ユウ・キリヤマ

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退け、雑魚共。黒騎士が出る。




“黒騎士”

パーソナルデータ
搭乗者 ユウ・キリヤマ
製造 各メーカー製(動力炉:不明)
形態 クロムキャバリア
全高 5m
重量 換装による
動力 重力子干渉反応炉“黒洞”
環境適性 換装による

前提として、クロムキャバリア“黒騎士”とは特定のフレーム構成や兵装を称する物ではない。
以下の三点を満たす限り、それが“黒騎士”であると言える。
①重力子干渉反応炉“黒洞”を動力源としている。
②同炉から発生した特異物質を元にした、漆黒の塗料で塗装されている。
③ユウ・キリヤマが搭乗する。

特徴
“黒洞”による大出力と重力干渉により、換装の自由度が非常に高い。
重量級フレームや追加装甲、重火器の換装による高火力・高耐久に加え、重力干渉を実用できれば機動性も良好。理論上、高い水準でバランスが取れた機体構成を可能としている。

戦局に合わせた柔軟な換装が理想だが、重装汎用型で概ねの状況に対応できることと運用コストの兼ね合いもあり、他換装型は特定状況下での運用に留まる。
その為、この漆黒の重武装キャバリアを指して“黒騎士”だと認識している生徒も少なくない。

重力子干渉反応炉“黒洞”
+ ...
外観上は黒に塗装されたXXX社(倒産済)製の旧式小型リアクター。
鹵獲されたオブリビオンマシンの動力元だった物を転用している。
特筆すべき点として、原型に比して異常に高い出力と、後述の重力干渉機能、生成される泥状の特異物質、精神への汚染が挙げられる。

重力干渉
“黒洞”の周囲では常に重力の攪乱現象が検出され、特定の力場を形成することでその性質を誘導・操作できることが発見されている。
この操作能力は、後述の泥と呼称される特異物質を加工した黒色塗料が塗布された領域内において、最大の効率を発揮する。

用途
機体重量低減:換装補助、瞬間的な加速力増大、0Gによる一時的浮遊
機体重量増加:機体の安定化、格闘戦の打撃力増大
重力方向操作:慣性制御、「水平方向に落ちる」等の独特の機動、衝撃緩和
外部重力操作:接触部位を通して、限定的に外部の重力に干渉。瞬間的に敵機の一部に過重を掛ける、握り込んだ部位を複数の異なる重力を通して抉り取る等
※数字が大きい用途程、リアルタイムでの繊細な調整が必要とされる。

重量低減効果は低出力稼働時でも発揮され、1/3程度まで機体重量を減少させる。
重装換装はこの分も含めて組まれている場合もあるため、整備等の際に不注意で切らさないよう注意すること。

+ ...
“黒洞”の内部機構より定期的に漏れ出す、泥状の物質。
未知の重金属や有機物を含む、現代の技術では解析困難な複合物。

接触した物質に生物・非生物問わず浸透、強い毒性と腐食性によって溶解させ、黒い泥のようなぐずぐずに崩れた状態にさせる。
保管には非浸透性コーティングを三重以上に施した密閉容器を用い、実験・加工の際には副委員長相当以上の権限者の許可を得る事。

“黒洞”の重力干渉を補助する性質が観測された為、軍事転用を企図。
初期型では直接塗りつけられていたが、前述のように装甲等に悪影響が大きく、またその使用過程で危険を伴うことから、実用は困難であった。
その後、無重力・真空状態で高熱を与える事によって粘性を失い毒性が大きく失われる事が判明。残った黒い砂状の物質をベースとした塗料に加工することで、比較的安全に使用する事が可能となった。


最初期の研究は、三統会の研究者によって行われた。
当時の研究主任である、かの悪名高いxx博士は
「この物質は光学的に観測不可能であるはずの何かが、未知の干渉の結果我々の知覚領域へと"漏れ出している"」
という見解を残しているが、既に精神の均衡を崩し自らその命を絶っている為、詳細は不明である。

汚染
+ ...
前述の重力干渉場内部において、人体への悪影響、俗に言う汚染が確認されている。
症状としては、軽度ならば攻撃性の増大、自制心の減少、心身の不安定化等、主に精神面への影響が発生。継続的、または高い強度で使用した場合は重度化し、言語能力の喪失、不可逆的なあらゆる存在への破壊衝動、記憶の喪失、精神の崩壊等が記録されている。

過去四度の搭乗に耐えたキャバリア乗りは、ユウ・キリヤマのみ。
アンサーヒューマンの特性である瞬間思考力で生み出したリソースを用いて、戦闘行動の傍らで常に「自らの行いが、ユウ・キリヤマに相応しいか」を問い続けることで、平常時と同様の行動を強引に行っている。

