気密試験②

気密試験(配管接続済設備)
  • 趣旨
    • 冷媒配管接続後における気密性能の立証
    • 据付現地における配管の敷設に対し当該地において試験
    • 気密試験における保証外の要素
      経年劣化に伴う下記に対し保証対象外
      • 振動に因るフレア継手の緩み
      • 腐食
      • パッキンの劣化

  • 対象
    配管接続済設備全体

  • 使用流体
    • 使用流体の種類
      • 試験用空気圧縮機に因る加圧空気
      • 不燃性ガス
      • 窒素ガス等の非毒性ガス
    • 例外
      • 化学反応対策に基きアンモニア冷媒への2酸化炭素の採択禁止
      • 空気の含有水分に因りフルオロカーボン冷媒への空気の採択禁止

  • 空気固有の加圧要項
    • 圧縮に伴う温度上昇に対し徐々の昇圧に因り対処
    • 圧縮機の吐出し空気温度に対し140[℃]以下に保持

  • 試験圧力
    • 基準圧力
      下記圧力比較、低方の圧力を基準とし加圧
      • 設計圧力
      • 許容圧力

  • 試験要項
    • 事前の気密試験に因り圧縮機の試験は省略、
      吸込み吐出し止め弁を閉止
    • 閉止対象弁
      • 凝縮機等安全弁の元弁
      • 外気への通流を伴うエアパージ弁
      • 冷媒充填弁
    • 開放対象弁
      • 高・低圧冷媒流路の閉止対象弁を除く弁
      • 電磁弁他の自動弁
    • 加圧対象外部位
      下記部位に対し除去または適正に保護
      • 自動制御機器
      • 温度自動膨張弁
    • 圧縮機・膨張弁にて高・低圧流路を区分

  • 試験手順・判定基準
    • 低圧側冷媒流路
      • 重点点検部位
        下記部位に対し漏洩の有無を入念に点検
        • 継手
        • 溶接
        • フランジ
        • フレア
      • 漏洩の判定
        • 昇圧に因り試験圧迄到達
        • 発泡液の塗布に因り漏洩を判定
    • 高圧側冷媒流路
      低圧部同様に試験

  • 禁則・漏洩への対処
    • 禁則
      保安に基き加圧を伴う下記を防止
      • 衝撃の付加
      • 溶接に因る加熱
    • 漏洩への対処
      大気圧迄減圧、改修後に再度規定圧迄昇圧

  • 圧力計測器への制約
    • 寸法への制
      75[mm]以上
    • 測定範囲への制約
      耐圧試験に対し1.25倍以上、2倍以下を許容
    • 計測器個数への制約
      複数の計測器に因り計測

付加試験
  • 長時間放置試験
    • 気密試験(配管接続済設備)に引続き実施
    • 一昼夜基準圧を保持
    • 圧力降下の有無に因り判定
      例外
      温度変化相当の圧力変化幅は無視
最終更新:2010年05月27日 17:26
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