ブルーベリー学園(ポケモン)

登録日:2024/02/03 Sat 16:59:19
更新日:2025/04/12 Sat 14:03:39
所要時間:約 33 分で読めます





ブルーベリー学園(Blueberry Academy)とは、ゲームポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加ダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝』の後編『藍の円盤』の舞台となる学校である。




概要


近年設立されたばかりの教育機関。
前編『碧の仮面』の舞台であるキタカミの里と同様に、ブルーベリー学園もパルデア地方から見ると遠く離れた地だが、その所在地は作中の人物の台詞からイッシュ地方の近海だと判る。パルデア地方のオレンジアカデミー/グレープアカデミーとは姉妹校提携を結んでおり、合同で林間学校や交換留学を行って交流を深めているほか、番外編クリア後のペパーの発言からして単位互換制度もあるようだ。
前編の林間学校で主人公が知り合うことになるゼイユはブルーベリー学園の生徒で、彼女の推薦*1を受け、校長のシアノに招かれる形でこの学園へ留学することとなるのが後編の発端である。
モデルは、海中の建物であることと、後編のキーポケモンであるテラパゴスが亀がモチーフであることから、童話の『浦島太郎』に出てくる竜宮城であるとされる。
また、後述のテラリウムドームについても、シキジカ・メブキジカがそれぞれのエリアで異なる姿で野生出現することから、こちらのモチーフも竜宮城内にあるとされる四季を同時に楽しめる庭がモチーフと思われる。

男女共学で恐らく3年制。生徒はやはり地元のイッシュ地方出身者が多いと見られ、中には同地方のジムリーダーを親族に持つ生徒たちもいるが、キタカミの里など遠方のエリアの出身者らも受け入れている。なおアカデミーには年嵩の生徒も少なくないが、ブルーベリー学園の生徒は見た目からして10代前後の者がほとんどのようだ。
制服は青と白が基調で、ボディースーツのようなものやセーラー服のようなものなど、春夏秋冬それぞれのデザインがある。自前のカーディガンをコーディネートしたり、そもそもコックコートのような明らかに指定の制服ではないトップスを合わせたりしている者もいるなど、校内では指定の制服を着崩さずに着ることが校則として明示されているアカデミーと比べて服制に関してはゆるい。学校指定か標準品と思われるはあるが靴に決まりが無い点はアカデミーと同様。

ちなみに、後編のシナリオを進めるためには、本編及び『碧の仮面』のクリアが求められるが、来るだけならかなり序盤*2から来ることができる。
しかし、本編の進行に合わせてレベル調整がされた『碧の仮面』と異なり、一切調整がされない*3
このため、最速で来るとこちらはバッジ0、レベルも高くて20くらいといったところでレベル60越えの野生が出現しまくる魔境と化すうえ、ジムバッジの仕様変更*4で出会ったレベルが高いほど命令を無視するのため、無理矢理捕またところで戦力にはほとんどならない。
一応最初のアローラのポケモンを捕まえるミッションさえ突破できれば、ブルレクはできるようになるため、強力なわざマシンなどを早期から購入する事はできる。


主な特徴及び校風


まずなんといっても、建物の大部分が海中にあり、そこに施設の大部分が集約されていること。
海底で運用している資源開発プラントに併設することで海中に施設を広げることが実現し、設備も海中庭園のテラリウムドームをはじめとしたハイテクなものが揃っているのだ。800年以上の歴史を持つが、一方で近代的というよりは伝統的な印象と雰囲気のパルデアのアカデミーとは様々な面で対照的と言える。

次に「ブルーベリーポイント」、略してBPバトルポイントの略ではないし、かといってビーチポイントの略でもないと呼ばれる学園内独自の通貨が流通しており、購買部や食堂での代金の支払いなどに利用されること。このBPを貯めるには主に後述の「ブルレク」をこなす必要がある。
従来の現金やLP払いも可能とはいえ、テラリウムドーム内にある自動販売機でしか対応しておらず、学園内では売却が一切できない。このため、もし現金が無くなった場合は、ブルーベリー学園から出て各自で換金しに行かなければならない。キャッシュレス一辺倒主義とまではいかないがそれが主流というわけ
ちなみに、件の自動販売機は学校に置かれているものだからか、利用すると「今日モオ勉強ガンバッテクダサイ」と言ってくれる。

最後は、ポケモン勝負に非常に注力していること
それだけにバトル学が盛んで、実技授業に重きが置かれている。実際、主人公が留学して初めて受ける授業も「指定の条件を満たすポケモンを捕獲してくる」というもので、ブルーベリー学園で座学を受ける機会は少なくともゲーム中では無い。
バトル形式では特にダブルバトルが強く推奨されている。
そのため、パルデアやキタカミではほぼ全てがシングルバトルで進行していたのとは逆に、この学園内のポケモンバトルは(後述の特別講師戦を除き)全てダブルバトルで行われている。……オーレ地方かな?*5
ちなみにイッシュ地方でありながら、ポケモンバトルは話しかけて同意を得てから行う。単にシステムの流用だろうが姉妹校提携しているパルデア地方のアカデミー(厳密に言えばパルデア地方)の文化に合わせたのかもしれない。