換装例・重装汎用型
+ ...
フレームBSc-41 デカメロン・重装フルカスタム / 美聖重工
 堅実で高性能、量産性もあり拡張性が高いと現状で最良の選択だろう。
 大量の追加装甲等、随分と無理を聞いて貰った。
動力機関重力子干渉反応炉“黒洞” / 不明
 正直絶対の信頼はおけんが、この機体の根幹だ。過酷な戦場であれば、使わん手はない。
近接兵装機兵狩り / 鉄
 ここの商品である時点で、頑丈さは折り紙付き。重量操作との相性もいい。
 「戦士の蛮用に耐え得る逸品」というやつだな。
射撃兵装モンテ・クリスト / 美聖重工
 高い。が、それに見合った性能がある。
 信頼性も踏まえて、中距離域まではこれを持っていけば間違いはない。
防御兵装NTC-014 “ナイトメア”複合装甲シールド  / Natasha
 対物理の盾として優秀。対エネルギーとの使い分けが大事だな。
 兵装ラックとしても活用している。
予備兵装HBO BXS001 光学式銃剣“葉牡丹”  / 葉牡丹工務店
 小回りが利くのが売りだな。腰に発動機を仕込んでいる。
右肩兵装JRS-07-S“シャープシューター” / Justitia Ind.
 安定した品質と幅広いラインナップは好感が持てる。
 近接域では“ヴォルテックス”、火力を求めるなら“フォトニクス”等も選択肢に。
左肩兵装ReRS-004 “Mäher” / ReicheErnte
 使い所は選ぶが、圧倒的な加害範囲と熱量は選択肢の中でも有望と言える。
背面兵装ERT-D403/EP〝ファルコン〟×2 / 新世界エレクトロニクス
 性能、燃費、可動性が高水準で重力干渉との相性も良好。
 OSのロック解除前提の運用のため、保証は効かんが仕方あるまい……。
腰部兵装BGI/023 "パイソン"×2 / Berrys Worker
 低重量下での立体機動からいざという時の捕縛まで、用途は幅広い。
追加兵装FT-Ex-01”ジャバウォック” / (有)メルヘン
 混沌とした戦場での一対多の際に真価を発揮。
 無理矢理乱戦に持ち込む、その逆に強引に離脱する時に特に効果的だな。
追加処理MI-Ranunculus-V001/材質強化ネイルラッカー / MiVi
 いざと言う時に備えて、格闘戦用の超硬化塗料をコーティング済みだ。

換装例・重装汎用型 NWC後
+ ...
フレームBSc-41 デカメロン・重装フルカスタム / 美聖重工
動力機関重力子干渉反応炉“黒洞” / 不明
近接兵装機兵狩り / 鉄
射撃兵装モンテ・クリストⅡ / 美聖重工
 元から高い水準にあった武装を、純粋に隙なく高めた優等生。
 値段以外は非の付け所が無い。
防御兵装NTC-101a/EP “ナイトメアⅡ”リジェクションシールド  / Natasha
 装甲だけでも丈夫だったものに、耐衝撃フィルムと粒子フィールドを追加した高級仕様。
 ギミックを増やした分、売りの堅牢性に影響がないかは懸念材料。
予備兵装HBO BXS001 光学式銃剣“葉牡丹”  / 葉牡丹工務店
右肩兵装JRS-07-S“シャープシューター” / Justitia Ind.
左肩兵装ReRS-004 “Mäher” / ReicheErnte
肩部補助FTEP-02 ソアシステム / 不死鳥企画
 性能面ては申し分なし、制御には習熟を要する。
 被弾面積を考慮すれば、正面からの戦闘には不向きか?
背面兵装ERT-D403/EP〝ファルコン〟×2 / 新世界エレクトロニクス
腰部兵装BGI/023 "パイソン"×2 / Berrys Worker
追加兵装FT-Ex-01”ジャバウォック” / (有)メルヘン
追加処理MI-Ranunculus-V001/材質強化ネイルラッカー / MiVi



ユウ・キリヤマ

パーソナルデータ
名前 ユウ・キリヤマ
性別 男性
種族 アンサーヒューマン
生年月日 20xx年6月2日
年齢 17歳(10月1日時点)
身長 181.6cm(10月1日時点)
体重 76kg
識別コード No date
IBGM: インフェルノ / 9mm Parabellum Bullet

四年前ほど前。大破寸前の黒騎士と共に、新世界学園と接触、転入。
その後生徒会副会長に就任、今に至る。


走り書き
性格は高圧的でプライドが高く、論理を重視。合理的で効率重視、正論を武器にする皮肉屋でもある。
能力と成果で人・物等を評価し、それをストレートに表に出す。
利己的な性質だが、全体の利益や役割等と絡めるのが巧みなのもあり、プライドの高さも相まって義務や責務等には忠実。
規律の鬼のように学園の一般生徒から思われており、実際にこうるさいタチだが、規則その物への盲従はむしろ鼻で笑うタイプ。それでも規律を重視するのは、それが自己や学園にとっての利益に繋がると判断している為。なので、思考自体は柔軟であり、思ったよりは融通が効く(但し相応の価値を示す必要がある)
一見すると理性でのみ動いているようにも見えるが、根底には己の能力に対する自負とそれに伴うナメさせない、無能には従わないといった感情的な土台がある。
己の言動が一般的に嫌われるものである自覚はあるが、利益が薄く不利益の方が多いことは理解しているが、治す気はない。
プライドが己の能力に対してのものであるため、能力を貶められる、過小評価されるなどされると強く反応する。
反面、人格や言動に対しては悪く言われても自分の価値は損なわれるわけがないと認識しており、明確な不利益がない限りあまり気にすることはない。
鬼畜眼鏡、クソメガネ、鬼の副会長、などと親しまれている。

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最終更新:2021年03月10日 19:47
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