登録日:2023/05/11 Thu 23:18:00
更新日:2024/11/30 Sat 11:41:58
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人間も ポケモンも 身だしなみは 大事だもん
誰でも 変われるマジック
……それが お化粧
……それが メイク
リップの技で ポケモンちゃん もーっと 美しくしてあげる!!
CV:永井真里子(アニポケ)
☆概要
パルデア地方のベイクタウンの
ジムリーダーを務めている女性。
紫色の髪と大きな目に
やや浅黒い肌、そしてスレンダーなモデル体型のプロポーションを持つのが特徴の美女。
同地方の化粧品会社のモデルを務めており、ハッコウシティの広告ビジョンにも彼女が商品の宣伝を行っているものがある。
他にもメイクアーティストなど美容関係の複数の肩書を持つようで、プレーヤーが彼女にバトルを挑む段になると
ビジネスの電話をしながらバトルフィールドに現れる程なので多忙ぶりがうかがえる。
オレンジ/グレープアカデミーのバトル学を担当する教師である
キハダ先生とは
幼馴染同士。
幼少期の頃から負けた方が勝った方のいう事を聞くというルールでバトルをよく行っており、毎回リップが勝利していたという。
なおリップは
エスパータイプを、キハダ先生は
かくとうタイプをメインで使うため、タイプ相性としてはそもそもリップが有利。
負かされ続きでもキハダ先生が不満を見せないあたりに仲の良さがうかがえる。
ちなみにリップの年齢は不明だがキハダが25歳だと自ら明かしており、恐らくはそう離れてはいないだろう。
一人称は「リップ」と自分の名前。また他者の事は性別に関わらず「〇〇ちゃん」と呼ぶ独特な喋り方も特徴である。
☆ジムテスト
さて、リップとバトルをするために必要な
テストだが、その内容は『喜怒驚楽エクササイズ』なる運動を行いながらトレーナーと戦う…というもの。
幼馴染の縁でキハダ先生がインストラクターとして登場。相棒として2人が専門とするエスパー/かくとうの
複合タイプを持ちエクササイズのイメージにも合う
チャーレムを連れてきている。
4つの感情とA/B/X/Yボタンが対応しており、エクササイズ用の
BGMが流れる中適宜キハダ先生がどれか一つの感情を指定してくるので、制限時間内に対応するボタンを押そう。
「制限時間終了時に押してあるボタンを確認する」という仕様なので、たとえ押し間違えても改めて正しいボタンを押せばOKになる。
この『喜怒驚楽エクササイズ』はジムをクリアした後も同じ場所で再挑戦が可能。成功するとなつき度を上げつつ指定の
努力値を下げる
きのみをくれる。
難易度が4段階ある「基本」と「失敗するまで」の2つのモードがあり、それぞれで報酬も異なる。
ちなみに喜怒「哀」楽ではなく喜怒「驚」楽なのは「自分の辞書に哀しみという言葉はない」という彼女の信念が背景にあるかららしい。
☆手持ち
ジムリーダーとしては
グルーシャに次ぐレベルの高さを誇る。
「かけだしトレーナーむけ」とされているセルクルタウンから近いが、そこを制覇した流れで「おっベイクジム近いじゃん!」なんてまださほどレベルが高くないうちにリップに挑んだらまず勝てないだろう。
その上フェアリー技を覚えている手持ちもおり、
あくタイプで余裕だと高を括ると思わぬ反撃を喰らい、返り討ちに遭ってしまう。
フラージェスちゃん お色直しよ!
新しい自分に 生まれ変わって!
勝利するとジムバッジ:エスパーと「サイコキネシス」の
わざマシンを渡され、
一緒にヨガの「木のポーズ」を取っている状態で記念撮影をすることになる。
よろけ気味の主人公に対し、リップは高いヒールの靴を履いているにもかかわらず涼しい顔で体勢をキープしている。モデル・ポケモントレーナーとしての鍛錬で体幹も鍛えられているのだろう。
リーグを制覇し、チャンピオンになった後
オモダカの依頼で全ジムの視察という形で再戦することに。
その際にオモダカの事は
「キャラが被る」という理由からかあまり好きではないと趣旨の発言をする。
手持ち(再戦時)
- リキキリン ♂:Lv.65
- サーナイト ♀:Lv.65
- エルレイド ♂:Lv.65
- クエスパトラ ♀:Lv.65
- フラージェス(あかいはな) ♀:Lv.66(テラスタイプ:エスパー)
再戦時の他のジムリーダーと同じくレベルは大幅に上がっており、
更に手持ちには
かくとうタイプを併せ持つエルレイドが加わる等強化されている。
なので
あくタイプで挑もうものならリーグ制覇前の時以上に痛い目に遭ってしまうことは想像に難しくない。
フラージェスちゃん ターンオーバー!
