アウレーリア

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アウレーリア - (2023/12/10 (日) 10:30:59) の編集履歴(バックアップ)


初出:第366話
名前の初出:第365話
話題の初出:第183話(ランプレヒトが貴族院で思いを交わした他領の娘)

家族構成


父:アウブ・アーレンスバッハの弟。ランツェナーベ事変の際に死亡*1
母:アウブ・アーレンスバッハの弟の第三夫人 (フレーベルターク出身の上級貴族)。故人*2
 妹:マルティナ

 異母兄姉:第一夫人の子。性別は不明*3
      第二夫人の子・二人 レティーツィアの側近で、即死毒で死亡*4

父方の親戚
曾祖父:先々代アウブ・アーレンスバッハ*5
 祖父:先代アウブ・アーレンスバッハ*6
  伯父:ギーゼルフリート
   従姉:ギーゼルフリートの元第一夫人の長女
   従姉:ギーゼルフリートの元第一夫人の次女
   従姉:ギーゼルフリートの元第一夫人の三女
   従兄:ブラージウス(ギーゼルフリートの元第二夫人の息子)
   従兄弟:ギーゼルフリートの元第二夫人の息子
   従姉:アルステーデ
   従兄弟:ヴォルフラム故人
   従妹:ディートリンデ
 大叔母または大伯母:ガブリエーレ*7

容姿

髪の色:金
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瞳の色:深緑
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癖のない金髪、少々きつく吊り上がっているものの深い緑の目
ガブリエーレに良く似た面持ちをしている*8
女性にしては背がやや高い。

地位

階級:上級貴族
職種:騎士・アルステーデの側近*9ディートリンデの護衛騎士*10

年齢関連

  • ローゼマインとの学年差:+7*11
  • ローゼマインとの年齢差:+7*12
  • 誕生季:春*13

アウレーリア視点の回

書籍第四部V 巻末SS 分かれ道

作中での活躍

アウブ・アーレンスバッハの姪だが、城への出入りはあまり無く、直接の面識は少ない。
きつい顔立ちで目付きが悪く、一見騎士向きの顔立ちをしているが、性格は引っ込み思案で臆病なところがある。
他人と接して情報を得るのが苦手。
シャルロッテは「おっとりで穏やか」と評しているが、ディートリンデはこの評価に疑問な様子である。*14

父親が同じ子供達の中では扱いが良くなかった。また、母親がフレーベルターク出身の上級貴族で、政変後は肩身が狭くなっていた。
アーレンスバッハでは、政変勝ち組のドレヴァンヒェル出身である第一夫人派よりは属しやすいとして、ゲオルギーネの派閥に与していたが、有力な情報を得ることは出来ていなかった。
文官か側仕えになりたかったが、貴族院におけるアルステーデの護衛騎士が不足していたため騎士になるように父親に命じられ、2年ほどアルステーデの側近を務めた。*15
その後、アルステーデが婚姻により上級貴族となった事で側近を解任となり、自身が結婚するまではディートリンデの護衛騎士を務めていた。*16

貴族院三年生時、ヴェローニカから花嫁をアーレンスバッハから娶るよう命じられて結婚相手を探していたランプレヒトと知り合う。
当初、最終学年だったランプレヒトからは学年が離れている為に結婚対象とは見られず、花嫁候補の紹介を依頼されたが、アーレンスバッハから離れたいアウレーリアが自ら嫁ぐ事をランプレヒトに提案し交際に至る。
父親から下位領地の魔力量も少ない上級貴族に嫁ぐ事は許さないと反対され、卒業式のエスコートを最後に別れる前提での交際を許可された。
アウレーリアの卒業式時点で、ローゼマイン式魔力圧縮で魔力が少し伸びたランプレヒトに対し、まだ魔力の増える余地があるのならば悪くないとアウレーリアの父が発言した事を受け、ランプレヒトは婚姻の申請を出したが、情勢上エーレンフェストの許可が降りずに破談となった。*17
しかし、エーレンフェストの躍進や流行などの情報を得る為、来年の取引を引き出す為に恩を売ろうというアーレンスバッハの領主夫妻の政略にこの縁談は利用されることとなった。

