ロンド・ベル(機動戦士ガンダム)

登録日:2024/12/09 Mon 19:56:51
更新日:2025/04/10 Thu 10:48:13
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ロンド・ベルとは、映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場する地球連邦軍の部隊である。
資料によっては「ロンド・ベル隊」とも言われるが、とりあえず連邦軍の部隊命名方式にしたがってこの項目では「隊」はつけない事にする。
ロンデニオンコロニーが根拠地らしく部隊名の由来も「ロンデニオンの鐘」かららしい。

【概要】

一言で表すなら連邦のエースパイロットを集めた先鋭部隊である。
一年戦争時から戦い続けているベテランの他、元エゥーゴ、元カラバ、元ティターンズジオンの面々も確認できており、連邦軍の歴史の中でも「最強」と言っても差し支えないエース部隊。
宇宙世紀0090年に結成された部隊であり、主な目的は反地球連邦勢力への対処。
このため単なる戦闘部隊ではなく平時から「反地球連邦を見つけるためならばスペースノイドに対して単独で捜査や査察をする権利がある」という警察や諜報機関に近い権限も与えられている。
さすがに武力行使については「上層部の目」が厳しいものの有事の際には独自権限を持ってそれを行うためのハードルが低いという、一種の独立部隊と言える。

…と設定だけならすごくロマンあふれる部隊なのだが、実際の戦力は一個小艦隊程度に抑えられており、また連邦軍の象徴とも言えるガンダムタイプは配備されていない。
MS隊のリーダーとも言える伝説級パイロット「アムロ・レイ」も、カラバ時代からの愛用MSを改修したリック・ディジェや、ガンダムを模したリ・ガズィなどを使っていた始末。
一応はジェガンクラップ級巡洋艦といった当時の最新MSや戦艦を優先的に回してもらってはいたが、人も兵器も金も足りていない状態であり一部の部隊に至ってはジムⅢが運用されている有様。*1
その為か、上記アムロのように前の所属のMSをそのまま持ち込んだり、個人的なツテで乗機を近代化改修、強化をしたりするパイロットもいたという。
なので「選りすぐりエース部隊」というよりかは「エースの寄せ集め部隊」もしくは「問題児のぶちこみ先」と言ったほうが正しい。

勿論そうなったのは理由がある。
というのも「連邦の凄腕を集めた部隊」が「反地球連邦勢力…というよりジオン勢力の対処」に「有事に独立行動を行う事が可能」というのはまんまティターンズ
そんな「第二のティターンズ」にならないようにする為、あるいはなりかけても容易く鎮圧を可能とするために、連邦は彼らの戦力を意図して抑えているのである。
そしてそういった「第二のティターンズ」のような組織であることはコロニー市民からも受けが悪く、宇宙の怪しい動きを調査しようとしても満足に動けないことも多々あったらしい。*2
また「戦い」の場に置いてもハマーン軍残党に敗北するなど、上手くいかない状況が続く。
ちなみにこれらの行動のせいか「ロンド・ベル」の名は連邦内だけでなくジオン派にも知られており、とあるネオ・ジオンパイロットに「ロンド・ベルなら鈴を鳴らしてりゃいいんだよ!」と揶揄された。

そんなこんなでまごまごしている間に、宇宙世紀0093年、シャア・アズナブル新生ネオ・ジオンを設立、コロニー「スウィート・ウォーター」を電撃的に占拠するという事態が発生。
今まではシャアの尻尾すら掴めずに先手を取られた形となったロンド・ベルであったが、連邦政府高官のジョン・バウアーの助けもあり「シャア・ジオン」に対する主力部隊として再編成する事となった。

部隊章にはアルファベットの「L」と2つの鈴というデザインが用いられており、かつてのGジェネレーションシリーズの戦闘前ロード画面等で確認できる。

【来歴】

というわけでここからはネオ・ジオンに対抗する為に、ジョン・バウアーはジェガンやラー・カイラムを優先的に配備。
パイロットも伝説的パイロットアムロ・レイを編入。
更にロンド・ベル設立当初に艦隊司令だったが、前述のハマーン派残党との戦いの責任を取らされ解任されてガルダ級の艦長に回されていたブライト・ノアを再び招集した。

伝説的の人物に最新兵器となり、腕の振るいどころがなかったエース部隊が遂に本領発揮!

