蕎麦処「よもやま」
学園都市内では数カ所に
四方山商会製の大型風車が設置され、島内の電力供給の一部を担っている。
そのうち居住区外縁部の一基を利用して運営される、風車で挽いた蕎麦粉を使った蕎麦屋である。経営母体は同商会の子会社。
品書きは「かけ」と「ざる」、トッピングに「天ぷら」と「上天ぷら」、蕎麦湯のみ。味は好評。
学生限定の大盛・特盛無料、更には食費が厳しいという時(自己申告)に限って皿洗いで支払いを免除するサービスを行っている。
「学生はこの都市の宝。スポンサー企業として生活面でも力になりたいという“想い”を形にしました」とは島内新聞にサービスが取り上げられた際の広報担当者の弁。
要するにそういうイメージ戦略のために店舗を運営しているのだが、
店を任された元商会員の店主は元々休日に蕎麦を打っていたタイプの中年男性で、利益度外視で味を追求できる環境に満足しているらしい。
設定管理:はいく
最終更新:2020年10月21日 01:17