四方山商会




企業概要

よもやましょうかい。

持続利用可能なエネルギー開発を主な事業内容とする企業。
風力、太陽光発電などによる電力の安定供給に貢献しているほか、遺失技術のエネルギー開発への応用に注力している。
社訓は「クリーンなエネルギーでより良い明日へ」。
キャバリア開発もその副次的な結果、あるいは過程に過ぎず、開発・販売台数は多くない。サイキックキャバリアやオブリビオンマシンといった未知の動力を持つキャバリアの力を制御し、あるいは特定のエネルギーを引き出す方向の武装を開発している。

+ 「Answers侵略戦」時に判明した前代表・四方山晃の背任行為、並びに以後の体制について【閲覧には一般委員以上の権限が必要です】
「Anserws侵略戦」の最中、図書委員・南七七三及び社内研究員の告発により、当時の代表・四方山晃がオブリビオンマシンによる精神汚染を受けている可能性が指摘された。
戦後、風紀委員会による強制捜査が行われたものの、四方山晃は数機の研究用キャバリア及び理事会メンバーと共に逃亡。その後の足取りは調査中だが、ザントシュタイン皇国方面に亡命した可能性が高いと目されている。

同社の掲げてきた「クリーンなエネルギーとしてのオブリビオンマシン動力の研究・活用」は、オブリビオンマシン自身が自己増殖のために進めてきたカバーストーリーであったことが判明。
この事態に当たり、当然四方山商会そのものの解体も検討されたが、同社が島内の電力網整備に大きな役割を担っていたこと(故にこそ厳格な対応を求める声も当然大きかったのだが)、厳重な調査により四方山晃以下のオブリビオンマシン汚染はキャバリア及びリアクター研究部門の一部に留まっていたと確認されたことから、擁護の声も上がった。
議論の末、新世界学園の運営体制に関する発言権の大半を制限され、委員会連合に対する多額の出資及び研究協力を行うことを条件に、臨時体制での存続が容認されている。

現在の臨時代表は一連の事件の告発に関わった研究員・通称サトー女史。
同氏は四方山晃の遠縁に当たるが社内派閥における距離は遠かった一方で、経営陣が軒並み出奔したことから上位の権限を保持していたこと、委員会生徒との折衝に当たってきた経験から連合との距離が近かったことなどから、なし崩し的な抜擢を受けた(貧乏クジを押し付けられた)形。

なお、事件後、オブリビオンマシン動力に関する研究は凍結されているが、混乱を避けるため、経営陣の精神汚染に関しては情報が秘匿されている。



代表製品

キャバリア

YMY-10 太陽光発電式量産型キャバリア『金雀枝』 

エニシダ。四方山商会が初めて正式に市販するキャバリア。
四脚のアンダーフレームに黒い円柱型のオーバーフレームを搭載した特異な形状をしている。
オーバーフレームの黒は、全面に張り巡らされたソーラーパネル。太陽光発電で稼働するキャバリアである。
当然ながら出力は大したことがなく――というか本来なら動くのがおかしいのだが――、晴れた昼間しか動かないとは言わないまでも、運用環境に大きく出力が左右される不安定な機体。
一応、副動力としてエネルギーインゴットでも稼働する。

また、もう一つの特徴として、損耗率の高い関節部など一部パーツに「KMZ-1001 フーガ」から採取・培養した少量のバイオニウム・カーボンを使用しており、ある程度の自動修復機能を備えている(※開発名称に同社ルールにおけるオブリビオンマシン関連技術の命名規則が用いられているのはこのため)。
その分スペックの割に高価で、当然ながら防御力も皆無。
はっきり言って採算度外視で技術発表のためにロールアウトされた機体なのだが、「初期投資さえすれば補給もメンテナンスも最低限で済み、低出力のため完全民間での運用認可も下りやすい機体」であることが着目され、主に資金力のある大型農園などで運用されている。
後にReicheErnteの開発協力の下、種子や農薬の散布機能、アンローダー、グレンタンク、後述の作業用ビームカッター(YMY-BX-B12)といった農業用アタッチメントも開発された。

