企業概要
飛行機械、エンジン、関連システムの開発を行う零細メーカー。
その実態は、下請けの下請け企業7社からなる技術集団である。
大空を自由に飛ぶことを目指した開発を行っており、品質の高い飛行ユニットを生み出しているが、生産数は決して多いとは言えない。
接続方式は汎用規格を用いており、下請け企業の強みを生かし、一部企業の独自規格に対応するための変換コネクタなども取り扱っている。
販売製品:キャバリア
PPC-001 フライトダイアリー
形態 |
複合式量産型キャバリア |
全高 |
5.4m |
重量 |
13.7t(内蔵装備のみ) |
動力 |
エネルギーインゴット・水素燃料 |
環境適応 |
陸D/空S/水B (初期装備時) |
「これは兵器ではない。 いつの日か、自由な空へと羽ばたくための翼である」
FD-29 ファルステロの流通モデル……とはいうものの、需要の少なさからほぼ受注生産に近い状態の在庫しか抱えていない。
そのため、かなり細かなカスタマイズや特注が可能となっている。
また、武装スロット・ハードポイントの多さから拡張性が高い。
前後に長い胴体と大きな三角脚が特徴の高速飛翔型キャバリア。
オーバーフレーム方式を採用せず、頭部、胴部、搭乗部、主機を一体化したコアユニット方式を採用している。
キャバリアとして販売しているが、その設計思想はほぼ航空機と言っても過言ではなく、コアユニットの下部装甲を展開した姿はかつて存在した全翼機そのものである。
この機体への搭乗時には、一般的なパイロットスーツではなくフライトスーツ(または高機動型用のパイロットスーツ)の着用を推奨。
+
|
各部解説 |
■コアユニット 製品名:アンスロヴァルゴ
装甲:
軽量化に拘らず、一般的な陸戦キャバリアと同等の装甲。
硬化塗料・エネルギー拡散性金属塗料など複数の積層塗装処理が施されている。
その為、空戦機としては高い耐弾性・装甲強度を持つ。
また、コアユニットは、下部装甲を展開することにより、単独での飛翔機能を有している。
頭部:
一部のメインセンサーとサブセンサー類が収められている。
高速飛翔時は胴部に格納可能。
胴部:
先端に一部のメインセンサーとサブセンサー類が収められている。
装甲内部、上面両側と下部両側にそれぞれ武装スロットあり。
搭乗部:
搭乗方式:仰臥位。(若干の角度調整可能)
操縦方式:サイドスティック、データグローブ、タッチパネルの複数方式から好みに合わせて選択。(併用も可)
足元にラダーペダル。(キャバリア時は脚部制御、コアユニット時は下部装甲の動翼制御に用いる)
主機:
高出力な水素併用型汎用エンジンを搭載。
動力源:エネルギーインゴット及び水素燃料。
水素燃料を併用する場合は、エネルギーカタリスト(触媒用エネルギーインゴット)の使用を推奨。
燃費は中の下のため、高濃度エネルギーインゴットや 自動装填装置の使用を推奨。
また特筆する点として、エネルギーカタリストを用いて水/海水から水素を電磁分解・抽出する機能を備えている。
■OS
高い拡張性を持つ自社製の統合型OS【ユータイル】がインストールされている。
本来は航空制御に特化したOSだが、他のOSをインストールすることで使用者の任意で機能の統廃合を行う。
追加した機能、使用者の癖の学習など、使えば使っただけ使用者色に染まったまったく別のOSになる。
この為、稼働開始後のOSの破損は補償対象外となっている。
また、他社製の武装を使用した際も、事前の調整なしで"良い感じ"にしてくれる。
■腕部
細くて頑丈、信頼と実績の簡素な作業用三本指アーム
■腰部(上体・下肢接続部)
細い
■脚部
Δ型フレームの三角脚。
大型の胴部を支えるために大きく歩行には向いておらず、もっぱらランディングギアか胴部置き場として用いられる。
内部はフレームと2基の推進器(膝、踵)を除けば空洞となっており、主に増槽として用いられる。
なお、軽量化のために装甲は極めて薄い。
|
+
|
FAQ |
・電子戦機ですか。 |