そんな校風ゆえ、ブルーベリー学園では生徒同士でのポケモンバトルの強さを競う「ブルベリーグ」というランク制度が設けられており、ランキング1位の生徒が「ブルベリーグチャンピオン」、それに続く2~5位のメンバーが「ブルベリーグ四天王」と呼ばれている。
本来なら、前提条件としてまずブルーベリー学園の在校生である必要があり、ランクを上げるにもリーグ参加者同士で勝負をして勝ち星を取り続け、四天王へ挑む際も、本編でのジムテストよろしく彼らが出すお題「四天王チャレンジ」をクリアしなければならない。
したがって、留学生である主人公は参加資格を持たない……はずだったが、カキツバタスグリたちの多数決の結果特例で認められ、四天王数名とシアノの推薦で生徒同士でのポケモンバトルが免除されており、直接四天王から挑む形となった。

更にバトルの実力が物を言う校風ゆえか、それは校内での発言力や影響力にも結び付いており、ブルベリーグ上位者ともなれば職員さえその意向を軽視できなくなるらしい。
事実、主人公のブルベリーグ参加について一度は渋った受付の職員も、上位者でありながらチャランポランなカキツバタの発言でも難色を示していたにも関わらずスグリの一声ですぐに翻意したほど。
このように、生徒たちが自主的に委員会や後述の部活など、学園内の様々なものごとの運営に関わっており、教職員らもそうした姿勢を尊重し自主性に委ねる、というのがこの学園の方針と考えられる。


……しかし、ポケモン勝負に力を入れすぎているがあまり、授業の殆どがそれらに関するものばかりになり教育内容が偏っている、という問題も抱えてしまっている。
パルデアから特別教師として来訪したアカデミーの数学教師であるタイムは、ブルーベリー学園の校風や方針について、

将来 その知識が 活かせる 仕事に 就ける人は いいわ
でも もし 夢破れたら…? ほかの道まで 閉ざされちゃわない?
数学や 家庭科 言語学… いろんな未来が あるよって 知っているのは 大事よね
無駄な勉強 なんて ないって 先生 思うんだけど…

と、生徒たちの未来を心配する形で指摘している。*6
そもそも、ブルーベリー学園の教師陣が校長のシアノと教育主任のブライアを除くと、名前すら判らないモブ教師ばかりしかいない点もオレンジ/グレープアカデミーと大きく異なる。
それに生徒の自主性を尊重するといえば聞こえは良いが、色々なことに悩み傷付く年代の彼らのケアを教職員が都度適切にできているのか、生徒らだけの間で問題を解決するよう丸投げしているのではないか、との疑問も生じ、事実『藍の円盤』のストーリーそのものがまさに体現しているものといえる。


在校生・教職員


詳しくは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の「ブルーベリー学園関係者」の項目へ。個別項目のあるキャラはそちらも参照。
また、前編で別れたサザレ姉さんも、『ザ・ホームウェイ』及び前編*7クリア後にカメラスタッフとして雇われたという形で再登場する。


施設


大きく分けて3層構造となっている。各施設の移動は、パルデアのアカデミーと同様メニューから行き先を選ぶ方式。
このうちテラリウムドームとリーグ部については後述。
シアノが思い入れがある色ということで「ブルーベリー」を校名に戴くだけあって、施設は全体的に青系(特に藍色)でまとめられている。

  • エントランスロビー
学園の施設のうち、唯一海上にある学園の玄関口。
正面には各施設への入口と受付が設置されてあり、ここからブルベリーグへの参加登録を行う。
中央にはバトルコートが設けられてあり、ここで公式戦や特別講師とのバトルが行われる。通信対戦の際にここが選ばれることも。
憩いの場でもあり、バトルの無いときは周りにあるベンチで生徒たちが休憩する様子を見られる。

  • 各教室
中層にある5つの棟のうち、緑の棟と青の棟が該当。唯一行き先が無い紫の棟も、消去法的に2年生の教室があるのだろう。
このうちスグリとアカマツは緑の棟にある1-4、ゼイユとネリネは青の棟にあるブライアが担任の3-2に所属していることが判る。

