満液式蒸発器

構造・伝熱作用
  • 構造
    • ローフィンチューブに因り冷却管を構成
      • 外径19.1[mm]
      • 外表面の加工処理に因り表面積を拡大
      • 有効内外伝熱面積は通常m=3.5~4.2
    • フロートスイッチに因り冷媒液面を制御

  • 構造参考
+ ...

  • 機能
    • 冷却管内は水・ブラインが循環
    • 胴体下部より冷媒供給
    • ほぼ乾き飽和蒸気状態にて冷媒を流出

  • 特徴
    核沸騰蒸発に因り乾式蒸発器に対し下記が優位
    • 伝熱性能が良好
    • 圧力降下が少量

  • 特性
    冷媒飽和・冷却管表面間の温度差拡大に因り核沸騰蒸発が促進

蒸発制御・油戻し
  • 蒸発制御
    • 満液式蒸発器の弊害
      冷媒の乾き飽和蒸気状態での流出に因り温度に因る制御が不可能
    • 液面レベル制御に因る蒸発制御
      下記に因り流量を制御
      • フロート等に因り液面を検出
      • 信号を減圧弁に伝達
    • 蒸発圧力調整弁に因る蒸発制御
      冷却対象の蒸発器流路出口温度に応じ蒸発圧力を制御

  • 油戻し
    • 満液式蒸発器の弊害
      • 液体冷媒の備蓄に伴い流入潤滑油が濃縮
      • 伝熱不良を誘引
      • 圧縮機の潤滑油不足を誘引
    • 対策
      液表面の潤滑油混合冷媒を下記に因り分離・再循環
      • 吸込み管への微量の混合液送出
      • 分離構造の付加・分留に因る分離・再循環
        • 加熱に因り分離
        • 冷媒は吸込み管へ送出
        • 潤滑油は圧縮機に還流
最終更新:2010年04月26日 16:04
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。