火翅・ナナ




パーソナルデータ

パーソナルデータ
名前 火翅・ナナ
性別
種族 アンサーヒューマン
生年月日 20XX年5月20日
年齢 13歳(10月12日時点)
身長 139cm(10月12日時点)
体重 32.2㎏
識別コード “屍”
肩書 体育委員会 一般委員
学園内で一番 スカートが短い
『第六猟兵』(c)火翅・ナナ/綾智様/トミーウォーカー



年齢の割に幼く見える少女。のんびりとした口調とへらへらした笑みを崩さない。
出自はどこかの弱小国家の実験体らしいが、その辺りを聞くとやんわりとはぐらかされる。
意味深な言葉で人をからかい煙に巻くが、本人は至って真面目に青春を謳歌している模様。

  • 『Re: Birth day』
+ ...
「ナナちゃんの7はラッキーセブンの7だね」

そう言ったクーちゃん(No.9)は次の日の出撃で死んだ。
ついでに私達の国もその日で滅んだ。

ニックネームなんて付けるもんじゃなかったなぁ。と、今では思う。
被検体ナンバー以外の名前を授かった瞬間、私達は"個"を得てしまったのだから。

キャバリアに乗った戦闘訓練と実戦経験以外、与えられるものの無かった私達。
僅かな休息時間に、誰かがほんの手慰みで言い出し始めた名付けゲーム。

「それぞれに割り当てられた番号をもじった名前を名乗ろう。」
初めに誰が言い出したのかも分からない、そんな他愛のない提案が、
未だにあたしをあたしたらしめ、束縛している。



国も仲間も喪ったのなら、名前も喪えれば良かったのに。
そうしたならきっと、空っぽのまま生きれたのに。
……空っぽのまま、死ねたのに。



「カバネシリーズのNo.7……ううん、ナナ・カバネ」

名前なんて持っちゃったから。
あたしの国を奪ったやつらについて来た胡散臭い技術屋に、つい名乗ってしまった。

Atrandomとかいう企業の者だというそいつ(今回の戦争とは直接関係が無いのに、付き合いがあって同行していたらしい。ご苦労な事だ)は、ちょうどテストパイロットが欲しかったんだ、等とへらへら嘯いた。

「戦地で君を見つけた時はそのまま後追い自殺でもするかって様子だったけれど、心変わりするような事でもあったかい?」

テストパイロットの件を引き受けたあたしに、そいつは意外そうな顔で問うてきた。なら聞いてくるな。

「……別に。ただ生きれるうちは生きようかなって思っただけ」

そう答えるとそいつは、興味なさそうにふーん、とだけ言った。いちいち腹の立つやつ。

「まずは思考拡張の調整をして、実際に乗ってもらうのはその後になる。とある孤島に、君のような若いキャバリア乗りが集まる学校があるそうでね。とりあえずそこで経験を積んでくれ。色んなデータを取るのにはうってつけだろう。名前は確か……新世界学園、だったかな」

「……新世界学園」

気取った名前だなとか、別にどこでもいいとか、その時はそのくらいにしか思わなかった。
でも、

「どんな人がいるのかはちょっと気になる……かな」

新世界学園。もう一度口にしてみる。
そこで新しい生き方が、見つかるだろうか。




マクガフィン

パーソナルデータ
搭乗者 火翅・ナナ
製造 Atrandom
形態 クロムキャバリア
全高 5m
重量 4.2t
動力 エネルギーインゴット
環境適応 陸:○ 空:△ 水:×
内 蔵 兵 装
胸部 BX-B"ブリンク" 腰部
右腕 SOC-006-F “グリード” 肩部
左腕 SOC-006-F “グリード” 腓腹部
外 部 兵 装
背部HP BSw/BS “サン・テグジュペリ” 腕部HP BSw/RX-x “ゴーティエ”ワイヤーガン
背部HP 脚部




技術者集団Atrandom所属の技術者が開発したクロムキャバリア。
何処まで速く、何処まで機敏に動けるのかをコンセプトに、半ば趣味的に作られた機体。
最大級の機動力と敏捷性を兼ね揃えた結果、回避力は非常に高いが通常弾1発が致命傷になり得る、高い生存能力と高い死亡率という矛盾を両立した。