  • 学生寮
中層にある5つの棟のうち、黄色の棟が該当。
パルデアのアカデミーの姉妹校らしく、内装のレイアウトはアカデミーのものと同一。言い換えればモデルの使い回し
主人公ももちろん部屋を与えられ、ここのベッドがテラリウムドームの回復マシン以外では学園内で唯一の無償全快施設となる。
また、アカデミーで親友たちの部屋を訪ねることができるのと同じようにゼイユとスグリの部屋にも行ける。ただし二人とは自室では会えず、番外編クリア後にリーグ部の部室で顔を合わせることになる。
ゼイユの部屋は様々な小物や菓子類がきちんと整頓されており、ストーリー中で見せたおもしれー女っぷりとは裏腹に根は几帳面であることが判る。
一方、スグリの部屋は学園内の施設の中で唯一後編クリア後も訪問できず、番外編クリア後に初めて解禁となる。整頓されたゼイユの部屋とは対照的に、散乱した道具や研究の壁書きなどがあり、これらから前編以降のチャンピオンに上り詰めた頃のスグリの努力の跡や当時の心境が窺い知れ、実際彼の部屋の説明文には「がんばったあとがたくさん」とある。
なお、ゼイユの「ブルベリの学生はほとんどが寮生活」との発言から全寮制ではないと判る。パルデアのアカデミーも寮を備えているが、所在地のテーブルシティやその周辺に住む生徒に限り自宅通学制を採っているのと同じだろう。
どう見てもそこそこ以上の深さがある海底=海岸から遠いと目される海上の周辺の人住める場所ってどこだよ、とはなるが。アニメ版カキみたいに海を越えて飛んできてるのだろうか?

  • 購買部
中層にある5つの棟のうち、赤の棟にある。
BPと引き換えに各種アイテムを購入できる。
道具のラインナップは、「げんきのかたまり」やPP回復アイテムなど、過去作ではごく一部でしか販売されていなかったものや、後編で追加されたポケモンの進化アイテム(「アメざいく」は除く)など。
また、作中唯一のわざマシンが直接店売りされている場所でもある。わざマシンのラインナップ全てを網羅しているわけではないが、対戦において主要な技はある程度揃っている。*8
その中でも目玉と言えるのが「わるだくみ」。自作しようとなると、1日に数匹しかエンカウントできないミカルゲのおとしものが要求されるが、ここで買えばすぐに調達できる。*9

  • 学生食堂
購買部と同じくこちらも赤の棟にある。購買部同様に一定のBPを支払う事で食事にありつける。
メニューはいずれもシアノの好みによるチョイスだが、特筆すべきはそのボリュームと食事パワー。
  • 大量のチーズハンバーグが盛られた、恐ろしく分厚い「学園ピザ*10
  • グラスからはみ出るほどのアイスとフルーツが詰め込まれた、もはやパフェ同然の「学園シェーキ」
  • これでもかというほどの量のフライドポテトがてんこ盛りの「学園ポテト」
  • たっぷりのソースがかかったポテトや唐揚げ入りのうどん、デザートにプリンとドーナツにジェリービーンズが全部載せされた、採算度外視の定食「学園定食」
……と、アメリカがモチーフのイッシュ地方らしくどの料理もアメリカンサイズ。パルデアのアカデミーの食堂のメニューがヘルシーで栄養バランスにも配慮されていそうなサンドウィッチだったのとは正反対と言える。食べ盛りには足りないくらいかもしれないが。NPC曰く「栄養バランスは悪そう」「味は濃い」らしい。アオキは「こ踊りしそうなほどいいボリューム」と肯定的。
だがその分食事パワーも強力で、サンドウィッチでは発生しない全タイプのパワーをつけることができる。


テラリウムドーム


後編の冒険の中心となる、学園の下層にある巨大海中庭園。
赤外線・紫外線を発するブロックによって4つのエリアに区切られており、ポケモンや植物の成長を促している。
そして、それぞれのエリアごとに気温や湿度などが細かく調整されており、ポケモンにとって暮らしやすい環境を実現しているのだ。
また、壁や天井にはプロジェクターで人工的に空が映し出されるため、ドーム内でも昼夜の流れがはっきりと分かる。加えて人工的に雷雨や雪を降らすことさえできる、という現実世界と比べてオーバーテクノロジーな側面を持つ。かがくのちからってすげー!
ちなみに設計したシアノによれば、やはりというか「すっごくお金かかったよねー」とのこと。

この環境づくりによって、本来であればその地方独自の生態系によって変化したリージョンフォームのポケモンの生育に成功している。
生息しているリージョンフォームのポケモンはアローラ地方のものが多いが、中にはガラルドンや、時代の変遷で現代のシンオウ地方では失われたはずのヒスイハリーセンバサギリも生息している。キタカミでしろすじのバスラオやイダイトウが確認されたように、ゲーム中では未だ登場していない場所から手に入れた可能性があるが、それを踏まえればシアノ校長の手腕の高さがわかる。
アカデミーの生物学教師であるジニアも、そうした人工的な環境下でリージョンフォームのポケモンが生息している様子を「ポケモンの生態を知り尽くしていないとあんな設計はできない」と評価しているほど。

