構造・機能の具体例
- 構造
- ダイアフラムにおける受圧構造例
- ステンレス鋼の薄板に因り形成
- ダイアフラム上面
- キャピラリチューブを経由し感温筒を接続
- 密閉空間に冷媒流体を充填
- ダイアフラム下面
- 連結棒、コイルばねを経由し圧力を伝達
- 併せて下記形式に因り圧力を検出し受圧
- 内部均圧形:蒸発器入口圧を検出、均圧孔を経由
- 外部均圧形:蒸発器出口圧を検出、均圧管接続口に因り接続
- 冷媒流路
- 高圧冷媒液の入口配管接続口
- オリフィスに因る絞り膨張
- 低圧気液2相流の送出接続口
- 供給許容範囲の設定
ねじ付スピンドルに因り過熱度を設定
- ダイアフラム下面への作用圧力
- 蒸発圧力
- 過熱度設定・調整を伴うばね圧
- ばね定数
- k[N/m]:ばね定数
- Fsprng[N]:荷重
- δ[m]:変位
算出式:

- ばね圧力
- Psprng[N/m2]:ばね圧力
- Ssprng[m]:ダイアフラムの有効受圧面積
算出式:

- 機能
- 冷媒蒸気の過熱度を保持・調整
- 下記の平衡に因り膨張弁の開閉量が確定
- ダイアフラム上面の充填流体の膨張・収縮圧
- ダイアフラム下面の受圧
作動原理・遷移の具体例
- 作動原理
内部均圧形における各種部位構成例- 蒸発器入口に対し弁本体を設置し冷媒流路を形成
- 蒸発器出口の冷媒流路外部に対し
感温筒をバンドにて固定し温度を検出
- 作動遷移
下記に因り過熱度を保持- 蒸発器熱負荷の上昇
- 感温筒に因り受熱
- 充填冷媒が膨張
- ダイアフラム上面に圧力が作用
- ダイアフラム下面のばね、連結棒を経由
- ニードルに因り流路を拡大し供給冷媒を増加
- 動作平衡を保持
- 蒸発器熱負荷の低下
冷媒流路を縮小し供給冷媒を低減
最終更新:2010年03月30日 17:43