ベティーナと同時に、ローゼマインから祝福を受けてランプレヒトと結婚した。
ゲオルギーネからは情報収集を命じられていたが、指示のあった貴族には接触せず、手紙でも全く情報を送らなかった。そのため、妹のマルティナからはどこにいても役に立たないと評されている。*18
逆にエーレンフェストには、大まかではあるが、アーレンスバッハの領主候補生が不足している背景に関する情報をもたらした。*19

自分の素顔がガブリエーレに似ていることから、嫁ぎ先(ライゼガング)には歓迎されないと思い、自室以外では常にヴェールを被り、側仕えのリアディナとランプレヒトにのみ顔を見せる生活をしていた。*20
染色コンペでローゼマインからヴェール用の布を贈られ、あまり身に付けることがなかった可愛らしい意匠に喜んだ。*21
染色コンペの後に、頑なにヴェールを被っている様が、エーレンフェストに馴染もうとしないガブリエーレと同じに見られていたと知り、事情を説明してエルヴィーラに顔を見せた。
その結果、ヴェールをエーレンフェストの布に刺繍をした物に変えることでエルヴィーラの派閥に入れるという約束を得ると共に、エルヴィーラとの関係が改善し、本館との交流が増え、周囲の使用人達の態度も軟化した。*22
フロレンツィア派の上級貴族の奥様方と同じ染め物を使ったヴェールだったため、一目で派閥が分かり、馴染もうとしているように見えるようになった。*23
周囲の目は少し和らいだが、顔を隠していることで余計に注目を集めて、染め物の宣伝になっている。
エーレンフェストとアーレンスバッハの関係が改善されるまではヴェールを取らない意向とのこと。*24

時を止める魔術具を使ってアーレンスバッハの料理を持ってこようと準備していたが、いつの間にか魚にすり替えられた上に、料理人の同行は許可されていなかったため、調理できずに持て余していた。*25
染色コンペで話題に上がった際にローゼマインが魚を欲した為、エルヴィーラとフェルディナンドを経由してローゼマインに渡した。
エーレフェスト城の料理人によってアーレンスバッハの伝統料理が再現された結果、妊娠して故郷の味を求めていたアウレーリアは旨味の抜けたツァンベルズッペを懐かしく食べる事ができた。*26
魚はその後、余った物を解体したローゼマインらに、貴重なレーギッシュの鱗の虹色魔石をもたらす結果となった。*27

エーレンフェストの引きこもり生活を満喫し、エルヴィーラが厳選した相手との社交に連れ回される以外は、ランプレヒトの実家の離れで過ごす日々だったが、アーレンスバッハにいた頃よりずっと自由を感じている。*28
ジークレヒトの出産と同時期に粛清が行われた事で、安全の為に離れから本館に移った。*29
粛清後の状況から親族にも出産を伏せることになったが、ランプレヒトに頼んでローゼマインだけには伝えた。
安全と安心を与えてくれたエルヴィーラの心配りにとても感謝している。*30
自身の連座処罰を心配していたが、連座がないと知らされて安堵する。*31

経歴

(年代はマインの誕生を0年とする)
前06年春 誕生
01年春 洗礼式
04年冬 貴族院入学
06年冬 父親の命令で騎士コースを選択し、アルステーデの側近に就任*32
     ランプレヒトからのアプローチを受け交際を始める*33
09年冬 貴族院を卒業、ランプレヒトにエスコートされる*34
     結婚は父親には認められるが、エーレンフェスト側から却下され、ランプレヒトから別れの手紙をもらう*35
12年春 領主会議にて結婚の許可が下りる*36
12年夏 ランプレヒトと結婚*37
12年冬 初旬頃、懐妊*38
13年冬 ジークレヒトを出産*39

作者コメント

2021年 11月22日 Twitter
>いい夫婦の日 ランプレヒト&アウレーリア
最初はヴェローニカに言われて始まり、領地間の思惑に振り回され、結婚することになった二人。
今は息子も生まれ、いい夫婦になっています。
この二人の馴れ初めは第四部Ⅴの書き下ろし短編で。