電子戦機ではありません。 電子戦装備を搭載することで電子戦に改装することは可能です。 |
・水/海水からの水素燃料の抽出効率はどの程度ですか? |
炉内を水素燃料で満たすにはおよそ一晩掛かります。 |
・どのようにすれば各種機能制限は解除されますか。 |
付属の模擬戦専用システム「アサイラム」を用いた専用の訓練プログラムを完了してください。 空中での加速度制限:『飛行訓練プログラム』【E-05】 空中でのSCM使用制限:『飛行訓練プログラム』【E-32】 動翼制御制限:『特殊動作プログラム』【C-3】 それぞれの訓練完了後に表示されるキーコードの入力と生体認証が必要になります。 以後は自由に解除・制限が行えます。
また、緊急時かつネバーランドから20km以上の場所に限り空中での加速度制限は無条件で解除されます。 |
・武装スロット・ハードポイントはいくつありますか。 |
通常の状態で胴部4、腕部4、腰部4、脚部2 またソアシステム、クレイン飛翔システムを取り外すことで肩部2と脚部2の空きが増えます。 |
・動翼制御とはなんですか? |
飛翔機時の下部装甲=主翼の手動制御のことです。 片翼の開閉、羽ばたき動作など通常の航空操作以上の微細な操作が行えるようになります。 |
・外部映像はどのようにして表示されますか。 |
電子光学分散開口システムによりコックピット内に投影されます。 ただし、背面は姿勢上非常に見え辛いため、バックモニターの表示を推奨。 |
・地上で運用したいです。 |
通常の脚部では地上での運用を想定されていません、任意の地上用の脚部を使用してください。 上半身の重量を支えるため、下半身は中量級を以上を推奨。 バランス補正はOS側で自動的に行われます。 |
・サービスが手厚いです。 |
サポートするユーザーが少ないからです。 |
|
+
|
運用例 |
腕部を近接戦闘仕様にし、脚部を地上運用に向いた中量級に変更。
高機動力を生かしつつ、耐久力を底上げすることで地上での運用能力を伸ばしたスタイル。
どうせ速度制限を喰らうのだからと速度をぶん投げたスタイル。
脚部を弾薬庫やミサイルラックに変更。 有り余るハードポイントに武装を施す。
最高速度は死ぬが、その有り余る出力で素早く滑空しながら敵を制圧する動く武器庫。
水中での運用を想定したスタイル。
肩部のソアシステムを水中仕様の推進器に変更。
スーパーキャビテーション航法によって高速で移動、敵に強襲をかけ水中仕様の推進器で戦闘を行う。
肩部以外は空戦機としての機能をそのまま有しているため、水中から空中/空中から水中への奇襲をかけることも可能。
空中適性を減らし、他環境での汎用性を高めたスタイルとも言える。
|
代表製品:推進器
FREP-03 リルガ移動用ロケット
使い捨てのオーソドックスな固体燃料ロケット。
サイズは1m級から5m級まで存在し、移動距離に合わせて搭載することができる。
加速性能と速度は飛び抜けているが、動作の簡略化・製造の容易性から燃焼開始後は停止させる手立ては存在しない。
緊急停止が必要な場合は、機体から切り離すこと。
また完全に移動用であり、戦闘での使用は想定されていない。
反応時間:10秒~60秒(サイズによる)
途中停止:不可(必要な場合は機体から切り離すこと)
切り離し方式:電気、レバー操作
FTEP-05 クレイン飛翔システム
展開式大型安定翼と2基の推進器が内蔵された脚部接続型飛翔ユニット。
安定翼を展開すれば、短時間ながらも内蔵された推進器のみで立ったまま低空飛行を行うことが可能。
脚部の推進器のみで安定した飛行が出来ることから、同社製品内ではこの製品だけ制御AIの出来が異常とも言われている。
FKEP-01-A 腕部外装式噴進砲
肘部にロケット推進を備えた外付けの大型腕部ユニット。
名前に『砲』と付いているが、噴進力を用いて対象を粉砕する格闘兵器。
キャバリア本体の腕部とは別に補助腕としての機能を有しているため武装の所持も可能。
オプションパーツに刺突用外装FREX-01-Bが存在する。