極めつけは、本来であればパルデア地方及びキタカミの里でしか確認されていないテラスタル現象の発生環境を人工的に再現していること。
ドームの天井に吊るされている「テラリウムコア」から照射されるテラスタルエネルギーによって、学園内でのテラスタルを実現している。
その影響なのか、ドーム内には従来では考えられない量のテラピースがそこら中にボトボト落ちている。
ブライアがテラリウムコアの開発・管理を行っており、コアの中にはテラスタルゆかりの地であるパルデアの土やてらす池の水から抽出した成分が溶け込んだ液体が入っており、これによってテラスタル環境を人工的に作り出し、安定させている。

しかし未だ研究は不完全なのか、完全に環境を再現しきれてはいないようで、ライチュウナッシーのように、進化先で原種とリージョンフォームに分岐するポケモンはここで進化させても原種の方にしかならない。加えてリージョンフォームのポケモンからタマゴを作る際も従来通り「かわらずのいし」を持たせないと原種の方が生まれてしまう。
特にバサギリに至っては、『SV』のどの地域でも「くろのきせき」の入手手段がないため、ドーム内に生息している個体を直接捕まえるか、ストライクをHOME経由でヒスイに連れていって進化させるしかない。これらのポケモンは一体どうやって個体数を確保しているのだろうか?*11

なお、舞台がイッシュ地方ということだけあり、BGMには『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』で流れていた曲のアレンジが多くみられる。
フィールドは同作の2番道路、4番道路、6番道路のメドレーアレンジになっており、一部エリアでは2番道路のパートが別のものに置き換えられる。
戦闘のほうも野生ポケモンやトレーナー戦は『ブラック・ホワイト』*12のアレンジであるのは勿論のこと、野生のテラスタルポケモンとの戦闘BGM「戦闘!ドームのテラスタルポケモン」は、イッシュの揺れる草むらや濃い草むらのそれ(所謂タブンネ狩りのテーマ)の如く、「戦闘!強い野生ポケモン」+エリアゼロという大胆なアレンジになっている。当時リアルタイムで遊んでいた人にとっては感涙物であろう。


各エリアの詳細

各エリアには3~4つほど休憩所や屋外教室が設けられており、それぞれがそらとぶタクシーのポイントに指定されている。なお、学園内のそらとぶタクシーの牽引役はエアームド2匹が担っている。
また、各エリアにそれぞれ1つずつバトルコートを備えた大規模の休憩場であるスクエアが設置されており、各々にブルベリーグ四天王が配属される形を取っている。

  • サバンナエリア
テラリウムドームの入口から出てすぐの、南東部にある亜熱帯エリア。四天王はアカマツが所属。
地形としては比較的平坦な部類であり、徒歩でもある程度散策はしやすい。
ナックラーの作った蟻地獄やバルチャイの巣に、サバンナスクエアの近くの崖に某ライオン映画の如く凛々しい姿を見せるオスのカエンジシなど、記憶に残りやすいロケーションも多い。
どうも生態系がカントーにあるサファリゾーンに似通っているようで、サイホーンラッキー、タマタマにケンタロスと本作に登場するポケモンのうち、カントーのサファリゾーンの草むらで出現したポケモンは全てこのエリアに生息する。
小ネタとして、ここのバトルコートがあるブロックは、上から見るとフライパンの形をしているのが判る。また、その下にはコンロの火よろしくテラピースほのおが何個も落ちている。

  • コーストエリア
ドーム北東部にある南国の気候を再現したエリア。四天王はタロが所属。彼女の父親繋がりか、ここのフィールドBGMにはホドモエシティのフレーズが用いられている。
このエリアでは人工的にが再現されており、エリアの多くがこの海に面している。
南国らしく生息するポケモンもホウエン地方やアローラ地方(及びそのリージョンフォーム)出身が多め。
この他にもガラルヤドンも生息しており、コーストスクエア内にはガラナツのえだからガラナツブレスやガラナツリースを編んでくれるNPCもいる。
また、エリア中央部の草原にはいつもつむじ風が吹いている場所があり、そこでは時折不思議な歌声が聴こえてくるようだが……?

  • キャニオンエリア
ドーム南西部にある岩山がそびえ立つ渓谷エリア。四天王はネリネが所属。
全体的に起伏に富んだ地形となっており、コライドンミライドンのライド技を活用して探索したい。
ポーラエリアと繋がるエリア北部には、イッシュ本土にある電気石の洞穴の環境を再現した洞窟「電気石の岩窟」があり、そこには電気石の洞穴と同じくバチュルシビシラスなどが生息している。
あちらとは違いここでレアコイルノズパスをレベルアップさせても進化はしない。おとなしくかみなりのいしを使おう
また、キャニオンスクエアの近くにはこれまた懐かしの自然保護区*13を再現した地形が用意されており、生息ポケモンもあちらに寄せている。しかもクリア後はステラタイプのオノノクスが日替わりで出現することがある。流石に確定で色違い個体とはならない