コメント

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  • 家族構成のガブリエーレの所、『大伯母または大叔母』かと。 (2021-08-05 01:43:12)
    • 修正しました。 (2021-08-05 08:05:45)
  • 父方の従兄弟にブラージウス兄弟がいますよね? (2021-08-05 10:10:42)
    • 書きました。……ただギーゼルフリートにこれだけ息子や娘がいるなら、ギーゼルフリートの弟妹もアウレーリアの父親だけではないだろうな。だとするとそっちの従兄弟や従姉妹も大量にいそうとか思いました……。 (2021-08-05 12:16:04)
      • ありがとうございました。 (2021-08-05 21:05:41)
  • 妊娠期間がこちらの世界より異様に長いけど、それについての記載ってどこかにあったかな?? (2021-08-30 08:40:02)
    • 単なる個人差。我々の世界でも17ヶ月妊娠していた人とかも調べれば出てくるよ。 (2021-08-30 15:46:50)
    • そもそも一日の長さが地球と同じかどうかさえわからないし、ユルゲンシュミットの人々はホモサピエンスとは異なる器官を持つ別種の生物だから二重の意味で比較できない (2021-09-01 15:16:02)
    • ふぁんぶっく3 Q&Aに、妊娠期間はほぼ9か月であり、多少の個人差はあるものの魔力による変化はない旨の回答がある。偶々長めに振れた and/or エックの子の悲劇があったから妊娠早々に検知できる体制をとっていた(≒冬の初期ではなく冬の半ばに懐妊だった)のかも? and/or 季節の長さは神様の頑張りで決まるから、12年は秋が頑張っていて13年は冬が頑張ったとかかも?――というところでは? (2021-09-01 22:28:23)
  • おっとりで穏やかと評されたことに対してディートリンデは首を傾げたけど、アーレンスバッハではどう評されてたのかな。同僚の輪に馴染めなかったらしいから内向的な人とか?妹からは見下されてたようだけど (2022-01-05 21:26:10)
    ・ディートリンデがアウレーリアがお淑やかで???ってなってたけど、なんかヤンチャなエピソードとか出てたっけ? (2023-07-15 10:06:58)
    • 単純に「おっとり」という表現に疑問を感じただけだと思うが。  < Qシャルロッテがアウレーリアのことをおっとりした穏やかな方と言ったのに対してディートリンデが「アウレーリアが、おっとり?」と疑問に思ってましたが、ディートリンデ視点のアウレーリアはどんな人だったんですか? A目つきが悪くて、いつも周囲を睨んでいる。真面目だけれど、朗らかさがなくて、近くにいられると気が休まらない人。(本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく6 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン&回答既出) (2022-03-11 00:23:04)
  • アーレンスバッハはアレキサンドリアになり、エーレンフェストとめちゃめちゃ仲が良い領地になったわけだけど、この人はヴェールどうするんだろ (2022-12-16 18:21:02)
    • アーレンスバッハ問題が解消されるまではヴェールを被ったほうがいい的な事を言われてたから、逆に言えば本編終了後ならもうヴェールは外してもいいんじゃないの (2022-12-16 18:26:09)
    • アウレーリアは国家反逆を犯したアーレン領主一族傍系という難しい立場だからなぁ……ヴェール外すのはかなり難しい気が (2022-12-16 19:05:13)
      • 実妹が犯罪者でもある。 (2022-12-16 19:59:40)
    • ガブリエーレ似だし古老が死ぬまでは顔晒せない気がするけど、実妹と元主人が犯罪者だって考えると立場はキツそう。唯一の救いはローゼマインと仲良く?してたところが派閥内で目撃されてることかな (2022-12-17 00:03:25)
      • 幸いなのは既に結婚していて恋愛結婚でもあるから夫に捨てられる可能性は低い事と、アウレーリア自身は権力に拘ってないから遠巻きにされて多少孤立しても痛くも痒くもないところだな。リンクベルク家の方針でランプレヒトが主流派の夫人を取る事になって第二夫人落ちしても多分何とも思わない。 (2022-12-17 03:27:11)
        • 社交の必要が無く夫の愛情だけ有ればいい第三夫人が理想のポジションなのかもな (2022-12-17 05:12:18)
