レーベレヒト

初出:第536話

家族構成

妻:オティーリエ
 息子:オリスワルト
 息子:第二子*1。14年春時点で結婚して独立済*2
 息子:ハルトムート*3

父:前ライゼガング伯爵と第一夫人の息子*4
母:父の第二夫人*5

 異母兄:ギーベ・ライゼガング(父の第一夫人の息子)
 異母姉妹:レオノーレの母*6(父の第一夫人の娘)
  姪:レオノーレ

父方の親戚
祖父:前ライゼガング伯爵
 伯母or叔母:初代ギーベ・グレッシェルの元第一夫人(前ライゼガング伯爵と第一夫人の娘)
  従兄:ヴェローニカの異母兄
  従姉:エルヴィーラの母(ヴェローニカの異母姉)
  従兄:二代目ギーベ・グレッシェル(ヴェローニカの異母弟)
 伯母or叔母:ボニファティウスの第一夫人(前ライゼガング伯爵と第二夫人の娘)
  従弟:カルステッド

容姿

髪の色:赤
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瞳の色:濃い茶色
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顔立ちや雰囲気がよく似ていて、年を取ったハルトムートという感じ。落ち着いた雰囲気。*7
きっちり撫でつけられた赤い髪で、カルステッドに似た色合い。濃い茶色の目。
いつも冷静沈着で感情的になるところを見せない。*8

地位

階級:上級貴族
職種:文官・フロレンツィアの側近

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+33*9
  • 誕生季:秋*10

作中での活躍

オティーリエの夫で、ハルトムートの父。
ギーベ・ライゼガングの異母弟。フロレンツィアの文官。
フルネームは「レーベレヒト・ライゼガング」と推測される。*11

卒業式ではオティーリエとは別の女性をエスコートした。彼女との結婚を親族に許可されなかったため、最終的にオティーリエと結婚している。
またこの時(元)彼女との結婚が認められなかった事が、実家(ライゼガング本家)やライゼガングの一族(古老)達との間に深い確執を残す結果となった。*12

ヴェローニカに虐げられるフロレンツィアを支え、ジルヴェスターが第二夫人を娶らずにいられるように協力していた。*13
そのためにヴェローニカの怒りや不満がフェルディナンドに向かうように画策しており、主のためならば汚れ仕事も厭わず、利用できるものは領主一族でもお構いなしな性格で、敵対すると厄介そうだとフェルディナンドに評されている。*14

13年冬はフロレンツィアのもとで貴族院から届く報告書の処理を行っていたが、フロレンツィアが目を回し執務を続けられなくなったため、他の側近文官達とともに粛清で側近が減ったジルヴェスターの執務室に移動して仕事を続けた。
息子のハルトムートには冷めた印象を持ち続けていて、オティーリエからはローゼマインに仕えるようになりずいぶん変化があったと聞かされても実際に興奮した様子を見たことが無く、このとき初めて目の当たりにした息子の新しい一面を愚かになったと評した。また前年の領地対抗戦で顔合わせをしたクラリッサについても、ただ貴族院で恋愛結婚してやって来るとしか考えていなかった。*15
14年春にクラリッサがエーレンフェストに押しかけてきてからは、城でクラリッサとフィリーネの教育係をすることになった。

嫌な感じの手口で計略を練る。
バルトルトを唆し、中央神殿への打診があったことをほのめかし、いくつかのルートを使ってライゼガングの古老達を煽った。
古老達をアウブ不在の城に向かわせ、古老達の暴言等によっては騎士団に捕らえさせて、ライゼガングの影響力を削いでおく計画を立てたが、ハルトムートによる連絡を受けた領主候補生の子供たちが乱入したことにより計画の変更を余儀なくされた。
レーベレヒトと彼の実家(ライゼガング本家)には確執があり*16、ライゼガングの古老達が大ダメージを受ける事は主の利益であると共に、レーベレヒト自身の気が晴れるという、彼には最大限の利益が得られる一石二鳥のはずだった。
ローゼマインの介入により当初想定した計画より丸く収まってしまったため、レーベレヒトには若干の不満が残り、ハルトムートに軽い八つ当たりと説教をしている。*17