とはならなかった
小説版で補足されているがシャアが武力蜂起した際に「こちらの要求を飲まなければ連邦本部のラサに武力攻撃をする」ということだけは予告していた。
(このため連邦には「要求があること」と「従わなければラサを破壊する意思がある」ということは事前にわかっていた)
しかしロンド・ベルや他の連邦部隊はその『攻撃』をかつてのエゥーゴのジャブロー攻略のような「モビルスーツの直接降下」か、それにプラスして核攻撃くらいしか手段がないと思っており
それなら事前に防衛戦力を配備しておけば何とでもなるレベルだと甘く見ていた。
しかしシャアの艦隊が 自力で移動できて自衛戦力の少ない資源衛星「フィフス・ルナ」 に向かったことを知ったロンド・ベルは「あっ…」となってしまう。
この手抜かりを挽回できず「フィフス・ルナ」を、地球連邦本部のあるチベットのラサに落とされてしまった。
シャアはフィフス・ルナ落下をこっそり連邦上層部に通知していたらしいのだが、このため連邦情報部は 落下より前に連邦本部機能を移管し、法的に有効な調印文書を持たせたアデナウアー・パラヤをシャトルで発進させている。
そのアデナウアーらから「ロンド・ベルは戦争をしたがっている」とまで言われているが、 この政治劇を伝えていないことからもロンド・ベルの扱いはわかるだろう。
そしてラサに残された民間人もまた見捨てられ、結果的に多数の死者を出す大失態であった。
「情けない…!シャアにやられるのを見ているだけだった…!」とアムロが憤慨したのも無理からぬ事だろう。
それでもロンド・ベルはアデナウアーから「地球の危機と判断した場合は独自の行動に出てもいい」という言質を得る事に成功する。
アデナウアーからすると「どーせシャアとはもう戦わないんだからこの戦争屋どもを黙らせるために適当こいてやろう」くらいの気持ちだったかもしれないが、結果的にそれが功を奏する事となる。まぁその頃にはアデナウアーさんは死んじゃってるけど。

閑話休題。
案の定和平という言葉につられて武装解除した連邦の隙を突き、シャアは地球寒冷化作戦の本命「アクシズ」を地球に落とそうとする。
という感じで「地球の危機」なので「独自の行動」にロンド・ベルは出ることとなる。
遂に「戦い」という、ロンド・ベルの本領発揮となったのだ。
更にこれに前後して連邦の動きにブチギレた…かどうかは不明だが、バウアーは知恵を巡らせてすげぇ金掛けて開発資金とアナハイムのフォン・ブラウン工場を手配してガンダムを作らせる事に成功した。
新しいガンダム…νガンダムと、切り札として核弾頭15発もゲットし得たアムロとロンド・ベルはその勢いのままネオ・ジオンと開戦。
それを見ていた他の連邦軍艦隊も都度増援を出し、いよいよシャアとの正面衝突が始まった。

戦いの結果だが、まずアムロが総帥であるシャアと実質的に相打ちとなり、双方が行方不明となる。
そしてアクシスを押し戻そうとするνガンダムに連邦兵だけでなくネオ・ジオン兵も呼応。要するにネオ・ジオン側は戦う意味を失った。
最終的にアクシズが落下コースから逸れるという奇跡が起こった為、新生ネオ・ジオンは実質的に敗北。
こうして地球の危機は去ったのであった。

だがアムロ・レイを失った影響、そして「反連邦政府討伐」という目標を達したからか、その後も部隊はスカウトした戦災孤児ガンダム絡みの騒動に巻き込まれた連邦兵、挙げ句艦長なのにやる気も覇気も無い人物*3が配属されるなど徐々に一種の厄介払い先と化し質が悪くなる。
もともとこの部隊自体がアムロやブライトみたいな連邦の厄介者を、文字通り「遊ばせる」ために作られた節もあるが…。
また、アクシズ・ショックによって「人の心の光」の悪影響を受けた者も少なからず存在し後に戦乱やゴタゴタを引き起こす羽目に......
とはいえあくまで悪くなったのは「腕前」であり、「人間」の質は健在であり、「ガンダムUC」で再登場した際もオットーをはじめとした面々など軍の良心も消え失せたわけではなかったが。

最終的にネオ・ジオン残党「袖付き」との戦いの後、新設された「第13独立艦隊」に編入する形でロンド・ベルは解散となった。
奇しくもその名前は、かつての「ホワイトベース隊」と同じであり、また「独立艦隊」と言う名の通り、ロンド・ベルと同じく独自の権限を与えられた遊撃部隊となっている。
一説にはこの部隊が「第13実験戦団」と言う、新型機のテストなどをする隊になった説もあるが定かではない。