          • 第三夫人の娘なのが影響してるのかもな。フロレンツィアも第三夫人の娘だからか外交があまり上手くないし。 (2022-12-17 16:49:38)
    • ガブリエーレの顔を思い出して古老が不快な思いをしないためのヴェールで、彼女が接触して危険な貴族は粛清と本物のディッターであらかた失脚や死亡しているので、子供が洗礼式を迎える頃にフロレンツィア派と周知出来れば十分外せる。エーレンフェストのライゼガングを主体とするギーべの土地の貴族は領地外にあまり目を向けないから、ガブリエーレを知る人が亡くなれば平穏無事に過ごせるかなぁ。 (2022-12-17 12:39:48)
      • 粛清が起きる前からエーレンフェストの女として生きる事を決めてヴェールをエーレン流の物にして旗色をはっきりさせてるから所属派閥の周知はとっくに出来てるんじゃない? (2022-12-17 16:57:03)
        • ちゃんとできていると思う。ローゼマインやお母様の属するライゼガング派閥と似た雰囲気の布を使ってヴェールを作っている描写が見られるから。 (2023-06-15 00:36:11)
  • 防衛戦では、エルヴィーラにジークレヒトを預け館を守っていた。(昨日のツイート) (2023-02-01 05:49:59)
  • 礎争奪戦時にロゼマが「グル典に礎の間の位置載ってない…そうだアウレーリアに聞こう!」ってシーンがあったけど、結局聞いてなかったっけ。ユストクスとエックハルトが帰還したからだと思うけど。 (2023-08-15 18:30:45)
    • 供給の間(につながる領主執務室)の場所だぞ。 まあ結局聞けてないだろうね。風雲急すぎた (2023-08-15 18:33:31)
      • ロゼマのメス書に城の見取り図はない。ユストクスの案内で最短で着いてる。入り口はユストクスがシュトラールに聞いてる。 (2023-08-16 23:53:12)
  • もしも領主候補生だったらフレーベルターク出身の母親の連座で処刑されてた(マルティナ曰く)らしいけど、もしかしてこの母親ってフロレンツィアの異母姉にあたる人なのかな?もしくはかなり領主一族に近しい血筋の人? (2023-09-12 09:53:11)
    • 従姉の傍系領主一族の可能性もある (2023-09-12 10:13:26)
      • 領主がギーゼルフリートになる前に星結びがあれば領主候補生の可能性が高く、ギーゼルフリートが領主になったあとなら上級貴族の可能性が高くなる。(アーレンスバッハの慣習を思えば、少しでも上級落ちを避けるために、先代が気を使う相手を嫁に迎えるのが都合がいいため) (2023-09-12 10:41:37)
  • アウレーリアの父親を○したのはエックハルトじゃないだろうか、アーレンの海で銀の船を沈めた後のフェル様とエックハルトの会話がその伏線な気がしてならない (2023-12-27 12:42:14)
    • そう。ただどちらにしても処分対象で混乱時になくなっていて良かった。 (2023-12-27 14:09:35)
    • ふぁんぶ8でエックに殺されたの確定しとるで (2023-12-27 16:30:30)
    • 書籍5-12が出た後の記事本体、注釈加筆参照 (2023-12-27 18:59:49)
  • アウレーリアの同父の兄弟姉妹で戦後も無事な者っている? (2023-12-29 06:13:58)
    • 生きているという意味ではマルティナらがいますけど、処罰を受けないという意味だと話中で明らかになった人の中にはいないかと (2023-12-29 07:58:45)
    • 本記事に書いてある。生存という意味なら第一夫人の子は生きてる。第二夫人の子は処罰がない(即死毒で既に高みだから) (2023-12-29 09:27:51)
    • 同父なら第二夫人の子は即死毒にやられていなければ無事だったと思う。連座を適用していないため&第二夫人は重罪とはならないため&レティの罪が隠されたため(本来であればレティに巻き込まれるレティ側近の心配をフェルがしていたためここに含まれる可能性があるから。フェアゼーレは無事で例のおもちゃが危険な使い方がされる可能性を知らされていたのに持ち込みを許したゼルギウスが無事なため。お咎めがあったとしても個人的にやらかしていない&ロゼマに対しやらかさない限り事変に際して大した処罰は受けないと思われる) (2023-12-29 10:10:05)
    • 第二夫人の子は多分2人しかいなくて、その2人とも即死毒で殺された(=生き残り0)んだと思うけど、実は第二夫人の子が3人以上いたなら無事生き残ってる可能性がある (2023-12-29 14:13:59)