ローゼマインの決断や行動に対して「相手と自分に利益を確保しようとするが、そのとき周囲に発生する損害に目が向いていない」と評した。*18

経歴

前32年秋 誕生
前25年秋 洗礼式
前22年冬 貴族院入学
前17年冬 貴族院卒業
      エスコート相手との結婚を反対される*19
前16年以降 オティーリエと婚約
前11年頃夏 オティーリエと結婚
前10年春 第一子誕生*20
前07年  第二子誕生*21
前03年冬 ハルトムート誕生
12年冬 領地対抗戦で、ハルトムートの婚約者となったクラリッサと顔合わせを行う*22
13年冬 ハルトムートの聖女への傾倒を目の当たりにして「これほど愚かになっているとは思いませんでした」と語る*23
    クラリッサがエーレンフェストに来襲。家長として、問題行為ではあるものの追い返さずに美談として受け入れる決定をする*24
    ライゼガングの古老達を煽り、影響力を削ぐ計画を立案、実行する

コメント

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  • SS置き場 ハルトムート視点 クラリッサとの出会い「フロレンツィア様に教育されたシャルロッテ様とのアウブ争い、貴族院での成績などでヴィルフリート様の不足を指摘し、ヴェローニカ様を糾弾し、権力の座から追い落としていく計画が立てられていました」 ロゼマがぶっ壊しちまったんだよなぁ (2020-07-03 22:51:15)
    • あの計画にレーベレヒトどれくらい関わってたんかね? がっつり関わってたとすると側近がヴィルを糾弾して廃嫡へ追い込むことになるフロレンツィアの心中は複雑だったろうなぁ (2020-07-04 00:12:46)
      • ライゼガングが関わらずとも、一年遅れで似たような事態になったから…。レーベレヒトは連絡役でがっつり関わっていたと思う。フロレンツィアの心痛より、彼女を害するヴェローニカの排除を優先するのは当然。ただし、ヴィルフリート廃嫡計画をフロレンツィアに伝えなかったし、自分が関わっていたことも悟らせなかっただろう。トラウゴット辞任のときに「ハルトムートが自分にとって都合の良い情報だけを都合の良い時に公開するならば、わたくしのためだとか、側近としての義務という言葉を使うのではありません」とローゼマインが叱ったが、あれがレーベレヒト風のやり方なのだと思う。 (2020-07-04 00:28:03)
  • 確かふぁんぶっく6か活動報告でライゼガング出身だが出身派閥と確執ありで古老とフロレンツィアの件でのハルトムートへのお叱りは丸く収められた八つ当たりみたいな事書いてあった気がする (2022-02-05 14:13:15)
  • ヴェローニカの攻撃の矛先がフロに向かないように、フェルに押し付けていた策略の人 (2022-02-07 20:08:58)
    • 押し付けるというより、放置したというのが近いかと。<フロの側近が、主であるフロにとばっちりがいかないように、フェルを積極的に助けることはしなかったというだけだし。 (2022-02-08 07:30:01)
      • 押し付けない限り、フロにも毒盛られたり私物奪われたりの嫌がらせの手がきたんじゃない? (2022-02-08 07:40:26)
        • アーデルベルトの目のある場では、(アーデルベルトの息子である)フェルに毒を盛ったり嫌がらせをしたりしていなかったからね<ヴェロ。 同様にジルの目のある場では、(ジルの妻である)フロに毒を盛ったり嫌がらせをしたりしないと思うよ? しかもフェルはヴェロの差し金の側近をつけられてたけど、フロはフロが連れてきたフレーベル出身側近とジルがつけたライゼ系の側近で固められているから、フェルに対して程、好き勝手にできないかと。 (2022-02-09 23:11:58)
          • ジルに代替わりしてさほど経たぬうちにフェル神殿落ちっぽいから、レーベレヒトの画策はアーデルベルト時代では。 (2022-02-09 23:26:17)
            • アーデルベルト時代なら、余計にジルの妻に嫌味以上の手出しはしないと思うけど。 仕事が少ない分ジルがフロの傍にいる割合が圧倒的に多くなるし、ヴェロの活動時間におけるアーデルベルトが傍にいる率が増えるし。 ……ヴェロの嫌がらせが露骨化したのもアーデルベルトが死んだ後だし。 (2022-02-10 08:27:58)
              • 領主候補生にもかかわらずフェルが貴族院で孤立させられてたんだから、それ以前から露骨だったよ。>「ヴェロの嫌がらせが露骨化」 アーデルベルト死後は、嫌がらせから排斥に発展して命にかかわるほど苛烈になっただけで (2022-02-12 08:46:00)
                • アーデルベルトやジルに、そこまでの嫌がらせをしていると気づかせないレベル=アーデルベルトやジルの前では控えていた ⇒ ジルが気づいて神殿入りを勧めるレベル=(フェル秘密主義・側近の大多数はヴェロ派で情報元が少ない)ジルに気づかれるレベル……へ変化したという意味での露骨化だよ。 (2022-02-12 09:07:52)
            • フロレンツィアの側近になったのが、領主の第一夫人となってからなのか、それ以前(次期領主の第一夫人の頃)からなのかによる。 (2022-02-11 07:35:23)
              • フロレンツィアの筆頭文官に新参を充てないと思うので、次期領主の第一夫人の頃から側近になってたんじゃないの? (2022-02-11 09:03:23)
                • レーベレヒトって筆頭文官だったの? (2022-02-12 09:16:01)
                  • 多分ね。貴族院3年次、フロレンツィアが倒れた報告をジルヴェスターに上げ、退出し見舞いに行こうとするアウブを制止しフロの分の仕事をアウブに振る役目は、筆頭文官にしかできない勤めではないかと。 (2022-02-12 17:27:28)
                    • それだと、その出来事が起こった際に傍にいた上級文官というだけでもできそうではない? クラリッサ、イグナーツ、マリアンネ、ハイデマリーといった、筆頭ではないと思われる上級文官でも、臆せずしそうなイメージがあるけど。 (2022-02-12 18:16:28)
                      • アウブを制止し、の部分が平の上級文官ではできないと思うが。筆頭を差し置いてアウブを制止する言動は越権行為になりそう (2022-02-12 19:16:26)