キャバリア用装備

YMY-BS03 炉心砲

文例:キャバリアの全動力を収束して行動不能と引き換えに放つ、腰部搭載型大出力ビーム砲。(分類:BS-Sキャバリアビーム)
キャバリアの動力を砲身に強制的に充填し、砲撃として放つ腰部搭載型の所謂ビームバズーカ。機体特性によって属性が変化する。
あくまで動力の転用に関する研究のため開発された装備であり、設計思想上、反動の制御は考慮されていない。(※機体本来のポテンシャルを引き出すに過ぎず、大きな危険性があるとは判断されていない)
Answers攻略戦後、危険性が発覚したため販売停止。元々流通数は多くなかったものの、流通路の追跡及び徹底的な回収が行われている。

YMY-EP04 DCS認証鍵

文例:稼働時間の大幅短縮を代償に出力を爆発的に引き出す拡張プログラム。黒いカードキー式(分類:EP魔改造ユニット)
本製品自体は文字通りのキーに過ぎず、事前にインストールしたプログラムの認証に必要なパーツという形。材質不明。
プログラムの正式名称はDarkness Card-System. サイキックキャバリアの動力を研究する過程で開発された。

あくまでリミッターを解除しているに過ぎず、上昇率は各機のジェネレータのポテンシャルに依存し、強引な超過駆動により機体寿命への悪影響も見込まれる[要出典]。
安価な量産型キャバリアでは運用しやすい一方でそもそも大した出力向上が見込めない反面、サイキックキャバリア等の未知の動力源を持つ機体では大きな効力を発揮するものの、暴走の危険性が指摘されている[要出典]。

YMY-EP-B08 超高回転炉心(ハイメガダッシュリアクター)

既成キャバリアの動力炉を置換する形で組み入れる、通称非純正リアクター。平均的なクロムキャバリアを数割上回るエネルギーゲインを実現するが、操作性及び稼働時間、そして機体の耐用年数は大幅に減少する。
性質上、販売後のサポートはほぼ対応しておらず、運用は各整備士に委ねられている。
通常のエネルギーインゴットの補給を要求する。が、稼働中の機体から未知のエネルギー反応が検出されるとの報告があり、何らかの別の動力源が組み込まれている可能性が高い。[要出典]

YMY-BX-B12 炉心直結式ビームカッター

文例:キャバリアの動力炉に接続し、装甲内側から直接展開する光の刃。本来は作業用カッター(分類:BXフォースセイバー)
量産型農業用キャバリア『金雀枝』用に開発された作業用カッターの出力を向上させ、兵器に転用したもの。
ノーモーションで高出力の刃を形成するため、非常に奇襲性が高い。

なお、同機の場合はカッター展開部の装甲を極端に薄くした上でバイオニウム・カーボンを利用し、内側から焼き切ってから自己修復する仕様。
当然ながら、通常の機体で利用するためには、カッター展開用のスロットを増設するなりの改修を伴うのが現実的であるが、商会は特にそうしたサポートは行っていない。

YMY-BXS13 蓄電式小型ビームカッター

文例:刃渡1mほどの小型光剣。使い捨てのバッテリーを内蔵し、トラップ用の設置も可能(分類:BXSビームダガー)
BX-B12に小型化を加え、バッテリーを搭載した改良型。
短時間ながら単体で動作することから機体性能を問わず使用でき、投擲や、うまく使えばトラップ等の機体から離した状態での使用も可能。銃器にアタッチメントとして取り付けることで、「ビーム銃剣」のように運用することも想定されている。
四方山商会製品としては珍しく汎用性のある装備……と見せかけて、小型格闘武器としては非常に高価かつ使い捨てでコストパフォーマンスは劣悪。複数本を投げる等の運用に向かないのは難点といえるだろう。
小型バッテリーへのエネルギーインゴット動力の蓄電を研究する過程で開発された装備、とのこと。


非売品

YMY-EP-B01 拘束機鎧

オブリビオンマシンを拘束し、動力源とする外装型クロムキャバリア。開発名の例は『鬼灯』。未だ試作機の筈だが少数の流通が確認されている。[要出典]
あくまで拘束と制御を主体においた装備であり、設計思想上、パイロットの保護は考慮されていない。
型番は01となっている通り、開発は数年前で、同社のキャバリア関連製品では最も古い。



型番ルール

装備定形:YMY-①② ③『④』
①識別子……公式設定準拠
②開発番号……二桁の数字。分類を問わない通し番号として付される。
③商品名……端的に用途を漢字表記するのが通例。
④開発名……特定のキャバリアに合わせてチューンされたオーダーメイド品にのみ付される。原則としてオブリビオンマシン関連は花の名前で漢字表記。


設定管理:はいく

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最終更新:2023年04月07日 20:21