冷凍能力
- 蒸発器の冷凍能力
- Φo[kW]:蒸発器の冷凍能力
- K[kW/m2K]:熱通過率、冷媒・冷却対象に因り確定
- A[m2]:伝熱面積
- Δtm[K]:冷媒・冷却対象の算術平均温度差
- tm[℃]:冷却対象の平均温度
- to[℃]:蒸発温度
算出式:


冷媒蒸発温度・冷却対象の温度差
- 特徴
用途別冷媒蒸発温度・冷却対象の温度差- 高冷却温度:温度差は拡大傾向
- 低冷却温度:温度差は縮小傾向
- 異常の検出
- 冷媒蒸発温度・冷却対象の温度差に因り判定
- 具体例
空気循環に因る冷却- 空調用:低圧縮率・除湿を伴う為、温度差は15~20[K]程度低温
- 冷蔵用:温度差は5~10[K]程度低温
- 温度差に因る弊害
- 温度差の削減
性能改善に対し伝熱面積が拡大
- 温度差の上昇
- 減圧に伴う蒸発温度の低下に因り対策
- 流量低下に伴い圧縮機の消費電力が低下
- 冷媒の膨張に伴う循環量の低下に因り冷凍能力が減少
- 成績係数が低下
- 蒸発器への着霜を誘引
- 冷却対象に因る被冷却物に対し乾燥を誘引
蒸発温度
- 蒸発温度の低下要因
蒸発器への下記要因に因り誘引- 冷媒供給量の不足
- 蒸発器の着霜に因る擬似低負荷
- 冷却送風量の低下
- 伝熱面積の不足
- 潤滑油の溶解に因る油膜の形成
冷凍能力
- 冷凍能力の低下
- 冷凍能力は圧縮機への冷媒蒸気の流入量に依存
- 冷媒の膨張に伴う循環量の低下に因り冷凍能力が減少
冷媒循環量の確保
- 冷媒循環量の確保概要
下記の適正な充填・制御に因り実現
- 冷媒循環量の減少要因
- 冷媒充填量の不足
- 膨張弁の容量過少
- 膨張弁上流液管におけるフラッシュガスの生成
- 圧縮機の吸込み・吐出し弁における流路縮小
- 冷媒充填量不足に因る弊害
蒸発器への冷媒供給量不良に因り下記等を誘引
- 適正な冷媒量の指標
運転中の受液器における液面測定に対し1/2~1/3程度が適量
最終更新:2010年04月28日 16:46