極限まで施された軽量化の弊害はコクピットにまで及び、小柄な人間でなければ搭乗することすらままならなず、また耐G性も最低限な為、パイロットに掛かる負担は非常に強い。

+ ...
「これ、長時間稼働したら空中分解するんじゃないの?」
「こんなもん長時間稼働させてパイロットが無事で済むと思ってんの?」

また、機体の動きに照準システムが追い付かない為に射撃武器はオミットされている。
一応装備自体は可能だが、当てようとするには足を止めなければならず、攻撃を受けて死ぬ。

機体名の由来はフィクション作品におけるプロット・デバイスから。
『登場人物の動機付けの為の代替可能な存在』から転じて、中身のないもの=『捕捉不可能な機体』を意味する。


  • 主兵装
Atrandomが用意したのはあくまで素体である為、装備の多くはナナが選んだ他メーカーの物が採用されている。
前述の通り射撃武器は搭載されておらず、空中で軌道を変えられるブリンクやワイヤーガンで敵を翻弄し、グリードで近接格闘を仕掛けるシンプルな機体となっている。



マクガフィン・エクスマキナ

パーソナルデータ
搭乗者 火翅・ナナ imageプラグインエラー : 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。
製造 Atrandom
形態 クロムキャバリア
全高 5m
重量 4.4t
動力 エネルギーインゴット
環境適応 陸:○ 空:△ 水:×
内 蔵 兵 装
胸部 BX-B"ブリンク" 腰部
右腕 SOC-006-F “グリード” 右腕 ERT-E312/BXS-A〝ハウリングホーク〟
左腕 SOC-006-F “グリード” 左腕 ERT-E312/BXS-A〝ハウリングホーク〟
外 部 兵 装
背部HP BSw/BS “サン・テグジュペリⅡ” 腕部HP BSw/RX-x “ゴーティエ”ワイヤーガン
背部HP ARS-F〝ヒッチコック〟 脚部



XE-009Advanced Model〝マクガフィン・エクスマキナ〟

火翅・ナナのこれまでのデータを元に、新たにロールアウトされたマクガフィンの発展型。
機動性の上昇や新規武装の追加等、全体的なアッパー調整が行われている。
とはいえ機体コンセプトが変わった訳ではなく、相変わらず高機動力低耐久力の上にパイロットに強いる負担は非情に大きい。


ただし、両腕部に新世界エレクトロニクスの解放型ビームジェネレータERT-E312/BXS-A〝ハウリングホーク〟が標準装備されており、ビームシールドとして利用すれば一発で致命傷という事態は避けられるようになった。
その他、後述するARS-F〝ヒッチコック〟を含め、機動力を落とさずに運用方法に幅を持たせる事に重きが置かれている。


最大の特徴は〝トマソンドライブ〟と呼ばれる新型動力炉を搭載した事による省スペース化。
これにより従来以上の出力を確保したままコクピットを拡張する事に成功。ナナのような小柄な人間以外でも広く搭乗できるようになった。


また追加武装としてARS-F〝ヒッチコック〟を搭載している。これはバックパックに搭載された6対の菱形のドローンで、敵機に突き刺して攻撃する投げナイフのような物理武装になる。
更に側面にはビームを反射する特性があり、自機の周りに展開する事で敵の攻撃をそのまま跳ね返す事も可能。サン・テグジュペリⅡと組み合わせる事により、一度通り過ぎたビームで相手の死角から再度攻撃する事もできる(そちらの使い方が主になるか)。
マニュアル操作とオート操作の切り替えが可能。


その他、美聖重工のBSw/RX-x“ゴーティエ”ワイヤーガン、BS-B“サン・テグジュペリⅡ”、SOCIETYのSOC-006-F “グリード”は据え置きで装備されている。


現在、ナナが搭乗する1機の他に、1機が学園に貸与されている。
コストは張るが個人への販売も行っている。

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最終更新:2021年08月09日 09:28