マーベラス達の答えに悩みながら、宇宙最大の宝を破壊。
尊敬するスーパー戦隊の意志に反した事に涙を流しながらも、マーベラスから「これでお前も立派な海賊だ」と認められた。


最終話にて、ジョーに後押しされながら「ザンギャックを倒す」という夢を掴む為、マーベラスと共に旗艦に突入しアクドス・ギルとタイマンを張るという大役をやり遂げる。

その後の最終決戦でも、零距離ガレオンバスターをメインで放つ役を任され、見事アクドス・ギルを倒した。
地球で起きた争いにピリオドを打つ役目を、地球人である鎧に果たす事に大きな意味があったと思われる。

エピローグでは、世界中の友人達に挨拶を済ませた後、マーベラス達に着いていき、ゴーカイジャーをスーパー戦隊図鑑に書き加えご満悦な様子が見れる。


【その後…】

スーパーヒーロー大戦』ではあっさりディケイドルカアイムもろともベントされるものの最終決戦で復活。
オーズが渡したオーメダルがレンジャーキーに変わるのに「うおおおおおおっ!?なんだこれぇぇぇぇぇっ!?」と仰天ながらも、サゴーゾコンボに変身した。
エンディングでは映司に握手を求めたり、宇宙キター!のポーズを取るフォーゼゴーバスターズに負けじと豪快に宇宙キター!とポーズを取った。

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』ではザンギャック・ヴァグラス連合軍から命辛々逃れて地球で豪獣ドリルでマーベラスらを迎えるが幻のレンジャーキーの力で江戸時代に飛ばされる。
その後、ねずみ小僧の様な姿でヨーコJに遭遇、「あなたが36番目のスーパー戦隊さんですね!?いや…この場合は俺が先輩…ってことは…タメ口!?と困惑する。
オールレッドにおいては、ゴーオンレッドに変身。
メガゾードキーで豪獣神が大獣神にゴーカイチェンジした際はコックピット内でノリノリに超伝説雷光斬りのポーズを決めた。

『スーパーヒーロー大戦Z』では主役クラスの立ち位置に昇格。晴人ダイゴのタイマンを仲裁する形で登場した。
その後、十文字撃と接触、やがて宇宙を巻き込んだ怪現象の黒幕がスペースショッカーと宇宙犯罪組織マヨーマドーによるものだと知る。
面影堂にてマドーの脅威から地球を救うか、宇宙の秩序を守る為に地球を犠牲にするか苦悩する撃に「あんただって地球人だろう…!?」と殴りつけ、宇宙人であるにも関わらず地球を救ったマーベラスらの話を聞かせ、地球の平和なくして宇宙の平和はないと説得する。
オールメタルヒーローにおいては、機動刑事ジバンに変身した。

動物戦隊ジュウオウジャー』では、ゴーカイジャーの地球での活動再開に伴ってレジェンド戦隊(レジェンド大戦以降に誕生した戦隊も含む)の元を訪ね歩いて再びレンジャーキーを貸してくれるように頼んでいる様で、小学生の姿に戻っていたトッキュウジャーの面々にも土下座で頼み込んで承諾を受けていた。状況もあるだろうが、後輩戦士相手でも下手に出るキャラで行くことにしたらしい
鎧達の後に活躍し、殉職した戦士達の所には、何らかの方法を用いて態々天国にまで頼みに行ったのだと思われるが、実に気になる所である。
ワイルドトウサイキングに(強引)に乗り込んだ際にはスーパー戦隊の大いなる力に感動するジュウオウザワールド「面倒くさい…」と引いていた。
オールレッドではボウケンレッドとティラノレンジャーに変身したが、彼の後輩達には一度も変身しなかった。


【余談】


鎧役の池田純矢はリアルで戦隊者の大ファンであり、特に五星戦隊ダイレンジャーのキバレンジャーのファンで、幼稚園の卒業文集には「将来の夢はキバレンジャー」と書いている程であった。
鎧を演じる事で、池田氏は夢を実現する事が出来た。
またオーディションの際には過去のスーパー戦隊の名乗りを披露したという。

鎧は劇場版では出番が少ない為池田は「逆ジャイアン現象」(ジャイアンは映画ではいい奴になり出番が多い為)と皮肉っていたが(特に『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では先行登場するも台詞すらない為池田の出番は無く、『劇場版 海賊戦隊ゴーカイジャー空飛ぶ幽霊船』では冒頭だけでその後ほぼ5人でストーリーが展開、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダーディケイドに敗れ消される(実際は亜空間に転送)され終盤まで出番なし等酷い扱いが多い)『スーパーヒーロー大戦Z』では主役クラスの立ち位置で出番が多くなって嬉しかったと語っている。

アクションが得意でスタントマンの仕事を奪う。
折角準備してくれているスタントマンへ感謝しながらも、バク宙を始め、重機への激突等に挑戦的にこなしていた。
声が非常に大きく、アフレコブースで仕事をする際には周囲が困ったという。

上記にある通り、ジョー役の山田氏がカクレンジャーがマストであり、ハカセ役の清水氏がタイムレンジャーがマストであった様に
鎧役の池田氏はダイレンジャーがマストであった。

2013年放送のアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』では金色のキャラを演じ、シンケンブルー/池波流ノ介役だった相葉裕樹氏と同じチームで活躍していた。



追記・修正は誰よりもスーパー戦隊を愛してからお願いします。


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