                        • アウブの人柄とかアウブとアウブ夫人の関係性とかにもよる気がする。<NG? 筆頭がその場にいなかったら、代わりに上級文官が止める位の柔軟さと実行力がないと、領主夫人の側近として問題だろうし。 ……ジル側近時代のリヒャルダが、ジルの逃亡癖や暴走を是正する目的で、フロ側近のジルへの苦情を歓迎する風土を作った可能性も考えられるし……。 (2022-02-12 20:21:37)
                      • 主が女性だけに、筆頭文官が女性の可能性もある。だけどフロレンツィアを搦め手でヴェロの攻撃から守り、アウブとの単独交渉を任され、シャルロッテの文官に移籍してもいないのだから、彼はフロからも他側近からもアウブからも?信用を得ているのだろう。枝元の話題に戻るなら、「そのように信頼されてるのだから、レーベレヒトはフロの側近歴が長いんじゃないの?」 (2022-02-12 21:48:48)
                  • フロレンツィアがヴィルフリートのことで最初に相談相手として考えているのが彼だからおそらく。細々としたことならともかく、大きなことなら筆頭に指示を最初に出すでしょ。筆頭が指示を出すから。 (2022-02-15 23:07:29)
                    • それ、書籍版第五部VI プロローグにある、側近の扱いと距離感に関する「教材」に関する相談だよね? 筆頭文官の可能性も勿論あるけど……ハルトムートの父親だからという考えがある可能性もそれなりにある気がする……。 ヴィルの教育問題解決にも、自身の側近を育て関係性を築くことにも、大きな実績のあるローゼマインの、筆頭文官という立場なので、効果的な教材を知っているかも?と期待できるだろうし。<ハルトムート (2022-02-16 23:47:33)
                      • それで筆頭じゃない者を頼るなら、「レーベリヒトはローゼマインに心酔するハルトムートの父親です」って文章があるんじゃないかな。 (2022-02-17 00:15:09)
                        • どうだろう? フロ一人称ではなく、フロ視点三人称だし。 生粋のユルゲン貴族のフロが、そこまで丁寧に説明するとは限らないし。 書籍だから文字数制限も考えるだろうし。……正直、良く分からない。 (2022-02-17 08:07:31)
                          • だからこそだよ。書籍化の各視点はローゼマイン視点じゃ見えない部分の補足でもあるんだから。そこで説明をおざなりにしたりしないでしょう。 (2022-02-17 22:35:50)
                            • ……メタ(読者サービス)よりキャラのらしさを重視していると思うけど。そのシチュエーションで絶対に必要な情報ではないことは、結構さくさく削除するし。<作者 (2022-02-17 22:59:50)
  • 第一子の名はオリスワルト(書籍30巻閑話より) (2022-08-10 15:52:54)
  • 自分の推してるおシャル様のアウブ就任を阻んでるある意味元凶のローゼマインに対してどういう感情を抱いてるんだろう? (2023-01-20 16:20:54)
    • シャル推しかどうかはともかく、頭の痛い報告書三年目(書籍第五部Ⅱ)での評価・レーベレヒト自身がライゼガング本家や古老たちと確執があるので恐らく手放しに「ライゼガングの姫マンセー!」とはなってないこと・第571話「ライゼガングの古老」で自分の計画をほぼ潰されたこと 等からあんまり良い感情ではないんじゃないかな。ヴェローニかよりは遥かにマシだし積極的にロゼマを敵にする気まではないだろうけど (2023-01-21 16:40:22)
    • 領地の利益になる以上は表立って対立はしないと思う足引っ張ってるヴィルに対しては厳しい対応してるから主に対して利益になるか不利益になるかで対応は変えてるんじゃないかな (2023-01-22 12:56:03)
    • ローゼマインのアウブ就任で、ある意味ホッとしてたりして… (2023-01-23 21:13:58)
      • ホッとするどころかベストに近い結末だったと思う。敵対大領地が消えて友好大領地になり、ヴィルのアウブの芽も摘まれた。13年くらいにライゼガングが順位下げろとか言わなければブリュンヒルデの第二夫人入りも無くて更に良かったかもしれない。 (2023-01-23 21:23:49)
        • おおむね自分好みの方向に、気に入らんライゼ主流派をいじくって利をわけてくれるブリュが、そうできない立場だった(自分の好まない状況が維持され利が得られない)ほうが良い理由ってなに? (2023-01-23 21:47:35)
          • 長年ジルが第二夫人を取らないように動いてて且つライゼガングと確執があるから (2023-01-24 15:50:23)
            • 初めて聞いた! 本編・書籍・ふぁんぶっくなどのどこにそう書いてあった!? ジル個人が母からの影響でそうすべきだと信じてたからなことでレーベレヒトが関係してただなんてほんとに初耳! (2023-01-24 20:19:24)
            • ヴェローニカの影響が強まりフロの立場が害されるアーレンスバッハ貴族or領主候補生やヴェロ派貴族から第二夫人娶らせようとしないのは当然 ドラマCD4SSで触れてるのもヴェロ捕縛前の話でしかないぞ? フロに利する第二夫人娶るのに反対なんてそこに書いてないし他にどこに書いてあったの?ブリュが第二夫人になるのはフロの利になりレーベレヒトの意向に沿うのよ??そこ分かってる??? (2023-01-24 20:39:14)
              • ドラマCD4の特典SSが出典(らしい)なので、知らない人の方が多い情報かもね(ワイも読んでないからどんな風に書かれてるのか知らん) (2023-01-24 20:33:17)
  • 父親はギーベにはなっていないので、母親が「先代ギーべ・ライゼガングの第二夫人」は間違いだと思います (2024-01-25 16:06:24)
    • 初代アウブ・エーレンフェスト(祖父)から二代目アウブ・エーレンフェスト(孫)に代替わりしていること、現職・前職・元職という言葉の使い分けを考えれば「前ライゼガング伯爵(ローゼマインの曾お爺様)」から「現ライゼガング伯爵(レーベレヒトの異母兄・前ライゼガング伯の孫)」に直接代替わりしたことが「考えにくい」とまでは言えない。 (2024-01-26 01:50:41)
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最終更新:2024年01月25日 23:34

