『ウルトラマン』に登場した数ある怪獣の中でも、スペシウム光線が通用しなかった最初の相手として有名。
中近東の伝説の町・バラージにやってきた科学特捜隊に襲い掛かり、ウルトラマンと激突。
ウルトラマンを苦戦させるが、ムラマツキャップの投げたバラージの青い石を受けて絶命した。 *1
その後、実に40年もの間登場する事は無かったが、『 ウルトラマンマックス』第11話「バラージの預言」にて再登場を果たした。
初代同様に磁力光線と大あごが武器でバラージの青い石が苦手。
磁力光線にはマクシウムカノンの溜め状態を無効化させる効果も持ち合わせている。
マックスを苦戦させるが、DASHが青い石を通して放ったビームを浴び弱体化、
マクシウムソードで片アゴを切断され、マクシウムカノンで倒された。
古代幻の王国バラージの遺跡から発見された石版には、
「バラージは謎の生物アントラーに滅ぼされた。四千年後、アントラーは蘇り自然を破壊する文明を襲うだろう」
と記されており、以前より扱いがスケールアップしている。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』にてババルウ星人のレイオニクスが操る怪獣として登場。
ゴモラの必殺技である超振動波も軽く弾く強固な外骨格と、強力な大顎と磁力光線で苦しめた。
レイオニックバーストとなったゴモラに顎を引き千切られるも、「真のレイオニクスバトル」を行っていたため、
その痛みにシンクロしたババルウ星人が悶絶し、回収して撤退したため倒される事はなかった。
その後再登場はしなかったが、漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャーNEO』にて、
過去の惑星ハマーに飛ばされた主人公の操る レッドキングとダメージが癒えないまま戦い、倒された事が描かれている。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ウルトラマンベリアル配下の怪獣として登場。
怪獣墓場で バルタン星人や ゼットンらと共に初代ウルトラマンを襲ったが、ウルトラアタック光線を受けて倒された。
続編『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でもゴモラ同様、没シーンにその姿が確認された。
『ウルトラマン列伝』39話ではハイパーゼットンが作り出した怪獣兵器として登場。
スフィアと融合したためなのかは不明だが、以前は効かなかったスペシウム光線が効き、そのまま爆死した。
『ウルトラマンギンガ』第9話ではイチノタニ建設の開発本部長、黒木知美がダークライブしたアントラー(SD)が登場。
磁力光線を使ってジャンナインを呼べない状況を作ったり
満足に動く事すら出来ないジャシュライン(SD)相手に終始優勢に立ち回ったりするなどの活躍をした。
映画『 劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』では、
閻魔獣ザイゴーグによって生み出された閻魔分身獣・ゴーグアントラーが登場。
背中に翅を持っており、その飛行能力で ウルトラマンティガ・スカイタイプと空中戦を展開した。
ランバルト光弾を避けていくが次第に追い詰められ、Xioのスカイマスケッティに翅を攻撃されて墜落。
更にパワータイプティガにパンチで大アゴをへし折られ、怯んだ所にゼペリオン光線を受けて倒された。
『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』では、バラージの町に似た廃墟に突如現れラッシュハンターズに襲い掛かった。
磁力光線の威力はここでも健在で、ハンター達の武器や動きを封じている。
なお、回想シーンで別個体が登場するが、プラズマソウルの色と箇所が違うのが分かる。
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