高圧遮断装置・圧力逃がし装置・溶栓

高圧遮断装置
  • 構造
    通常、高圧遮断スイッチを採択

  • 動作遷移
    • 安全弁の作動圧に対し低圧に因り動作
    • 圧縮機を停止

  • 付設への制約・対策
    • 圧縮機吐出し部位への圧力誘導管を接続
    • 圧力の検出に因り冷媒の外部放出を対策

  • 動作への制約
    高圧部の動作圧は下記の全条件に因り制約
    • 全安全弁の動作圧に対し低圧
    • 許容圧力以下の圧力

  • 動作精度への制約
高圧遮断スイッチの精度表
設定圧力 精度
2[MPa]以上 -10[%]
1[Mpa]以上
2[MPa]未満
-12[%]
1[MPa]未満 -15[%]

  • 設定圧の視認への制約
    設定圧力に対し目視可能な構造・機能

  • 復旧操作への制約
    • 手動復帰形:原則、手動に因り復帰
    • 自動復帰形
      可燃・毒性ガスを除く10[Rt]未満の下記に対し採択可能
      • ユニット形
      • 自動運転方式

  • 障害対策
    配管下面を除く圧力誘導管の接続に因り異物の流入を対策

  • 作動試験の間隔
    年毎の作動試験を推奨

圧力逃がし装置
  • 付設・用途
    • 液封の懸念部位に付設
    • 排圧用途

  • 運用要項・対策
    • 水撃作用に因り誤動作
    • 水撃対策に因り誤動作を対策

  • 設備固有の障害要因・運用要項
    下記に対し液封が容易
    • 2段圧縮装置の過冷却管
    • 冷媒強制循環式の低圧受液器系統

溶栓
  • 付設対象・機能
    • 圧力容器に対し付設
    • 火災等において75[℃]以下の温度に対し溶融に因り冷媒を排出

  • 付設への制約
    • 内圧に対し大気圧迄の排出継続に因り
      下記を伴う運用に対し付設禁止
      • 可燃性ガス
      • 毒性ガス
    • 温度動作に因り下記の構成部位に対し付設禁止
      • シェルアンドチューブ凝縮器における圧縮機吐出し高温ガスの受熱部位
      • 管板等における冷却水に因る放熱部位

  • 口径への制約
    安全弁に対し1/2以上の口径を採択
最終更新:2010年05月29日 15:54
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