キャスター

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キャスター - (2012/01/19 (木) 11:50:25) の編集履歴(バックアップ)



「私を“魔女”と呼んだ者には、相応の罰を与えます」


プロフィール
身長:163cm/体重:51kg
スリーサイズ:B82/W57/H84(cm)
属性:中立・悪
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:紫
特技:奸計、模型作り
好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女
苦手なもの:筋肉ダルマ
CV:田中敦子

TYPE-MOONから販売されている18禁ゲーム『Fate/stay night』(PS2版は全年齢対応)および、
そのファンディスク『Fate/hollow ataraxia』に登場するキャラクター。
また上記の作品を題材としたカプコンから販売されている3D格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』にも登場しているが、
同人格闘ゲーム『FateSwordDance』には登場していない。

アニメ版等でのCVは田中敦子。『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』のボタニカや『うたわれるもの』のカルラ、
最近では『クイーンズブレイド』のクローデットと、何かとに縁のある人でもある。
ちなみにセイバーの声優である川澄とも、クイーンズブレイドをはじめよく競演していたりする。
格ゲーでは『ストⅢ3rd』の春麗や『MVC3』のトリッシュ(日本語音声版)を演じている。


生前偉大な功績をあげて死後においてもなお信仰の対象となった英雄が成る「英霊」と呼ばれる存在であり、
「キャスター(魔術師)」のサーヴァントとして第五次聖杯戦争にて召喚される。
聖杯戦争において三騎士(セイバー、アーチャーランサー)のクラスは「対魔力」スキルを持つため、
魔術師であるキャスターのクラスは「最弱」とされている。このため、キャスターのサーヴァントは「陣地作成」スキルを活用し、
拠点を設ける「待ち」の戦法をとることが基本であり、このキャスターも例のごとく拠点を作り、知略を駆使して暗躍する。
とはいえ、このキャスターは人間相手ならば第五次のサーヴァント中、最悪にして最高の成果をあげることができ、
教会のエリート部署に所属するシエルでも、「魔術協会の降霊科の最奥を入手して第七聖典で打ち込む」という
非常に困難な過程を経でもしなければ勝ち目が全く無いほどである。げに恐ろしきは「対魔力」であり、
キャスターに相性の悪い相手ばかり用意する聖杯戦争はバランス調整がおかしい言わざるを得ない
まあ本来の目的からするとバランスなんて考えられてなくて当然なのだが、そこは割愛。

紫を基調としたローブとフード、月の意匠を施した大きな杖が特徴的な女性。
ファンからの愛称は「キャス子」など。

+ 真名、能力など。ネタバレ注意
「真名」は、ギリシア神話に登場し、魔術を以て英雄を助け続けたコルキスの王女「メディア」。
『裏切りの魔女』とも呼ばれた神話上での役割はギリシア神話の本やギリシア悲劇に詳しい話が載っているためここでは割愛する。

+ この作品における「メディア」の経歴
この作品におけるメディアは、元々は清純な女性で心優しい性格をしていたが、
英雄イアソンを好んだ女神アテナによって心を操られ、神話における数々の非道を行わされていたという経歴がある。
操られた間にしでかしたしまった数々の罪で故郷には帰れなくなり、知らない間に夫になっていたイアソンにも罵られ捨てられ、
人々からも「自分たちが不幸である原因」として「魔女」と迫害されるようになってしまったことでグレてしまい、
「ふーん、いいわよーだ、こーなったらとことんまで落ちてやるー!」と悪に堕ちて人々を苦しめるようになる。
(とはいえ、悪意を持って接すると不幸になる「自業自得」の類の魔術しか使わなかったようだが)
元々悪女の素質はあったらしいが、そういった経歴から「魔女」と呼ばれるのが大嫌い。ついでにイケメンも嫌い。

言うまでも無いが、女神の気まぐれによりその状態にされてしまっただけであり、実際のところは一番の被害者といっても過言ではない。
女神の術が切れた後も、最早それ以外に生きる道が無かったのだから。
ライダーもそうだが、ギリシアの神は基本的に自分本位な存在で、そのせいで悪に叩き落されてしまう存在も多い。
逆にバーサーカーのように、自身とは全く関係ないところで恨みを買ったりして酷い目に遭わせられる事もある。
基本的にオリンポスの神々は人間の本質を極端に顕在したような存在で、自分の欲望に極めて忠実。
力を持った赤子のように自分の思いつきで行動をするので性質が凄まじく悪いが、
良くも悪くもその辺りの人間っぽさがギリシア神話の人気の一つでもある。

