潤滑油の混入への対処

潤滑油
  • 混入要因・弊害
    溶解が容易な冷媒の場合、装置内を循環
    • 圧縮機にて下記に因り混入
      • 高温に因り溶解が容易
      • 吐出しガスへの混入に伴い流出
    • 蒸発器にて下記遷移に因り滞留・蓄積
      • 循環に因り流入
      • 冷媒の蒸発

フルオロカーボン冷媒固有の性能低下・対策
  • 循環冷媒への潤滑油混入対策
    • 性能低下
      潤滑油の混入に因り潤滑不良を誘引
    • 対策・要項
      • 対策
        • 流速上昇に因り混入潤滑油を還流
        • アキュムレータの付加に因り混入潤滑油を還流
      • 要項&
        • 少流量の還流に因り液圧縮を防止
        • 3[%]以下の溶解量に対し対処不要

  • 循環潤滑油への冷媒混入対策
    • 要因
      長時間の停止に対し多量溶解
    • 弊害
      下記を誘引
      • 再始動時におけるオイルフォーミング
      • 低温における粘度増加に因る伝熱不良
      • 高温に伴う粘度低下に因る油膜形成不良
    • 対策
      • クランクケースヒータに因る加熱
      • R-22冷媒に対し20~40[℃]迄加熱

アンモニア冷媒固有の性能低下・対策
  • 要因・弊害
    下記に因り伝熱特性が低下
    • 鉱物油に対し不溶特性に因り蒸発・凝縮伝熱面に付着
    • 蒸発管に対し水平設置に因る蒸発系統への滞留

  • 対処・対策
    • 蒸発系統に対する定期的な潤滑油混合冷媒の排出
    • 圧縮機吐出し管に対し油分離器の付設

  • 特徴
    • 油分離器に因る完全な分離は不可能
    • 冷媒に対する潤滑油の特徴
      • 高密度
      • 高粘度低熱伝導率
最終更新:2010年05月05日 18:22
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