  • ポーラエリア
ドーム北西部にある氷山エリア。四天王はカキツバタが所属。彼の祖父繋がりか、ここのフィールドBGMにはソウリュウシティのパートが用いられている。
エリアの大半が氷山と氷河で構成されており、非常に寒冷。センタースクエアのポーラエリア方面付近にいるモブ曰く「ポーラエリアでの授業のときは着込んでいかないと寒い」。また地形も険しく、やはりライド技の活用なくしては踏破はできない。
生息するポケモンもやはりこおりタイプが多く、このタイプ以外にもダンバルジュラルドンなど過去作において寒冷地帯で出現したことのあるポケモンもここで出現する。更に寒冷地帯故か、かつてヒスイ地方で生息していたヒスイハリーセンもここの氷河に生息している。

  • センタースクエア
上記4つのエリアを結ぶ、ドーム中央部にある巨大な休憩所。
一番規模が大きい休憩所であるためか、各エリアのスクエアにもあるバトルコート以外にも、他の休憩所にはないわざマシンマシンやユニオンサークルの集合場所が設置されており、マップ上のアイコンを含めここが事実上のポケモンセンターの役目を務める。勿論回復マシンや自販機も完備。
シナリオ上ではゼイユとの再会も兼ねてここのバトルコートで勝負を行い、その後前編から豹変したスグリを目撃することとなる。


テラリウムドーム内のお楽しみ要素


ブルレク

正式名称は「ブルーベリー・スペシャル・レクリエーション」。テラリウムドーム内で行われる課外活動であり、学園側から課される「ミッション」をクリアすることで報酬としてBPが振り込まれる。
ユニオンサークルのマルチプレイで行うことも可能であり、この場合他のプレイヤーがクリアしたミッション分のBPも自分に振り込まれる。他のプレイヤーのミッションを自分がクリアすることもできる。

ミッションは大きく分けて3種類あり、通常のミッションの他に通常ミッションを計10個クリアすることで課されるボーナスミッション、ユニオンサークル時でボーナスミッションを3つクリアすると出現するサークルミッションでそれぞれ違う内容のミッションがいくつか用意されている。
通常ミッションなら「道具を10個拾う」「わざマシンを作る」といった簡単なミッションが、ボーナスミッションなら「指定された味のサンドウィッチを作る」「レイドバトルを1回クリア」といったやや難しめのものが、サークルミッションは「指定された服装で集合写真を撮る」「ブロックに擬態したメタモンを指定数探す」など複数人の連携が必須の内容となっている。
なお、通常ミッションは1人につき最大3つまで提示され、1つクリアするとすぐさま別のミッションが出るようになっている。

貰えるBPは通常が20~40、ボーナスが100~200、サークルが400~600ほどで、特にマルチだと他のプレイヤーの通常ミッションも表示された上でこなせるため、回収効率がぐーんと上がる。
……逆にソロだと当然ながら他のプレイヤー分のミッションが表示されず、サークルミッションも一切出されないため、稼ぎ効率はがくっと下がる。ぼっちに厳しいのは通信ケーブルの時代から変わらねぇなぁ……
後述のリーグ部のBP支援ではかなりのBPを要求されるため、ネット上の掲示板などを利用して協力者を募り一気に稼ぐのもアリ。
参考までに、ソロでひたすらブルレクのミッションをこなす場合手に入るBPは1時間で概ね2500前後。これを多いと取るか少ないと取るかはプレイヤー次第か。

また、ミッションを何度かこなすことで、エントランスロビーにいる「おやつおやじ」から、伝説のポケモンに遭遇することのできるアイテム「おやつ」を受け取れる。サークルミッションをこなすことが出現条件となるポケモンもいるので、BP稼ぎも兼ねていっぺんにおやつを受け取ってしまおう。
ブルレクのみで入手できるポケモンとサークルミッションが必須になるポケモンはバージョンによって異なるが、どちらかのバージョンにしか出現しない種はいないので安心していい。
なおこれで出現する伝説のポケモン達の個体値は、第五世代当時の仕様に倣って確定3Vではない。
とはいえ各種おうかんで簡単にフォローが効く上、A0やS0を粘りやすい事を考えると寧ろメリットである。

シンクロマシン

本編作品で遂に登場した、自身のポケモンを自由自在に操作することができるマシン。本作に連れてこれるポケモンなら皆例外なくシンクロすることが可能。
試作品故か道具の見た目はシンプルで、加えてテラリウムドーム外での使用はできないという制約がある。

Lボタンを押している時にRボタンも押すと、手持ちの先頭とシンクロ開始。
移動スピードやポケモンの性質は連れ歩きのものを参照している。例を挙げるとブロロンラティオスラティアスなら高速で移動でき、スイクンウネルミナモなら水面を走れるといった具合。
このほか、Lスティック押し込みでダッシュもでき、飛行ができるポケモンならBボタンで歩行と飛行の切り替えが可能。また、Xボタンでポケモンが仕草を見せる。中にはスター団の団ラッシュでしか見られなかったモーションも含まれており、ここで思う存分拝むことができる。
解除は再びLRボタン押しで任意のタイミングで解除できるほか、泳げないポケモンで水中に入った時や、おまかせバトルでHPが半分を下回るまで消耗した時も強制解除される。