【関連人物】


ブライト・ノア

ご存知「ジャパニーズ・オットチャン」。一年戦争から伝説的部隊の艦長を務めるリーダーシップ溢れる男にして、様々なニュータイプ達やガンダムの戦いを見てきた男でもある。
ロンド・ベルでも指揮官を務めることになるが、そこで彼は多数の出会いと別れをすることとなる。
若い頃は喧嘩し合ったアムロとも今では互いにタメ口で話す仲である。
流石に最初の方は連邦軍高官相手に胃薬が手放せない状況が続いたが、シャアが本性を現した際には様々なしがらみもなく妙に生き生きしているのは気のせいだろうか。テンション上がりすぎて「ラー・カイラムでアクシズを押すんだよ!」とか変なこと言い出すし。
それでも「すまんが、みんなの命をくれ」という言葉に全員が敬礼するのは、それだけ彼が慕われているという証拠である。
『ベルトーチカ・チルドレン』では『ZZ』の直後の時点で新鋭部隊ロンド・ベルの 設立 に彼の指揮経験を求められたが部隊が軌道に乗った1年後に解任。
ブライトが反乱を起こすことを恐れてその後は定年まで地球から出さない予定だったがシャアが蜂起を起こしたためブライトの力が必要になり
本編開始の 1ヶ月前に 宇宙に上がってロンド・ベルやラーカイラムの指揮を命ぜられたというひどい状況でスタートする。
映画ではそこまでひどくはないものの、妻子のミライたちは地球から出る許可をラサに隕石が落ちる直前まで出さずブライトが最後に会えたのは半年前という辺り「妻子という名の人質」は付いていた模様。
よく考えたらこの人はティターンズが天下を取ってた時期に妻子を地球に残したままエゥーゴに参加していたのでその時よりはマシなのかもしれない。

アムロ・レイ

ご存知伝説のニュータイプにして、連邦軍が誇るエースパイロット。
この頃になるともともとの才能に加えて経験も積んでおり、圧倒的な強さでネオ・ジオン兵を作業的に屠っていき、エースパイロットですら太刀打ちできない。
単に強いだけでなく、彼を慕ったエースパイロットもロンド・ベルに合流したり、また彼に操縦技術を鍛えられた者もおり、ロンド・ベル全体の底上げに成功する。
事変のタイミングや階級が上がらない諸々の事情もあったとはいえ、一部隊の小隊長クラスと言えばそれまでの大尉が、実質的に自分専用の機動兵器を吶喊で造らせただけでも結構とんでもない話。
ブライトと並ぶもう一人のリーダーであるが、その指揮能力は最期まで未知数。ブライトがいない間の激務に過労で倒れた世界線もあるっちゃある
一応小説などではちゃんとMS小隊長としての監督指揮や後輩指導もしていたらしいのだが、
アムロが単独で突っ込んで警戒や交戦をする方が はるかに効率がいいため アムロに限り単騎突出が認められており『逆シャア』作中ではそればかり行なっていた模様。

チェーン・アギ

ラー・カイラムに搭乗する技術士官で階級は准尉。軍人とは思えない「チャーミングな女の子」
だがエース部隊ロンド・ベルに配属されるだけあり彼女もところどころ優秀で、MSの操縦もお手の物。
またこの時期のアムロの恋人でもあったが、新素材「サイコフレーム」に振り回されることとなる。


ベルトーチカ・イルマ

アムロと別れなかった世界線にてチェーンに代わって所属。
立ち位置はほぼチェーンと同じだが、軍階級は設定されていない。
なのに部隊内では有名らしく、まだ結婚してないのに「なんかロンド・ ベル に似た名前の奥さん」などと呼ばれている。
ちなみに籍を入れていないのはベルトーチカが好まないからで、アムロは嫌ではないし将来は必要になると考えていた。
「俺、この戦いが無事に終われば結婚するんだ」みたいな話だが、
作中の解説で「任務が無事終わって家に帰った後にやりたいこと(趣味とか)をあえて用意しておくことで任務を終えて帰る楽しみに変える」ということを
当時の軍人はよくやっていた、とあるので彼女とアムロにとっても入籍もそれだったのかもしれない。
またアムロ本人も一年戦争時に「僕には帰れるところがある」と涙を流して喜んでいたので、戦いが終わった後の安らぎを求めるのは自然と言えよう。
お互い無事なままチェーンとバチりあうスパロボ世界線でも身分が大概曖昧で、ジャーナリストとして活動する見せ場もせいぜい『Ζガンダム』関連での僅かな出来事なので、それを省かれると「何か分からないけどエラそうに部隊にいる女」感がどうにも拭えない。まぁロボ乗り以外の「民間からの協力者」もゴロゴロいる部隊だから問題ないのだろう。原作を知らないプレイヤーの印象を置いとけば。