現代より遥かに魔術が優れ、魔法と大差なかった神代の魔術師であるため、現代人では発声不能な上級呪文言語「神言」を用いた魔術が使用可能。
魔法こそ習得していないものの、魔術師としての能力は魔法使いレベル。と、いうか現代の「魔法」の定義に沿わないため魔法使いと呼ばれないだけで、実質魔法使いと考えて差し支えない。
攻撃・妨害・防御・飛行・転移などの多種多様な魔術を超高レベルで使用する。
直接的な魔術の他に、魔術の道具の作成など魔術絡みの行動ならばほぼ万能にこなし「魔法」域の魔術さえ使用可能であり、
魔術師としての能力ならばある意味で現代の魔術師の誰よりも優れていると言える。
ただしサーヴァントは自分では魔力を殆ど作れず、さらに本来魔力を供給するべき現在のマスターは魔力を生成できないという状態だった。
このため、街中の人間から魔力を根城である土地に奪い蓄えており、蓄えた魔力の量はサーヴァントを複数使役したり大魔術を乱発してなお余りあるほど桁外れ。
また、スキル「高速神言」により、長い詠唱をかっとばして強力な魔術を連続使用することも出来る。
魔術師であるため、聖杯戦争のルールの隙を突き、サーヴァントであるにも関わらずアサシンを召喚するという反則技もやってのけた。
(ルール違反の弊害で、本来呼ばれるべきでない物が呼ばれてしまったが)

しかし肉体能力は低いため、白兵戦や超接近戦は苦手とする。
殴り合いでは(不意を突かれた上に魔術で強化していたとはいえ)人間の遠坂凛にすら負けていた。
(そもそも「魔術師が切り札として近接格闘を行う」という発想自体、コテコテの魔術師であるキャスターには無かったようだ)
ただし、自身の弱点は把握しているので、上の凛のようなトンデモ行為で不意を突かれでもしなければ、
ローブや空間転移を用いた変わり身や相手を足止めする伏兵を配置しておくなど、基本的に対処は可能。
作中では凛より断然格闘能力が高く、対魔力で守られているセイバーやアーチャーの近接攻撃にさらされても、離脱のみならず反撃すら行っている。

「宝具」は、自らの「裏切り」の伝説の象徴が具現化した対魔術宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
複雑な形状をした短剣であり、殺傷力は普通のナイフ程度だが、対象に刺すことで(宝具を除いた)魔術で出来たあらゆるモノを初期化するという効果を持つ。
何気にトンデモ宝具であり、使い魔の契約も軽く消去可能。さらに本人が卓越した魔術師であり、
強制的に契約を結びサーヴァントの絶対命令権である「令呪」を適用させることができるので、
事実上「当てたらサーヴァントを奪える」凶悪兵器と化している。

……まあ、肉体労働がとことん苦手なキャス子さんが他のサーヴァント相手にまともな手段でこれを当てられる筈もなく、
それ故に各ルートで策謀を巡らせる涙ぐましい努力をする事になるのだが。
展開によっては努力の甲斐あって、3体ものサーヴァントをその手に収めることもある。
また、原作の最終ルートであるルートでは、最後の最後でこの宝具がとても重要な役割を果たすことになる。
だがキャス子本人は全く活躍しない。

自身を召還したマスターを、召還されてから数日で見切りを付けて殺害しており、
現在のマスターは主人公達が通う学園の社会科教師で生徒会顧問「葛木宗一郎」。
+ 宗一郎の設定
無愛想で寡黙な人物だが、実直で生徒からの評判は悪くない。柳洞寺に居候している。
聖杯戦争とは無関係で魔力の生成もできないが、マスターを殺したことで消滅しかけていたキャスターと偶然出会い助けた後、
彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。キャスターはそんな葛木に対して、単なるマスターとサーヴァント以上の想いを寄せている。