ポケモンとシンクロしている間は、野生ポケモンのシンボルに触れるか、シンボルに近接した状態でYボタンで自動でおまかせバトルを行ってくれる。色違い厳選やポケモンのおとしもの回収に便利だが、この状態では通常のレッツゴーならおまかせバトルを拒む色違い個体も倒してしまうという欠点を併せ持つため、色違い厳選に使うなら細心の注意を払う必要がある。

活用方法も様々で、上記の色違い厳選やポケモンのおとしもの回収のほか、歴代作品や映画のワンシーンの再現に使ったり、ユニオンサークルでかくれんぼをしたり、はたまた色違いのポケモンにシンクロして他のプレイヤーを騙したりと、創意工夫で遊びの幅も広がる。


リーグ部


ブルベリーグの上位を狙うため、部員同士がポケモンの腕を鍛えて切磋琢磨する部活動。部室は購買部や食堂と同じ赤の棟にある。
主人公はカキツバタに勧誘される形でリーグ部に入部することになる。
バトル学が盛んな学校の中でも更にポケモンバトルに特化した部活であるためか、現ブルベリーグチャンピオン及び四天王は全員このリーグ部の部員。更にドーム上にいるトレーナーのうち、強敵の証である黒吹き出しのトレーナーは漏れなくリーグ部部員となっている。
ブルベリーグチャンピオンがこの部活の部長になるという掟があるが、元ランキング1位であったカキツバタがその座をめんどくさがっていたせいで、以前はチャンピオン及び部長の仕事をカキツバタ含めた四天王4人でその仕事を分担して行っていた。

元は部員同士が緩く楽しく活動していたが、前編以降で態度が豹変したスグリがチャンピオンの座に就いたことで部活も彼が仕切るようになり、彼の実力主義の方針によって部員たちの間でもひりついたムードになってしまっている。
後編クリア後は主人公がチャンピオンの座に就いたことで部活も以前のような雰囲気に戻り、カキツバタ以外の四天王の面々も再び部室へ来るように。
更に番外編クリア後には、ゼイユと、後編から改心して部員たちとも和解したスグリも顔を出すようになる。これからは部員全員が楽しく部活動ができる日々が続くだろう。


BPの支援

部室に備え付けられているパソコンを使うと、他の部活に自身が手に入れたBPを支援するという形で様々な恩恵を得られることができる。

  • 野球部
モンスターボールの投球モーションを変更できる。『SM』『USUM』以来となる機能。1回の変更につき10BPで、追加支援することで選べる種類も増える。
『SM』にもあった投球モーションが一部続投されているほか、中には元ガラルチャンピオンの投球モーションも。

  • 科学部
前代未聞かつ驚天動地の発明品「どうぐプリンター」のモニターを募集しており、支援すると部室にどうぐプリンターが設置され、シナベさんも現れる。詳しくは後述。

  • 写真部
カメラ機能で撮った写真にフレームや後載せでエフェクトをつける機能が追加されるほか、ロックオンの機能が強化され、性別やあかしの有無、大まかなサイズを表示できる機能が追加される。ただし色証厳選には便利な機能であるが、肝心の色違いか否かの表示までは未対応。

  • 美術部
部室の模様替えができる。模様替え1回につき300BPを消費し、追加支援で選べる内装も増える。
選べる内装は初期状態のものを含め8種類。中でもブラックシティホワイトフォレストやスカイアローブリッジの絵画や、ライモンシティの観覧車のオブジェが飾られている「モノトーン」、ポケウッドに登場したメカバンギラスやマユルド型巨大UFOがモニターに映し出される「フューチャー」は『BW』・『BW2』経験者の心を擽るニクい内装。
ホラー要素も少しあり、「ダーク」を選ぶと部屋に掛けられる少女の肖像画を見つめていると……?

  • 音楽部
部室内で流れるBGMを変更できる「スマートスピーカー」が備え付けられる。追加支援で選べるBGMが増えていく。
選べるBGMはパルデア・キタカミの里・ブルーベリー学園それぞれのフィールドBGMだけではなく、最大まで拡張すればリーグの面接時などのイベントBGMの他に、歴代作品からヒウンシティ、コトブキムラのBGMもおまけで収録。特にヒウンシティのBGMは、前述の内装「モノトーン」「フューチャー」に非常にマッチすると評判。

  • ドーム部
ドームの各エリアの環境整備が行われ、各エリアに歴代御三家が野生出現するようになる。同時に御三家の大量発生もするようになるため、色証・オシャボ厳選が解禁され難易度が大幅緩和されるのは吉報である。
ただし1つのエリアにつき3000BP、全エリア整備しようものなら12000BPという莫大なBPを要求されるため、ソロで全て賄おうとなると非常に時間がかかる。おまけに御三家は図鑑完成にも関わってくるため、本作だけで図鑑を埋めたい場合や早く色厳選を行いたい場合はマルチでBPを稼ぐのが吉だろう。

ちなみにこの環境整備だが、支援すると画面暗転を挟む間もなく秒で行われるようになっている。……君たち仕事早すぎじゃね?
実は普通に生息しているけど、支援されるまで野生個体として放流しないようにしてるだけという説もあるんじゃなかろうか……?