噴進後に機体から切り離すことで飛ばすことも可能だが完全に仕様外である。
FTEP-02 ソアシステム
肩側面に接続される高出力大型ブースター。
流線形の外装に、動作域の異なる3つの推進器を階段状に並べた特異な形状を持つ。
上から低速・高速・超高速での動作を得意とし、上段で吸気・圧縮した気流の余剰分を下段に流し込むことで、通常より高速・低速の状態でも効率よく動作させることが可能。
全ての推進器を常に適切な動作域で稼働させやすいため、同社の製品としては優れた燃費と高い加速性能を両立している。
また、燃料にはエネルギーインゴットをメインに固体燃料を併用可能。 事前に燃焼室に固体燃料を充填しておくことで、ロケットエンジンとして動作する。
接続方式はソケット式の簡単接続。 このため、360度の可動域を誇り、肩の動きと合わせてあらゆる方向に推力を変更することが出来る。
習熟すれば背面ブースターより使い勝手がよい反面、慣れるまでは上腕を動かすと推力が変わるおかしな挙動に振り回されると言われている。
改造キットを用いれば肩以外にも設置可能。
型番 |
FTEP-02 |
品名 |
ソアシステム |
種別 |
ブースター |
接続 |
肩(他部位改造キットあり) |
重量 |
2.3t |
動力 |
エネルギーインゴット、固体燃料 |
動作環境 |
陸:〇 空:〇 水:× |
代表製品:エンジン
FLEP-14 REWS-P7
メインエンジンとしての運用を想定されたエネルギーインゴット式の大型エンジン。
インゴットから効率的にエネルギーを抽出することで燃費を向上させている。
最大出力は抑え気味だが、最大トルクが高く加速性能が高い。
FLEP-15 LEG-H1
推進器用の小型エンジン。
REWS-P7を推進器用に小型化した製品。
FLEP-03 LEG-B3
クレイン飛翔システムに用いられている推進器用の小型エンジン。
高い出力とほどほどのトルクを持つ。燃費に優れた力持ち。
低速域での運用を前提としており、高速域においては燃費が悪化するため、高速飛行には適さない。
FTEP-5C TX-3
推進器用の小型複合エンジン。
燃費を犠牲にして高い出力を弾き出している。
エンジン内部に固形燃料が充填されており、固体燃料が存在する間はロケットエンジンとして動作する。
固形燃料が消費されると通常のエンジンとして動作を開始する。
ロケットエンジンで初速を確保しているが、本来は極超音速飛行での使用を目的としており、低速ではエネルギー効率が著しく悪い。
開発者曰く『うちはスポーツカー作ってるんじゃないんだよ、SSC(スーパーソニックカー)を作ってんだ』
代表製品:補助装置
FSEP-03 エネルギーインゴット自動装填装置
TX-3の燃費が悪いという要望から『なら補給すれば良いじゃん』と作られた補給装置。
空になったエネルギーインゴットを上部から排出すると同時に、下部から予備燃料を装填する単純な機構。
最大で予備のエネルギーインゴットを2本までセットすることが出来る。
※本製品に合わせて燃料室を改造する必要があります。
FCEP-01 センサークリーナーBlink
センサーに付着した水滴、砂塵などを瞬時に除去する装置。
閃光からセンサーを保護するシャッターとしての機能も有している。
頭部センサーアイに設置した際に、瞬きしているようにみえたためこの名が付けられた。
エンジン余熱・排熱調理器
戦場での待機時に料理を行うための調理器具セット。
鍋、鉄板、コップなどがセットになっており、効率的に熱を伝えられる熱伝導率の高い素材と構造。
余熱を用いて調理するため、燃料の削減・焚火等の煙による被発見を低減。
鍋や鉄板を置くための架台には、エンジンに合わせて幅を調整できる機能付き。
型番ルール
①②③-④⑤
①社名(F)
②企画企業名(K、T、S、E、R、C、L)
③公式識別子
④設計番号2桁
⑤バリエーション
設定管理:ゆきそら
-
-
-
最終更新:2021年08月09日 16:08