ジョン・バウアー

地球連邦政府議会の議員。
彼の意見には連邦軍やアデナウアーも無視できないらしく、アムロやブライトがロンド・ベルの表の指揮官であるなら彼は裏の指揮官
根回しや資産運用の実力がありそれらでロンド・ベルを支援するだけでなく「ガンダム配備できないならガンダム作る施設手に入れて作ればいいじゃん」という無茶も実行できる。
正直この人がいなければロンド・ベルは2秒で崩壊するだろうというレベル。
…逆に言えばロンド・ベル自体が彼の私兵団となっている節もあるが、アムロやブライトですら「連邦にもまともな人がいる」と言うくらい常識と良識ゆえのカリスマ性があるが為に大きな問題とはなってない。
ただし彼でさえも「ロンド・ベルにガンダムの配備」はできなかったらしく、絶対的な権力者ではない模様。
ここまで読んで映画見てたけどこんな人いたっけ…?と思ったそこのあなた。あなたは正しい。
実は重要な人物であるが、作中に姿を表したことはなく(台詞では言及される)、扱い的には「少数精鋭部隊を主役にするという非現実的な状況を実現させるためのマクガフィン」に近い。
アデナウアーはラサからの脱出時「バウアーには借りがあった」という理由でバウアーからの紹介状を持っていた民間人一名を自分が乗るシャトルに同乗させたが、
その巡り合わせは後にとんでもない戦乱と悲劇のきっかけになってしまい、本人は知る由もないが皮肉な運命を司った人物。
…だが、その動乱の元凶の1人「クワック・サルヴァー」の正体が彼ではないかという考察もある。


アストナージ・メドッソ

エゥーゴの整備兵にして、様々なガンダムの活躍を影で支えた立役者。
ロンド・ベルの人員はパイロットだけでなく裏方も優秀という事がうかがえる人材。
と同時にとあるパイロットと恋仲になるが……。


ケーラ・スゥ

ロンド・ベルのパイロット。階級は中尉。
メタ的にはいきなり湧いて出てきたキャラだが、設定上はエゥーゴからの参加である。
さばさばした性格の女性でアストナージとは恋仲であるが、ロンド・ベルではアムロに継ぐNo.2の腕前。
アムロがνガンダムに乗り換えた後に空いたリ・ガズィを駆ることになるが…。

…とはいえNo.2と言っても緋村剣心相楽左之助くらい差がある事実は否めない。
事実彼女は腕利きではあるが被弾シーンも目立つという描写が多く、正直余り強い印象はない。
なのでファンの間でも、ロンド・ベルがエースとは言っても結局アムロとブライト以外は十把一絡げと思われがちであった。

が、後付でこのロンド・ベルには後に外伝ラスボスとなるとある男が所属していた事が判明。他にも多数のネームドキャラクターがおり、それらを押しのけてリ・ガズィを受領した彼女は結果的にかなり強いパイロットという状況になっている。


ボッシュ・ウェラー

そんな「後に外伝ラスボスとなるとある男」。
シャアの反乱から27年後の世界を描いた「機動戦士ガンダムF90」にて登場し、「第13実験戦団」に所属している大尉でありアムロと親交があった…くらいの設定だった男。
だがアムロを知っている割にその行動は短絡的過ぎることがネタになっていたが、「機動戦士ガンダムF90 FastestFormula」における回想ではアムロに「カラバからついてきた甲斐がありません!」と発言。この一言だけで彼への激重感情が判明した闇のガンダムおじさん
彼が言うようにカラバから連邦に所属し、そこでもらったジムⅢを独自にカスタマイズして持ち込んでいたがフィフス・ルナ攻防戦でギュネイのヤクト・ドーガに撃墜され、その後ジェガンに乗ることとなった。

ちなみに「ジムⅢの近代化改修を個人のツテで行っており、部隊でも許されていた」「カラバからついてきたアムロの部下」など、ロンド・ベルの内情を少しだけ判明させた男でもある。
また確認できる限りロンド・ベルに所属した人物で最も長く戦い抜いた男でもあり、ある意味では連邦軍の生き証人とも言える存在である。
F90で発したセリフ「第13実験戦団は本来の第13独立機動艦隊となる」というセリフが印象深く、また意味深でもある。


クラップの艦長

ルナツーでネオジオン艦隊を武装解除する際にアデナウアー・パラヤが乗ったクラップの艦長。
地球の海岸掃除の仕事を勧められた人といえばわかるだろうか。
ブライトが「なぜ武装解除をロンド・ベルにやらせないのか」と食い下がったのだが
ロンド・ベルには現状の任務を続けさせる必要があるし、民間のコロニーではなく連邦宇宙軍の本拠であるルナツーでやりたいという真っ当な理由で却下したので
このクラップもルナツー所属部隊と思いがちなのだが「 我々 ロンド・ベルは戦争をしたがっているとおっしゃるんですか?」と発言しているため
少なくともこのクラップや彼はロンド・ベル所属らしい。
いや、その、なんで…?