特殊な戦闘技術「」の使い手。
左腕から繰り出されるあらぬ方向に曲がる拳と、ここぞというときに強烈なストレートを放つ右腕のコンビネーションで敵に攻撃する。
非常に変則的で、キャスターに魔術で拳を「強化」してもらうことにより、初見であればサーヴァントともまともにやりあえる。
その威力はセイバーをも封殺してしまうほど。彼は暗殺集団の道具として赤子の時に買われ、生まれた時から道具として育ち、
上記の技能を教え込まれて暗殺を行った。本来ならそのまま自決するところを、なぜかそうせず生き残ってしまった。
この辺の暗殺集団の背景は、いくらかに通ずる部分がある。

非常に空虚な人物であり、あらゆる行動を正邪を問わず肯定する。
ただ『Fate/hollow ataraxia』ではキャスターの事を守って生きたいと思い、自身の心境の変化も悪くないと感じているようだ。

町の霊脈が集まる柳洞寺を根城にして町中の人間から魔力(生命力)を奪い蓄えているため、
正義感の強い士郎・セイバー組とは序盤から良く衝突する。
士郎殺害件数も中々多く、中には死なせてもらえない生きた道具にされることもある。
そのバッドエンド後のオマケコーナーで「愛されるキャラになりたい」とか言っても説得力無いよ奥さん!
だが彼女、3ルートどれでも無数の武具でズタズタにされたり無数の剣でザクザクにされたり
剣でズンバラりと斬られたりと、ろくな死に方が出来ないキャラでもある。斬殺されることに定評のあるキャス子。
……でもなぜかステータスの幸運値はBと高い。どう見ても生前もその後も不幸です。

ちなみに、好きなもの:寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女、苦手なもの:筋肉ダルマ
葛木にゾッコンだったり、捕らえたセイバーや桜(アニメ版)を着替えさせたり、肉弾戦がからっきしだったりと実にわかりやすく行動に反映されている。
可愛い服を着るのは元々は自分の趣味だったようだが、生前の全盛期が二十代終盤だったため「キャスター」のサーヴァントとして現界した時点で
その年齢の時の姿に固定されており、自分が着ても似合わないという悲しい理由で他人の着せ替えを楽しんでいる。
ちなみに似合ってれば何でも良いらしく、男に可愛い服を着せることも可である言動がある。

スピンオフ作品『プリズマ☆イリヤ』では、(世界設定がそもそも異なるとはいえ)本気を出した彼女の凶悪さを拝むことができる。
本家ではこれに宝具がプラスされる上に、全体的な性能も上がっているのだから恐ろしい話である。
だが本当に恐ろしいのは、そんな彼女すら「ハズレ」扱いになる聖杯戦争のインフレっぷりかもしれない。

+ ステータス
筋力 E  魔力 A+
耐久 D  幸運 B
敏捷 C  宝具 C

魔術師らしく魔力と幸運が高く身体能力的な能力は低め。
なお、マスターが魔力を持たない一般人のため、ステータスが低下している可能性もある。
しかし、生前や作中を見るとどう考えても幸運Bはありえない…。
+ 素顔 imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (000.JPG)
素顔を知らない人や、始めて見た人の中には「大人になったレン」と勘違いする人も少なくない。
よく本編でも外部でも年増扱いされるが、それはそれとしてかなりの美人さんである。
性格は、魔術師らしく冷徹で狡猾。ただし異様にプライドも高く、感情的になる場面も多い。
その本質は純粋であり、一般人の柳堂一成にすら「悪人であろうとする善人だ」と見透かされている。
また生前が悲運と非業に満ちた波乱の人生だった所為か、見た目にそぐわない恋する乙女な側面も見せる。
また、『hollow ataraxia』や『タイガーころしあむ』では、頼ってきた相手には(なんだかんだと文句を言いつつも)真摯に対応していたり、
魔術の後輩である桜に様々な助言をしたりと、根は案外お人好しなのかもしれない。属性悪だけど。

趣味は奸計と模型作り。特にボトルシップがお気に入りのようであるが、模型ならなんでも作るらしく、
マスターグレード新作の発売日には模型店の行列に並ぶ彼女の姿が見られるとか。

ファンディスク『Fate/hollow ataraxia』では魔術師だけあって「在り得ない平和な日常」の違和感にもすぐに感づき調査を始めたが、
真相に近づくにつれ「真相を知ればこの日常は終わる」ということにも気づいたため途中で捜査を打ち切り、
遠坂凛から戸籍を買ってマスターと籍を入れて名実ともに新婚となったり、非常に献身的に葛木に尽くそうとしたり、
かつて得ることができなかったマスターとの穏やかな生活や平和な日常を堪能している。
この辺り柳堂一成の言った様に根が善人な所以なのだろう。

