BC-04F エイプリル
機体データ |
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搭乗者 |
ベリーム・ジャストロ |
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製造 |
Berrys Worker |
形態 |
クロムキャバリア |
全高 |
5m |
重量 |
8t |
環境適応 |
陸:A 空:C 水:B |
動力 |
エネルギーインゴット |
概要
キャバリア製造事業への参入を視野に入れたBerrys Worker社により生み出された12体の試作シリーズ「Proto-C」の一機。
「C」とは「Calendar」の頭文字。12の機体の名称を暦にちなんだものにしたことに由来する。
各機は大まかに近接主体型のFghter型、遠隔主体型のGunner型、万能型のAllrounder型の3つのタイプに区分され、それぞれに適した部品、武装、装甲が使用されている。
これらを踏まえ、型式の意味は以下の通り。
【B】errys Worker【C】alendar【04】号機【F】ghter型
社員たちには親しみを込めて「十二姉妹」と呼ばれている。
性能
「Proto-C」はすべてフレーム構造の機体となっている。
素体は3種、区分されたタイプに対応しておりそれぞれ機構が異なる。
エイプリルに使用されているのはF型素体。
その機構と素材は多様な動きを想定しているため非常に柔軟且つしなやか。
◆補強装甲
特筆すべきはその素体に装着される装甲である。
Berrys Worker社の製造する装甲は非常に軽量ながら耐刃、耐衝撃に優れた高い防御力を有する。
その理由は超強化繊維の特殊縫製により施された装甲内部の補強にある。
どんな縫製技術なのかは企業秘密の為に謎であるが、これにより刃物を通さず衝撃を受けても破損しない柔軟さを獲得しているのは間違いない。
◆バトルドレス(BD)システム
各フレームに用途に合わせて特化した装甲、武装を施す機構。
このシステムにより換装された姿はその用途により呼び名が変わる。通称「スタイル」。
最も基本的な状態を「ピュアスタイル」と呼び、汎用性に富んでいるためほとんどの場合はこの状態で出撃している。
その他には
多少の速度を犠牲に攻撃力と防御力を高めた「ビートスタイル」
精密動作が難しくなる代わりに速度を飛躍的に高めた「スラストスタイル」
そして全ての武装と装甲を取り払った「ゼロスタイル」というものも存在する。
◆フルクロス
「Proto-C」の核となる機構。
操縦者の神経を機体に疑似接続させ意識の拡大を引き起こし、機体から得られる情報を増幅することで機体をより感覚的に動かせるようになるシステム……一種の同調(シンクロ)である。
このシンクロにはいくつかの段階が存在し、段階が進むごとに意識の拡大とそれに伴う反応力の増幅が起こる。
その効果は通常時の数倍以上。
浅いシンクロ状態では「視界が開ける、音がクリアに聞こえる」というくらいで、それでも戦闘に於いて高い効果を発揮する。
しかし深いシンクロ状態になると「自身と機体の同一化」という域にまで達し、自身の身体を動かすように機体を操作することができ、より高度に精密な動作さえも可能とする。
その動作の再現性はまさに機体を"纏う"と形容するにふさわしい。
単純な話、操縦者が強ければ強いほど強くなるということである。
なお、この機構にはデメリットも存在する。
意識の拡大が基本となるこのシステム、当然ながら使用を止める場合は意識を元の状態に戻さなければならない。
しかしあまりに深いシンクロ状態に陥ると拡大した意識が元に戻らず機体に囚われてしまう危険性を孕んでいるのである。
ある程度はシステムで制御されるとはいえ、確実に帰還が保証できるのは最大でもシンクロ率60~70の間まで。
それ以上のシンクロは自動的に起きないようリミッターが設けられている。
戦闘スタイル
近接戦を主体としている機体というだけあって基本は徒手格闘を使用した物理戦闘。
戦闘中に操縦者がバーサーカー化するため獣のごとき動きで戦場を跳ねまわり敵に襲い掛かる。
しかしそうかと思えば持ち前の技能(武術・新体操)を駆使し、蝶の如く舞うような動きで攻撃をかわしたり蜂のように鋭い攻撃を繰り出すなど洗練された動きも見せる。
フルクロスによるシンクロ率が高まるほどにその動きは鋭く速く正確に研ぎ澄まされていく。