スターク・ジェガンのパイロット

機動戦士ガンダムUCの第一話に登場した名無しのパイロット。
だが強化人間の乗るクシャトリヤと一騎打ちをし善戦。
視聴者の記憶に深く刻まれた。
その際に披露した「対オールレンジウェポン戦術」はアムロに教わったという裏設定があり、「アムロ・レイ隊長」が部下の指導もしっかりと行っていたことが判明した。*4
ちなみにスターク・ジェガンの部下らしきジェガンはすぐに撃破されたが、ファンネル自体には対応できており、彼らも「エース」だったがそれ以上に強化人間マリーダが強すぎた事がわかるようになっている。


リディ・マーセナス

大物政治家の家系出身の若い少尉。
0096年におけるネェル・アーガマ所属パイロット。乗機は当初はリゼル、後にデルタプラス。
当初はバナージと親交を結び共に袖付きと戦うも、やがてオードリー=ミネバに惹かれ、しかしミネバには相手にされず、当人から一途に想われているバナージへの嫉妬から徐々に狂い始める……。


トライスター

0096年におけるラー・カイラムに所属するエースパイロット三人組。「トライスター隊」とも呼ばれるが公式では基本的に「トライスター」である。
リーダーの「ナイジェル・ギャレット」、その部下「ダリル・マッギネス」と「ワッツ・ステップニー」の三人。乗機はジェスタ(ワッツ機のみ後にジェスタ・キャノンに改修される)。
原作小説とOVA版で終盤の行動が全く変わっており、原作小説では「箱」争奪戦に巻き込まれた末にネェル・アーガマに同行し、最終決戦に参加。
ワッツのみアンジェロ・ザウバーの駆るローゼン・ズールとの戦いで戦死してしまうものの、ナイジェルとダリルは最後まで生き残り、シナンジュと戦うユニコーンガンダムをバンシィと共に援護する活躍を見せる。
OVA版ではラー・カイラムと共にシャイアン基地の制圧に向かい、現地のMS部隊を一瞬で無力化せしめ、3人全員生き残る。


オットー・ミタス

0096年におけるロンド・ベル隊所属の強襲揚陸艦・ネェル・アーガマの艦長を務めている男。階級は大佐。
作戦行動中は副長であるレイアム・ボーリンネアに主導権を握られる事が多々あり、部下からは「レイアム艦長、オットー副長」と揶揄される頼りない指揮官である。本人もその立場から鬱憤が溜まっており、人目を盗んでそれを発散していた。
だが、時には1人の大人として威厳も見せることもあり、ラプラス事変を通して艦長としての頭角を表していくようになる。
艦内に趣味の紅茶を持ち込んでおり、艦長室にはティーセットが備えられている。


カムナ・タチバナ

PS2ゲーム『機動戦士ガンダム クライマックスU.C.』の漫画版『紡がれし血統』の主人公。
同作の設定では一年戦争の頃から最前線に居る大ベテランにして元ティターンズでもあり、当時から「鉄の貴公子」の異名を取るエースだったがその蛮行の数々を知りティターンズに失望したことでエゥーゴに投降、以降一線を退いていた。
しかし彼とは異なりティターンズに残留したままだった一年戦争以来の部下の一人がいつの間にか新生ネオジオンに合流してしまっていたのを目撃、前線復帰しロンド・ベルに参加した。

同じく一年戦争以来の彼の部下であるシャーリー・ラムゼイも同じくロンド・ベルに参加している。


リベラ・アマルガム

元エゥーゴのジェガンを駆るエースパイロットだが、アクシズ・ショックに恐怖して以降人格が歪んでしまった男。
彼自身、自らの実力に誇りを持ち、また地球を救うという使命感を持っていたが、得体の知れない「奇跡」に「恐怖」してしまったのである。
ロンド・ベルにいる全員が高潔な存在ではないという例とも言える。


エンデ・アベニール

元は別部隊「ラプターブルー隊」所属の連邦軍中尉。
一年戦争時にガンダムに命を救われた事があり、そのガンダムが正にヒーローに見えた彼は「俺、絶対MSのパイロットになる…!そしていつかガンダムに乗るんだ!」と心に決める。
成長したエンデ少年は見事連邦軍のMSパイロットとなるが、「ガンダムに乗る」という夢だけは未だ果たせぬまま燻っていたUC0095年。
諸事情で乗機の分解中にジオン系過激派の襲撃を受けた彼は、同僚や現地の学生達を守るために「頭部のないジムⅡでコクピットを開放した有視界戦闘」という危険極まりない状況で戦わざるを得なくなる。
それを「やるしか…ないか」と覚悟を決めたエンデだったが、そこへ学生達からレプリカのガンダムヘッドが届けられ、応急修理を受けた状態で出撃する事となる。
ラプターブルー仕様のジムⅡがガンダムと共に戦い戦死したパイロットにあやかって胴体が青く塗装されていた事で、ぱっと見は「ガンダム」そっくりな姿となり
教育型コンピューターが空気を読んだのか「ガンダム」そのものの動きに「ザク」を駆るジオン系過激派も「ガ…ガンダム…!」と驚愕しながら撃破された。

作戦は一刻を争う状況で無理矢理取り付けたせいか片目に光は無く、首からは未接続のコードが幾らか露出しており、結果コクピットの全周囲モニターもかなり欠けているという、通常のジムⅡにも及ばないハリボテのMS。
だが、エンデにとっては紛れもない「ガンダム」であり、そしてかつて自分を救ったあのガンダムの様に子供達を守ったのである。