「皆さまぁ! わたくしはぁ!
葛木メディアでございますぅー!
葛――木――メ――ディ――――――」


少しは自重しろ若奥様。

『フェイト/タイガーころしあむ』シリーズでは葛木の授業を見てみたくなって、桜から制服を奪ってまで学校に侵入しようとしたり、
自称・正義の味方から力ちゃんもとい自分の杖を奪いかえそうとしたりしている。

+ unlimited codesにおいては
稼動当初こそ飛び道具を生かした射撃キャラだと思われていたものの、飛び道具持ちの中でも最優秀なわけではなかったり(こいつこいつのせい)、
飛び道具を連発しているだけではきつすぎる暴力的なリーチの持ち主たちのせいで、稼働早々弱キャラの烙印を押されてしまう。

しかし、彼女にも唯一生きる術があった。起き攻めである。
その起き攻めは、本作中どころか格ゲー界の中でも特におぞましい部類に入る強さを誇り、わからん殺しどころか熟練者でさえ翻弄する。
有名というか主軸なのは、相手の位置をサーチして雷を三発落とす飛び道具「轟雷(ユピテル・ロック)」を活用した起き攻めで、やり方は簡単。
相手のダウンに轟雷を重ね、そこからキャスターの取る行動次第でいくらでも相手を翻弄できる。

例を上げれば、テレポート技と組み合わせる起き攻めやジャンプを併用した起き攻め。
どちらも左右のガード方向の揺さぶり、いわゆる「表裏択」でジャンプならば
「相手を飛び越えるか、二段ジャンプで飛び越えると見せかけて釣るか」と言ったことができるし、
ワープも「相手をすり抜けるか、ワープをキャンセルして*1途中で停止するか」の二択で相手を揺さぶれる。
さらには中段技を組み合わせた起き攻めや、設置技との組み合わせなど、理不尽の領域に一部踏み込んでいる。
君が!死ぬまで!起き攻めをやめないッ!
他にも、ほぼ回避不能な凶悪な起き攻めが存在し、頭上から火球を降らせる「冥火(エトナ)」と投げを組み合わせた強烈無比な起き攻めが存在。
これは相手との間合いに左右されるのが欠点だが、相手のダウンに冥火を重ね、コチラは投げを狙いにいくというもの。
結果どうなるかと言うと、投げ抜けや解放をすれば硬直中に冥火が直撃し、投げられればそのままコンボに移行される。
だが、一部のキャラの昇龍では反撃される上に冥火もスカる。世の中早々おいしい話ばかりではない。

この起き攻めの強力さから、大会動画では「ダウンさせたら延々起き攻めを繰り返し、相手を封じ殺すキャスター」という光景が多々見られる。
「解放抜けすればいいじゃん」と思うかもしれないが、これがなかなかうまく出来ていて、うまいタイミングで開放しないと抜けることが出来ない。
まさに外道。

必殺技は「破壊すべき全ての符(ルールブレイカー)」以外は、ほぼゲームオリジナル。
ルールブレイカーは当身。ただ性能は非常に微妙で、飛び道具も取れない。アヴァロンに比べるとまさに雲泥の差。
相手の魔力ゲージをたまらなくすることができるが、ダメージ量も低くその後コンボもつながらない。
挙句の果てに、キャスターがダメージを受けると状態異常は解除されてしまう。
「コリュキオン」は、ゆっくり進み多段ヒットする球体を前面に放つ。どう見てもダークエンジェルです。本当にありがとうございました。
通常技からキャンセルで出すことこそできないものの、固めやコンボダメージの底上げには有用で、コンボパーツの一つとしてよく使用される。
「神官魔術式・灰の花嫁」は打撃技で、ヒットすると演出に移行、上空からビームを連射する。
判定が非常に広く、無敵もあるためキャスター唯一の切り返し技として重宝される。

