登録日:2013/08/21(木) 18:18:20
更新日:2024/04/14 Sun 20:36:04
所要時間:約 6 分で読めます
応募キャラとは、漫画・ゲームにおいて、原作者や製作者ではなく読者やユーザーが考案し、そして原作にて実際に採用されたキャラクターである。
主にジャンプやコロコロ系列の雑誌の漫画・ゲームにおいてよく見られるものであり、応募の際にはファンレター等とは区別して募集される。
作者とは違った視点でのキャラデザインや設定によりストーリーなどが面白くなる、
読者やユーザーを単なる受け手では無く、間接的に作品制作に携わることも出来るようにするということで好意的な意見が多いが、
中には原作者の考えでは無い者がストーリーに出るということで、拒否を示す人も中に入る。
採用されてもハガキなどに描かれたデザインや設定をそのまま使うのではなく、モチーフや名前をそのままに大きくアレンジを加えられることもある。
また著作権とか知らないちびっこは仕方ないが他作品のデザインまんまな応募が来ることもあり、
チェック体制が甘いとそのまま採用されてしまうこともあるのも問題点の一つと言える。
また『
マジンガーZ』の
ボスボロットのように、
「表向きはファンの公募デザインとされながら、実際は制作側が既にデザインを用意していた出来レースだった」というものも存在し、
この手のケースは作品展開終了から相当期間が経過してから真相が明かされる事もある。
海老川兼武氏や小林晋一郎氏など、アマチュア時代に公募デザインを提出し、後年プロの仲間入りをしたデザイナーも存在する。
その後、前者のようにアマチュア時代の公募デザインをプロになった今、リファインしたイラストを描いたりする人も少なくない。
「海老川兼武くん(東京都)の考えたエレゴレラを描いたみました!」ただの自演じゃないか!
★読者・ユーザー応募キャラをよく使う作品
言わずと知れた超人バトル漫画。
この作品に登場する超人たちはほとんどが読者応募のキャラデザインであり、
正義超人から悪の超人までさまざま。
ロビンマスクや
ウォーズマンといった人気キャラや、ネタキャラの
レオパルドンといった多くの超人が読者のアイデアから生まれた。
……というか完全にゆで先生二人だけで考えたレギュラーキャラは
スグル、
テリー、
ベンキマン、
運命の5王子程度、元ネタが存在するキャラを含めても
ウルフマン/リキシマンが入る程度である。
だが多くのアイデアが来すぎたためか、中には
複数のアイデアを折衷したり、出はしたものの
悲惨な扱いを受けた超人もいる。
「超人募集」「
オーバーボディ」も参照。
『
Ⅱ世』でも募集及び採用は行われ、さらに現在でも新シリーズや各種読み切り外伝向けに引き続き募集中。
みんなも「これは!」という超人が描けたらゆで先生に送ってあげよう。
作中に登場する食材を応募していた。
名前だけの登場から実際に対峙する猛獣までと、その種類は幅広い。
しかし、実際にハガキに書かれた設定や捕獲レベルなどが改変された形で採用されることも多い。
(例えば、ポイズンポテトは「多量の芽に覆われたジャガイモ」という設定だったのが「歴史上誰も解毒に成功しなかった食材」とされたり、
また、四獣の中の1体であるマウントタートルはハガキの時点では捕獲レベル30ほどだった)
また時代の違いというものか、ドラクエシリーズのモンスターをモロパクリしたものが誤って採用され、編集部が謝罪する事件も発生、
以降も
遊戯王OCGそのままなモンスターが採用されてしまう事案が何度か指摘されている。
正体不明のキャラが出てくるととりあえず真の姿募集中と書かれていることがあり、よっちゃん編の指レンジャーあたりから本当に読者投稿のキャラが採用され始めた。
それ以降は敵、味方、モブを問わず応募キャラが頻繁に登場。さらには硬い金属の名前なども募集し始め募集が一つのネタにすらなっていた。
応募キャラが採用されたと思ったらそれが別の新キャラの仮の姿だったなんてケースもある。
応募キャラがレギュラーに昇格することも多く、すっかり主要人物として馴染んだ天才マンや会長の顔のデザインなども読者投稿が元になっている。
素人絵のためベタもトーンもない「男のロ・マン(キャラ名)」をそのまま真っ白けのデザインで出し、最終話付近で体が白くなったエピソードを後付けするといった離れ業をやったことも。
ファミコン版での2以降のロックマンは、ボスキャラは応募キャラが使用されていた。
キャラが採用された幸運な8人にはそのソフトのゴールドROMが送られ、
かの『
開運!なんでも鑑定団』では40万の値がついており、保存状態のいいものは
100万円近くで取引されている。
逆に何で売っちゃったんだって話だが。
『