思わぬ形で夢を叶えたエンデはその後頭角を現したのか、一年後にはロンド・ベルに移籍している。
そしてまたそこでも「ガンダム」に関わる事となる。

「幼少期にガンダムに命を救われた事でその後の人生を決定づけられた」という意味ではに近いとも言える。
というか、「ガンダムに神/ヒーローを見出した」という点でも一致しており、読者からはエンデもまた「ガンダムになった」のであり、「エンデの精神性がガンダムだったから、それに応えるためにガンダムヘッドが届けられた」とする声もある。



オクトバー・サラン

ロンド・ベルではないが、νガンダム開発の開発主任。
アムロの無茶ぶりに見事に応えただけでなく、新素材「サイコフレーム」を組み込み想定よりも性能を大幅にアップさせた。
…だが、その後突如失踪。サイコフレームがネオ・ジオンからの技術提供だという手紙を残して行方を眩ませた。
後に作業用プチMS開発企業である「トルロ社」に出向させられたものの無事が確認されている。


アデナウアー・パラヤ

地球連邦政府参謀次官
ロンド・ベルに対してあーだこーだ言いつつもシャアの脅しと甘言に見事に騙され、アクシズを売り払って地球の危機を招いてしまう。
更に娘のクェス・パラヤを不適切に扱ったせいで、最終的にネオ・ジオンの戦力にしてしまうなど「無能な味方」の代名詞。
…なのだがロンド・ベルに対して「地球の危機と判断した場合は独自の行動に出てもいい」という言葉を言ってしまったせいで巡り巡って本当に地球の危機を救ってしまうなど「結果オーライ」に恵まれた男だったとも言える。
ジョン・バウアーの記述にもあるが、こればかりは彼に非はないけど後の連邦の歴史に悲劇をもたらす「借りの返し方」をした人。


カムラン・ブルーム

かつてのブライトの恋敵。
この頃になるとそのブライトと仲が良くなっており、本人も連邦政府の会計監査局員と立派な職業についている。
そんな彼であったが、連邦軍が和平ムードになってもシャアを疑問視し続け、やがて極刑覚悟でロンド・ベルに核弾頭を届けることとなる。
大人しい彼がそんな行為に出たのは1つ、かつて愛した女性を救うためであり、ブライトもその気持ちを汲み取り、戦後彼の助命を連邦軍上層部に取り付けたらしい。
お陰でスパロボシリーズでは核ミサイル届ける人みたいな扱いになっているが。



【装備】

ジェガン

U.C.0089年から生産開始された「シャアの反乱」当時の連邦軍の最新鋭主力機。
精鋭であるロンド・ベルには優先配備され、量産機であるギラ・ドーガには見劣りしなかったもののそれ以上の機体を有しているであろう新生ネオジオンを相手取るには不安の残る機種だった。
「ラプラス事変」の時点ではマイナーチェンジされたD型への更新が行われており、
これに追加装備を施した特務仕様機「スタークジェガン」や「ジェガン高機動型」として運用された機体も存在する。
更にD型の偵察仕様であるEWACジェガンも少数(ネェル・アーガマには最低でも2機)が配備され、
こちらは大規模な戦闘時に部隊全体の「目」の役割を果たすのみならず、
ネェル・アーガマのハイパー・メガ粒子砲による長距離砲撃を誘導する事で敵艦隊に大打撃を与えるといった活躍が見られた。

ジムⅢ

U.C.0088年頃から配備が開始された連邦の主力機。
ジェガンですら頼りなさが付き纏うのにそれより古い本機の扱いはラプラス戦争時にも、実戦経験が全くない要人輸送・補給艦の護衛部隊に回されている地点で推して知るべしである。

ジムⅡ

「U.C.ENGAGE」でアムロが合流した時点の主力はなんとこれだった。
もはや何も言うまい。

リ・ガズィ

Ζガンダムの簡易量産機の試作機。
一応はジェガンよりも高性能な機種だがいわゆる「ガンダムタイプ」には属さない、良い所「ガンダムもどき」といったところのMS。
「英雄」アムロに「連邦の象徴」ガンダムが合わさる事でロンド・ベルがカリスマと影響力を持ち過ぎることの危惧から活動内容に対してこの程度のものしか支給が許されなかった……という経緯からしてもロンド・ベルの扱いの悪さが透けて見えるというものである。
正規に提供された中ではこれが最高戦力であり、新生ネオ・ジオンが戦線に投入してくるであろう第4世代型NT専用機に対抗できうる機体がロンド・ベルには必要、とアムロはZプロジェクト等で開発されたガンダムタイプの使用許可を申請していた。
νガンダムの誕生に一役買ったという意味でも物語的に重要な機体と言える。
ギュネイの乗るヤクト・ドーガを圧倒してみせるという活躍を残してはいるものの、やはりシャアに対抗するには力不足感が否めなかった。
尚、後年の「ラプラス事変」時にもラー・カイラムに1機が搭載されているのが確認できる。