だが、キャスターにはそれ以外の不安要素が多すぎた。
通常技は多少リーチがあるものの発生が遅く、飛び抜けて優秀な技も少ないので白兵戦には向かない。
また飛び道具も優秀かといえばそうではなく、相手を遠ざけ続けるには不安が残る。体力も少なく、まさに原作再現の如くなひ弱さ。
そう、格闘ゲームのキャラでありながら格闘が不得手なのだ。
格ゲーの歴史において前例がいないわけではないが、不幸にもこのゲームは世紀末聖杯戦争。
一度相手にペースを握られてしまったら、切り返すことも出来ずに紙装甲をズタズタにされてしまう。そうなれば、逆転は難しい。
また、縦に強い技がないため、空中から攻め立てるタイプの相手にも弱い。

その上、他のキャラがだいたい4000弱程度のダメージを与えられるループコンボを有するのに対し、
キャスターはノーゲージだとせいぜい2000強のダメージしか与えられない。
当然ゲージ回収率も低く、高ダメージを与える機会にはあまり恵まれない。
一応ループコンボはあるのだが、始動技が限られる上にこれをやるには、キャスターがもっとも避けたい白兵戦まで踏み込まねばならない。
そこに追い打ちをかけるように、キャスターはゲージへの依存度が高い。
起き攻めに必要な「轟雷」を出すにもゲージが必要だし、唯一の切り返し技「神官魔術式・灰の花嫁」も1ゲージを消費する。
他にも相手を遠ざけるためにアドバンシングガードを多用するためにゲージは使うし、ゲージへの依存度は英雄王並。
泣きっ面に蜂である。そのため、必然的に彼女を使う際は
「ワープなどで距離をとって白兵戦のリスクを避け、設置技と飛び道具、リーチが長い一部の技で相手を遠ざけ、事故を待つ」
というおおよそ格闘ゲームのセオリーとはかけ離れた戦術を行うハメになる。
対戦相手いわく「一度主導権を握れば楽だけど、ウザい」。もっともである。

ただ先述の項で低火力と言ったが、ゲージがある時のキャスターは実はこのゲーム1、2を争う高火力を叩き出せるコンボを持つ。
そのコンボの様子は異様で、相手はダウンすることも許されずに延々よろけ状態のままボコられる。
格ゲー界広しといえども、相手をダウンさせる前に30〜40Hit以上のヒット数を稼げるキャラは彼女と某カエルくらいのものだ。
…ダウン前に70HITどころか頑張ればダウンさせずに殺せるバスケットボールプレイヤーやダウンするときは宇宙からたたき落とされるアスリートなんかも居るには居るが。

キャラランクはもちろん最底辺。
ただ、起き攻めの苛烈さから「対戦カードとプレイヤー差に依存しやすい」と言われ、「ランク付け不能」というプレイヤーも多い。
そのため大会などでも起き攻めで相手を封殺し、上位に勝ち残るキャスターが時々現れる。なんと、かの『闘劇』にもキャスター使いがいたほど。

ちなみにストーリーモードでも不幸ではあるが、不幸ながらも彼女の想いが(一部)報われる結末を迎える。
ファンの間では「純愛ルート」と呼ばれている。

MUGENでは

ドロウィン氏が製作したものが存在する。
ただし2D格闘ゲームには出ていないため『風雲イリヤ城』のつくりものじ作画のちびキャラである。
もっとも、技は上記の『Fate/Unlimited codes』の技を元にしたものが豊富に搭載されており、
「冥火(エトナ(某ツルペタ魔神とは無関係))」や「轟雷(ユビテル・ロック)」などの攻撃魔術、
「瞬来(オキュペテー)」のテレポートを使いこなす中距離~遠距離キャラになっている。
また『風雲イリヤ城』で見せた、アサシン(こっちもちびキャラ)を召喚して攻撃する技も持っている。
大会ではこのアサシン召還を連発する上に「死ね」というボイスも発するため、タイミングによっては鬼のようにストライカー遣いが荒い人に見える事も…

最大の大技「破戒すべき全ての符」は、 投げを含む全ての攻撃に対するカウンター技 であり、
当てると ライフを問答無用で半分にしてゲージを空にする というとんでもない技になっている。

ゼクルス氏によるAIが製作、公開再開されていた。

出場大会

削除済み
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出演ストーリー



*1
このゲームにへ、ゲージを消費して相手の攻撃を弾くリフレクトガードというシステムがあり、要は『MELTY BLOOD』のシールドに近い。
しかし、このリフレクトガードは硬直キャンセルする機能も持っており、これを「リフレクトキャンセル」と呼ぶ。
『Fate/uc』のキャンセル手段の一つであり、このゲームを語る上で外せない要素の一つ。