アイシールド21』の作者である
村田雄介氏の考案キャラが、シリーズで2回ほど採用されたというのは有名な話。
ロックマンエグゼシリーズになってもコロコロコミック誌上でボスキャラコンテストが毎回実施された(『2』より。第一号はゲートマン)。
もちろんスタッフによるクリンアップは入っているだろうが、キングマンにボウルマン、ケンドーマンなど素人とは思えない秀逸なデザインが多いことでファンには知られている。
ファイナルファンタジーの召喚獣のアイデア元になったことでも知られる、ギャグ調リアルタイムシミュレーションRPG。
2作目であるSFC版以降、毎作召喚モンスターである「エッグモンスター」をプレイヤーから募集・採用している。
オーディンのパロディである「おーでーん」、
魔界塔士サガのラスボスをネタにした「かみ」などの秀逸なものもいくつか生まれた。
3作目『対3D』では、ゲーム中に採用されたプレイヤーの一言コメント(ボイス)まで流れた。
公開処刑じゃねーか。
初代『仮面ライダー』に登場した「
シオマネキング」が初とされるが、厳密にはこれは怪人モチーフだけを採用した名目上のものとされている。
そういう意味では初の公募怪人と言えるのは『仮面ライダースーパー1』の「ショオカキング」で、
番組サブタイトルで宣伝された事で有名。ちなみに消火器の怪人である。
平成シリーズでは『
仮面ライダー555』の「オクラオルフェノク」、『
仮面ライダーW』の「親子丼・ドーパント」がこれに該当。
また『555』や『
ゴースト』では、外伝作品に登場する武器や変身アイテムのデザイン公募もなされた。
公募で決まった必殺技もある。
●アニヲタWiki内に項目があるもの
●その他
劇場映画でモブキャラクターとしての背景出演が募集されており、名有りキャラでは
ジェドーラも該当。
コロコロコミック誌上では読者が考案したひみつ道具を4コマ漫画にする企画もあったほか、アニメ版でも年一でひみつ道具のアイデア公募が行われていた。
今ではすっかりおなじみのドラミちゃんが実は読者応募キャラだったのも有名な話。
アニメ版にて応募キャラがストーリーキャラのように声が付くなどしてエピソードが作られたりする。
SDガンダムフルカラーの企画で「サンダーガンダム」が採用された。
ガシャポンの商品になり、さらに
漫画にも登場した。
読者からキャラを募集し、それをモブキャラとしてだが全員漫画に登場させた。
全部で1700通ほどの応募があったらしい。当時の応募した読者は背景の中に自分のキャラがいないか、目を皿のようにして探したとか。
ボンボン読者の応募ハガキからモンスターのデザインを募集して作成するRPGという触れ込みだった。
しかし、デザインがドラクエ等のパクリと言われることが多く詳細は不明。
上と名前が似ているがほとんど別物。
Vジャンプの読者からアイデアを募集し、鈴木信也氏のアレンジを加えて本編に採用していた。
月刊コロコロコミックの読者公募企画で採用された案を元にデザインされたのが名機「
デススティンガー」。
キャラではなくマシンの方だが、中学時代の武井宏之のデザインが採用され「ダッシュ!四駆郎」ダッシュ3号シューティングスターの原案となった。
その後武井氏は四駆郎の原作者・ザウルス先生に見初められ、最終的に「コロコロアニキ」にて自分で四駆郎の漫画丸ごとを描くことに。「アニキ」のインタビュー漫画でもメカデザインの楽しさを語る中で当時の事を触れている。
コロコロコミックの
ほぼ全キャラが公募作品という企画。その回のMVPには勲章が送られた。
読者の絵をそのまま掲載したモブの中に明らかに
騎士ガンダム(三種の神器)がいたことも……。
コミックボンボンの読者投稿コーナー『それってBOMテレ!?』内の連載漫画。
ほぼ全キャラが公募作品。主人公パーティーに新しく仲間が加わった回を最後に唐突に
打ち切り。
コロコロコミック誌上で応募企画があった
漫画のキャラクターではなくカード化企画であり、かなりの才能が集った。
単行本の巻末で魔物コンテストという応募企画を行っていた。
本編では登場する事はなかった……と見せかけて実はゼオン戦でのガッシュの回想をよく見ると受賞キャラがモブ生徒として登場している。
小学館児童誌で行われたコピー能力コンテストで、最優秀賞のうち4つのコピーが97話に登場した。
それぞれ「トップ」「バトントワリング」「ウォーター」「アイアン」で、作中ではカブーが見せた夢という設定。
このうち「ウォーター」は「星のカービィWii」にて設定や外見こそ異なるもののゲームにも登場している。
また「アイアン」も元は2つの設定が統合されたもので、元となったうち片方の「メタル」は後に「参上! ドロッチェ団」に登場した「メタル」とよく似ている。