リック・ディジェ

「U.C.ENGAGE」にて合流直後のアムロが引き続き使用した機体。
既に完成していたシャアのサザビーと交戦しており、食らいつくも性能差から圧倒されてしまった。
「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」の名台詞でおなじみの初邂逅のシーンとは真逆の状況となった。
その結果、今の戦力ではシャアに到底敵わないと痛感したアムロはガンダムタイプの再配備を要請するも上記のリ・ガズィが精々であり、結果後手に回る事となる。

「慣れているとは言え、またこの機体に乗るのか」と発言している他、いつの間にかνガンダムの物と同じ「A」のマーキングがされている事に驚いていた。
アムロの意向で持ち込まれたものではないのか、未だこの機体に頼らないといけない自分へ自嘲していたのかは不明。

νガンダム

シャアとの決戦に備え、様々な意味で無理くり用意したアムロ専用機。
ガンダムの主役機としては長らく途絶えていた初代ガンダムから続く「RX」系直系のMSでもある。
ジョン・バウアーの助力あってこそ完成した機体ではあるが、アムロ自身もエゥーゴ・カラバ時代の伝手を用いてアナハイムのフォン・ブラウン工場の協力を独自に取り付けた他、自ら設計にも参加している。
ある意味、意思を受け継いだとも言える。

リゼル

「ラプラス事変」時の所属機の一つ。
ようやく結実した「Ζガンダム系MSの量産計画」に基づく量産型MSで、主要登場人物であるリディ少尉の搭乗機を含めネェル・アーガマに全8機(+予備機)が搭載されていたが、袖付きの襲撃を前に壊滅してしまった。


デルタプラス

「ラプラス事変」時の所属機の一つ。
可変機として計画されたが結局非可変機として完成した百式を、当初の計画である「デルタガンダム」まで差し戻して再設計、その後に開発された「Ζ系MS」のデータを盛り込んで改めて量産型可変MSの試作機として少数生産……という非常にややこしい経緯で生まれたMS。
実は開発は「シャアの反乱」以前で、その当時からロンド・ベルが配備申請していたものの、件の「ロンド・ベルに力を付けさせたくない」という連邦軍の大人の事情で蹴られていたという。
袖付きとの戦闘で艦載機を消耗したネェル・アーガマにようやく配備されリディ専用機となった。
一見「特別な任務中の精鋭部隊に特別なMSが誂えられた」ように見えるが、実態としては「同型艦が無い故に取り回しの悪い艦に、試作機故に取り回しの悪いMSを体の良い厄介払いとして押し付けた」に近く、これまた当時のロンド・ベルの扱いの悪さを身をもって証明している。
アニメ版では尺の都合上目立った活躍は無いまま、バンシィのアームドアーマーVNにズタズタに引き裂かれ大破した。


ジェスタ

「ラプラス事変」時の所属機の一つ。
ユニコーンガンダムの随伴機として開発されたジェガンの派生機種。
全12機が製造され、その全てが評価試験の名目でラー・カイラムに配備されていた。
火力と装甲を強化したキャノン仕様とする為のオプション装備も5機分が用意されている。

ギラ・ズール

袖付きの主力量産機でMSの傑作機「ザクⅡの面影を大きく残した機体。
勿論、正式に配備された機体ではなく、ネェル・アーガマに合流したガランシェールの残存機2体と袖付きが放置していった親衛隊機の1体を敵味方識別用に黄色のマーキング・『袖』を塗装で消すなどの再塗装を施した上でガランシェール隊の面々によって運用された。
主な武装は地上のジオン残党から譲り受けたザクバズーカやスキウレ、ジェガンのビームライフルやシールドなどで時には仮想敵のジェガンと共闘する胸熱シーンも。

89式ベース・ジャバー

主にジェガン部隊が使用するSFS。通称「ゲタ」。ティターンズも使っていたものの発展型であり、本来の立ち位置の近さを感じさせる。
有人操縦用のコクピットも設けられており、アムロが月のアナハイムに向かう際にオートパイロット機能を用いて仮眠を取っていた。

ラー・カイラム級機動戦艦

ロンド・ベル隊旗艦。当時の連邦軍の最新鋭艦の一番艦。
船体各部にこれまでの地球連邦艦の名残が見て取れる、「連邦艦の集大成」的な存在。
後にミノフスキークラフトが装備され大気圏内飛行が可能になった。


クラップ級巡洋艦

ロンド・ベル主力艦。同じく当時の連邦の最新鋭艦。
「シャアの反乱」当時は、ネームシップの「クラップ」の他、同型艦「ラー・カイム」、自らラー・カイラムの盾となった「ラー・チャター」など4隻が確認できる。