どうぐプリンター

科学部の創造神・シナベさんにBP支援する事によってリーグ部部室に彼女が訪れ*14解禁される、ある意味で後編最大の目玉要素。
ポケモンの「おとしもの」とBPを消費して、ランダムに道具を生成する道具で、同時に最大まで10種類まで生成できる。
ようはソシャゲガチャのようなもん。
立ち位置としては『剣盾』のエキスパンション・パス『鎧の孤島』で登場した「ウッウロボ」の後継にあたる。ただしあちらとは違い、特定の道具4種類を投入して別の道具を1つ作るという機能は備わっていない。
もちろん生成の際にはリセマラ防止の強制セーブがなされる。

「おとしもの」それぞれにはパーセンテージが設定されており、これが100%になると1連分1回道具を生成できる。
プリンターを一定回数使用した上でBPを支援するとプリンターを改良する事もでき、
改良する度に消費BPの減少・「おとしもの」のパーセンテージ増加・新機能の追加・プリント個数の増加といった様々な恩恵を得られ、プリンター自体の見た目も少し変わる。

排出生成される道具は「きんのたま」などの換金用アイテムやポケモンの進化用の道具、「おんみつマント」などの対戦で有用な持ち物などより取り見取り。
換金用アイテムの大半はハズレア枠であるコモン~銅レア枠に多く含まれており、例え高レア枠のアイテムが出ない結果が続いても回せば回すほど金策が捗るようになっている。
果ては各種テラピースさえも生成対象に含まれており、最大まで改良していれば複数個プリントにより一度に10個以上得られることも多々ある。発売初期にレイドを駆けずり回っては集めたあの時間は一体……。

中には「とくせいパッチ」や「きんのおうかん」、「ポイントマックス」といったレアアイテムも生成されることがあるため、一度にまとまった量を生成すれば様々なアイテムをガッポリ入手可能。
「しあわせタマゴ」や「おまもりこばん」のように店売りしていないお役立ち道具や、「スターあめざいく」・「リボンあめざいく」といった『剣盾』だと中々入手できないレア進化道具も含まれているため、回さない手はない。

また、1回目の改良以降で何回か道具を生成していると、稀に「道具2倍チャンス」が発生し、次の10回分の道具の生成量が2倍になる。ここでうまいこと「でかいきんのたま」や「とくせいパッチ」などを生成できれば儲けものである。

なお、通常時の道具生成対象にはモンスターボールの類は含まれていない。


特別講師

BPの支援と同様に部室のパソコンを通じて、ストーリー本編で出会った人物をパルデアから特別講師として呼び出すことができる。1回の呼び出しにつき200BPを消費し、また同時に呼べるのは2人まで。
呼び出した人とは会話をしたり、強化された手持ちと再戦したりできる。また、3回呼び出して会話することで「パートナーリボン」がつけられたポケモンとの交換イベントが発生。こちらが出すポケモンは伝説・幻・色違い個体以外なら何でも可。なお、条件を満たさないポケモンを選ぶと「交換に出せません」といったメッセージが出て交換に進めない。

呼び出せる面々はジムリーダーや四天王などのポケモンリーグ関係者、アカデミーの教師一同など。呼び出せる人はポケモン交換を何回かしたり、教師陣の場合ならアカデミーで起こる会話イベントをこなしたりすることで増えていく。本編では語られなかった新たな一面や意外な人間関係が見えてくるかも。
そして番外編クリア後は、ネモペパーボタンの3人組も解禁される。
これと同様に、部室にいるリーグ部の仲間たちにも再戦やポケモン交換イベントが用意されている。

一緒に呼び出した人や部室にいる部員の組み合わせによっては、『剣盾』のガラルスタートーナメントのように特殊な会話が発生することも。
例を挙げると、
  • ナンジャモ×グルーシャで、グルーシャがナンジャモの古参ファンであると同時に厄介オタクであることが判明する
  • アオキ×オモダカで、アオキがオモダカにこき使われる現場を見られる
  • ハッサク×カキツバタで、カキツバタの祖父がシャガであることが明かされると同時に彼の素行が咎められる様子が見られる
などなど。様々な組み合わせでどんな会話が起こるか試してみるのも面白い。


余談


  • 学園の名前の由来はもちろん果物のブルーベリー
    『ポケモン』の世界にはブリーのみのようなきのみリンゴなど実物の果物が混在しているので、ブルーベリーも存在しているのだろう。
    ちなみにブルーベリーの花言葉は「実りある人生」「知性」「信頼」「思いやり」。和名は「ヌマスグリ」。

