フロート弁概要
- 種類
- 低圧フロート弁
- 中間冷却器等の液面位置を保持
- 高圧冷媒液を絞り膨張し送液
- 高圧フロート弁
遠心冷凍機の高圧冷媒液器における
液面位置検出に用途
- 特徴
- フロートスイッチ・手動膨張弁に因る
流量制御に対し液面位置の変動を縮小
- 検出・動作部位の一体化に伴い電気配線が不要
- 下記が容易
- 各種冷媒特性に対し選定不要
- 冷媒密の度差に対し性能変化は多少
- 低い故障発生率
- 付設要項
- 満液式蒸発器への採択に対し
多量な冷媒量・保冷に因り改修・交換が困難
- 弁部位の異物混入に伴う流量低下への対処
- 容量の選定不良に伴う弊害
対応容量の選定不良に因り下記を誘引- 容量過剰に対し擬似オン・オフ動作
- 容量過少に対し液面位置の保持不能
低圧フロート弁
- 構造
フロートチャンバ内に下記を収容- フロート:液面位置を検出
- リンク:機械制御に因り膨張弁へ動作を伝達
- 種類
- 横形フロート弁
- 円柱状フロートを水平方向に配置
- 角度の変位を検出
- 検出対象に対し直接接続に因り冷媒量を検出
- 満液式蒸発器・大形サージドラムへの付設に対し下記を誘引
- 小容量サージドラムに対し有用
- 立形フロート弁
- 円柱状フロートを水直方向に配置
- 位置の変位を検出
- 検出対象に対し配管経由の接続に因り冷媒量を検出
- 設置要項
定圧フロート弁における設置要項例- 満液式蒸発器の外部に配置
- 配管の接続に因り冷媒を流入
- チャンバ内の液面位置に同調
- 接続管に対し有効な口径に因り流路を確保
- アンモニア冷媒の採択に対し油抜き弁を併設
高圧フロート弁
- 機能
- 低圧フロート弁に対し制御が逆
- 液面位置の上昇に因り弁が開放
- 液面位置の下降に因り弁が閉止
最終更新:2010年04月06日 10:55