追記・修正はオリジナルキャラを応募したことのある方にお願いします。
- 異物になりかねない応募キャラを違和感なく出演させる、ゆでって実はすごかったんだ -- 名無しさん (2014-03-11 19:01:09)
- メインストーリーに関与しないアイテムとか魔法とかなら割と他の作品でもあったよね。サモン2とかダンジョンセイバーとか… -- 名無しさん (2014-03-11 20:52:10)
- 種のライトニングストライカーも応募キャラ(というか装備)だっけ。 -- 名無しさん (2014-03-11 21:04:09)
- ↑種デスにも応募キャラならぬ応募カラーのザクもいたよね。 -- 名無しさん (2014-03-11 21:07:20)
- 読者が考えたカードとかはこのカテゴリに入るのか? 元キング「俺が大事に使ってやるぞ!」 -- 名無しさん (2014-03-11 21:11:58)
- ↑3 SEEDのゲイツもだね。全然面影が残ってないけど。 -- 名無しさん (2014-03-11 21:15:10)
- SDガンダムは多いよね。 -- 名無しさん (2014-03-11 22:12:14)
- ボーボボのじごくのイルカは凄いインパクトだった -- 名無しさん (2014-03-11 22:25:06)
- 銀魂も一度だけ登場したよな -- 名無しさん (2014-03-12 00:31:59)
- うしおととらのトンネルに住む妖怪(山魚だっけ?)はすごかった -- 名無しさん (2014-03-12 00:53:19)
- ボビー系だとよくあるよくある -- 名無しさん (2014-04-28 21:06:41)
- フェニックスガンダムはかなり優遇されてるな。 -- 名無しさん (2014-04-29 17:31:56)
- 遊戯王で読者カードと言えばキラー・ザ・クローを思い出す -- 名無しさん (2014-04-29 17:38:23)
- 仮面ライダースーパー1では、視聴者から募集した怪人が最終回の1回前に登場したんだけど、サブタイが「君の考えた最優秀怪人」つーの。 -- 名無しさん (2014-06-14 19:37:15)
- ↑↑そうだったの!? -- 名無しさん (2014-08-21 20:17:38)
- 遊戯王だと応募カードは5dsで5枚、ゼアルで3枚はあったかな -- 名無しさん (2014-08-21 20:22:29)
- 最近だと妖怪ウォッチや怪盗ジョーカーかな 一旦ゴメンはもうアニメにも漫画にも出ていて優遇されている気がする -- 名無しさん (2014-08-21 20:29:47)
- コロコロだとビーダマン ロックマンエグゼ 流星のロックマン 妖怪ウォッチ ジョーカー じーさん イナイレ ペン問 ヒーローバンク -- 名無しさん (2014-08-21 20:33:54)
- 金剛番長もよく採用してたな。 -- 名無しさん (2015-02-05 16:01:03)
- 「ロトの紋章」終盤でぞろぞろ出てた。 -- 名無しさん (2015-02-05 17:09:48)
- オクラオルフェノクもそうだっけ? -- 名無しさん (2015-02-05 17:48:55)
- デュエマもナオト、プラネット・フィスタシオとかはそうだったかなと -- 名無しさん (2015-02-05 18:00:13)
- 小学五年生とかいう雑誌で劣化コロコロみたいな応募キャラ漫画があったな……名前忘れたけど -- 名無しさん (2015-02-05 18:01:46)
- ソードワールドRPGアドベンチャーは、主人公パーティのみならず脇役キャラ、新アイテム、ストーリー展開、歌の歌詞など、読者応募の集大成的な作品だった…中にはパクリもあったけど。 -- 名無しさん (2015-02-05 18:24:43)
- ラッキーマンで大々的にヒーロー案募集とかしてなかったっけ? -- 名無しさん (2015-02-05 19:04:26)
- キン肉マンの奴がこの手のキャラでは最も有名 -- 名無しさん (2015-02-06 09:27:48)
- 応募カードの中では破格の扱いを受けているトランプウィッチ -- 名無しさん (2015-02-06 12:16:26)
- ラッキーマンはヒーローはもちろん会長の顔や宇宙1硬い物質の名前も募集してた気がする。 -- 名無しさん (2015-02-06 12:26:25)
- ドラクエ10やメダロット8でもニコニコ経由で転生モンスターやオリジナルメダロットを応募してたな。 -- 名無しさん (2015-02-06 12:34:39)