武器も(銃器以外は)必要とあらば使用し、戦場にある物も何でも利用する(主に鉄骨)。
時には引きちぎった敵機の腕や脚すらも武器として使用する。
移動には歩く、走るの他に同社製の製品である「パイソン」を使用したワイヤーアクションによる立体機動を好んで使用する。
BB-01P バースデイ
機体データ |
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搭乗者 |
ベリーム・ジャストロ |
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製造 |
Berrys Worker |
形態 |
サイキックキャバリア |
全高 |
6m |
重量 |
12t |
環境適応 |
陸:A 空:B 水:B |
動力 |
サイキック |
概要
Berrys Worker社の持てる技術を結集した「Project-B」により造り出された最新のキャバリア。
あらゆる武装・機能をベリーム用に調整したまさに専用機。
そして、同社には前例のないサイキックキャバリアである。
「B」とは「Blessing」の頭文字であり――「Birth day」の頭文字でもある。
つまりは誕生日プレゼント。
これらを踏まえ、型式の意味は以下の通り。
【B】errys Worker【B】lessing【01】号機【P】sychic型
外見は完全に開発者の趣味。
性能
サイキック能力が目覚めつつあったベリームの能力を最大限に活かすための機構を備えたサイキックキャバリア。
当然のごとく近接主体型であり、その攻撃性能と機動性は「エイプリル」を大きく凌駕する。
「Proto-C」型や「DAYS:E」とは異なり装甲の付け替えは不可となった一体型。
◆強化型補強装甲
新たに開発された超強化繊維を使用した特殊縫製を更に多重構造にして補強した新型装甲。
これにより耐刃、耐衝撃性能をさらに高めることに成功した。
◆スカート・オブ・ベリーズ
バースデイ専用に独自に装備された大小計六つの武装兼装甲。
赤い部分はBerrys Workerの持ちうる中で最高硬度の合金であり、この武装のみならずボディの多くの箇所に使用されている。
スカートと言いつつ脱着可能で取り外しての使用が主。
特別な機構は無く、傍から見れば投げて使う以外の使用法は見いだせないだろう。
もちろんそれもアリではあるが、その真価は操縦者の能力と組み合わさった時に発揮される。
◆フルクロス【オートクチュール】
「Proto-C」で集積したデータを基に大幅な改良を加えられたバースデイの基幹システム。
前システム「フルクロス」は戦力の向上という点においては求められる基準をクリアしていたが、
シンクロ率の上昇に比例して高くなるパイロットの精神への負荷の排除が大きな課題であった。
(通常、フルクロスによる同調下においてパイロットの意識は拡大され不安定な状態にあり、
この不安定状態が高シンクロ状態によって元に戻らなくなってしまう――シンクロ障害である。)
それを克服し、更なる大きな同調を可能にしたのがこの「オートクチュール」である。
その決め手は自社開発のAIによる補助の導入にある。
以前までのシステムではパイロットの意識を拡大し機体を制御するという、
いわば「服のサイズに自分の体のサイズを合わせていた」という状態であった。
しかし「オートクチュール」はAI制御によって機体がパイロットの思考・動きに合わせて動作を補助することが可能となった。
これにより同調に必要な意識拡大を最小限にした、つまり「自分の体のサイズに服のサイズを合わせる」ことに成功したのである。
同時に意識の安定性も向上し従来は不可能であった常時100%シンクロを実現、さらなる上昇も見込めるように。
ただし、シンクロに影響を与えるほどの補助は並みのAIには成しえない。
その不可能を可能にしたのが――
◆AI「エイプリル」
元々は「Proto-C」のデータ収集用に搭載されていたにすぎないAIであったが、ある事をきっかけにその有用性を見直される。
パイロットであるベリームの情報を常に収集し、観察し、常に共に在ったこのAIは彼女の動きに完全に対応することが可能だったのだ。
ベリーム・ジャストロ
パーソナルデータ |
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名前 |
ベリーム・ジャストロ |
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性別 |