新しいあなたに 生まれ変わって!
切り札のフラージェスは「あまえる」を習得し、低い防御を補ってくる。
攻撃を全て半減できる
はがねタイプで戦えばそこまで苦戦はしないだろう。
無事勝利すると、自身が活躍する業界について
「半端な才能の者が壁を乗り越えられずに挫折して消えていった例をいくつも見てきた。酷い場合には目も当てられないほどに落ちぶれてしまう。」
と厳しい世界であることを語る。
彼女は続けて「半端に才能があるくらいなら、いっそ全く才能がないほうが幸せだったかもしれない。」とまで言う。
極端な物言いではあるが、モデルにメイクアーティストにジムリーダーまでこなし、複数の面でトップに居る中で不幸な例も見てきたのだろう。
そして主人公に「(チャンピオンにまでなったのだから)消えないで。才能を究極まで突きつめて。リップとの約束、がんばって守ってね。」、
とエールを送るのであった。
手持ち(特別講師時)
- リキキリン ♂:Lv.80
- サーナイト ♀:Lv.80
- エルレイド ♂:Lv.80
- マフォクシー ♀:Lv.80
- クエスパトラ ♀:Lv.80
- フラージェス(あかいはな) ♀:Lv.81(テラスタイプ:エスパー)
ブルーベリー学園に特別講師として招待し、主人公とバトルする際の手持ち。
主な変更点として、物理型だった一番手のリキキリンが「サイコフィールド」を展開し「ワイドフォース」を駆使する特殊型に変化するほか、クエスパトラが「ルミナコリジョン」を習得。
また新たに追加されるマフォクシーは「かえんほうしゃ」と「ねっさのだいち」を使うためはがねタイプで受ける戦法がやりづらくなっているので注意。
超マジックな マキアージュ!
1秒だって よそ見しちゃ メッ!
切り札のフラージェスも技構成が変わり、「あまえる」と今まで何故か覚えていた
「はなふぶき」がそれぞれ「めいそう」と「ギガドレイン」に変化する。「めいそう」を積まれると面倒なので弱点を付けなくとも物理技で攻めるのが吉。
招待3回目にはポケモン交換が可能となり、彼女はヒラヒナを交換に出してくる。
貰えるヒラヒナは証持ちで、つけると「リップのヒラヒナ」になる。
☆アニポケにおいて
第55話で初登場。
研修生と基礎テスト先のジムリーダーが二人一組で四天王とバトルをする「交流戦」においてオニキスと組んで
チリと対戦。
しかしオニキスが研修生のポケモンが倒れたら負けというルールにもかかわらず、クエスパトラを守ることを優先していたことで
キョジオーンが戦闘不能となって負けてしまい、オニキスを諫めた。
オニキスが「助っ人を犠牲にして生き延びるまねはできない」「無様な勝利に意味はない」と言葉を受け、彼なりの美学を持っていると認識を改めている。
☆他媒体
漫画『
ポケモンカードゲームやろうぜ~っ! スカーレット&バイオレット編』では彼女をモデルにした「紅口(べにぐち) るびぃ」が登場する。リップとは異なり一人称は「わたし」になる。
『
ポケモンカードゲーム』では2023年10月27日発売の拡張パック「未来の一閃」でトレーナーズとして初登場。
☆余談
- 名前の由来は恐らく「チューリップ」から。花言葉には「思いやり」、「博愛」というものがあり、キハダ先生との交友関係を匂わせる……かもしれない。
ちなみにパルデア地方のモチーフになったスペインは、ヨーロッパにおいてはチューリップ、それも野生種の原産国の一つでもある。
またメイクに関わる仕事に就いているという点で、化粧道具の口紅(リップ)も掛かっているかもしれない。
- その恰好や「なるはや」、「ケツカッチン」といった業界用語+バブリーな言動、濃いめのメイクから、『SV』発売初期においては実は結構年が行っているんじゃ?と思った人もいる様子。
劇中で25歳のキハダ先生の幼馴染と明かされてはいるが、ある程度年齢が離れていても幼馴染として仲良くなることもある。さあ実際のところは…?