- 男のロ・マンはガモウのお気に入りキャラ。『なぜ体の色が白いのか?』というのにも壮大なドラマがあり、バクマン。にも引き続き出ている。 -- 名無しさん (2016-07-03 17:26:20)
- 星のカービィも応募コピーあったな -- 名無しさん (2016-07-03 17:40:10)
- ケロロもあったよな -- 名無しさん (2016-07-03 18:31:18)
- ↑5ただし会長の顔は実はガモウがデザインだったことが明らかに -- 名無しさん (2016-08-27 13:52:51)
- 昔コロコロで王様と赤組と白組のリーダー(名前は公募)以外全て応募キャラって漫画が連載されてたな。没ハガキに駄目出しするボツタンカーメン三世とかいたw -- 名無しさん (2016-11-06 11:40:57)
- ページにもコメントにもほるひすの名がないのは意外。あれよりインパクトあるの無いでしょ。まぁスタッフの悪ノリが過ぎるのかもしれんが -- 名無しさん (2016-11-06 22:16:14)
- ダンボール戦機の応募機体が大会で優勝したのは理由があったんだろうか -- 名無しさん (2016-11-08 11:44:00)
- HIGHSCOREの有野好子は、「男にはとても優しいが問題児や女には態度が悪くなる」と言う性格が不評なのか、初登場してその後出番なし -- 名無しさん (2016-11-08 16:56:20)
- 最近はPixivやニコニコ静画でのイラストコンテストなんかでキャラ募集する事も多い。アクセル・ワールドでは応募キャラの一人が、一発ネタ→サブヒロインにまで昇格してしまった -- 名無しさん (2017-01-26 23:53:08)
- ラッキーマンは「ガモウ、勝手に募集すんな!」って編集が欄外で突っ込んでたな -- 名無しさん (2017-10-20 17:12:14)
- 武装錬金も武器のアイデアを募集してたけど、すぐ打ち切りになっちゃったな。 -- 名無しさん (2017-10-20 21:29:21)
- コロコロの漫画で、パワプロくんでは今週の魔球、ゴゴゴ西遊記 & Go空伝ではオリジナル妖怪、ベスボルではオリジナル野球スタジアムという応募があったよ。 -- 名無しさん (2017-10-20 21:38:50)
- 応募キャラがパクリである例なんてキン肉マンのサンシャイン(ゴールドライタン)やウルトラマンティガのタラバン(応募作品での名前はでんでんわにで、ドラえもんに同名の生物が出てくる)とかもあるし、トリコの時代に始まったことじゃない。 -- 名無しさん (2018-03-26 23:15:58)
- アリアンロッド・サガも応募キャラがラスボスになったりしたぞ -- 名無しさん (2018-03-27 00:18:00)
- ↑デスマーチのアベル・クリードだっけか。 -- 名無しさん (2018-03-27 00:21:35)
- クロボンや氷室の天地の募集は読者が染まりきってんのかやたらハイレベルなネタが飛び交う魔窟と化してる -- 名無しさん (2018-03-27 00:30:02)
- SFCのゴエモン2はコミックボンボンで敵キャラ案を募集していた。和菓子ロボット、高速スクロール面の戦車、最終エリア中ボスのヒョットコの3つだったかな -- 名無しさん (2018-03-28 12:38:20)
- 「ほるひすだよ」 「ほーむらんをうつけどひっともうつよ」 -- 名無しさん (2018-03-28 13:35:50)
- からくりサーカスでも読者公募の敵がいたな。だいぶ後になって出てきたけどブロム・ブロム・ローはメインキャラ一人を重傷に追い込んで主人公を苦戦させる強敵になっててうれしかったろうな -- 名無しさん (2018-05-30 20:36:18)
- ↑7 デザインこそしっかり修正されたがデジモンのロックマンX3の丸パクリの応募キャラとかな。トリコとは時代性が違ったんだよほんとに -- 名無しさん (2018-09-05 19:10:38)
- MARのハメルン。多少苦戦はさせたけど公募キャラと思えないぐらいかませだった -- 名無しさん (2018-09-05 19:31:16)
- ↑そもそも応募キャラが強いのってキン肉マンぐらいじゃないのか -- 名無しさん (2018-09-05 21:05:19)
- ↑「グオゴゴゴ、俺の話をしているな…」 -- 名無しさん (2019-10-08 15:17:57)
- 近年ではpop'n musicやSOUND VOLTEX等の音楽ゲームでもキャラ公募を行う様になりましたよ。 ミサコちゃんカワイス。 -- 名無しさん (2019-10-08 17:22:03)