リップ(ポケモン)

登録日:2023/05/11 Thu 23:18:00
更新日:2024/03/25 Mon 00:47:18
所要時間:約 4 分で読めます





人間も ポケモンも 身だしなみは 大事だもん
誰でも 変われるマジック
……それが お化粧
……それが メイク

リップの(メイク)で ポケモンちゃん もーっと 美しくしてあげる!!


リップとは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場する人物である。


☆概要

パルデア地方のベイクタウンのジムリーダーを務めている女性。
紫色の髪と大きな目にやや浅黒い肌、そしてスレンダーなモデル体型のプロポーションを持つのが特徴の美女。
同地方の化粧品会社のモデルを務めており、ハッコウシティの広告ビジョンにも彼女が商品の宣伝を行っているものがある。
他にもメイクアーティストなど美容関係の複数の肩書を持つようで、プレーヤーが彼女にバトルを挑む段になるとビジネスの電話をしながらバトルフィールドに現れる程なので多忙ぶりがうかがえる。

オレンジ/グレープアカデミーのバトル学を担当する教師であるキハダ先生とは幼馴染同士。ちなみにリップの正確な年齢は不明ながら、キハダが25歳だと自ら明かしているので恐らくリップもそれぐらいの年齢だろう。
非常に仲が良いようだが、幼少期の頃から負けた方が勝った方のいう事を聞くというルールでバトルをよく行っており、その度に勝利していたという。
(リップはエスパータイプをメインで使い、キハダ先生はかくとうタイプをメインで使う。ポケモンの相性的にはリップが有利である)
キハダ先生がアカデミーで教師を務める傍ら後述の『喜怒驚楽エクササイズ』のインストラクターをしているのもこの為。

一人称は「リップ」と自分の名前。また他者の事は性別に関わらず「〇〇ちゃん」と呼ぶ独特な喋り方も特徴である。


☆ジムテスト

さて、リップとバトルをするために必要なテストだが、その内容は『喜怒驚楽エクササイズ』なる運動を行いながらトレーナーと戦う…というもの。
4つの感情とA/B/X/Yボタンが対応しており、エクササイズ用のBGMが流れる中適宜キハダ先生がどれか一つの感情を指定してくるので、制限時間内に対応するボタンを押そう。
「時間内に指定されたボタンを押せばOK」という仕様なので、たとえ一度押し間違えても落ち着いて正しいボタンを改めて押せばよい。

この『喜怒驚楽エクササイズ』はジムをクリアした後も同じ場所で再挑戦が可能。成功するとなつき度を上げつつ指定の努力値を下げるきのみをくれる。
難易度が4段階ある「基本」と「失敗するまで*1」の2つのモードがあり、それぞれで報酬も異なる。

ちなみに喜怒「哀」楽ではなく喜怒「驚」楽なのは「自分の辞書に哀しみという言葉はない」という彼女の信念が背景にあるかららしい。


☆手持ち


ジムリーダーとしてはグルーシャに次ぐレベルの高さを誇る。
「かけだしトレーナーむけ」とされているセルクルタウンから近いが、そこを制覇した流れで「おっベイクジム近いじゃん!」なんてまださほどレベルが高くないうちにリップに挑んだらまず勝てないだろう。
その上フェアリー技を覚えている手持ちもおり、あくタイプで余裕だと高を括ると思わぬ反撃を喰らい、返り討ちに遭ってしまう。

フラージェスちゃん お色直しよ!
新しい自分に 生まれ変わって!

切り札のフラージェスはエスパーテラスタル化してくる上、特防がかなり高い。
生半可なレベルや特攻の火力だと弱点を突いても耐えられることがある。
エスパー攻撃こそ等倍で通るがゴーストタイプなら弱点を突かれないのでオススメ。リキキリンがノーマル複合であることには注意。
ハカドッグソウブレイズなら物理攻撃で押せるので特防の高さも気にならない。
もし通信進化させられるのであればストライクハッサムに進化させるのも一つの手である。


勝利するとジムバッジ:エスパーと「サイコキネシス」のわざマシンを渡され、一緒にヨガの「木のポーズ」を取っている状態で記念撮影をすることになる。
よろけ気味の主人公に対し、リップは高いヒールの靴を履いているにもかかわらず涼しい顔で体勢をキープしている。モデル・ポケモントレーナーとしての鍛錬で体幹も鍛えられているのだろう。






☆他媒体

漫画『ポケモンカードゲームやろうぜ~っ! スカーレット&バイオレット編』では彼女をモデルにした「紅口(べにぐち) るびぃ」が登場する。リップとは異なり一人称は「わたし」になる。

『ポケモンカードゲーム』では2023年10月27日発売の拡張パック「未来の一閃」でトレーナーズとして初登場。


☆余談

  • 名前の由来は恐らく「チューリップ」から。花言葉には「思いやり」、「博愛」というものがあり、キハダ先生との交友関係を匂わせる……かもしれない。
    ちなみにパルデア地方のモチーフになったスペインは、ヨーロッパにおいてはチューリップ、それも野生種の原産国の一つでもある。
    またメイクに関わる仕事に就いているという点で、化粧道具の口紅(リップ)も掛かっているかもしれない。

  • その恰好や「なるはや」「ケツカッチン」といった業界用語+バブリーな言動から、『SV』発売初期においては実は結構年が行っているんじゃ?と思った人もいるとか*2

  • エスパータイプ使いのトレーナーは自分も何かしらの超能力を持っていることが多いが、リップにそういう能力があるかは不明。
    もし無いとしたら、ゴヨウ以来の超能力を特に持たないエスパータイプのトレーナーでもある。*3

  • 言葉遣いに個性が表れやすいゲームのキャラクターにおいては人称も独特なケースがみられるが、意外なことに『ポケモン』シリーズの重要キャラにおいて一人称を自分の名前にしているのは、リップ以外には本作の四天王であるポピーとブルーベリー学園のネリネ、そして前作のオリーヴぐらいしかいない。





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最終更新:2024年03月25日 00:47

*1 最大151回

*2 実際はキハダ先生の幼馴染であることが明かされている為、25歳である彼女と同い年かそれほど差は無いと思われる。

*3 ただしアクセサリーが常に動いているので、何かしらの超能力を持っているのかもしれないが。