「ラプラス事変」時には、件のクシャトリヤと互角に戦ったジェガンの母艦「キャロット」他数隻が登場した。


ネェル・アーガマ

第一次ネオ・ジオン抗争時のエゥーゴ旗艦。
「ラプラス事変」時に大規模近代化改修されたものがロンド・ベルに組み込まれている。
「同型艦が存在しないので取り回しが悪く、単独で運用されている」というのが、これまた当時のロンド・ベルの扱いを窺わせる。



【スーパーロボット大戦シリーズでの扱い】

かつてのスーパーロボット大戦シリーズでは自軍部隊の名前によく使われていたことでお馴染み。
そもそも、作品知名度や参戦作品の割合、原作の作風などの関係もあり、現在でも多くのスパロボは政治的な設定が宇宙世紀をベースとしており、さらに「逆襲のシャア」と言う作品自体が(原作再現されるかどうかはともかく)非常に参戦率が高い。*5

スパロボ御三家のゲッターマジンガーを始め、古典的スーパー系は大体ごく少数の研究所を拠点にする独立戦力なので、大きな部隊名には拝借しにくかったし、軍属でもダンクーガの獣戦機隊のようなイメージ重視のネーミングではもっと無理があったろう。普通はぼんやりした印象しか持てない「ロンド・ベル」という名が功を奏した面はある。
その上でさらに「独自の戦力と権限を持つ独立部隊」という設定が自軍部隊に最適なため、大体ロンド・ベルに落ち着く形となっていた。
逆に、固有の部隊名が決まるまではロンド・ベル扱いだった、というパターンもいくつかある。

ただ、近年の作品では自軍部隊の名前をプレイヤーが決める事が出来るのが通例であるため、最後までロンド・ベルの名が使用される事はほとんどない。
最後に使われたスーパーロボット大戦IMPACTの発売(2002年)が、本稿が建った2024年から既に20年以上前である。え!?そんな前!?コワイ!!
α以降では特定原作に寄らず概ねタイトルをもじったデフォルトネームが付けられる。
(主に『αシリーズ』のαナンバーズや『R』のラウンドナイツ、『MX』のマグネイト・テン、『Z』のZEUTHなど)
その場合、大体が「自軍部隊にロンド・ベルが合流する」というパターンとなる。
宇宙世紀ガンダムが『UC』しか登場しない『BX』でも、ブライトは珍しくパイロット化しなかったが、オットー率いるネェル・アーガマがプレイヤー部隊入りして「脱力」要員で面目を保った。
上記の通りプレイヤーが部隊名を命名できる作品が多いので、どうしてもロンド・ベルでプレイしたければ部隊名を「ロンド・ベル」に変えてしまうという手もある。

なお、特にスパロボ旧シリーズのロンド・ベルはロクな戦力を貰えなかった原作がかわいく見えるレベルで冷遇された状態でゲームが始まる
何せマジンガーZとアフロダイA、ゲッターロボを除けば、保有戦力は具体的にはホワイトベースorグレイファントムにアムロの操縦についてこれないガンダムガンキャノン、そこに良くてアレックスフルバーニアンガンダムMK-Ⅱメタス悪くてジム
旧シリーズが時系列ごった煮とはいえ、これでどうしろっちゅうねんという話である。エリート部隊の名が虚しく響く……*6
それから四半世紀下った『30』でもぶり返し、アムロとカミーユは表向き行方不明扱いなので当初はラー・カイラムとナラティブガンダムしかいない有様。隊って言えるのか……




追記修正は反地球連邦の疑いのあるコロニーにてお願いします。


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最終更新:2025年04月10日 10:48

*1 ただし、ジムⅢ自体は結成直後でも運用されている他補給部隊などでは現役で使用されている。

*2 元々スペースノイドには「連邦政府が地球から自分達を管理しているという状況自体が気に食わない」と考える者が非常に多い。そもそもこういった感情を利用しまとめ上げられたのが「ジオン公国」なのである

*3 であるが、前者二人はなし崩し的に厄介者的な立場になっただけで、人格に問題があるわけでは無く腕前は確かである上、後者も有事の際にはエリート部隊らしい気概を見せており、この部隊に配属されるだけの価値自体はある。

*4 「ムーンガンダム」は後付けであり、当初の設定ではシャアが蜂起するまではロンド・ベルはジオン残党の捜索調査が主体で実戦の機会は少なかったので、歴戦のエースのアムロが部下の育成や指導をする暇はたっぷりあった。

*5 「宇宙世紀を部隊にした作品が登場するスパロボ」では第3次Zまで皆勤していた。

*6 実際旧シリーズの世間一般的にもエリート部隊で通っている事はシナリオでも語られている。