初出:第366話
名前の初出:第365話
話題の初出:第183話(ランプレヒトが貴族院で思いを交わした他領の娘)
家族構成
異母兄姉:第一夫人の子。性別は不明
第二夫人の子・二人 レティーツィアの側近で、即死毒で死亡
容姿
髪の色:金
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瞳の色:深緑
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癖のない金髪、少々きつく吊り上がっているものの深い緑の目
ガブリエーレに良く似た面持ちをしている
女性にしては背がやや高い。
地位
年齢関連
- ローゼマインとの学年差:+7
- ローゼマインとの年齢差:+7
- 誕生季:春
アウレーリア視点の回
書籍第四部V 巻末SS 分かれ道
作中での活躍
アウブ・アーレンスバッハの姪だが、城への出入りはあまり無く、直接の面識は少ない。
きつい顔立ちで目付きが悪く、一見騎士向きの顔立ちをしているが、性格は引っ込み思案で臆病なところがある。
他人と接して情報を得るのが苦手。
シャルロッテは「おっとりで穏やか」と評しているが、ディートリンデはこの評価に疑問な様子である。
父親が同じ子供達の中では扱いが良くなかった。また、母親が
フレーベルターク出身の上級貴族で、
政変後は肩身が狭くなっていた。
アーレンスバッハでは、政変勝ち組の
ドレヴァンヒェル出身である
第一夫人派よりは属しやすいとして、
ゲオルギーネの派閥に与していたが、有力な情報を得ることは出来ていなかった。
文官か側仕えになりたかったが、貴族院における
アルステーデの護衛騎士が不足していたため騎士になるように父親に命じられ、2年ほどアルステーデの側近を務めた。
その後、アルステーデが婚姻により上級貴族となった事で側近を解任となり、自身が結婚するまではディートリンデの護衛騎士を務めていた。
貴族院三年生時、
ヴェローニカから花嫁をアーレンスバッハから娶るよう命じられて結婚相手を探していた
ランプレヒトと知り合う。
当初、最終学年だったランプレヒトからは学年が離れている為に結婚対象とは見られず、花嫁候補の紹介を依頼されたが、アーレンスバッハから離れたいアウレーリアが自ら嫁ぐ事をランプレヒトに提案し交際に至る。
父親から下位領地の魔力量も少ない上級貴族に嫁ぐ事は許さないと反対され、卒業式のエスコートを最後に別れる前提での交際を許可された。
アウレーリアの卒業式時点で、ローゼマイン式魔力圧縮で魔力が少し伸びたランプレヒトに対し、まだ魔力の増える余地があるのならば悪くないとアウレーリアの父が発言した事を受け、ランプレヒトは婚姻の申請を出したが、情勢上エーレンフェストの許可が降りずに破談となった。
しかし、エーレンフェストの躍進や流行などの情報を得る為、来年の取引を引き出す為に恩を売ろうというアーレンスバッハの領主夫妻の政略にこの縁談は利用されることとなった。
ベティーナと同時に、ローゼマインから祝福を受けてランプレヒトと結婚した。
ゲオルギーネからは情報収集を命じられていたが、指示のあった貴族には接触せず、手紙でも全く情報を送らなかった。そのため、妹のマルティナからはどこにいても役に立たないと評されている。
逆に
エーレンフェストには、大まかではあるが、アーレンスバッハの領主候補生が不足している背景に関する情報をもたらした。
自分の素顔がガブリエーレに似ていることから、嫁ぎ先(
ライゼガング)には歓迎されないと思い、自室以外では常にヴェールを被り、側仕えの
リアディナとランプレヒトにのみ顔を見せる生活をしていた。
染色コンペでローゼマインからヴェール用の布を贈られ、あまり身に付けることがなかった可愛らしい意匠に喜んだ。
染色コンペの後に、頑なにヴェールを被っている様が、エーレンフェストに馴染もうとしないガブリエーレと同じに見られていたと知り、事情を説明して
エルヴィーラに顔を見せた。
その結果、ヴェールをエーレンフェストの布に刺繍をした物に変えることで
エルヴィーラの派閥に入れるという約束を得ると共に、エルヴィーラとの関係が改善し、本館との交流が増え、周囲の使用人達の態度も軟化した。
フロレンツィア派の上級貴族の奥様方と同じ染め物を使ったヴェールだったため、一目で派閥が分かり、馴染もうとしているように見えるようになった。
周囲の目は少し和らいだが、顔を隠していることで余計に注目を集めて、染め物の宣伝になっている。
エーレンフェストとアーレンスバッハの関係が改善されるまではヴェールを取らない意向とのこと。
時を止める魔術具を使ってアーレンスバッハの料理を持ってこようと準備していたが、いつの間にか魚にすり替えられた上に、料理人の同行は許可されていなかったため、調理できずに持て余していた。
染色コンペで話題に上がった際にローゼマインが魚を欲した為、エルヴィーラと
フェルディナンドを経由してローゼマインに渡した。
エーレフェスト城の料理人によってアーレンスバッハの伝統料理が再現された結果、妊娠して故郷の味を求めていたアウレーリアは旨味の抜けた
ツァンベルズッペを懐かしく食べる事ができた。
魚はその後、余った物を解体したローゼマインらに、貴重な
レーギッシュの鱗の虹色魔石をもたらす結果となった。
エーレンフェストの引きこもり生活を満喫し、エルヴィーラが厳選した相手との社交に連れ回される以外は、
ランプレヒトの実家の離れで過ごす日々だったが、アーレンスバッハにいた頃よりずっと自由を感じている。
ジークレヒトの出産と同時期に粛清が行われた事で、安全の為に離れから本館に移った。
粛清後の状況から親族にも出産を伏せることになったが、ランプレヒトに頼んでローゼマインだけには伝えた。
安全と安心を与えてくれたエルヴィーラの心配りにとても感謝している。
自身の連座処罰を心配していたが、連座がないと知らされて安堵する。
経歴
(年代はマインの誕生を0年とする)
前06年春 誕生
01年春 洗礼式
04年冬 貴族院入学
06年冬 父親の命令で騎士コースを選択し、アルステーデの側近に就任
ランプレヒトからのアプローチを受け交際を始める
09年冬 貴族院を卒業、ランプレヒトにエスコートされる
結婚は父親には認められるが、エーレンフェスト側から却下され、ランプレヒトから別れの手紙をもらう
12年春 領主会議にて結婚の許可が下りる
12年夏 ランプレヒトと結婚
12年冬 初旬頃、懐妊
13年冬 ジークレヒトを出産
作者コメント
【
2021年 11月22日 Twitter】
>いい夫婦の日 ランプレヒト&アウレーリア
最初はヴェローニカに言われて始まり、領地間の思惑に振り回され、結婚することになった二人。
今は息子も生まれ、いい夫婦になっています。
この二人の馴れ初めは第四部Ⅴの書き下ろし短編で。
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