- エスパータイプ使いのトレーナーは自分も何かしらの超能力を持っていることが多いが、リップにそういう能力があるかは不明。
もし無いとしたら、ゴヨウ以来の超能力を特に持たないエスパータイプのトレーナーでもある。
ただしリップが身につけている蝶の羽のようなアクセサリーが常に動いている、これは風によるものなのか、超能力によるものなのか…
- 言葉遣いに個性が表れやすいゲームのキャラクターにおいては人称も独特なケースがみられるが、意外なことに『ポケモン』シリーズの重要キャラにおいて一人称を自分の名前にしているのは、リップ以外には本作の四天王であるポピーとブルーベリー学園のネリネ、そして前作のオリーヴぐらいしかいない。
- アニメ版CVの永井氏はスマホゲーム「ポケモンマスターズEX」でトウコ(イッシュのバトルガール)のCVも担当している。
追記・修正はなるはやでお願いします。
- ジムの場所が割と変なとこにある人。見ようによっては早い段階に来るのかな?となってしまう -- 名無しさん (2023-05-12 00:34:10)
- どう行けばいいのかわからないから一番最後にして崖上りで行った記憶 -- 名無しさん (2023-05-12 00:35:37)
- 英語名 は -- 名無しさん (2023-05-12 01:31:26)
- ↑ -- 名無しさん (2023-05-12 01:31:40)
- ミスった 英語名はそのままTulip -- 名無しさん (2023-05-12 01:32:14)
- 道のりに比較的癖がなかったから3番目に攻略したけど、レベル的には7番目だったのね -- 名無しさん (2023-05-12 02:01:19)
- セルクルから近いので虫ジム突破したその足で直行しようとしたら洞窟が抜けられなくて結局ボウルタウン側に向かうことにした思い出、適正順になるまで結局放置してた -- 名無しさん (2023-05-12 03:57:40)
- 洞窟のストリンダーにビビり散らかして逃げ帰ってからすっかり忘れてて最後になったなぁ -- 名無しさん (2023-05-12 09:21:50)
- 整形疑惑ってどこで言われてたんだよ局所的なネタを書くのは良くないよ、てかバブリーな言葉使ってるから整形してるってどういう理屈? -- 名無しさん (2023-05-12 10:51:10)
- オモダカさんとはクエスパトラが被ってるんだよな・・・ -- 名無しさん (2023-05-12 11:26:25)
- マップ説明でレベルの高さを察しつつもセルクル直後にタクシーの記録付けのために行くだけ行ってみたなあ。野生ポケモンやトレーナーのレベルにビビるもそれ以外は過去作と違って道中の障害ないんだなあと驚いた。 -- 名無しさん (2023-05-12 17:39:29)
- 再戦後のセリフだけ抜き出すと棘を感じるけど、ゲームの演出込みだと凛々しくそこはかとなく儚い感じだったよ -- 名無しさん (2023-05-12 21:16:47)
- CV:沢城みゆきのイメージ -- 名無しさん (2023-05-13 22:56:02)
- ↑2「半端な才能しかないからおちぶれた」みたいな見下す感じじゃなくて、「確かに才能はあったのに半端に終わってしまった」みたいな切なさを感じさせる発言だったよね -- 名無しさん (2023-05-13 23:16:42)
- アニメにもついに出るけどちょっと可愛くなったな -- 名無しさん (2024-06-15 13:15:29)
- 代理視察の再戦は途中で雨が降ってきたから、切り札のフラージェス倒した後の表情とその後の台詞が一層寂しく映ったので印象に残ってる。思わず録画機能使ったわ。 -- 名無しさん (2024-06-15 16:12:18)
- オモダカにキャラ被りで苦手意識持ってたり、幼馴染みのキハダ先生の事好きすぎてキハダ先生と仲が良いミモザ先生に嫉妬してるっぽかったり、クールそうな雰囲気とは裏腹にかなり感情豊かで面白いキャラ。 -- 名無しさん (2024-09-24 12:59:24)
最終更新:2024年11月30日 11:41