*1 第543話「オティーリエには夫も息子もいる」とあり、娘の表記がない+「上の息子たち」とあるのでハルトムートの上に複数人存在+SS42話のハルトムートの述懐に「長兄」という表記があるので、少なくとも次兄は存在→ふぁんぶっく2家系図より子は男3人と判明

*2 第543話

*3 末息子 第284話

*4 ふぁんぶっく2 貴族関係家系図

*5 ふぁんぶっく2 貴族関係家系図

*6 ふぁんぶっく2家系図より母親かつ異母姉または異母妹確定

*7 第421話

*8 書籍版第五部II 頭の痛い報告書(三年)

*9 ふぁんぶっく6人物設定より、第五部IV初出で45歳

*10 ふぁんぶっく6人物設定

*11 家名(ライゼガング家)の出典はふぁんぶっく8、独立した分家筋の当主

*12 ふぁんぶっく8 Q&A

*13 ドラマCD4特典SS

*14 ドラマCD4特典SS

*15 書籍版第五部Ⅱ 頭の痛い報告書(三年)

*16 好きだった女性との結婚を潰された過去がある、ふぁんぶっく8 Q&A

*17 ふぁんぶっく6 Q&A

*18 書籍版第五部Ⅱ 頭の痛い報告書(三年)

*19 ふぁんぶっく8 Q&A、ライゼガングとの確執の原因

*20 SS42より、フェルディナンドと貴族院が被っていることから誕生時期は前08年以前/ふぁんぶっく6 Q&Aよりエックハルトの季節一つ分だけ後

*21 ローゼマインの貴族院在籍時に全く登場しないことから、ローゼマインとの学年差は6年以上と推測される/ふぁんぶっく6 Q&Aよりランプレヒトの二つ下

*22 書籍版第五部II 頭の痛い報告書(三年)

*23 書籍版第五部II 頭の痛い報告書(三年)

*24 第536話