  • キタカミの里同様、異国の地であるパルデア地方とイッシュ地方には時差が存在しており、ゲーム内時間で6時間分(現実世界換算で18分)の時差がある。
    よって、前者が昼なら後者は朝といった具合。同様にイッシュ地方とキタカミの里の間にも12時間分の時差があるため、前者が朝なら後者は夜となる。
    なお、イッシュ地方のモチーフとなった現実世界のアメリカ合衆国のニューヨーク(UTC-5)と、パルデア地方のモチーフの一つであるスペインのマドリード(UTC+1)との間では約6時間の時差が生じるため、作中と現実世界で時差がほぼ同じということになる。
    同じく日本(UTC+9)とニューヨークとの間では約14時間の時差が生じている。

  • 本作に登場するポケモンの中には複数の地域に出現するものもいるが、パルデア地方・キタカミの里・ブルーベリー学園の3つ全ての図鑑に登録されるのは、シビルドン系統・オドリドリの2系統。
    そのうちオドリドリは野生出現する姿が地域によって異なり、パルデアではぱちぱちスタイルとめらめらスタイルが、キタカミではまいまいスタイルが、ブルーベリー学園ではふらふらスタイルがそれぞれ野生で出現する。


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最終更新:2025年04月12日 14:03

*1 前編クリア前でも一応同様の会話は発生するが、この場合まだゼイユと打ち解けていないので推薦したのは彼女ではなくなり、またシアノが主人公のことを知ったのはある情報筋からという経緯になる差分がある。

*2 具体的には「宝探し」が始まった時点で『碧の仮面』が解禁、『碧の仮面』の2日目冒頭のスグリ戦突破で来れるようになる。また最初のタロ戦は敗北しても問題ない。

*3 テラレイドバトルのみ、難易度は本編同様バッジの数に依拠する

*4 今までの「自分のポケモンならレベル関係なしで言う事を聞く」から「捕まえた時点のレベルが規定以下なら親関係なく言う事を聞く」となっている。

*5 オーレ地方とイッシュ地方はアメリカをモチーフとした地方同士だが地続きの関係にあるのか、互いに遠く離れた土地という扱いになっているのかは定かではない(オーレ地方は外伝作品の冒険の舞台のためか、本編シリーズにおいて言及された事は一度も無い)。

*6 実際、「ポケモンセンター就職希望」や「めざせやまガール」や「オカルトマニア予備軍」といった生徒を見ることができ、意識が高いと言えば聞こえはいいが、どれもポケモンと密に関わる進路といえ、タイム先生の懸念は強ち間違いでもない。

*7 事前にアカツキ個体のガチグマ捕獲イベントを最後までこなす必要がある。

*8 ただし「なみのり」や「ラスターカノン」等々、高火力・高命中の主要技でも売られていない物も割とある。

*9 なお、同じくミカルゲのおとしものを要求される「あくのはどう」は売っていないため、それが欲しければ結局はミカルゲを追い回す必要が出てくる。

*10 恐らくモチーフはシカゴピザ

*11 バサギリの出現場所となる岩場には黒曜石に似た岩が存在しており、『スカーレット』の図鑑テキストには「火山地帯で ごくまれに 見つかる 鉱石によって~」とも書かれているため、野生個体がくろのきせきと同一の成分を偶然取り込んだ事で突然変異という形で進化している……のかもしれない。

*12 第五世代はBWとBW2で「戦闘!野生ポケモン」「戦闘!トレーナー」の音程が違うが、本作のアレンジの音程はBWのほうであるため

*13 なお、自然保護区はイッシュ地方から遠く離れた土地にあることが『BW2』の作中で明言されている。

*14 BP支援できる他の部活の連中は、スマホロトム越しに話をするだけで部室内には一切姿を見せないが、シナベさんだけはどうぐプリンターの設置および動作管理・生成した道具のバッグ収納・どうぐプリンターの改良を全て請け負ってくれるためか部室へ常駐してくれる。可愛い。

*15 流石にマスターボールは他のレアボールよりも生成される確率は低くなっている……が、ウッウロボにおけるサファリボールやコンペボールよりかはやや高めな確率ではあるので、何百連も回せるプレイヤーであれば従来より入手しやすくはなっている。

*16 本作ではIDくじが廃止されているため、その代替手段であると思われる。

*17 ただしプリンターが虹色に光り輝かないパターンであっても、レアボールが混ざる事はある。

*18 従来のニンフィア単騎攻略ではまず突破不可能なくらいに強化された。代わってホワイトキュレムが推奨されるようになったが、これもある程度安定させるためにメトロノームを持たせることが必須であり、キュレム単騎だと「おまもりこばん」を持たせられないという難点がある。

*19 なお、彼の手持ちはBWにいたゲームフリークのモリモトが元では無いかと言われており、レパルダス→バルジーナ、ココロモリ→ゴチルゼル、三猿→イッシュ御三家に置き換わっている。そしてゼブライカは共通している。