冷媒液強制循環式蒸発器

構造・機能・特徴・弊害
  • 付加構造
    低圧受液器を併設
    • 運転状態の変化に伴う冷媒液充満対策に基く容積
    • 冷媒液の送出に因る圧縮機の液圧縮を防止

  • 機能
    蒸発量に対し3~5[倍]の冷媒を液ポンプに因り供給

  • 特徴
    • 冷却管出口における冷媒乾き度は0.2~0.3程度
    • 冷媒液の冷却管内部塗布に伴い下記性能が向上
      • 伝熱面の有効利用に伴い熱伝達率が向上
      • 冷媒の滞留を防止
      • 潤滑油滞留に伴う熱伝達の低下を防止
    • 負荷変動において強制循環に因り下記性能が向上
      • 冷媒乾き度の変更幅は少量
      • 低圧受液器の併設に伴う負荷変動の緩衝
      • 冷媒供給量の過剰変動を防止

  • 弊害
    冷媒流量の上昇に対し下記性能低下を誘引
    • 圧力降下の増加
    • 冷媒温度の低下

冷媒送出制御・油戻し・除霜
  • 冷媒供給遷移
    低圧受液器における冷媒供給遷移
    • 冷媒液体・気体混合流体が低圧受液器に流入
    • 冷媒液体・気体が分離
    • 分離冷媒液を液ポンプに因り送出
      • 0.2~0.3[MPa]迄、加圧
      • 低圧受液器に対し液ポンプを0.8[m]以上の
        低位置に設置、気泡の発生を防止

  • 冷媒循環遷移
    • 蒸発器内にて一部冷媒液が蒸発
      • 乾き飽和蒸気は圧縮機に送出
      • 冷媒液体・気体混合流体は低圧受液器に還流
    • 低圧受液器内で冷媒液体・気体混合流体が分離


  • 除霜
    • 除霜遷移
      • 蒸発器入口の電磁弁を閉止
      • 冷媒の低圧受液器への還流
      • ホットガスデフロスト用の電磁弁を開放
    • 要項
      冷却管内の凝縮冷媒液に対する還流流路の確保
最終更新:2010年03月23日 10:04
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。