女性 |
種族 |
アンサーヒューマン |
生年月日 |
20xx年1月23日 |
年齢 |
14歳(10月4日時点) |
身長 |
152.2cm(10月4日時点) |
体重 |
秘密 |
スリーサイズ |
B74/W54/H83 |
肩書 |
美化委員会 一般 |
識別コード |
ラビット |
学園内で一番 |
舌が長い |
来歴
とある研究施設で作り出された実験体。
そのコンセプトは意識レベルから戦闘に特化させるというもので、生体、性質ともに戦場に最も適するよう遺伝子が調整されている。
それ故に非常に好戦的。
しかし戦闘そのものに意識が向きすぎるが故にアンサーヒューマンの持つ「瞬間思考力」の多くがそれに割かれているため、戦闘センスこそ群を抜いているものの戦場での総合的な判断力は落ちると言わざるを得ない。
そういった理由からアンサーヒューマンとしては他の者に一歩も二歩も劣るとされ、失敗作と見做されていた。
以上の理由から廃棄される寸前であったところを現"Berrys Worker"の会長に見いだされその身柄を引き取られることとなる。
そして同氏が後見人となった後は同社所属のテストパイロット兼広告塔となり試作中の様々な武装のテストをしたり、同社の発行するファッション雑誌のモデルにされたりと色々されている。
パーソナリティ
平常時は素行不良の生徒という感じで基本的に不真面目。
戦闘に関するもの以外の勉学もサボりがち、
態度も悪く、喧嘩っ早く、脚癖も悪く、問題児扱いされることもしばしば。おまけに極度の負けず嫌い。
しかしこれら以上に問題視されるのが彼女のジンクス……【銃器を使えば必ず"ジャムる"】というもの。
+
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――ジンクス |
これはもはやジンクスという言葉に収まるほどのものではなく、確実に起こる事実である。
どれほど性能が良く手入れされた銃器であってもジャムらせるため、銃器関連の開発者たちや整備班には目の上のタンコブ扱いされている。
一部では「もはや呪い」と言われたり或いは「ある種の異能では」との噂も。
以上のことから本人は銃器を扱う気はとっくの昔に失せているのだが、
めげずに銃を持たせようとする者もわずかにいるのでそれに付き合うたびに同様の事が起こりいつまでも問題扱いされてしまうのだった。
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このように素行不良の問題児としてそれなりに知られているが、根本の部分は善良。
面倒な仕事や頼まれごともも拒否することは少なく渋々ながらも請け負う、
物は壊しがちだが後片付けや掃除はしっかりする等々、
完全な不良とは言い難い面がいくらか見える。
得手は運動全般。
技能として格闘技を習得しており主にサバット、空手、カポエラを使用。ボクシングも少々。
格闘技以外では新体操もやっている。
これらは戦闘時にBC-04Fの内蔵するコアシステム「フルクロス」の性能を十全に引き出すのに大いに貢献している。
密かな趣味はアニメ鑑賞。(主に配信視聴)
王道の愛と勇気の物語が大好き。
部屋には密かにアニメのグッズも隠されている。
私服は基本的にそれなりのファッションをしているがこれは自分で選んだものではなく"Berrys Worker"に着せられている物。
モデルとしても扱われているので普段からファッションに気を使うよう言われているためである。
本人的には割とどうでもいいことだったが、基本的に悪くないとは思っているのと恩義があるためそのまま従っているうちにそれが日常になった。
戦闘時
平時とは打って変わって(平時も問題児ではあるが)言動が非常に凶暴になる。
普段に言葉遣いに「~だぜ」「~だろ」「調子乗ってんじゃねえぞ」等ガラの悪い言葉遣いが混じったり、テンションの高い笑い声を発したり。
攻撃も暴力的になるため味方から諫められることもしばしば。
何も考えてないと取られがちではあるがそこはアンサーヒューマン、戦闘に関してはクレバー。
より効果的に、スピーディーに敵を制圧する術を常に考え実行に移す。
それだけが自分にできる役割だと信じているから。
故に戦闘を楽しみこそすれ必要以上に敵を嬲ることは決して無い。
戦闘中に隙を見せることも滅多にない。
もし隙があるように見えるのならば、それはきっとカバーしてくれる仲間がいると信じている時だろう。
最終更新:2023年05月14日 00:54